駅ロータリー左奥の駐車→1時間まで無料 : デリ&キッチン ハロ

朝食が遅かったのでお昼は要らないかな…
などと思っていたものの、やはりお腹は空くもので（笑）。

この店ではランチプレートを頼むことが多いのですが、今回は軽く済ませます。

●キンパ(税別380円)
キンパとは韓国風海苔巻き。
韓国ブームの影響でここ近年でメジャーな存在になり、コンビニやスーパーの惣菜売場でもときおり見かけるようになりました。

一口大にカットされたものがパックに入っていて、このままテイクアウトもできます。
(テイクアウトとイートインでは税率が変わる)
今日は店内でいただきました。

色々な具材が少しずつ入っているのが彩りが良くて楽しいです。
キムチが入っていましたが辛味はマイルド。
これなら子どもでも大丈夫そうです。


●オレンジジュース(税別300円)
おなじみの果汁100%。

ストレスフルな日々が続き疲労で味覚が鈍ってくると、味の濃いファストフードやジャンク系に偏りがちであります。

そんな先日のこと。
ついに、スナック菓子1袋とファ◯タグレープのみ…と恐ろしく不健康な夕食メニューで済ませてしまいました！

さすがにこれじゃイカンな〜と反省。
食生活を戻すきっかけ作りを兼ねて、本日の昼ごはんはこちらでいただきます。

●おまかせデリプレート(税込980円)
この日のメインは大きな春巻き。
一見それほど大きくなさそうに見えた春巻きは、中の具材がみっちりギュギュッと詰まっています。
これは一本でもなかなかの食べ応えがありました。

ワンプレートに盛り合わせた野菜のデリ(おかず)達は毎回来るたび違って、旬を感じられるのもまた楽しみ。
いつも一品一品が丁寧にこしらえてあります。
珍しい野菜の調理法など、毎回自宅で料理する際のヒントをもらえたり、そういう点でもありがたい店です。

ちかごろ安来で昼食をとる時は、
美味しくたっぷり野菜が摂れるこのデリカフェがお気に入りとなっています。

しかし…この日はランチタイムのピークを過ぎていたせいか「日替りデリプレート」も「どんぶりランチ」も共に完売。
「ご飯ものがなくなっちゃって…すみません」と申し訳そうな店員さん。
サンドイッチならできるとの事でお願いしました。


●大山鶏とトマトのチェダーチーズサンド
(税込550円、テイクアウトは540円)

食パンを軽くトーストしてからサンドしてあり、彩りの良い断面が食欲をそそります。
フィリングは鶏肉とトマト、チェダーチーズがメイン。
惜しみなく野菜が使われていて、なかなかのボリュームです。

たまにはプチ贅沢に、デザートもつけちゃおっと。


●ドリンク&プチデザート(食事にプラス330円)
日替わりでこの日は「かぼちゃのケーキ」。
濃厚でずっしりした感じはベイクドチーズケーキに近い作り方でしょうか。

少しねっとりした舌触り、ホクホク感もあります。
かぼちゃの持ち味がギュッと凝縮された一切れは小ぶりでも満足できました。


コーヒーはあっさりと軽やか。
丸みを帯びたミントグリーンのカップを両手で持つと、手に吸い付くように馴染むフォルムが心地よい。
つや消し仕上げの表面がさらさらして、落ち着く手触りなのもいいなあ。

カップを裏返すと「ORIGAMI」のロゴ。
ググってみると、バリスタと共同開発をした美濃焼のブランドらしい。
本来はカプチーノやラテ用のカップで、普通のコーヒーにはもう少し薄手のカップが好みかな。
とはいえ、コ◯ダ珈琲のやたら分厚いカップよりはずっと許容範囲です。


店を出て駅敷地内のコインパーキングで精算すると、1時間以内だったので無料で済みました。

JR安来駅内にある、小さなデリカフェです。
駅前のロータリーを入って左手のコインパーキングに車を停めました(1時間まで無料です)
木造の駅舎の左半分は「観光交流センター」として観光案内やお土産販売コーナーがあり、その一角にこのお店があります。

お土産売場とは観葉植物とパーテーションで仕切られているつくりで、窓側のカウンターとテーブル席があります。
そのため隣から聞こえてくる郷土民謡「安来節」がBGMと、気取らずのんびり過ごせる空間です。


イートインのランチメニューは
おまかせデリプレート(税抜900円)と
丼ぶりランチ(税抜800円)。
この日の丼ぶりランチは2種類から。
・夏野菜のカレー
・白イカとオリーブの冷製パスタ

こちらも気になりつつも、色々なおかずが楽しめるデリプレートを頼みました。

一昨日が給料日だったのもあり、奮発してドリンクセット(プラス税抜200円)も付けちゃいました。
・コーヒー(ホットorアイス)
・紅茶(ホットorアイス)
・オレンジジュース
から、アイスコーヒーを選びました。

他にもサンドイッチやカフェドリンク、惣菜や弁当のテイクアウト販売もありましたよ。


●おまかせデリプレート(税抜900円)
木製の四角いプレートに色々なお料理が少しずつ盛り合わせてあります。
(メイン1品・副菜3品・サラダ・ごはん・スープ)
それぞれ彩りも鮮やかで「映える」見た目です。

・大山鶏の天ぷら〜夏野菜甘酢あん
からりと揚がったとり天は柔らか、上には甘酢あんが乗せられています。
甘酢あんは人参、茄子、黄ズッキーニ、と元気な色の夏野菜が大集合。

・コリンキーとビーツのきんぴら
紅いビーツとコリンキー、ひら天(丸く平たい揚げかまぼこ)がサッと炒め合わせてあります。
ビーツといえばボルシチやサラダくらいしか知らなかったので、きんぴらとは目からウロコですね。
コリンキー(生食できるサラダカボチャ)がコリコリと楽しい食感で、これまたいい感じです。

・蒸しバターナッツカボチャ
皮をむいてシンプルに蒸しただけ、なのにこれがすごく美味しい！
オレンジ色でねっとりとした舌ざわり、名前の通りナッツのような香りを感じます。

・ゴーヤとツナの和え物
茹でたゴーヤとカニカマ、玉ねぎのマヨネーズ和え。
マヨネーズがゴーヤの苦味をまろやかに和らげてくれていますよ。
これならゴーヤが苦手な人も食べられるかも。

・冷やし茶碗蒸し〜オクラのせ
冷たい茶碗蒸しの上に塩味の餡と刻みオクラ。
滑らかな口あたりの茶碗蒸しの下に、太めの春雨がかくれんぼしていました。
茶碗蒸しに春雨を少し入れるのは地元では当たり前なのですが、全国的には珍しいみたいですね。

・ひじきごはん
市販の佃煮ではなく、自分のところで炊いたひじきを混ぜ込んであります。
小さめのおむすび2個。
もっちりしたご飯に食物繊維たっぷりのひじきで、見た目より食べ応えがあるように感じました。

・サラダ
自家製ドレッシングがかけられたサラダ。
ミニトマトの赤色がレタスやグリーンフリルを一層みずみずしく見せています。

・しじみ汁
コーヒーカップに注がれている日替りのスープです。
この日はしじみの味噌汁。
刻んだ大葉が軽く散らしてあるのが夏らしくて。
勿論しじみの身も一つ一ついただきましたよ。


お洒落カフェのワンプレートランチは、見かけばかりで味にガッカリ…なんて珍しくありません。
一方こちらのお料理は見た目の美しさは勿論、
それぞれの野菜の個性を引き出すように、一品一品が丁寧にこしらえてあるのが伝わってきました。
また、それぞれに味のメリハリがつけてあって、楽しく美味しくいただくことができました。


食後にレーコーをちびちびと飲んでくつろいでいると、予約した弁当を受け取りに来たお客さんが。
包みを持って厨房から出てきたのはオーナーシェフのお姉さん。
あの華奢そうな腕からいくつもの素敵な野菜料理が作られたのですね。
手が空いたのを見計らって、少しお話を聞かせていただけました。

オーナーさん曰く、なるべく地元の旬の食材を使うよう心がけているとのこと。
特に野菜は、地元で有名な有機無農薬栽培の「眞知子農園」で栽培されたものを使用されています。
今日ランチでいただいた野菜は、なんとオーナーご自身が昨日の定休日に農園まで行って収穫して来たものですって！
ちょっぴり感激しちゃいました。


以前この場所にはカレー店やケーキ屋さんがありましたが、なかなか続けるのが難しかったようです。
都会では駅ナカは好立地となります。
しかし山陰では圧倒的に自家用車が多いため、逆に駅の利用者は限られるせいで集客が難しいのです。

お弁当(750円)をはじめテイクアウトメニューもあるので、ぜひとも頑張って続けて欲しいな。
応援したいと思わせる、素敵なお店でした。


●使用可能なキャッシュレス決済(2020年8月末現在)
PayPay、auPay