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ただ美しく端正
1年半ぶりのあさば。
通算で10回近く行っている、好きな宿。
本サイトの旅館部門でも断トツの一位で、日本を代表する旅館。
巷で日本の旅館御三家と言われるのが、「東のあさば、京の俵屋、西の玉の湯」。
他の2つは泊まったことないですが、こちらについて東日本一番というのは、個人的にも首肯する次第。
今回泊まった部屋は、唯一空いていた鉄仙。
2番目に安い部屋なのかな。
それでも、税込みで一人5万円くらいしますが。(汗)
ただGWでも平日と同じ料金なのが、有難い。
その部屋はあさばで唯一、能舞台側ではなくて道路側にあり、とても風情ある内庭が付いています。
塀を隔てた道路を通る車の音は時折するものの、すごく落ち着く部屋でした。
前日まで京都にいたのですが、京都の風情を独占したような錯覚に。
男女入れ替えの露天風呂は、池にある藤が丁度咲いていて、とてもいいな。
新緑に包まれた湯浴みは、風情がある。
菖蒲の葉を浮かべて菖蒲湯にしてるのも、日本の文化・伝統を大切にするあさばさんらしい。
広大な池の向こうに佇む能舞台含め、非日常という言葉がこれ程相応しい宿はないだろうなぁと思わせる、唯一無二のあさばワールド。
本当に素晴らしい。
で、食べログなので、食事の話を。
当日の夕食は、以下になります。
〇夕食
*食前酒
*空豆すり流し
*白魚から揚げ
*薫風盛肴(とこぶし・たけのこ木の芽味噌和え・からし菜と海老のお浸し)
*田芹・山独活・わらび・太刀魚 吸鍋
*地魚造り(鯛・あおり烏賊)
*さわら炭火焼き
*新玉ねぎ含め煮
*穴子黒米ずし
*帆立桜海老 野蒜(のびる) 衣揚げ
*はまぐりご飯
*ブラマンジェ
*よもぎアイス・生姜のアイス
相変わらず、素晴らしい夕食。
いわゆる高級食材は用いずシンプルだけど、素材に拘り、品の良い味付けで実に美味しい。
地味に見えますが、滋味深いのですよ。
あさばの真骨頂。
まずは、邪気を払い延命を祈念する菖蒲酒から。
こういう日本文化を守る姿勢が、ほんと良い。
春の名物である太刀魚の吸鍋は、脂が乗った太刀魚が、とてつもなく美味しい。
昆布と鰹節で取った出汁に、その脂が出て、汁の美味しさにも悶絶。
苦みある田芹が春の味を運び、名物と言われるだけはある鍋。
空豆のすり流しも、空豆のほっくりした味が出ていて、とても美味しい。
木の芽味噌さえも、繊細さを宿し、滋味深い味。
驚いたのが、新玉ねぎの含め煮。
すごく柔らかくとろとろに仕上がっており、玉ねぎの甘さが存分に引き出されてる。
出汁にも少し甘みを付けて、玉ねぎの甘さとバランスを取っているので、全体が円やかに仕上がってる。
さわらは、少し火入れが深くてジューシーさが少なかったものの、皮目の焼き加減が見事。
すごく香ばしくて、でも焦げた苦みが無くて、皮ぎしの脂が溶けて素晴らしい旨み。
桜エビの衣をまとった帆立も美味しかった。
すごく肉厚の帆立は、中心部がレアの絶妙な揚げ加減。
香ばしい桜エビと帆立の甘みが良い対比になっていて、とても美味しい。
穴子黒米寿しはこちらの一番の名物と言われますが、今回も個人的にはそれ程ツボではなく・・。
ツメのコクに深みが足りないのと、提供温度が低いので穴子の脂の甘みが立ってないのが・・・。
まあ、まずまず美味しいことは美味しいですが。
はまぐりご飯の、はまぐりの大きさがスゴイ。沼津で採れた地はまぐり。じゅわんとした旨みがタマラナイ。
何気にふきのとう味噌も入っていて、その苦みも良いな。
ブラマンジェは、とろとろの仕上がりで、いつもながら素晴らしい。
置いておくと15分ほどで溶けてしまう、ぎりぎりのまとめ方。
春の料理を頂いたのは初めてですが、春も良いなーとしみじみ思う。
そして、朝食も相変わらず素晴らしい。
内容は以下になります。
*木の芽味噌田楽
*小松菜の胡麻浸し
*出汁巻き玉子
*鯵の干物
*若竹煮
*釜揚げしらす
*海苔
*しじみの味噌汁
*ご飯 香の物
*甘夏
*丹波黒豆のお汁粉
白眉はやっぱり、出汁巻き玉子。
出汁をたっぷり含んだ玉子は、ぷるんぷるん♪
置いてると出汁が滲み出る程で、無茶苦茶ジューシー。
若竹煮も良かった。
甘みが程よくて、ワカメはしゃっきりだし、有名日本料理店に勝るとも劣らない(マジで)。
しじみの味噌汁も、しじみの旨みが出てるし、味噌が濃くないのも嬉しい。
羽釜で炊いたご飯は、今回はやや柔らかめの炊きあがりで、少し残念。
美味しいことは美味しいのですが。
甘味の、丹波黒豆を使ったお汁粉にも感動。
円やかなコクが、とてつもなく深い。
こういう正しく美味しい日本の朝食を頂ける幸せ。
サービスも良かったな。
穏やかで気が利いていて。
あさばさんのサービスは、ほんと良くなりました。
今回も大満足。
命の洗濯を出来る非日常の世界は、何物にも代えがたい。
ご馳走様でしたー。
ただ美しく端正
【2015年9月訪問】
日本を代表する旅館。
久しぶりだなぁという感じはあったものの、振り返ると5年振り。
月日が経つのは早いものです。(汗)
毎年のように通っていた時期もあったので、通算では7~8回目くらいの訪問になるでしょうか。
今回も部屋は山吹。
少し値上がりして一泊43000円(税別)でした。
相変わらず色々なところにきちんと手を入れているのか、古びたところを感じさせない清潔な館内。
むしろ新しくなっているかのよう。
その中で、能舞台だけが変わらぬ威厳を湛えてる。
旅館自体については、初回レビュー時に書き尽くした感があるので、料理の話を簡単に。
前回と同じころに訪れたたため、内容はかなり似ています。
基本的に完成された料理を供するこの宿は、季節ごとのメニューがほぼ決まってる。
夏は鮎塩焼き・鮎ご飯・鯵叩き吸い鍋、春は太刀魚とせりの鍋・たけのこ菜のり揚げ、冬は天城しゃもたたき鍋・玉丼。
そして秋は鱧と松茸の鍋。
ただ去年くらいに、長年勤めた料理長が定年退職して41歳の若い方が後を継いだので、料理もすこしずつ変わっていく可能性はあります。
今回の料理は以下になります。
*銀杏と小柱 素揚げ
*長月盛り肴 蛸柔らか煮 栗渋皮煮 いくら 衣かつぎ 豚のつけ焼き
*鱧と松茸の吸い鍋
*地魚造り 平目 赤いか 実山椒
*天城しゃも炭焼き
*白だつ 菊花胡麻和え
*魳(かます) あられ揚げ
*穴子黒米ずし
*折戸茄子田楽
*松茸ご飯
*ブラマンジェ
*ソルベ2種 焼き茄子 グランマニエ
実は今回、久しぶりに伺うにあたり、個人的に懸念している点が二つほどありました。
一つは前述のように、この宿の定評ある料理を作り上げた料理長が変わったこと(新しい料理長も長年こちらで研鑽を積んではいますが)。
もうひとつは、都内の日本料理のレベルが上がったこととそういう店に伺う機会が増えたため、自分の中で日本料理の基準が高くなってる可能性があること。
なので、料理に関し以前ほど楽しめない可能性があるかも?と。
しかし、そういったことは全くの杞憂でした。
素材をそのまま切り取ったような圧倒的な力強さは、まさにここでしか頂けないもの。
前料理長の時よりもそれは強くなっているような気が。
その分若さが出ている感もあるものの、グイグイと引き込まれるような料理の数々に感服。
もちろん、気になる点がなかったわけではない。
白だつは流れ的に胡麻和えより以前の酢の物が良かったなーとか、天城しゃもは低温調理で素晴らしい弾力だけど、もう少し温度が高くても・・とか、穴子黒米ずしは相変わらず穴子の柔らかさが若干足りないなーとか。(うるさくてスイマセン・・)。
しかし、そういったことも気にならない全体としての圧倒的力。
レビュータイトルはあえて前回から変えていませんが、端正さに力強さが加わって、凄みさえ感じます。
都内の一流店が霞む唯一無二の料理。
そして朝食。
内容的にほぼ変わっていませんが、やはり美味しい。
特に出し巻玉子。
本当にふわふわ♪
評判が良い日本料理店で出し巻玉子を食べる機会がありますが、それらが束になっても敵わない出来に唸る。
自分の中で日本料理の経験を少し積んだ分、逆にこちらの凄さをより感じることが出来ました。
サービスも以前より良くなってます。
仲居さんが比較的若い方に変わり丁寧になった感があるのと、従業員への教育がよりしっかりした感がある。
大女将から、ホテル(オークラ)出身の若女将に代替わりが進み、良くなったのかも。
この辺りは、以前のある意味肩の凝らない接客が良いと感じる人もいるかも知れないので一概に言えません。
しかし、名旅館あさばで一番弱いのがサービスだと感じていた私には、とても好ましく映りました。
今回やや風邪気味だったのですが、顔色が良くないのに気付いて、かりん湯を作ってくれたりして、かなり心に響いた。
以前であれば、多分そういう気遣いは無かった気がする。良くも悪くもマイペースというのがあさばの仲居さん全般に言える印象だったので。
もちろん今回は偶々良い仲居さんに当たった可能性もありますが、館内で会う他の従業員の方々も以前よりしっかりしている気がした。
そして何より、日本文化の粋を体現しているあの独特の空気感は、やはり筆舌に尽くし難いものがある。
しばらく来なかったことを激しく後悔。
来年の夏に好きな鮎を食べに来ることを誓って帰途に。
お世話になりましたー。
※前回より点数を上げました(4.5→5.0)
【2010年9月訪問】
初めて来た時、桃源郷という言葉を、ふと思いました。
緑に覆われた山を背景にして佇む能舞台、その前に広がる大きな池、流れ落ちる滝。
鷺やカワセミなどの鳥が何処からともなくついっと現れ、また去っていく様。
うつつでは無いような景色。
ただ、時が過ぎるのも忘れて、飽かずに見入っておりました。
そして、部屋。
華美なものは何もなく、ただ端正。
そして、夏になれば、障子を葦戸に変えたり、七夕飾りをするなど、日本の伝統的な季節毎の行事・設えを大切にしています。
料理。
飾り気のない、一見地味に見える料理が、頂くと驚くほど美味しい。
温泉旅館の枠を超えた、日本文化の一端を凝縮したような世界。
感動と言うより、嘆息する他ありませんでした。
それから、背伸びを承知で、たまに伺っております。
いつも一番か二番目に安い部屋ですが・・・。
今回は、中秋の名月の時に伺いました。
部屋は、「山吹」。
能舞台は見えませんが、目の前は一面の緑。
竹林を望む部屋風呂もあって、結構好きな部屋です。
この日はとても暑かったのですが、池が有るせいか、緑が多いせいか、宿の中は心持ち涼しいような・・。。
露天風呂に入っていても、そよ風が心地よく、何も考えず自然に身を預ける、至福の時を過ごしました。
さて、食事の話を。
今回伺った時の献立は、以下になります。
○夕食
*銀杏
*胡麻豆腐
*盛り肴 (菊花和え・いくら・ぜんまい・巻海老・地鶏付け焼き・尻高)
*鱧松茸吸鍋
*お造り 鯛・赤いか
*地きんめつけ焼き 加茂茄子田楽
*白だつ(ずいき)の酢のもの
*鮑床(とこぶし?) 石川芋の揚げもの
*穴子黒米ずし
*冬瓜 白金豚 炊合せ
*松茸ご飯
*デザート(ブラマンジェ・くずきり・メロンから選択)
*アイスクリーム (焼き茄子・生姜)
季節なので松茸は出ますが、いわゆる高級素材が並ぶ訳ではありません。
ただ、素材を吟味して、とても丁寧に作っています。
例えば白だつは、捨てることも多い里芋などの茎です(所謂ずいき)。
これをしゃきしゃきに仕上げて、酢も醸造酢ではなくて、柑橘類を使って柔らかい味で食べさせる。
脂の乗った地きんめを食べた後では、ほっとするというか、心に響く美味しさとなります。
炊合せの白金豚は一度揚げてあり、脂がカリッとしています。
その香ばしさが、出汁が浸みた冬瓜の優しい味を際立たせてくれる、まさに炊合せの妙を感じさせてくれる逸品。
お造りも、烏賊がねっとりして、とても美味しい。「ああ、烏賊ってこんなに美味しいのか。」 と感嘆させられます。
そして、加茂茄子田楽や石川芋の滋味。
言葉も出ません。
さらに、ブラマンジェ。
かろうじて形を保っているくらいやわやわで、口に含むと儚く消える。
絶品です。
また、焼き茄子のアイスは、本当に焼き茄子の味がして、そういう興趣に富む遊び心もあったり・・・。
和食の奥深さを、心に刻み込む一夜。
○朝食
*青菜のおひたし
*生麩の田楽
*白和え
*出汁巻き玉子
*茄子煮浸し
*焼き魚(メヒカリの干物)
*梨・ぶどう
*ご飯・しじみの味噌汁・浅漬け
*一口しるこ
干物は、大衆魚のメヒカリですが、食べてみると脂が乗ってホロっと柔らかく、とても美味しい。
身が柔らかい魚なので、干物にしても固くならない一方、適度に旨みが凝縮されるようです。
名前に捕らわれず、実質本位の美味しさを提供してくれます。
他のメニューも、いわゆるお惣菜ですが、しみじみ美味しい。
優しくスッと入ってくる味ですが、それって案外難しかったりしますし、朝食にはそれこそが嬉しいです。
そして何より、ご飯の美味しさと言ったら!
日本の文化と伝統の素晴らしさを体感できる温泉旅館。
値段が値段ですし、前述のように目に見える豪華さは有りません。
なので、合う合わないがあるとは思いますが、感性が合えば、感動の一夜を過ごせると思います。
さて、また行けるように、仕事がんばらなくっちゃ(笑)。
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きゅいそん
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店名 |
あさば
|
---|---|
ジャンル | 料理旅館、郷土料理、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5570-8848 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺駅から南西に約3km、 修善寺駅から2,619m |
営業時間 |
|
予算 |
¥50,000~¥59,999 ¥30,000~¥39,999 |
予算(口コミ集計) |
¥100,000~
¥60,000~¥79,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、AMEX、Diners、Master、JCB) 電子マネー不可 |
席数 |
16席 (16部屋) |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
貸切 |
可 (20人以下可、20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、ライブ・生演奏あり、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり、英語メニューあり、朝食・モーニングあり、アレルギー表示あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可 |
お子様連れ |
子供可、お子様メニューあり |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1675年 |
電話番号 |
0558-72-7000 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
日本一との呼び声も高い名旅館。
実際、本サイトの旅館部門でも断トツ一位です。
約2年ぶりに訪問。
通算では10回目くらいかな?
超久しぶりに鮎の季節を狙って。
梅雨時の曇り空で少し蒸し暑いものの、時折吹く風が涼しい修善寺。
夏の波を表した暖簾をくぐると、前を池、後ろに山の緑を従えた能舞台が、威厳のある佇まいを見せる。
一番多く泊まっている山吹の部屋に投宿。
現在2番目に安い部屋ですが(汗)、それでも一人税込みで6万円ほどと結構なお値段ではあります。
とはいえ、上質な設えはとても落ち着くし、あさばワールドと評される非日常の世界は唯一無二。
食べログなので、食事の話を。
こちらの宿は、季節ごとに名物があり、それはずっと変わっていない。
春の太刀魚と田芹の吸鍋、夏の鮎炭火焼きと鮎ごはん、秋の鱧と松茸の吸鍋、冬の天城軍鶏たたき鍋。
それぞれ良さがあるものの、個人的には夏と春の料理が好きかな。秋も好きかも。
この日の夕食は、以下になります。
*もろこしすり流し もろこしかき揚げ 豆あじからあげ
*前菜三種(毛蟹土佐酢ジュレ掛け 平貝ゆかり煮 いちじく胡麻和え)
*鯵たたき吸鍋
*地魚造り(クエ あおりいかの実山椒和え)
*狩野川鮎 炭火焼き
*アメーラトマト含め煮
*穴子黒米ずし
*冬瓜 天城軍鶏スープ煮
*あゆごはん
*甘味(ブランマンジェを選択)
*アイス みかんとハチミツ 万願寺とうがらし
相変わらず、素晴らしい。
いわゆる高級素材(今なら鮑、雲丹、鰻など)を使わずに、ここまで説得力のある感動的な料理を頂けることに感服する。
素材の質が良いのと、調理の完成度が高いのが理由。
完成度が高いのは、季節ごとの献立をずっと変えないことも所以かも。
都内とかのレストランと違って、そんなに頻繁にリピートはしないという旅館の特性を踏まえた上でのマンネリというか継続性。良い意味で。
それに、部屋数と同じくらいの数の料理人がいると以前聞いたことがあります。
都内のお店で、そんなこと出来ないですよね。
それだけ手間も掛けられる。
最初のとうもろこしのすり流しから感動。
甘さが半端ない。
こういう何気ない料理が美味しいのが嬉しい。
鮎と並ぶ夏の名物、鯵のたたき吸鍋も美味しい。
造りだと、ハタの旨みにも悶絶。
鮎の炭火焼きは特に素晴らしかった。
この日は、伊豆の狩野川の鮎。
はらわたの旨みと身のふっくら加減が最高で、頭の焼き具合も最高。
少し前に都内で食べた松〇の鮎を凌駕してた感さえある。
それ以外の料理も、しみじみ滋味深い。
アメーラトマトの品の良い甘さに唸り、天城軍鶏スープ煮の濃厚にも目を細める。
唯一それ程感銘を受けなかったのは、穴子黒米寿司(此方の名物なのですが・・)かな。
ちょっとツメに濃厚さが足りず、穴子の旨みを引き出せてないんですよね。
ただそれ以外は、全て感動したと言っても良いくらい。
繰り返しますが、ほんと素晴らしい。
朝ごはんも良い。
シンプルな朝食ながら、茄子の胡麻煮なんてものが、とてつもなく美味しい。
ゴマの風味が出すぎずに、あっさりながら胡麻の甘みと茄子の甘みがあってる。
出汁巻き玉子の美味しさは、だれもが認めるし。
正しい日本の朝食。
ご飯もコメ粒が立っていて、美味しいし。
デザートのスイカジュースの甘さにも驚いた。
質がほんと高い。
ちなみに、朝ごはんの献立は以下になります。
*野菜の白和え
*青菜のお浸し
*茄子の胡麻煮
*出汁巻き玉子
*鯵の開き
*ご飯 シジミの味噌汁 香の物 海苔 しらす
高価な宿ではあります。
しかしながら、最近は都内の飲食店でも4~5万くらい取られる場合があることを考えると、割安。
宿泊と朝ごはんまで付いてるのだから。
しかもどれもとても質が高いし、この世界観は前述のように唯一無二と言える非日常。
サービスもとても感じが良いし、癒される。
まさに命の選択。
そんなこんなで、今回も大満足。
ご馳走様でしたー。