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店名 |
そば 荒木屋
|
---|---|
ジャンル | そば、天ぷら |
お問い合わせ |
0853-53-2352 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
出雲大社の駐車場から徒歩4分程度 出雲大社前駅から617m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
64席 (テーブル席:24、座敷席:40) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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中国の国慶節を利用して、島根&鳥取への二泊三日の小旅行をした。島根県に足を踏み入れるのは初めてである。む~・・・
10月は島根は神在月で、全ての神様がここに出雲大社に集結するので、これはありがたいこと。と思いきや、当たり前だがこれは旧暦。今年は西洋暦では11月10日辺りとの由。でも、この数々の神話に彩られた島根の出雲大社にお参りするのは何やら敬虔な気持ちにもなるし、とても良いこと。
伊丹空港より出雲空港迄飛んで、その後、バスで向かった。
この店は、その門前にある蕎麦屋。この地方独特の「割子そば」(わりこではなくわりごと読む)。島根は信州と同じく規模は知らぬがソバ畑が多く、バスで移動する際にも小さな白い花を咲かせた光景が幾度と目に入った。門前には十数軒の蕎麦屋が有り、どこも観光客でにぎわっている様だ。
この店を選んだのは、家人が葱を好まぬので、割子そばの場合、最初から蕎麦の上に葱が乗せてあるか否かを事前に写真で確認した上で、ここはそうでないことが明らかになったが故。大鳥居より西の方に少し歩いたところにある。
訪れたのは1時過ぎだったが、店内は客で賑わっており、平日にもかかわらず人気があると窺える。上り座敷のテーブル席を利用。写真にもあるが、壁には川端康成の書が掛かっている。彼の書体は独特なので、悪筆で書に関して何ら知識を持たぬ自分でも直ぐにそれと判る。くしくも数か月前に訪れた福岡の鶏の水炊き料理を供する店にも同じ文言の書があった。些か妙な心持である。
頼んだのは、割子三枚と天ぷらが一緒になったもの。薬味は海苔、葱、山芋、もみじおろし。天ぷらは4種で抹茶塩で頂く。夜は温泉旅館で豪華な日本料理を食べるので、昼は蕎麦ぐらいが適当で良いだろうと思いそうしたのだが正解だった。
三枚では腹七分目だろうが、江戸前の蕎麦屋でちょいと手繰ればもう簀の子という様な、ケチな了見ではなくそれなりのもの。天ぷらも野菜の甘味が感じられる優しいもので、丁度、よい按配に腹が満たされた。蕎麦は田舎蕎麦の様なゴワゴワと剛いものでもないし、繊細なものでもなくその間は。小麦粉との比率は判らぬが楽しく食べた。
通路を挟んで逆側にはテーブル席があり、其方の壁にも色々とサインが掛かっているが、美空ひばりを認めた。その他にも色々あるが、これは普通の芸能人。どういう線引きで掲載するかしないかを決めるのは難しいだろうし、それをすることさえも憚られる部分もあるだろう。でも、川端康成とTVの芸能人では如何にも不釣り合い。故に川端康成は逆側に掛けているのかも知れぬ。
うん、地方に行けばその地方特有のものを食す。それが良いだろう。最初の食は至極満足した。