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食べログ うなぎ 百名店 2022 選出店
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隠れ家のうなぎ割烹
以前訪問したことのある既知のお店だと思っていました。
しかし、違いました。
改めて記事を読めば、私がうかがった2011年は静岡市は千代田にあり、その後、長沼を挟んで現在の場所に移転し、店名こそ変わらないものの、今やこのお店は高級うなぎ割烹として諸方から注目を集めつつあるとのこと。
そして、実際に訪問してみて感動すら覚えました。雑居ビルの一隅にあった2011年当時からは構えも中身も大きく変貌を遂げていたのであります。
◆外観、店内
静岡市の郊外、竜爪山の尾根が静岡平野に細長く張り出しているキワにこのお店はあります。
グーグルマップに住所設定をして目指すも、山際の路地に突き当たってしまい、それらしいお店が見つからず迷子になってしまいました。予約時間は19時で、めっきり日が短くなったこの頃ではほぼ夜の暗さです。再びグーグルマップをよく見ると、当該の建物はちゃんと表示されているが、ナビのアプローチの方向がどうも間違っているようなので逆方向から行ってみることに。ある路地の角を曲がると前方に美しくライトアップされた木立が見えました。清閑な住宅街にまるで突然変異のようでした。
路地を進んで行くと右手の石垣の中ほどに切られた石段。その頂にある数寄屋門。白い暖簾に格子の引き戸。よく手入れされた庭がしっとりとライトアップされているのが見えます。その庭の向こうにどっしりとした平屋の和風建築が見えます。ここだけが別世界。
◆メニュー
昼はうな重を4000円~提供しています。
夜は完全予約制でおまかせ15000円~。リクエストがあれば予約時に相談に乗ってもらえます。
◆料理
一品目、このわたの小鉢から始まりました。このわたが飯に乗ったミニどんぶり風です。独特の香り、塩味と旨味。インパクトのある料理です。
次にイワタケとカニ、オクラの和え物。イワタケの独特の食感が印象的でした。
うなぎのえりと銀杏のから揚げ。首回りの身でしっとりとして美味。この後に供されるであろううなぎ料理に期待を持たせます。また銀杏が非常に良く、大粒でふっくらしており塩味が絶妙。
お造りはミナミマグロ。末廣鮨にも引けを取らない、ねっとりとしたミナミマグロの食感と香りを楽しみました。
ハモポン酢おろし。ハモは骨切をしてしゃぶしゃぶにしています。ふんわりと柔らかく滋味のある味わいでした。そのしゃぶしゃぶにした出汁を使って炊いたアワビ。肉厚で心地よい歯ごたえと磯の香り。深い出汁の旨味。ハモもアワビも普段はなかなか口にする機会がないのでこういったところで口にできるのはうれしい限りです。
ここまでは上質な会席料理の流れでしたが、このあとはうなぎ割烹の本領発揮です。まずは肝焼きで、大きな形の良い肝が垂涎の照りを放っています。強めの苦みと旨味、弾力のある肝にコクのあるたれがからみ、笑ってしまうような上等な肝焼きでした。
次のひれ巻きは、捌くときに出る細長いひれをくるくると巻いてたれをつけて焼いた一品。香ばしさと脂感、独特な歯ごたえを楽しみました。
うなぎ料理は佳境に入っていきます。浜名湖産の天然うなぎの白焼き。蒸しの入らない地焼きです。肉厚でカリッとした食感とジューシーな身。味が濃く、しょうゆ、わさび、岩塩が添えられていますがそのままで十分においしい白焼きです。
最後が大トリのうな重。メンパのような丸いお重で供されます。かば焼きはやや小さめ。蒸しの入らない関西風の焼きです。備長炭で丁寧に焼き表面がパリッとして中がしっとりした関西風のお手本のようなかば焼き。タレは甘さに特徴があるように思います。甘さが強いと口に残ったりべたついたりしがちですが、この甘さは旨味を含み心地よい広がりとさわやかな余韻をもたらします。羽釜で炊かれたご飯もきわめておいしかったです。
まさにうなぎを『堪能』しました。
◆接客その他
基本はご夫婦で運営されておりご主人が厨房、奥様がホールを担当されています。ホストとゲストとの距離感が心地よく高級店ながら敷居を感じさせないホスピタリティ。考え抜かれたメニュー構成と吟味された素材と手の込んだ調理。お客を喜ばせようという意気込みを感じます。料理と接客、それにこの建物や庭の風情が加わり、きわめて上質な空間になっています。
夜のコースは絶対額としてはかなり贅沢な金額になるので庶民の私は頻繁には行けません。しかし、特別な日に、大事な人を是非案内したい、そう思わせるお店でした。
◆行き方
静岡市街から麻機街道(県道74号線)を進み麻機小学校・麻機郵便局を右に見て北に650メートル、さとう薬局の信号を左折。すぐ(20メートル)先の路地を左、またすぐ(30メートル)先の路地を右に進んだ右手に店舗、突き当り左手に駐車場あり。
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うな重
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うな重さんの他のお店の口コミ
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和の宿 ホテル祖谷温泉(三好市その他 / 料理旅館、郷土料理、そば)
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店名 |
瞬
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---|---|
受賞・選出歴 |
2022年Gold受賞店
The Tabelog Award 2022 Gold 受賞店
2021年Gold受賞店
The Tabelog Award 2021 Gold 受賞店
2020年Silver受賞店
The Tabelog Award 2020 Silver 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
うなぎ 百名店 2022 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2022 選出店
うなぎ 百名店 2019 選出店
食べログ うなぎ 百名店 2019 選出店 |
ジャンル | うなぎ、丼 |
予約・ お問い合わせ |
054-294-7178 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 |
このお店は「静岡市葵区長沼819」から移転しています。 |
交通手段 |
JR静岡駅から 9.46KM 車で20分 |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥40,000~¥49,999
¥30,000~¥39,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
12席 (カウンター6席 大テーブル6席 詰めて8席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 テラスにて喫煙可 |
駐車場 |
有 4台 近隣コインPあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト |
お子様連れ |
大人と同等にお食事が出来るお子様のみ。 |
ホームページ | |
オープン日 |
2010年8月3日 |
備考 |
JR静岡駅からのご案内 |
初投稿者 |
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『静岡のおいしいものを食べる会』的なものが定着しつつあります。これまでそのメンバーと『静川』、『ビオス』、『末廣鮨』で舌鼓を打ち、先般はこの『瞬』で夜のコースを楽しみました。
レビューにも書きましたが、『瞬』さんはお店の設え、料理ともに期待以上で誰かを連れて行きたいと思わせるお店で、今回はランチに女房どのを帯同してうかがいました。
◆ランチメニュー
うな丼上(1尾) 4000円、特上(1.5尾) 5000円、白焼き3000円、肝焼き500円、えり巻き1600円、サラダ1000円というラインナップ。1.5尾の特上が5000円というのはお値打ちです。
私は特上5000円と肝焼き500円を。そしてえり巻き1600円を1つ頼んでシェアすることにしました。
◆料理、その他
今回はカウンター席に座ったので、目の前で大将が調理する様がよく見えます。
まず肝焼き。これは夜のコースで体験済みです。絶妙な苦みと歯ごたえがあって本当においしい。
次がえり巻きです。これは要するにう巻きでうなぎのえりを焼いたものを卵焼きで巻いたものです。甘さを抑えたふわっとした卵とうなぎの相性は抜群で、これもよかったです。お値段が1600円と少々張りますがボリュームがあるので2-3人でシェアしても十分楽しめます。
さてうな丼です。目の前で蒲焼が仕上がっていくのを見られるのは何ともワクワクします。丸いめんぱに入った蒲焼はフンパツの特上なので3枚。割きたてならではのプリッとした食感と表面の香ばしさ。サカナの旨み。心地よい甘さのタレ。適度な硬さと甘味のあるゴハン。おいしいです。
ただ、食べ進めていくうちに、少々『しょっぱい(濃い)な』と感じました。3枚だからかしらん、と思いましたが連れも同じ印象だったようです。これは夜のコースの時には感じなかったので、バラツキなのか、あるいはコースの濃淡様々な料理を食べた後のシメとしてのうな丼と、ランチのメインのうな丼とで感じ方が違ったのかもしれません。
夜・昼とうかがってみてこのお店の良さを余すところなく体感できるのは夜のコースような気がしました。