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国登録有形文化財・旧木村家住宅主家「迎賓館 木村屋敷」の入り口です。
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重厚なドアですね。「本当にカフェがあるのかな?」そんな不安を抱きなら入りました。
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宮内庁御用達の「ロイヤル珈琲」です。
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こちらがメニューです。
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落ち着いた雰囲気の店内です。
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素晴らしい建物ですね。
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500円で館内の見学が出来るようです。
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「まぼろしの皇族の茶室」についての説明...敷地の外にありました。
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明治・大正・昭和の実業王;木村久寿弥太氏のプロフィールが書かれていました。
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河津駅近くのそばの庄 こまき屋で食事をした後、散歩がてら歩いてかわづ菖蒲園に行きました。しかし、残念ながら菖蒲はまだ咲いていませんでした。
そこから更に歩いて、河津バガテル公園に行きました。
河津バガテル公園を散策した後、歩いて今井浜東急リゾートに向かいました。
その途中で、「木村屋敷 カフェ」という小さな看板を見つけました。
車だったら、間違い無く見過ごしてしまっていたような小さな看板でした。
その看板の案内に従って、水路沿いの砂利道を歩いて行くと古めかしい洋館が見えて来ました。
門の手前には、「まぼろしの皇族の茶室」と題した掲示板がありました。
『当屋敷は「秩父宮様のお茶室」として、この河津の地にて旧三井財閥総師・団琢磨男爵と共に旧三井財閥の重鎮だった木村久寿弥太氏が建設したものと思われます。』
と書かれてありました。
この案内文に興味をそそられ、門の中に入ってみました。
そこは、殆ど手入れされていない庭園でした。その先に、昔の豪華さを偲ばせる家屋がありました。
その入り口には、大きく立派な扉があり、しっかりとしまっているようでした。
その左脇に、「木村屋敷 カフェ」の案内の印刷物が置かれていましたので、どうやらカフェはやっているようでしたが、あまりに静かで、扉の向こうにカフェがあるとはちょっと想像出来ませんでした。
扉を引くと開きました。恐る恐る中に入ると、そこは玄関になっていて、台の上に呼び鈴がありました。
思い切って呼び鈴を押すと、中から若い女性が出て来ました。
「こちらでお茶が出来るのですか?」
ちょっと間の抜けた質問をしてしまいました。
「ええ。スリッパに履き替えて、奥へどうぞ!」とその女性。
案内されたのは、庭園に面した応接間。
そこが喫茶室になっていました。
当然ながら、お客さんは誰もいません。
庭園には滝もあり、水の流れ落ちる音が、辺りの静寂の中で耳に心地よく響きました。
テーブルに座り、宮内庁御用達というロイヤル珈琲をお願いしました。
一つは、珈琲セットにして頂きました。
店内には立派な調度品が置かれていました。
暖炉の上には、木村久寿弥太氏のプロフィールの説明が長々と書かれていました。
そんな店内を眺めていると、ロイヤル珈琲が運ばれて来ました。
面白いと思ったのが、コーヒーカップとお菓子です。
100円ショップで売られているような安物でした。
お菓子も、この地のお土産物屋で売られているようなものでした。
友人と、
「宮内庁御用達の珈琲なら、カップもこだわって、ロイヤルコペンハーゲンにでもすれば良いのに」
などと話し合いながら、珈琲を頂きました。
ちょっと酸味はありますが、まろやかな珈琲でした。
「皇族の方々は、こんな味の珈琲をお飲みになっているのか・・・」
この雰囲気ならば、一杯千円でも高いとは感じないと思います。
折角、こんなリッチな雰囲気の場所に来たのですので、むしろ高い珈琲のほうが雰囲気に合っているような気がしました。
2杯目からは200円で飲めるとのことですので、商売気は全くないようですね。
また、500円で、館内の見学も出来るようですね。僕らは、次がありましたので、見学はお願いしませんでしたが、500円で館内の見学も良いですね。
このカフェは殆ど方は知らないでしょうから、本を持ち込んで、水の落ちる音を聞きながら、ゆっくりと読書をするには最高ですね。
癒しの空間です。
河津バガテル公園に行く途中にありますので、興味を持たれた方は是非覘いてみてください。
車でのドライブの途中に寄るのも良いかもしれませんよ。
(2013.04.28 2:30pm〜)