関西風うなぎ蒲焼、白焼、しっぽ焼　再訪 : 炭焼うなぎ あおいや

---2018年1月の口コミ---
初回訪問は2005年。最近のニュースを見ていると鰻稚魚の2018年採捕量は前年の100分の1で歴史的不漁だそうです。まぁ当然、夏前に高騰するわなぁ。最近の都内の鰻屋だと\4,000以上がザラなんだから世も末。接待でもなきゃ既に手が出せない状況なのに更に高騰見込みとは、どういうこったい。

っちゅう事で値上げ前にMy頂上店の"かんたろう"で喰い溜めしておきましょう。因みに前回かんたろうを訪問したのは2011年で7年前。現在のうな丼価格(\2,570)は当時のうな丼(\1,995)と比べると+29%増額。前述の通り、かんたろうはまだ良心的なお店です。

良心価格だけじゃないですよ。この店は関西風の焼き加減と味がピカイチ。どうせ喰うなら、どうせ高いなら、せめて納得できる味、期待させる腕の店で食べたいよね。

店に到着して注文したのは、うな重/うな丼/白焼ハーフ/しっぽ焼の4品。いいよね。7年振りなんだから贅沢しても。

先ずは、しっぽ焼。うなぎ蒲焼の切れ端なんだけど、尻尾に限った部位じゃなく切れ端全般が入ってます。カリカリに焦げた箇所もあり食感の強弱やタレの味の濃淡がとても美味しいです。この料理がたった\190なんだから最強のつまみです。

次は、うなぎ白焼。味の濃ゆい蒲焼タレを食べる前に、白焼で関西風の外バリッ、中ふっくらを確かめます。ワサビに醤油少々もウマし。ハーフカットという1/2サイズが選択できるので、うな重と組合せて蒲焼/白焼を両方食べるのが贅沢です。

最後は、うな重/うな丼。今回は使われてる鰻の比較の為、重と丼を2種注文。店のHPによると、
　・うな重：油の乗った大きめのうなぎを一本使い、食べやすく四つに切ってあります。
　・うな丼：細めのうなぎをこんがりと焼き上げ、一本を四つに切ってあります。
との説明です。素で解釈すると、"脂の乗り具合"と"大きさ<太さ細さ>"が違うハズです。
提供された重と丼を見比べると、鰻の広さも厚みも私の目には殆ど同じ大きさに見えます。念の為、嫁にも確認して貰うけど私と同意見です。物差しで測った訳じゃないので定量的な断定は出来ないけど、仕入れ状況や季節によって鰻のサイズにバラツキが出るのかもしれませんね。

そして実食。もちろん先の白焼同様に外バリッ、中ふっくらなんだけど、関西風の焼き妙技にタレの味も加わり大満足。白焼と違いという点では、重/丼の蓋を開けずにじっと我慢して御飯の上で鰻を蒸らした分、中のふっくら度が増して脂の旨味も増します。もちろん関東風の蒸し鰻とは全く別物です。

因みにうな重/うな丼の比較という観点では、両者の鰻の"脂の乗り具合"は殆ど同じだったので、個人的には「かんたろうは"うな丼"で十分美味しい」という結論です。まぁ重と丼の金額差は\210なので、過度な期待は禁物なのでしょう。

今回も美味しい鰻を有難うございました。7年前に「鰻が高嶺の花になる」と嘆いてましたが、本当に高騰すると嘆きの言葉すら枯れちゃいます。次回訪問は何年後じゃろう。悲しいなぁ。。。鰻大好きなのに。。。
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うな重,香の物,肝吸い(\2,780),うな丼,香の物,肝吸い(\2,570),
白焼ハーフ(\1,180),しっぽ焼(\190)

---2011年9月の口コミ---
関西風の鰻のド本命店です。関西風なので腹開きで蒸し工程が無く、表面がパリッと焼けているのに中はふっくらと仕上がっています。その、ふっくら感の中に白身魚の脂の旨味を見つけて悦んでいます。タレはやや甘めでふんだんに掛けられていますが、御飯が硬めに炊かれている事もありガツガツと食が進みます。御飯とタレの相性が良いです。

関西風と言うのだから大阪や京都にも美味しい鰻が在るはず、、、なのですが、未だに"かんたろう"を超える関西風に出会った事が無いんです。ちと不思議です。

この店の鰻の完成度の高さは各レビュアー様が写真付きで紹介しているので、まぁ、私なんぞが口コミに取り上げる必要など無いのですが、、、それでも毎回、毎回、これだけ旨い鰻を提供して貰えると、ついつい礼讃の記事を書いてしまいます。人間だもの……胃袋は正直者です。
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うな丼,香の物,肝吸い(\1,995)
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あんまり褒め過ぎるのも気恥ずかしいので、問題提起も2点ばかり挙げてみます。

・肝吸いは出汁が薄過ぎて、まるで白湯のようです。肝の味はよく楽しめるものの、もう一つまみ塩分が欲しいです。
・2005年以来ず～っと価格据え置きだったのに、ついに値上げ(\1,785→\1,995)です。痛いです。かんたろうに限らず、浜松市内の複数の鰻屋で値上げが見られました。原材料の高騰で止むを得ないとは認めつつも、なぜか悔しい。