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総体的に質が高い
島根&鳥取への小旅行の初日の宿泊がこの旅館。島根の温泉地では玉造温泉、松江宍道湖温泉が有名だが、この温泉地は「湯の川温泉」小さな鄙びた田舎の温泉で、最寄の「荘原」駅は無人駅。旅館も十軒も無い。でも、今回、選んだこの旅館はなかなか満足のいくものだった。
何でも古民家を移築したものらしく、日本の「和」を充分に感じることが出来るのだが、部屋の調度品は西洋のアンティークで、一見、ミスマッチングの様だが、今回、選んだ「仙」はその融合が見事で非常に寛げた。部屋は部屋付き温泉風呂も入れて100㎡も有り、少し広すぎる感じもするが、温泉風呂が占める割合が結構大きく、小さな文机が置かれている小部屋もあるので、ベッドとリビング部分を中心とすると非常に落ち着けた。年代を感じさせる濃い茶に鈍く光る家具は深みがあってなかなか味わい深いものがある。骨董やアンティークの類にはかなり興味があるが、終わりが無く切りが無いのと真贋を見極める鑑識眼がお粗末であることもあるので止しているが、こうした機会に触れることはありがたい。
食事は、母屋の「すゞ奈」という天井の高い、これも昔、蔵だかなんだであったろうな渋い場所で頂いた。当然に他の客人も一緒の場所で食事をするが、個室ではないもののきちんと仕切りがされており、姿は見えない。(ただ、声の大きい客だと会話は丸聞こえになる)
料理は、相当に沢山の食材を使った丁寧な和食。豪華絢爛でも華美でも優美でもないのだがかと言って素朴というものでもない。見た目で惹き付ける様な感じは然程無い。だが、地元の食材を随所に活かそうとする姿勢はきちんと見えるし(トマトやつるむらさき等の野菜や、しまね和牛、のどぐろ等)、味付けは控えめながら、微温的な優しさを与えるものだった。
おしながきが手元にあるが、余りに沢山の食材が書いてあるので、とても記載出来ないので止しておくが、のどぐろを含む刺身の質も極めて高いものだし、しまね和牛のもも肉のローストビーフはサラダ仕立てで優しくも深い味わい、炊き合わせは穴子の白煮に茸豆腐を寄せたもの。これに風呂大根、に各種の野菜、それに蛸の旨煮と、ヘタすればてんで味が喧嘩して纏まりがなさそうだが、実に調和のとれた一皿だった。
全部で11皿も供されたのだが、食事が優しいので、食後に苦しいだとか食べ過ぎたことによる自責に近い後悔というものとは無縁で、頗る満足した。値段は勿論、宿泊代と朝食も含めて全てで、1人、36,000円。安くは無いがこんなもの。部屋の温泉もかけ流しだし、利用はしなかったが貸し切り風呂も幾つかある様だ。周囲に何もないので投宿した後は、旅館内でのんびりと過ごすだけの静寂に包まれた空間である。うん、楽しんだ。
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店名 |
草菴(そうあん)
|
---|---|
ジャンル | 料理旅館、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
0853-72-0226 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
出雲空港から車で5-10分 荘原駅から677m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥40,000~¥49,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB) 電子マネー不可 |
個室 |
有 (4人可) |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | ホテルのレストラン、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
ホームページ | |
オープン日 |
2004年11月 |
備考 |
クレジットカードはVISA,Masterのみ使用可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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前述の旅館での朝食。場所は同じく母屋「すゞ奈」にて。この旅館のチェックアウトは基本的に10時だが、予約のプランの中で11時のものがあったのでそうした。最近は齢のせいで夜中の2時や3時に寝ても6時半頃に目が覚めるのだが(その分、休日には昼寝を伴うが)、旅館での朝はゆっくりしたいもの。朝食は設定された遅い時間でも8時半。今は特段なんとも思わないが、もう30分程後の設定にしてもらうと尚ありがたいのだが・・・ これは夕食もそうだった。18時半~が遅い方の設定でいずれも少し設定が早い。
母屋から庭を眺めると、前日は当然闇の中でほぼ景色が見えぬが爽やかな秋晴れの朝は、その緑が目に優しい。一見雑木林の様だが、さりとてそうではなくあまり人間が手を如何にも入れましたという様な精緻な感じを出さない様に気を付けている感じがする。この後、庭園で有名な「足立美術館」に赴いたが、これはもう如何にも完全に整えていますという様な代物で、庭を歩くことも出来ず、何やら詫びた感じもなく、個人的には興趣を催すものではなかった。これに比すと、小さいながらもくした庭の方が僕は好みである。
朝食も数沢山の具材、料理が供された。夕食と同じ、かそけき微温的な優しさのする淡い味つけであり、押しの強いものは一つもない。蘇州で簡単な自炊をする際は、単品になりがちで色々な栄養素を取るということはまるで叶わないが、こうした折に沢山のものを少しずつ取り入れることで、何やら、体の調子を巻き戻す感もあって良い。
一番のメインは小さいながらものどぐろの開き、開きは、鯵、秋刀魚、ほっけ、えぼ鯛、かますなどは食べたことがあるが、のどぐろは初めてである。小さいながらも身が盛り上がっており、又、その淡い色合いからに反して、身は実に脂がたっぷりとのっており、ご飯が進むことこの上なし、ご飯のお代わりをしようと思い、すいませんと声を出したが、近くにスタッフがおらず。茶碗をもって、少し探して声を掛けた。これはお粗末だが、美味いものを既に食して満足しているので、腹も然程立たぬ。鷹揚に「ご飯御替わり頂けますか?!」と言うと、随分、恐縮していた。
朝だが何やら、ビールか日本酒(この旅館は島根の地酒をかなり取り揃えている。日本酒の初めての発祥は島根らしい)が欲しい気がしたが、この後、松江でレンタカーを借りるので止しておいた。島根の竹輪、「あご野焼き」も形が良い。要するにトビウオのすり身を炙ったものだが、普通の竹輪よりも身の充実度が強い感じがする。わさびをちょいと乗せれば日本酒と実に合う。
うむ、満足した。この後、部屋に戻り少し休憩をして寛ぎ、再び、部屋の温泉に身を委ねた。贅沢この上無し。満足した。