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店名 |
あおき寿司
|
---|---|
ジャンル | 寿司、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
津和野駅から157m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
¥1,000~¥1,999
|
駐車場 |
有 |
---|---|
空間・設備 | 座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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いやぁ、津和野には驚く。
夜は早くに店は終わるし、平日はコロナの影響もあってほとんど休みだと言う。
この日は土曜日、予約電話を入れるとひとつはテイクアウトのみしか営業していないと言う、もうひとつの店は地元民予約でいっぱいだと断られた。
えー、あんまり店開いてないの〜?
そんな中、地元の方に聞いて開いている店に予約をして晩ご飯、とりあえず確保。
さらにはこの店も僕らともうひと組入ったら、次のお客さんには「時間が結構かかります」と入店を断られていた…。
危ない危ない…奇跡的にセーフ。
まずはライチサワーで乾杯後、黒板に書かれている今日のオススメメニューからいくつかと、メニュー表からいくつかオーダー。
「イカバター焼き(500円)」…素朴だが間違いない味付け。でも懐かしさもあり美味しい。
「手羽先唐揚げ(600円)」…2〜3本かなと思って頼んだら5本も出てきた。これで600円は格安。
「刺身こんにゃく(500円)」…甘い酢味噌(白味噌、酢、砂糖を混ぜたモノ)でいただく。中に昆布が練り込まれているこんにゃく。ツマミによし。
「高瀬川の天然鮎(800円)」…特大の子持ち鮎。素直にとっても美味しい。焼き方も上手。身はほくほく柔らか。
握りをアラカルトで。
「つぶ貝(200円)」…え?2貫なの?200円で?まぁ、少しネタは薄いが、最近贅沢に高めのお寿司を食べる機会が多いので驚きの値段。
隣の部屋の家族は喜んでお寿司中心に食べている。
その他は何故か細巻きオーダーオンパレード。自己分析すると、山のお寿司屋さんだからか、なかなか海のものに触手が伸びなかったみたい…。
「わさび巻き(300円)」…津和野の名産のわさび菜を細かく刻んで酢飯と巻いたモノ。ここでしか食べれないから価値あり。海苔の質はもう少し頑張って欲しいな。
「かっぱ巻き(350円)」…シンプルそのもの。
「ネギトロ巻き(500円)」…ちょっと自分の想像していたネギトロとは違っていた。トロとネギが叩かれ混ざってとろとろになってると思ったら、ネギとトロが普通に独立して入っていた。ある意味サプライズ。自分の常識は常識でないこともあることを思い知らさせれる。何事も勉強、勉強。
そして郷土料理の「うずめ飯(500円)」。
煮詰めた椎茸、人参などの野菜、さらには刻んだ豆腐の上にご飯を乗せて、醤油ベースの鯛の出し汁をかけて、かき混ぜて食べる郷土料理。上に山葵が乗る。
水がキレイな津和野ならではのこの名産「山葵」が味の決め手となる。津和野の山葵の特徴は刺激性より甘さと言われるほど。
これは美味しいし、やはりこの土地に来たら食べるべき一品。
「うずめ飯」が生まれたのには諸説あって、贅沢を嫌った江戸時代の津和野城主に気を使って贅沢しているのを知られないためとか、他説では逆に具材が粗末なので他人に見られたくないのでご飯で隠していたと言う説もある。
古い話だが日本の代表的な郷土料理の『日本五大名飯』にはこの「うずめ飯」の他、岐阜県の「さよりめし」、東京都深川の「深川めし」、埼玉県小川町の「忠七めし」、大阪府難波の「かやくめし」が選定されている。(昭和14年(1939年)宮内庁全国郷土料理調査)
「さよりめし」も「忠七めし」も食べたことないが、食べに行こうかな…。「さよりめし」を出す店は今のところ見つかってないが、どうやら実際には「さより」ではなく「サンマめし」だったらしい。
あっ、脱線した。
郷土料理は、大切に継いでいきたいとつくづく思う。