宿はボロイが料理はウマイ（観光案内所のパンフレットより） : 小浜食堂

【2012.10.30再訪】
やっと超繁忙期が過ぎたこの日、高校時代の同級生と伊豆方面まで一泊して釣りに出かけることになりました。
初日の昼に再びこちらに寄って昼食。この日は平日なのに結構お客さんが入っていますね。なんでも観光バスでやって来た方々だそうです。なので私たちは普段は宿になっている二階に案内されました。
新しくメニューに「海鮮丼(1300円)」が加わっていたのでこれを注文。待つことしばし…

団体さんがいたので出てくるのに時間がかかるのではないかと思いましたが、食材を大量に仕入れて仕込みも十分にしてあったのでしょう、私たちの海鮮丼は待たされることなく出てきました。鯵、鯛、サヨリ、アオリイカの他、マグロ、ハマチ、しらす、甘海老など具沢山。ご飯の上に敷いてある岩海苔の香りが良いｗ

さすが港町で食べる生魚は旨い。特に鯵。以前食べた鯵たたき定食同様とても新鮮で、身が引き締まって適度な歯ごたえがあって旨い。
具の内容と鮮度を考えると、やはり内陸に比べるとリーズナブルなものを食べることが出来ますねｗ


【2012.06.05再訪】
前回の西伊豆遠征では大したものが釣れなかったので、リベンジのために再びやってきました。今回も大したものは釣れませんでしたが、天気が良く、気分をリフレッシュすることが出来ました。
再びこちらで昼飯ですｗ

今回は「カサゴ煮付定食(1260円)」。
カサゴは二尾も付けてくれます。既に煮付けてあるものを温め直しているのではなく、一から作ってくれます。なので煮付ける時間が約18分かかりますが、待つ価値あります。

私は自分でも釣った魚を煮付ける事がありますが、なかなかこれが思うように行きません。魚が大きすぎたり、あるいは小さすぎたりすると、料理本に書いてあるレシピ通りでは適度に煮付けられないのですね。プロはその辺のさじ加減が違うということでしょうか。

魚は20㎝弱の大きさのものが二尾。これくらいのサイズが最も美味しくいただけます。
身に味がしっかりと染み込んでいるのに硬くならずプリプリしています。煮汁も甘すぎず適度でご飯が進みますね。最後の方はご飯が足りなくなりましたよ＾＾

これに味噌汁、香の物が付いてこの値段ならリーズナブルです。
伊豆はどこに行っても観光地価格で、何を食べても高いものです。戸田も“高足ガニ”が有名で、この店でももちろん食べることが出来ますが、これを食べると一人当たり1万円以上すっ飛んで行きます。
私はそれよりも、こうした素朴な定食がお勧め。それでも決して安い食事ではないけれど、価格相応以上に新鮮で美味しい食事をいただくことが出来ます。


【2012.05.18再訪】
釣りの2日目。
この店は15年以上前、足繁く西伊豆方面に釣りに通っていた頃から何度もお邪魔しています。朝早くから釣りをして、疲れた頃に昼飯をここで食べるのが楽しみでした。民宿もやっていて、何度か泊まったこともあります。
今では沼津市と合併してしまったこの地域ですが、以前戸田村だった頃に村の観光案内所でもらった民宿のパンフレットには、タイトルでも書いたように“宿はボロイが料理はウマイ！”と堂々と書いてあって笑いました。しかしそれは本当で、宿はお世辞にも綺麗とは言えない…いやむしろボロイと言った方が正確なものでしたが、料理はリーズナブルな価格で新鮮な海鮮料理を食べさせてくれました。一度お祝い事を兼ねて仕事の相棒と釣りに来た時、奮発して注文した船盛は素晴しく豪華なもので、市場から直接仕込んでくる魚介類は鮮度も抜群。大変満足しました。

さて今回はお昼ですので、定食メニューで。
店先でお客さんの案内をしている女性は私のことを覚えてくれていたようです。相変わらず気さくな接客がありがたい。

15年以上前のメニューに比べると、内容もかなり変っていました。ずっと前は煮魚の定食はありませんでしたが、今では「カサゴの煮付け」や「金目鯛の煮付け」などがあります。そして非常に不思議なことに鯵のたたきが無かったのですが、今はメニューに書かれていました。恐らく要望が多いのでしょう。今回はその「鯵たたき定食(1600円)」で。

調理係の男性は私と同い年くらいでしょうか。当時は助手をしていましたが、代替わりしたようですね。お互いに歳をとったものです。客席からは奥の調理場が見えるのですが、調理は非常に丁寧。2匹の鯵を使って美しく仕上てくれます。
そして出てきたのが写真のもの。
こちらの鯵たたきは、浅葱や生姜と和えてしまうのではなく、鯵の身を極めて薄く刻んだものに、薬味を自分で好みに合わせて適量加えながらいただくもの。やはり漁港の、しかも市場から直接入ってくる鯵は新鮮そのもの。身に弾力があり、噛むほどに味が感じられます。見た目以上に量があるので、最後はご飯が足りなくなりました。

この後近くの温泉を使った共同浴場『壱の湯』に入りに行きました。平日の真昼間なので貸しきり状態ｗ
西伊豆は東伊豆と違って開発されすぎていないので、そのひなびた雰囲気がなんとも言えず良いですね。海水浴シーズンさえ外せば大混雑しないところも良いですｗ