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店名 |
翼果楼(よかろう)
|
---|---|
ジャンル | 郷土料理、麺類 |
お問い合わせ |
0749-63-3663 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR琵琶湖線長浜駅から徒歩約5分 長浜駅から275m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
70席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 周辺の有料駐車場を利用することになる |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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湖北虎姫産の絶妙な蕎麦をいただいた後は、向源寺の国宝・十一面観音を拝観した。9世紀中頃の作といわれるその像は、優美で艶めかしく仏教芸術の粋を感じさせる。しばし雑事を忘れて悠久の美に見入ってしまった。
非日常の時間を過ごしたらお腹が空いたので、次の目的地である長浜・黒壁スクエアに向かう。ここへ来る数日前に、職場の若い同僚から焼鯖そうめんなるものの話を聞いていた。温かいかけつゆのそうめんに焼鯖をのせた長浜の名物で、翼果楼(よかろう)という店が有名だという。これはちょっと興味深い。この話を、長浜行きにご一緒いただくSG325さんに申し上げると、「では、行ってみましょう」ということになった。
その店は、長浜・黒壁スクエアの中心を南北に走る北国街道沿いの古い造りの建物だった。お店の方によると築150年を超えているそうだ。行列ができることも少なくないらしいが、平日の遅めの午後ということもあって待つことなく席に案内していただいた。靴を脱いで通されたのは畳敷きの座敷で、置かれている座卓は天板が極端に低い。腰をかがめて食事をするのは苦手だけれど、卓の周りが広々としているのは幸いだった。
注文は予定通り焼鯖そうめんをお願いする。程なくして届いた品は、煮物に用いるような平小鉢に盛られていた。綺麗に揃ったそうめんの上には大振りな焼鯖があしらわれている。そうめんは量が幾分少なめだが、焼鯖はボリュームがある。ひと口いただくと温かいそうめんは緩く、つゆは味が濃くて甘辛い。じっくり煮込まれた焼鯖はほろりとした食感で、これはこれで悪くないが、この味と盛り付けにはどこか違和感がある。料理として、どうも均整を欠いているように思うのだ。
正直なところ、いくぶん期待外れの感もあったのだが、その後、焼鯖そうめんに関する記述をいくつか見るうちにハタと気がついたことがある。まず、焼鯖そうめんは主食ではなく副食(おかず)だということだ。そうめんを使ってはいるけれど、それだけで腹を満たすものではない。器が丼などではなく平小鉢であり、そうめんの量も控えめなのは副食だからなのだろう。そしてこの料理の起源には、この地方ならではの「五月見舞い」という風習がある。
近江米で知られるこの地方では、娘を農家に嫁がせた親が農繁期に汲々とする娘を思いやり、嫁ぎ先に焼鯖を届ける習わしがある。これを「五月見舞い」というそうだ。
湖北のサバそうめんは、娘を思いやる親の愛、
疎遠の客へのもてなしの、心のこもった伝統料理なのです。
店の品書きに、その縁起が記されていた。歴史の背景を踏まえて古い農家の暮らしに想いを馳せれば、焼鯖そうめんの味わいも違ってくるだろう。そう考えると、あらためて焼鯖そうめんを賞味したいという気持ちになった。そのときは、炊きたての飯とともに豪快に掻き込んでみるとしよう。