無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
055-947-0842
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
創業以来、富士宮の麺を使用! 伊豆長岡へと受け継がれた姉妹の焼きそば
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
口コミが参考になったらフォローしよう
SaltyDog
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
SaltyDogさんの他のお店の口コミ
中華料理 ミッキー飯店(中野坂上、中野新橋、西新宿五丁目 / 中華料理、ラーメン)
秋田ばる七尾(西荻窪 / 郷土料理、日本酒バー)
ヤキソバ酒場(新大久保、大久保、西武新宿 / 焼きそば、居酒屋)
龍艶閣(入谷、三ノ輪、浅草(つくばEXP) / 四川料理、火鍋、居酒屋)
キッチン きらく(神保町、新御茶ノ水、竹橋 / スイーツ、カレー、ラーメン)
Minatoya 3(乃木坂、六本木、青山一丁目 / そば、立ち食いそば)
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
あいざわ
|
---|---|
ジャンル | お好み焼き |
予約・ お問い合わせ |
055-947-0842 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
伊豆長岡駅から705m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
|
貸切 |
可 |
---|
利用シーン |
|
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
富士市の焼きそばと言えば、思わぬところで思わぬ出会いがあった。今年2月のカラッと晴れた日曜日。バイクで伊豆の山中にある世界遺産、韮山反射炉を訪れたあとのことだ。
昼食を食べに向かったのは、伊豆長岡の住宅街にある「あいざわ」というお好み焼き屋だ。韮山・伊豆長岡から修善寺に掛けての狩野川流域は、ネットで調べても焼きそばの情報がほとんどない。この店も口コミはゼロ。でもお好み焼き屋だから焼きそばは提供しているはずと思って訪ねてみた。
このエリアにもお好み焼き屋は幾つかあるが、その中でもここ「あいざわ」を選んだのには理由がある。Googleのストリートマップで外観を確認したところ、暖簾の文字が「焼そば」だったのだ。お好み焼き屋なのにわざわざ焼きそばを暖簾に掲げるということは、何かしら特徴があるに違いない。
事前情報が全くないので、定休日も営業時間も分からないまま訪問。午前11時過ぎに通りがかった時には閉まっていた。「日曜は休みなのかなー」と30分くらい時間を潰して再訪したら今度はちゃんと営業していた。ほっとしつつ件の暖簾を潜る。
店内はこじんまりしていて、上品な感じの女将さんが一人で切り盛りしていた。客席は鉄板テーブル、4人掛けテーブル、2人掛けテーブルがそれぞれ1卓ずつの合計3卓。開店直後で先客なし。ついメニューの写真を撮り忘れてしまったが、お好み焼きと焼きそば、餃子が売り物だった。注文したのはミックス焼きそばの大、680円。
女将さんが調理しながら、キャベツの焼き加減や玉子の硬さ、ふりかけを掛けていいか、などを訊いてくる。「お好み屋なんだから、お客さんの好みを聞いた方がよい」と息子さんに言われたそうだ。なるほど、確かにお好みで焼くからお好み焼きなんだよな。
でてきた焼きそばは期待以上の盛り具合。蒸し麺と豚肉、イカ、キャベツを炒めて、脇には紅生姜を添え、目玉焼きと青海苔、だし粉がトッピングされている。静岡ではお馴染みのスタイルだ。
麺を引っ張り出してみると、なんとなく見覚えがある。「あれ?これって富士宮の……?」と女将さんに確認してみると、ドンピシャだった。なんとマルモ食品の焼きそば麺を使っているそうだ。店内のマルモ食品の幟にもそこで気付いた。ここからさらに話が意外な展開に進んでゆく。
こちら「あいざわ」の女将さんは、富士市吉原の「さくらい焼きそば店」の実の妹さんとのこと。昭和32年創業のさくらい焼きそば店は富士宮系では最も古い焼きそば専門店だ。昭和61年にこちらのお店「あいざわ」を始める際、その「さくらい焼きそば店」を営むお姉さんから焼き方など教わったという。
それ以来、麺は富士宮のマルモ食品からわざわざ取り寄せているそうだ。B1グランプリで優勝してから、伊豆でも富士宮やきそばを売る店は現れたが、創業から32年間も使っているのは恐らくこちらだけだろう。
また、当ブログで2015年に「さくらい焼きそば店」を紹介した際、一年半ほど休業していたと書いた。その休業の際に暖簾を譲り受け、屋号の表記だけを差し替えて使っているとのこと。なるほど、それで焼きそばの暖簾だったのか!数奇な出会いに、焼きそば好きとして一方的に感動してしまった。
富士市吉原の「さくらい焼きそば店」は、残念ながら復帰からしばらくして店を締めたそうだ。無くなってしまったのは寂しいが、その味がこうして伊豆長岡で受け継がれていると知って嬉しくなる。こういうのが地道に食べ歩く醍醐味なんだよなあ。
油はゴマ油を使っていて、まろやかなソース味。味付けをやや薄めにしているのは、年配になった常連さんの血圧を考えてのことらしい。ソースとマヨネーズを渡されたので、ソースを少し後がけしてみた。爽やかな酸味が、目玉焼きやだし粉に合う。歴史の重みを感じる、味わい深い焼きそばだ。
「昔とおんなじ味だって言われます」と女将さんが笑いながら仰った。良いものは変わらなくて良いと思う。富士と中伊豆を繋ぐ姉妹の焼きそば。今後も末永く同じ味でいて欲しい。