味も雰囲気も好きな三島の鰻の名店 : うなぎ 桜家

約6年振り3回目の桜家です。
3回連続で非常に満足したので評価を4.0→4.5に上げます。

今回は平日の16時半頃に到着したところ、店頭には営業は17時からとの表示がありました。
どうしようかと思っていると中から店員さんが出てこられて「あと10分くらいで案内できます」との事で、注文も受け付けてくれました。

その場で注文をして、店の脇を流れる源兵衛川沿いに設けられた休憩所で暫く待っていると、10分もしないうちに店員さんが呼びに来て店内に案内してくれました。
過去2回は2階の座敷に案内されましたが、今回は初めて1階のテーブル席でした。
座敷の雰囲気も好きですが、年季の入った木のテーブルと座面が畳になった椅子も良い感じです。

注文したのは以下の通りです。
・白焼き小：3,300円
・重箱1匹：4,800円
・桜屋 特別純米：880円

鰻のサイズ表記は以前は2枚、3枚、4枚と言っていたのが、1匹、1匹半、2匹の表記に変わっていました。
白焼きは大小の表記ですが、小は1匹の2/3くらいの量でした。
また、日本酒も国香、磯自慢等の地酒は以前から並んでいましたが、今回はそれらに加えて、店名を冠したオリジナルの日本酒がありました。

まず最初は白焼きと日本酒の組み合わせを楽しみました。
程よく脂を落として焼き上げた白焼きはふっくらと柔らかく、山葵と醤油でいただくと日本酒との相性は抜群でした。
静岡だけあって山葵も素晴らしいです。

白焼きを半分くらいいただいたところで重箱を声がけすると、丁度白焼きを食べ終わった絶妙のタイミングで到着しました。
日本酒は重箱用にお猪口2杯分くらい残しておきました。

重箱の蒲焼きは炭火で炙られたタレが香ばしく食欲をそそりました。
実はふわふわと柔らかく、タレはやや辛口で鰻にしてはあっさりした味でいくらでも食べられそうです。
（現に以前4枚（2匹）を完食した経験あり）

私は東京、千葉、静岡、名古屋、関西等色々なところで鰻を食べており、地域によって少しずつ味付け焼き方が異なるのが面白いのですが、こちらの鰻は私の好みに合い大変美味しいと思います。

埼玉から三島は少し距離がありますが、美味しい鰻をいただきにまた行こうと思います。

約一年振りの訪問です。

鰻が食べたくなった時、東京にも美味しいお店は沢山あるのですが、何故か妙にこちらのお店が印象に残っていて再訪しました。
味も店の雰囲気も私の好みに合うみたいです。

今回は平日でしたが、それでも10時半で既に名前を書く紙は2枚目でした。
今回も真夏の天気の良い日で、店の傍を流れる源兵衛川のせせらぎ眺めながら待っていると、店から鰻を焼く煙が漂ってきて、何とも良い風情でした。

11時に開店して暫くして呼ばれ、今回も二階の座敷に通されました。
二人でう巻きを一つ、白焼きを一枚頼んで、静岡の地酒、国香を飲み、鰻重の2枚をいただきました。

鰻重はふっくらと柔らかく、軽く、香りが良く、期待通りの美味しさでした。
う巻きと、白焼も酒の肴に最高でした。

わざわざ埼玉から出掛けて行った価値がありました。

三島にある鰻の有名店です。

所用があり三島近郊に行った際、せっかくなので時間を作って行ってみました。
お店の場所はJR三島駅から伊豆箱根鉄道で一駅の三島広小路駅から徒歩1分位です。

私は三島駅から歩いて行って、帰りは三島広小路から電車で帰りました。
三島駅からは徒歩15分位、楽寿園を抜けて、源兵衛川沿いを歩いて行ったのですが、緑と水辺を歩いて中々気持ちの良い散歩道でした。

お店に着いたのは開店30分前の10時30分位でしたが、その時点で既に70組目位でした。
お店の前にある紙に名前を書いて、辺りで待つ事にしました。

お店の脇は源兵衛川が流れ、川沿いには木陰のベンチもあったのでそこで座って待つ事にしました。
この日は8月の真夏日でしたが、川沿いの木陰は気持ち良く、本を読みながらのんびり待ちました。

なお、こちらは予約も可能なようで、予約すればそれ程待たずに入れるみたいです。
(予約すると順番待ちの紙に予め名前を書いておいて貰えるようです)
あまり知られていないのか、予約しないで長時間待っている人が大半でしたが…。

結局、2時間待って12時半頃ようやく入店できました。
お店は風情のある木造3階建ての日本家屋で、1階はテーブル席、私が通された2階は座敷の大広間でした。

店の裏手に面した窓際の席だったので、外の緑を眺めながら、ゆっくり食事を楽しめました。
尚、座敷のテーブルは一組づつ離してくれるので、周りを気にせず寛げます。

メニューは、うな重が、鰻2枚3,750円、3枚4,950円、4枚6,000円とあります。
うな丼もあり、値段はうな重と同じですが、鰻4枚はありません。
蒲焼き、白焼き、うざく等の一品料理もあります。

白焼きで日本酒でもいただいてからうな重とも思いましたが、ここはガッツリうなぎをいただきたかったので、お酒は無しでうな重の4枚を注文しました。
出てきたうな重4枚は、重箱は通常サイズですが、鰻は通常の2倍(2匹分)使ってあり、ご飯の上に鰻を少しずらして2枚づつ重ねて載せてあります。
なかなかインパクトのある見た目です。

三島で鰻を食べるのは初めてですが、焼き方は東京風に蒸して焼いてあるようです。
細かい違いはあるのかもしれませんが…。

味付けは東京に比べると甘味が少ない辛口のタレで、うなぎにしてはあっさりした味でした。
お店の紹介によると、この味を「かるみ」と表現するらしいですが、そこはよく分かりませんでした。
うなぎ4枚も食べられるかなと思いましたが、あっさりした味付けもあって完食する事ができました。

すっかり満腹になって店の外に出ると、13時半くらいにも関わらず、相変わらずもの凄い人が待っています。
飲食店で2時間待ったのは初めてだった気がしましたが、旅先ならこれも良い思い出です。

また2時間待って食べる気にはなりませんが、またいつか三島に来る機会があれば、電話予約して行ってみようと思います。