清水出張の帰りに当店に再訪を果たす！熱々の状態のやきいもは、ネットリとした滑らかな食感 : 大やきいも

　本日は、上司と2人で清水出張ということで、予定していた仕事を無事終え、あとは静岡駅まで戻って新幹線に乗って東京に帰るだけ。ここで上司から「時間があるなら、大やきいもに行こう」との提案あり。この後、特に予定は入れていなかったので、「大やきいも」で軽く食べてから新幹線に乗り込むこととしよう。静岡駅から路線バスに乗って当店へと向かい、お店の前に着いたのは16時半頃。前回訪問時は高校生で大混雑していたが、本日は先客は数名しかおらず、ほぼ貸し切り状態。店内を見回してみると、この前は全く気が付かなかったが、店内中央に座敷のようなスペースがあるのは微笑ましい。
　我々は一番奥のテーブル席に陣を取り、まずは静岡おでんから物色。やっぱり外せないのは牛すじ肉（120円）で、これは速攻で注文。それ以外は食べ応えがあるものにしようと考え、たまごとじゃがいもを選択。だし粉をかけ、からし添えた後、静岡おでんのお皿を一旦テーブルの上に置き、続けてやきいもコーナーへと向かう。前回食べたやきいもは最後の残り1個だったが、今回は沢山ある中から好きなものを選べたのでラッキー。ちなみに、やきいもの銘柄は、紅はるか（100g：200円）というようだ。それ程お腹が減っている訳ではないので、小さめのものを選ぶと、店員さんが計量して包み紙に230円と記載。
　やきいもを受け取ってテーブルに戻り、まずは静岡おでんの牛すじ肉からパクリ。やっぱりこれは旨い。脂身の部分が本当に美味しいので、また再訪する機会があれば、脂身が多めの串を選んでもらおう。じゃがいも、たまごは、狙ったとおり食べ応えがあって満足。次回は、さつまあげ、こんにゃく、ごぼう巻きあたりを攻めてみよう。一方のやきいもの方は、ちゃんと熱々の状態で、まずは一口齧ってみると、ネットリとした滑らかな食感で甘みと香ばしさが伝わってくる。こんな小さいものでも十分美味しさが感じられるので、大きいサイズのものをガブッと口一杯にして食べたら、もっと美味しく感じられるだろう。正直、再訪する機会はもうないと思っていたが、路線バスで訪問できることが分かったので、時間に余裕がある時はまた立ち寄りたい。

　日吉町駅から徒歩15分弱の場所にある、地元に密着した静岡おでんとやきいものお店。わさび栽培発祥の地にある「うつろぎ」で一休みした我々一行は、静岡市中心部へと場所を移し、まずは静岡浅間神社を参拝。私の趣味である御朱印をいただいた後、目指したのが地元で大人気の当店。お店の前に着いたのは15時過ぎということで、部活動を終えた高校生で店内は満席状態であったが、ちょうど食べ終わったところらしく、入れ替わりですんなりと店内に入ることができた。我々は、空いていた店内一番奥のテーブル席に腰を下ろした。
　店内に入ってすぐのところに、おでん鍋がドーンと置いてある。おでんネタは、牛すじ肉、たまご、さつまあげ、こんにゃく、さつまあげだんご、白焼き、糸こん、じゃがいも、ごぼう巻き、すじ、こんぶ、しのだ巻き、黒はんぺんなどがあり、牛すじ肉の120円以外は80円均一。どれにしようか悩んでしまうが、最終的に牛すじ肉、すじ、さつまあげだんごを選択。おでん鍋の脇にあるだし粉を上からふりかけ、からしを取ってから席へと戻る。早速、牛すじ肉から一口食べてみると、静岡おでんの特徴である牛すじ出汁がよく浸み込んでおり、コクのある味わいで、特に脂身の部分が旨い。この牛すじ肉だけで5本位食べたい気分。一方のさつまあげだんご、すじはあっさりとした優しい味わい。少量につき一瞬で完食してしまったので、その後、黒はんぺんと白焼きを追加注文。静岡おでんと言えば、黒はんぺんは外せない。青魚の旨味がストレートに伝わってくる一品だ。
　静岡おでんを食べ終わって、ふと気が付いたのだが、当店は「大やきいも」という店名だから、ここではやっぱりやきいもを食べない訳にはいかない。急いでやきいもがあるか確認してみると、運よく一つだけ残っていた。やきいもは量り売りのようで、230円と記載されている。一般的なやきいもとはちょっと違っていて、カットされた部分に焦げ目が付いている。早速、一口食べてみると、焦げ目が香ばしくてほっこりとした食感。甘みはそれ程強くはないが、一般的なやきいもとは違っていたので、食べておいてよかった。最後にお勘定として670円を支払いご馳走様。上司から聞いていたとおり、おやつ感覚で食べられる静岡市民のソウルフードであった。