いと賀
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店舗基本情報
| 店名 |
いと賀（いとが）
|
|---|---|
| ジャンル | 日本料理、創作料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
0852-22-7546 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
松江駅から439m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥10,000～￥14,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） 電子マネー可 |
席・設備
| 個室 |
有 |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、座敷あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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深い灰色をした宍道湖の波飛沫が氷結し、湖岸の欄干に絡み付く…山陰旅行の二日前に見た強烈な寒波の来襲を伝える天気予報のVTRだ。実際、松江に宿をとった金曜日も間断無く降る雪と日本海からの北風に凍えることになった。初日の夕食は、城下町一の割烹というこちらのお店。ホテルから凍結した路面と積み重なった雪の歩道をぎこちなく進み、予約の19時丁度に伺う。
カウンターに並ぶ他のお客は皆地元の常連で、士業や中小企業経営者などが多そうだ。当地最高ランクとはいえ、ここは山陰。祗園のような緊張感は要らず、カウンター越しの板場に立つ御主人、御子息、またホールスタッフも実に愛想が良く、寛げる。
料理は一週間前に電話し、八千円のコースをお願いした。五千～一万五千円の範囲で金額を指定すると、旬の地物でコースを構成してくれるらしい。アラカルトも可能で、その日仕入れのある肉、魚、野菜が書かれた木札、その下の和紙にメニューが掲げられている。時季柄、のどくろ、あまだい、宍道湖の天然鰻などに特に目を引かれる。
コース内容は以下。
①前菜…一月とあってお節風。海鼠の入った膾は酢加減、歯触りとも良かった。
②椀物…吸い口は海胆をいれた真丈。出汁は淡目で、真丈の濃い旨味との対比が良い。
③向付…何れも地物という鮪、鰤、鯛、甘海老、鱸、そして焼き目を付けたのどくろ。出色は鱸。奉書焼きで有名な魚だが、この夜の鱸は鮨店も含め今まで食べた鱸の中で最高だった。旨味も弾力もある。大した魚を食べて来ていない妻も、この晩の鱸の旨さに驚いていた。
④のどくろと帆立の卵の焼き物…脂の乗り切ったのどくろに唐墨を削って掛ける。旨くない筈がない。のどくろを食べるために山陰に来たようなものだ。
⑤茶碗蒸し…河豚の白子が結構な量沈んでいる。贅沢！
⑥鮑の幽玄焼きと牛ロースの焼き物、長芋の天ぷら…鮑の歯触りが良い。サラダセロリのアクセントは面白い。
⑦食事…蒸し寿司。例の天然鰻が入っている。程よい、臭みの無い脂と 熱々の酢飯が合う。
⑦水菓子…フルーツとアイスクリーム、百合根羊羹。百合根の羊羹とはまた面白い。
これに、酒は李白のお店オリジナルの純米吟醸、七冠馬の純米吟醸を頂いた。日頃日本酒をあまり飲まない妻も気に入った様子。
雲州の山海の幸を鱈腹味わった。舌で胃で、当地と一体化？した気になれる。あまり好きな言葉ではないが、コストパフォーマンスは抜群に思う。
御馳走様でした。少し贅沢をしたい観光の方、オススメです。