一度は行ってみる価値あり : 月夜のうさぎ

温泉は源泉掛け流しではありません。WiFi は全室OK 。
当初、玉造へ行く予定にしていましたが、たまたま見つけたこの宿が目に止まり、急遽こちらの宿に変更。
宿は出雲大社まで徒歩圏内。すぐ近くにコンビニあり。
駐車場は建物の東と道を挟んだ北側にあります。
チェックインは15時～。
カウンターでチェックインを済ますと部屋の鍵を2個と館内案内図を渡されます。お部屋まで案内はありませんが、すぐ横のエレベーターに乗るだけなので問題なし。
チェックインの手続中、他の方はロビーでコーヒーなどを無料で飲むことができますが、部屋に行けば自分で豆を挽けるコーヒーが飲めるので、ここは我慢。
ロビーから部屋まで畳敷きになっています。
エレベーターを降りると部屋までの間に自由に使える枕があります。各階によって違いがありますが、ヒノキチップの枕、お茶の香りの枕などがあります。（部屋には一般的な枕あり）
今回の部屋は【和洋DXツイン】31㎡
ツインベッドにデイベッドが1つの部屋です。
デイベッドが簡素なものなのか、しっかりしたものなのか気になっていましたが【和洋DXツイン】のデイベッドもしっかりしたもので、メインのベッドと遜色ありませんでした。
部屋の冷蔵庫にはミネラルウォーターと梅ジュースが1人に各2本、無料で頂けます。各ベッドの横にはそれぞれ通常のコンセントが1つUSB のジャックが１つあります。クローゼットの中には湯篭や作務衣があります。作務衣はオレンジ色と青色があり、男女での色分けではなくサイズによる色分けになっています。
サイズが合わない場合は、カウンターの横で交換してもらえます。また、色浴衣も同じ場所で借りることができます。色浴衣は有料で￥500（佳雲に宿泊の人は無料）ですが、ほとんどの人が作務衣で何人かは色浴衣の人がいましたが、逆に目立ち過ぎてました。

宿到着後、早速お風呂へ。
平日の15時20分、5つある貸切風呂のうち3つは湯浴中になっていました。貸切風呂は【佳雲】と【月夜のうさぎ】の共用部分にあり、どちらの宿泊者も利用できます。予約制ではなく順番待ちをして空きがあれば入れます。（廊下に椅子あり）使用中の貸切風呂は【湯浴中】のランプが点灯するようになっており、鍵と連動しているため鍵の掛け忘れに注意が必要です。貸切風呂に入る前に廊下にある足拭きマットを持って入り、出る時に持って出るようにして、常に新しいマットが使えるようになってます。
貸切風呂のうち、岩の湯と漆の湯は天然温泉で自家源泉を使っています。ただし全ての貸切風呂で循環式・加水・加温・塩素消毒ありになっています。
まずは【泡の湯】（炭酸泉）へ。
ここのお湯は【温泉】ではありません。
水道水を沸かしたものですが、炭酸を混ぜでいるので小さな気泡が出ています。
湯温は42℃　少しぬるめで入りやすい温度です。
湯船のお湯が減ると、湯口からお湯が注がれる仕組みになっています。
湯船に入ったり出たりを繰り返すとお湯が減り注がれます。
でも、ここから出てくるお湯はぬるま湯です。
このシステムは他の貸切風呂すべて共通です。
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープは【ミキモト】が使われています。
これも貸切風呂は共通です。
時間は15時～25時まで。
翌朝は5時～10時までとなっています。
次に【岩の湯】へ。
ここは天然温泉になっていて半露天になっています。
湯温は44℃で熱い熱い。長湯はできません。すぐに出ました。
ここには椅子が無くシャワーのみです。
21時頃、残りの貸切風呂へ入りに。
この時間帯はどの貸切風呂もいっぱいです。
10分ほど待ったら【絹の湯】（シルキー風呂）が空いたので入ってみました。
【絹の湯】も温泉ではありません。水道水を沸かしたお湯です。
このお風呂は、浴槽内にマイクロバブルを発生させ、お湯を白くさせています。
湯温は44℃で熱いですが、シャワーヘッドが湯船に届くので水を入れながら入りました。
それでも循環式なので、ひっきりなしにお湯が出てくるため42℃くらいが限界です。
シルキー風呂に15分くらい入り外に出ると、ちょうど【漆の湯】が空いてので、ついでに入りました。
このお風呂は天然温泉です。
湯温は42℃
ここのお風呂だけ雰囲気がちょっとエロっぽいですね。
このお風呂は湯船に漆が塗られています。
漆のアレルギーがある人は注意が必要です。
霧の湯（スチームサウナ）はサウナがあまり好きではないのでパス。
湯上り処には夜はアイスクリーム（バニラ・ソーダ・あずき）があり自由に頂けます。翌朝は乳酸菌飲料（ヤクルト風）があります。
次はお食事です。
1階の【花うさぎ】で18時～。
この日は平日ということもあり、時間指定はありませんでした。
それでも5分前には入口に20人くらいいました。
お目当てはカニです。
カニといっても本ズワイ（松葉）ではなく、紅ズワイですけど・・・。3月泊ですが、ありました。
【月夜のうさぎ】はバイキング形式で舟盛（まぐろ・かんぱち・貝柱・タイ・鰹の炙り・イカ）
洋食ではローストビーフ・ムール貝・ガーリックライスなど。
焼物コーナーは栄螺の壷焼き・のどぐろの干物・いたちうお・烏賊焼など。
鉄板焼コーナーには、スペアリブとステーキ。
このスペアリブが美味しくて何度もおかわりを。
天ぷらコーナーには6種類ほどありましたが、海老天だけは供給スピードが間に合ってませんでした。
反対側のコーナーにはデザートやご飯・味噌汁のコーナーがあります。
ここの宿のご飯は【仁多米】を使っているので、メチャ美味しいですよ。
お酒は飲み放題なら￥1500
日本酒・ワイン・焼酎・どぶろく・スパークリング日本酒・ビール・柚子酒などがあります。
（別メニューの単品注文も可能）
飲み放題のお酒の種類を確認したあとから【飲み放題】を注文することも可能です。
ソフトドリンクは無料です。
食事の時間は基本1.5時間ですが、この日はお客の数も少なく特に時間を指定されることはありませんでした。（といっても1.5時間も食べ続けられませんが）
22時～は【夜食処佳月】で無料で【夜鳴きそば】が食べれます。
しかし、夕食のバイキングを食べ過ぎて、もう無理です。
夜鳴きそばはまたの機会に。
ここの宿は全室禁煙で、喫煙所はここの隣と1階のエレベーター横にあります。
翌朝5時過ぎ、貸切風呂にはすでに先客が。
なので【佳雲】側の大浴場【蒼雲】に行ってみました。
大浴場は夕朝の男女入れ替えはありません。（作りがほぼ同じみたい）
床は畳敷きになっています。
内風呂は加水あり・加温あり・循環ろ過式・塩素消毒あり・入浴剤なし。
湯温は43℃
湯口からはお湯は出ていませんが、貸切風呂と同じように、湯船のお湯が減ると注がれるようになっているみたいです。
ここのお湯も少し黄色いです。
自家源泉を使用、入浴剤はなしとのことなので、源泉の色みたいです。
貸切風呂の【岩の湯】と【漆の湯】も黄色でした。
露天風呂は掛け流しになっています。
掛け流しですが、加水・加温・塩素消毒ありになってます。
右奥の方で排水口に流れています。
湯温は42℃
泉質表は加水あり・加温あり
内風呂　立ち湯：循環ろ過
露天：掛け流し
塩素消毒：あり
入浴剤なし
になっています。
【月夜のうさぎ】側の大浴場は月の湯【月華】
こちらの湯も天然温泉ですが、残念ながら掛け流しではありません。
加水：あり　　加温：あり　
内湯・寝湯：循環ろ過式
塩素消毒：あり
入浴剤：なし
唯一、掛け湯のみが掛け流しです。
次は朝食です。
朝食は7時～。
5分前に行きましたが、夕食時とは違いあまり並んでいませんでした。
ここの朝食のメインは、何と言っても海鮮丼です。
甘エビ・サーモン・いくら・蟹フレーク・釘煮・マグロ・かんぱちの盛り放題。
ご飯は、白飯と酢飯があります。どちらも仁多米でウマイ！
玉子焼き・カニ餡掛け・カボチャの煮物・シューマイ・ハム、焼き物は厚切りベーコン・めざし・サケ・鯖
イカ・ホタテ・エビのフリッター
ロールキャベツにソーセージ。
白いオムレツにフレンチトースト。
フレンチトーストは美味しくて5枚くらい頂きました。
朝食もライブキッチンで焼きたてです。
サラダ・デザート・ヨーグルト・フルーツ。
反対側にはウーロン茶・ミルク・オレンジジュースにコーヒー、パンもあります。
後ろ側にはスープ・味噌汁・蟹のすまし汁もあります。
とにかく朝夕の食事は品数が豊富で味もよし。今まで泊まったバイキングの宿では一番ですね。

チェックアウトは通常は10：00までOKです。延長料金を支払えば11時まで滞在できるみたいです。
1階にはお土産を売っている売店もありますが、現時点で酒の販売許可がとれてなく、お酒は置いていません。出雲大社駐車場の横にあるお土産屋さんを教えて頂きました。（品数そこそこあり）
総評として
宿は新築できれい。
食事は品数が多くおいしい。
館内はWiFi 完備でベッド横にはコンセントと充電用USB があり、コーヒー・アイスは飲み放題食べ放題。夜食も無料。
しいて言えば、ほとんどの風呂の温泉が循環式と、貸切風呂の脱衣場がエアコン調整ができない（集中管理）で風呂上がりが暑いというのがマイナス点くらい。（扇風機を置いて欲しい）
この価格でこのサービス。また泊まりますか？と聞かれたら、また泊まりたい宿の１つに間違いなくなりました。
いいお宿でした。