「生しらすの漬け丼」が期待以上に旨い! サイズが違う、身のハリが違う。一艘曳きの威力を舌で感じる。 : 田子の浦港 漁協食堂

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3.7

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味3.7
  • サービス3.2
  • 雰囲気3.7
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
2021/08訪問1回目

3.7

  • 料理・味3.7
  • サービス3.2
  • 雰囲気3.7
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

「生しらすの漬け丼」が期待以上に旨い! サイズが違う、身のハリが違う。一艘曳きの威力を舌で感じる。

[静岡県富士市]
2021/8/29(日)
田子の浦漁港にある、漁協直営の海鮮食堂。
名物「生しらす丼」を求めて訪れた。

場所は… 東名・富士インターを下りて、国道ではなく県道で「富士・田子の浦港」方面へ。
港大通りを道なりに南下、東海道本線・新幹線・国道1号のガードをくぐったら「富士埠頭」へ右折。
田子の浦港の大きな看板が見えたら左折、しばらく走って左手に漁港食堂が見えてくる。
富士ICから5km。比較的広い駐車場あり。定休日なし、ランチタイムのみ営業。

公共交通の場合、JR東海道本線の吉原駅が最寄りとなるが、バスがないのでタクシー利用となる。
徒歩35分ほど(2.6km)、港を眺めながらのウォーキングも悪くないかも…

「田子の浦に 打ち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」
百人一首、山部赤人… 誰もが、何となく聞いたことがあるのでは。
ここ田子の浦は、富士山を真正面に望む、古くからの景勝地。
特に冬であれば、港を前景に、富士を背景とした壮大な一枚絵を満喫できる(夏は富士山見えません)

いまは製紙を中心とする工業都市・富士市の一角、
工業港の一部に、小さな漁港が併設されている感じではあるが、
富士山の景色だけは、奈良時代から変わらないのだと思えば感慨深い。

駿河湾においては、しらすの旬は夏となる(1月中旬〜3月中旬は禁漁)
前夜から早朝にかけ、雨が降ったり、風が吹いて海が荒れた場合は
漁に出られないので、生しらすにお目に掛かることは難しい。
ただ その場合も、高性能冷凍庫で鮮度よく保管されたしらすがあるので、
あまり悲観せず、訪ねてみることをお勧めしたい。

いかにも市場らしい大屋根の下に、長机とベンチが複数列設置されている。
間隔を十分あけて座っても、40〜50名は座れるように思う。
全席禁煙。もちろんBGM無し。

オープンスペースで、席間隔も十分に取られており「密」とは無縁の空間。
椅子は、すべて海に向かって並べられており、感染症対策に配慮されている。
ときおり漁船が入ってくるのも、風情たっぷりだ。

メニューは以下のような感じ。
〔しらす丼〕生しらす丼、釜揚げしらす丼、ハーフ丼
      赤富士丼(漬けしらす)、しらすユッケ丼、春のいぶき丼(天かす入り)
      日替わり丼、ニジマス丼、レインボーキャビア丼
〔刺身〕  各種盛り合わせ
〔揚げ物〕 たみこちゃん(コロッケ)、黒はんぺん揚げ

丼は食券を購入し、窓口で受け取るセルフサービス制。
刺身と揚げ物は、それぞれ別に窓口が用意されており、現金で支払う。テイクアウトOK。
丼の大盛は¥100増し。

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■赤富士丼(並¥900)※税込10%
船上で「漬け」にした生しらすに、味付けした卵黄をトッピング。
おろし生姜の風味でいただく一杯。味噌汁つき。

丼を受け取って、まず驚愕。
しらすではなく「白魚」じゃないかと思うような… 立派なサイズの生しらす!
こんなに大きく、そして透明感のあるしらすは、本当に生まれて初めて見た。

食べてみると、まず「ハリ」が違う。
しらすに抱いていたイメージが覆される、この弾力!

通常の漁法、二艘曳き(にそうびき)においては、長時間 漁網の中に滞留するしらすがあるのに比べ、
田子の浦で行われる一艘曳きは、ごく短時間で網から船上へ移されるので、
(漁獲効率は悪いものの)鮮度の良さに定評があるという。
…こうした説明を聞くより、まず食べてみると、違いが分かると思う。

赤富士丼のしらすはヅケになっており、既に味付けされているので、醤油を掛ける必要がない。
卵黄をトロリと崩し、そのままかき込めば、間違いなく幸せが訪れる。
(単なる卵黄ではなく、味付け卵黄というのも手が込んでいる)
さらにさらに、「おろし生姜」の香りが見事にハマる。

味噌汁の方にも、たっぷりとしらすが入っている。
こちらは見慣れたサイズのしらすであるが、出汁としても、そのパワーを遺憾なく発揮する。
味噌汁の具として しらすが入っているのは珍しいと思うが、
旨味がよく抽出されており、これは家庭でも試す価値があると思う。

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■たみこちゃん(¥150)
田子の浦の三島コロッケ、略して「た・み・こ」
※三島コロッケ …箱根西麓で採れるじゃがいもを100%使用したコロッケのこと。
  地味ではあるが、三島市のご当地グルメとして親しまれている。

本品は、田子の浦(富士市)と三島市のコラボ的な商品。
三島コロッケの定義を満たしつつ、田子の浦で獲れたしらすを混ぜ込んでいる、というわけ。

最初に買いに行ったときは品切れだったが、ちょうど追加分を揚げているところで
5分ほど待ったあと、まさに揚げたてを購入することが出来た。
揚げたてのコロッケ… 美味しくないわけがない!
ヤケドに注意しつつかぶりつくと、じゃがいもの中からしらすがお目見え。
ほんのりと、しらすの塩気が感じられ、派手さはないが美味しいコロッケだと感じた。
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これまでの人生で、生しらすがこんなに美味しいと思ったのは、本当に初めて。
今度は、別窓口で販売されていた 刺身の盛り合わせにも手を伸ばしてみたい。

  • 田子の浦港 漁協食堂 - 赤富士丼(並¥900)。船上で「漬け」にした生しらす、味付け卵黄・生姜をトッピング

    赤富士丼(並¥900)。船上で「漬け」にした生しらす、味付け卵黄・生姜をトッピング

  • 田子の浦港 漁協食堂 - 味付けされた卵黄が乗っているので、醤油は不要。そのままでちょうど美味しい

    味付けされた卵黄が乗っているので、醤油は不要。そのままでちょうど美味しい

  • 田子の浦港 漁協食堂 - しらすというより「白魚」に近い印象。サイズが大きい分、食感も堂々としてます

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - シラスの透明感! ぷりぷりで、何といっても「ハリ」が違います

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 味噌汁にも釜揚げシラスを惜しみなく使用。一口飲んで、出汁の濃さを感じます

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 三島特産じゃがいも×田子の浦しらす。ほのかな塩気を、ポテトのマイルドさが包みます

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 揚げたてのアツアツだから、美味しくないわけがない~

    揚げたてのアツアツだから、美味しくないわけがない~

  • 田子の浦港 漁協食堂 - 田子の浦しらすコロッケ(¥150)。田子の浦の三島コロッケということで、略称「たみこ」ちゃん

    田子の浦しらすコロッケ(¥150)。田子の浦の三島コロッケということで、略称「たみこ」ちゃん

  • 田子の浦港 漁協食堂 - 大漁旗に迎えられて、券売機へ。コロッケは別窓口(この右側)

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 海に向かって食す。十分広いスペースが確保されており、三密とは無縁の空間だ

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 食べている間にも、目の前で漁船が出入りして風情満点

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 田子の浦漁港。広大な工業港の一角が、漁港にあてられている

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 富士は製紙の町。この貨物船は、紙の原料を運んできたのだろうか

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 港湾道路をかっ飛ばし、田子の浦漁港食堂に到着。この雰囲気、結構好きです~

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 「田子の浦しらす」はシャンパンやコニャック同様、地理的表示が認められたブランド品

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - 生しらす・釜揚げしらすを主力としつつ、富士宮のニジマス「紅富士」や、ニジマスのキャビアも味わえる

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  • 田子の浦港 漁協食堂 - しらすを傷つけず、新鮮なまま水揚げする漁法が強み。漁場が近いのが最大のアドバンテージ

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店舗基本情報

店名
田子の浦港 漁協食堂
ジャンル 海鮮丼、海鮮、食堂
お問い合わせ

0545-61-1004

予約可否

予約不可

売切れ終了
10名様以上から予約可

住所

静岡県富士市前田字新田866-6

交通手段

JR新富士駅より、田子浦地区コミュニティバス「しおかぜ」で約20分、前田新田東下車(月~土曜日 1日8往復)
JR新富士駅よりタクシーで約10分
東名富士ICから車で約20分

吉原駅から1,170m

営業時間
    • 10:30 - 13:30

      L.O. 13:30

  • ■ 営業時間
    売切れ次第終了
    4月1日~11月30日

    ■ 定休日
    みなと祭り、お盆(8月13~16日)、しらす祭り(9月22・23日)の日は休業

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

サービス料・
チャージ

席・設備

席数

70席

(3席会議卓25卓)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

別途漁協入口脇に喫煙所有

駐車場

約50台

空間・設備

席が広い、オープンテラスあり

メニュー

ドリンク

日本酒あり

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

景色がきれい、海が見える

サービス

ペット可

お子様連れ

子供可

ホームページ

http://tagonoura-gyokyo.jp/

オープン日

2009年10月10日

初投稿者

神林静神林静(23)

最近の編集者

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