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朝食も大満足!たまに贅沢するならこんな宿!という感じです。
伊豆の山海の幸満載の夕食。素晴らしい宿です!
今回の東伊豆へのショートトリップの宿は、今井浜海岸にあるこちらの宿を利用することにしました。
旅行の頻度が減っている分、多少は贅沢をしようということで宿を選んだのですが、その選択をすると、感染防止に対する対応度合いもそれ(贅沢度合い)に応じてアップするので、そこは願ったり叶ったりみたいなところがあります。
今や宿に対する評判は、ネット上に質量ともに十分なものが落ちているので、そのチョイスを誤らなければ、大きく外すことはないのですが、当宿は、滞在型の施設として、我々の希望をかなり叶えてくれそうな宿だったので、決めることにしました。
当宿を運営しているのは、株式会社小野写真館。
茨城県ひたちなか市に本社を置き、関東・東海1都4県(茨城県、千葉県、神奈川県、静岡県)でフォトスタジオ事業、ブライダル事業、成人振袖事業などを展開する企業ですので、全くの異業種参入ということになります。
当宿は、2006年(平成18年)に地元の個人経営者が土地活用の一環として始めた旅館です。
僅か4部屋で定員9名という高級旅館で、旅館としてはかなり個性的な宿ですが、そのきめ細かなサービスや上質の空間の提供、地場の素材を生かした料理等が利用者の評判を呼び、予約の取れない旅館として有名な存在に上り詰めました。
創業者は55歳の時に着業し、10年間やって、上手くいったらご子息に後を継がせたい思いだったそうですが、なかなか思うようにはいかないものです。
2人いたご子息は、共にサラリーマンを続けていく道、家族重視の考えを変えられずに、仕方なく、後継者へのバトンタッチを断念するに至ります。
それで選んだのがM&Aの道。
いくつかのM&Aのプラットフォームに登録する中で、とあるプラットフォームを通じて小野写真館社とのご縁が出来たようです。
それが成約して小野写真館社が経営を引き継いだのが、2020年10月のこと。
新型コロナ禍の渦中での旅館M&Aだったことになり、小野写真館社も思い切った買物をしたものだと思います。
当宿は、伊豆急行線の今井浜海岸駅から目と鼻の先にあります。
駅を降りるとすぐに当店の案内看板が出ていますので、それに従って坂道を登っていくと、宿の正面玄関に出ます。
チェックインは14時からですが、電車の時間があるので、15時を過ぎた時間帯にチェックインしました。
宿の前に着くと、中からスタッフさんが出て来て、中に迎え入れてくれます。
すぐにちょっとした小部屋に通されて、簡単なチェックイン手続きを済ませると、抹茶と冷たい自家製わらび餅でもてなしてくれます。
予約した客室は、2階にありますが、部屋はベッドルーム+1室で、それに加えて広々としたテラスがあり、海が見下ろせる絶景が広がります。
海上には利島や三宅島、新島などがハッキリと見えました。
テラスにはテーブル席のほかハンモックが吊るされています。
部屋付きの露天風呂もあって、海を見ながら、ゆったりと寛げます。
湯上がりに心地良い海風に吹かれてハンモックで揺られると、極上の気分ですね。
部屋には、ネスプレッソマシンが備え付けなので、無料で美味しいコーヒーを楽しむことも出来ます。
夕食は、1階にある個室の食事処で18時又は18時半の選択になりますので、18時をチョイスしました。
夕食プランは、ノーマルプランにしましたが、ホームページ予約特典の5,000ポイント(5,000円相当)のクーポンがあるので、追加料理で伊勢エビの鬼殻焼きを注文しました。
時間になったので入室しますが、この食事処、窓からは今井浜海岸が見下ろせる絶景の部屋です。
室内には、既に前菜盛り合わせと食前酒が用意されていました。
そして、前菜盛り合わせがとても素晴らしい。
海老の手毬寿司、牛肉の八幡巻き、とうきびの天ぷら、じゅんさいの梅酒流し、鴨ロースのクリームチーズ巻きなど、食材の旬への意識も行き届いた珠玉の前菜でした。
ドリンクは地ビールを注文して喉を潤します。
我々はお酒には特別なこだわりが無いのですが、ドリンクリストを見ても、ワインや焼酎、日本酒については地場産のものを取り入れており、しかもお値段はなかなかリーズナブルなので、しっかり飲みたい人でも満足出来るラインナップだと思います。
お椀は、じゅんさいと牡丹鱧のお吸い物でした。牡丹鱧は、鱧に葛粉をまぶしてから湯通ししたものですが、白牡丹のような見た目と同様ふんわりとした食感で、梅肉と合わせて食べると何とも言えない幸せな気持ちになります。じゅんさいとの取り合わせもいいですね。
お造り盛り合わせは、伊勢海老が丸々1尾入るほか、イサキ、カンパチ、金目鯛、サザエのラインナップ。
しかも魚は1人3〜4切れはあるボリュームです。
伊勢海老はまだ生きており、ピクピクしていましたし、活きのいい旬の魚介ですので、申し分ありません。
わさびも、地元産の沢わさびを自分ですり下ろすこだわり様で、大満足のお造りでした。
続くのは追加注文した伊勢海老の鬼殻焼きですが、これもカリカリに焼かれた甲羅に張り付いたりぷりぷりの身を箸で剥がしながら食べるのが最高ですね。
軽く醤油で下味をつけてますが、素材の味が堪能出来ました。
料理は、酢の物(貝柱ときゅうりの梅酢)、蒸し物(冬瓜の蟹あんかけ)を挟んで、伊豆牛の鉄板焼きへと進みます。
伊豆牛は、伊豆の国市のひらい牧場で肥育される交雑種のブランド牛肉で、流通量が少ないので、なかなかお目にかかれない希少価値のある牛肉です。
塩とわさびをメインにいただきましたが、脂肪の刺さり具合が交雑種らしく程よい感じで、赤身の味もしっかり楽しめました。
とても美味しかったです。
〆の食事は、焼魚をお供にいただきますが、この日は金目鯛の味噌漬けでした。
その金目鯛の味噌漬けは、ミディアムレアに焼かれてしっとしたソフトな味わいで、金目鯛の脂と西京味噌が合わさって焼ける甘い香りも絶品です。
アサリの赤だしも美味しく、〆でもついごはんを食べ過ぎてしまうくらいでした。
デザートは塩あずきのジェラートで、これもあずきの塩味が心地良くてとても美味しかったのですが、さらにサービスで自家製プリンを夜食用に部屋に持たせてくれました。
このプリン、パッケージも凝っていたのですが、素朴ながらなかなかの味でした。
夕食後は、テレビを見て、さらにひと風呂浴びて早めに就寝しましたが、ほんと心から寛ぐことが出来ました。
今回の我々のプランは、1泊2食付きで@36,300円。
宿泊料は、部屋や曜日によって異なるので、詳しくはHPで確認いただけたらと思いますが、色んな人に勧めたくなる素晴らしい宿でした。
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店名 |
咲楽(さくら)
|
---|---|
ジャンル | 旅館・民宿 |
予約・ お問い合わせ |
0558-32-3001 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
今井浜海岸駅から34m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 |
貸切 |
可 |
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利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ホームページ | |
初投稿者 | |
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今井浜海岸へのショートトリップで宿泊したこちらの宿、前夜は、部屋付きの温泉でゆったりと寛ぎ、さらに珠玉の料理のオンパレードだった夕食を堪能して素晴らしい1日を過ごせました。
宿には部屋付き風呂のほかに貸切温泉やマッサージチェア備付けの癒し処もあるので、本来ならそこで寛げると良かったのですが、新型コロナの感染防止のため利用停止となっていたのが唯一の誤算でした。
翌朝は、いつものように早起きした私は、朝風呂を浴びて、テラスで寛ぎます。
気候が暑からず寒からずで絶好だったこともありますが、やはり潮風に当たりながらハンモックで本を読むのは最高ですね。
こんな贅沢をしていると、俗世間に戻るのが嫌になります。
朝食は、前夜と同じ食事処でとることになります。
個室の食事処は、部屋数と同じ4部屋あって、本来なら夕食と朝食は別の部屋へ案内するそうなのですが、これも新型コロナ感染防止対策の一環で、同じ部屋の利用としているとのことでした。
それでも、我々の使用した部屋は、「百日紅」という部屋で、今井浜海岸が見渡せる素晴らしい眺望の部屋だったので、全く不足はありません。
当宿の朝食時間は、旅館の朝食タイムとしてはちょっと遅めの8時半または9時からのチョイスで、チェックイン時に指定することになります。
当然8時半をチョイスしてその時間に食事処に向かいます。
話が前後しますが、当宿の素晴らしいところの一つに、過度に干渉しないサービスというのがあります。
基本的なコンセプトとしてプライベート空間の重視ということを掲げており、ルームサービスを始め各種のサービスは客から要望がない限り行っていません。
部屋を4部屋にとどめているのも、客同士が接触する機会も極力無いように配慮した結果らしいです。
偶然だとは思いますが、この点は、新型コロナ対策としても効果を発揮しますよね。
なので、初日は、チェックインすると次は夕食時間まで完全フリーですし、夕食を終えると「次は明日の朝8時半にこちらにお越しください。」と告げられるだけです。
もちろん、宿選びの時にこのコンセプトに共感したこともあったのですが、実際に利用してみると、この点も実に素晴らしかったです。
部屋を出て1階まで降りていくとスタッフさんが階下で出迎えてくれ、食事処まで誘ってくれます。
食事処に入ると、卓上には小鉢のセットとジュースが置かれていました。
爽やかな朝日が差し込む部屋にとても馴染む小鉢とジュースですね。
小鉢は、筑前煮、しらすおろし、今井浜で採れたひじき、牛肉しぐれ煮、かまぼこと河津産のわさび漬けのラインナップですが、それぞれが個性的でバランスも良く、とても美味しかったです。
特に地場のものをしっかり使って地産地消を心がけているのが素晴らしいですね。
ジュースも、乳酸菌入り夏みかんのジュースでここにもこだわりを感じます。
次いで、サラダとまいかのお造りが出されますが、サラダにはわさびドレッシングがかかっており、とても爽やかで美味しいです。
まいかのお造りも、柔らかくて、すだちと本わさびを絡めて食べると、とろけるようです。
この後は、ごはんタイムとなり、ごはんのほか、伊豆の宿の朝食としては定番の鯵の干物、そして、前夜食べた伊勢海老で出汁をとった豪華な伊勢海老の味噌汁が添えられます。
鯵の干物は、ほんと美味しいですよね。
以前、福岡で勤務していた時に、福岡で食べる鯵の干物は、福岡で水揚げされたものが沼津で加工されて沼津産と名前が変わって福岡に逆輸入されると聞いたことがありましたが、ここではそんな野暮なことは言わないことにしましょう。
小ぶりの鯵なので、ほぼ丸々いただけますが、脂が乗って、その脂の焼けた風味は最高ですね。
ごはんもとても美味しかったですが、いくらでもお代わりしたくなりますね。
伊勢海老の味噌汁は、ほんと伊勢海老の風味が汁に染み出しています。
とても贅沢な一品で、目と舌の両方で味わえるのがいいですね。
朝食タイムにもデザートが付き、自家製のフルーツヨーグルトが出されました。
ドリンクは、2人ともホットコーヒーをチョイスしました。
自家製フルーツヨーグルトは、はちみつで味が整えられていますが、乳脂肪の風味がしっかりと感じられます。
巷には低脂肪や無脂肪ヨーグルトなどがさかんに売られていますが、やはり自然に近いヨーグルトが一番美味しいのは言うまでもないですよね。
キウイ、オレンジ、ブルーベリーのフルーツもよく絡まって、とても美味しいヨーグルトでした。
全体として、とてもレベルの高い朝食で、ゆったりとしたモーニングタイムを堪能出来ました。
そんなことで、あっという間に過ぎ去った2日間でしたが、スタッフさんのつかず離れずかつ心のこもった接客も素晴らしく、とても満足のいくひと時を過ごすことが出来ました。
天候に恵まれたこともありましたが、景色、料理、サービス、温泉・・・と三拍子と四拍子も揃った宿で、多くの人におすすめしたいです。
週7日のうち4日程度しか営業しておらず、予約の取れない宿とも聞いていましたが、今回はスムーズに予約が取れ、空室情報を見ても、緊急事態宣言が明ける(予定の)8月22日以降でも空室はかなり残っています。
たまには、あくせくした俗世間を離れてゆったりするのもいいと思いますよ!