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店名 |
cafe TATI(タチ)
|
---|---|
ジャンル | カフェ、ケーキ、パン |
お問い合わせ |
0557-36-3732 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR伊東駅より徒歩約12分 伊東駅から742m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
16席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 5台(うち2台は軽自動車用) |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2003年9月21日 |
備考 |
【2010年4月 伊東市銀座元町6-21 市川ビル1Fより移転】 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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山吹色の夕暮れの記憶。
それは神隠しもどきにあった、子供の自分の記憶。
何故かどうしてか私は伊東のこの店の
近所まで来ることは来るのにどうしても
目指すこちらにたどり着けずにいた。
神隠しにでも合ったのかな・・・って、カフェ、が?私が?
現在を生きる者の考えとしてはまともではないかもしれないが
実際伊豆の南端にある鵜島城跡地の公園で私は
山城の名残の鬱蒼とした森の不気味さに飲まれるような迷子をした経験がある。
あの時のぬるまっこい気温、消え行く茜色の脆弱な光。
この世とあの世の境界線を見たような気がしたものだった。
この記憶がある歌の詞に沿っていた。
若かりし日の谷川俊太郎氏の力のある詩に
林光氏が幽玄なまでの曲を付けた日本歌曲だ。
誰があかりを消すのだろう
夕暮
あんなに静かにやさしい手で
空の全部にさわっていって
恋人たちは知っている
二人の愛が消すのだと
子供たちは知っている
みんなの歌が消すのだと
だが 私は 知らない
誰があかりを消すのだろう
夕暮
それは私のお父さんではない
それは私の愛する人でもない
それは風でも思い出でもない
誰があかりを消すのだろう
夕暮
私が夜を欲しい時
私が夜を憎む時
誰があかりを消すのだろう
かつて、この歌を口ずさむ先には熱海のCAFE KICHIがあった・・・ここは独特の照明が闇夜を照らし上げるような雰囲気が好きだ。
熱海・伊東方面にはこのようなミステリアスなカフェが多いのだろうか。
ある日の昼下がり、伊東のここをとうとう探し当て、歌の師匠に導かれて行ってみると
神社の側の小路を入っていくというけっこうわかりづらいところという他は
自然体で寛げる、細かな所までセンスの行き届いた場所だった。
入り口に器量善しのケーキが並ぶ。
それぞれ、果物で色とりどりにおめかしする。
でもこの日私が頼んだのはシンプルに焼かれたチーズケーキ。
甘さの優しい、程よいコクと濃さがきちんとある。
きちんと勉強してある、そんな安心感と経験に奢らないカフェを作り出していく上の創意工夫がある。
飲み物は温かいジャスミンティー・・・硝子の器の向こうに蜷川実花的世界が広がる本格派。
私たちが腰掛けた席は足踏みミシンであったもの。
瓶に詰めてあるドライフルーツは見せるインテリア。
ただ明るいだけのセンスに収まらない雰囲気は昼だけの利用ではもったいないようにも思える。
師匠はテラス席がお気に入りの場所だそう・・・次回は是非そこへ。
そして美味しいと評判の食事をいただきたい・・・神隠しの潜む、夕暮れまでの時間を豊かなものにするために。
出来ればワインが欲しいさ、なあ。
夕暮は大きな書物だ
すべてがそこに書いてある
始まることや
終わることや
始まりも終わりもしないページの中に
と、谷川俊太郎氏も言っている。
そんな歌を口ずさみながら
東伊豆海岸線を家路に向かう、ことにする。