「雪」コース : 蕎麦 市のせ

前回は「竹」コースをいただいいて 充分過ぎるほど満足だったのですが、その上にある世界が見たくなり、間をおかず 平日の昼間に予約を入れ、今回は「雪」コース をいただきに またしても『蕎麦 市のせ』サンに やってまいりました。
「雪」コース は、蕎麦豆腐・国産筍と海老の湯葉饅頭・炙り鯖寿司・そば衣の天ぷら盛合せ・細打ちのもり蕎麦・粗挽き太打ちのもり蕎麦・デザート の ７品のお料理が全て付いて、3600円(税込) なり。

お昼の部の トップスタート 11：30～（１部）に合わせ クルマ を走らせ、余裕綽々で お店前の駐車場に到着。しばらく車内待機しておりましたが、予約時間が近づき もうそろそろＯＫかなと扉を開けると、にこやかな御夫妻にお出迎えを受け、奥のテーブル席の方に案内いただきました。
席に着き お茶をいただき、ホッと一息。

今回は、料理内容がほぼ前回同様になってしまうおそれがあったので、コース の 細打ちのもり蕎麦 を +300円 で 季節のお蕎麦（温かい蕎麦）に変更し、違いを感じる オーダーでいってみることに。

それでは、コースのはじまりはじまり。
１品目は前回も美味しいなぁと心の底から思った「蕎麦豆腐」　早速、いただきます。蕎麦の味もシッカリですが、凄く滑らかでウマし。
２品目は「国産筍と海老の湯葉饅頭」　何なんでしょうこの美味しさ。２回目ですが、新たな感動すらおぼえます。餡まで残さず、ズズーッとペロリ。
３品目は「炙り鯖寿司」　鯖寿司 が好きな人には堪らぬ１品。鯖の身の半生加減がもう最高。
４品目は「そば衣の天ぷら盛合せ」　そば衣の天ぷらとは珍しいですが、フリッターのようなサクッとした衣でウマし。具材は、小鮎・穴子・たけのこ・こしあぶら・そらまめ がシッカリ揚げられておりました。
５品目は 通常なら「細打ちのもり蕎麦」ですが、今回は「季節のお蕎麦（温かい蕎麦）」をいただきます。今季の１品〈季節のお蕎麦〉は、国産竹の子と桜マスの温かいお蕎麦。うーん、どうなんだろう。決して美味しくないという訳ではないのですが、前回の「細打ちのもり蕎麦」をいただいた時と比べると感動が無い。あまりにも普通過ぎた。
６品目「粗挽き太打ちのもり蕎麦」　この太麺具合がもう堪りません。しっかりと噛んで いただくと 蕎麦 の美味しさが ダイレクトに伝わってきます。お蕎麦 って こんなに美味しいんだと 再再認識。最後に、蕎麦湯。新たに 蕎麦猪口 も出していただき、おつゆ も残さず 飲み干します。
ラストの７品目は、「デザート」　本日のデザートは、苺のミルフィーユ と 珈琲ゼリー。これまで 蕎麦三昧 してきたことをすっかり忘れさせるかのような 本格的デザート。カフェも真っ青レベルの美味しさでございました。
今回も大満足にて コース終了。大変美味しゅうございました。

本日のゴルフは、ＮＨＫ 朝の連ドラ「スカーレット」の舞台となった ”信楽” の山ん中で 朝も早よから ２サムでスループレー。昼食無しプランのエントリーだったので、サクッとプレーを楽しんだ後は 予約しておいた『蕎麦 市のせ』サンへ移動して、昼食をユックリ楽しもうという計画。
ただ 予想に反し ラウンドが全くスムーズに進まず、残り３ホールあたりからは 予約の時間が気になって気になってどうしようもないバタバタゴルフ。スコアは散々でしたが、ラウンドを終えると大急ぎで服を着替え、猛ダッシュで お店 に向かいます。
ナビの指示に従い クルマを走らせること 約２０分。どうにかこうにか予約時間ギリギリに お店 へと到着。空いていた駐車スペースにクルマを停め、慌てて店内に。
扉を開けると、お若い感じの優しそうな店主サンとお上品な奥様（だと思うのですが）が にこやかに出迎えてくれました。
靴を脱いで上がった店内は、４人掛けの テーブル席 が ２つ と ＭＡＸ８人が座れる 囲炉裏席。囲炉裏席 は、現在 コロナ対策 で各面１名づつの使用となっていたので、実質の収容人数は最大１２人。今回は、囲炉裏席の方に案内され 着席。
お料理は、コース料理 がメインで 単品のみでの取り扱いはされてないよう。
コース は 「雪」「月」「花」と３種類あり、蕎麦豆腐・国産筍と海老の湯葉饅頭・炙り鯖寿司・そば衣の天ぷら盛合せ・細打ちのもり蕎麦・粗挽き太打ちのもり蕎麦・デザート の ７品のお料理がもれなく付いているのが「雪」3600円(税込) 。７品の「雪」から そば衣の天ぷら盛合せ・デザート を除いた 計５品 が「月」2600円(税込) 。さらに、５品の「月」から 国産筍と海老の湯葉饅頭・炙り鯖寿司 を抜いた 計３品 が「花」1500円(税込) といった具合。あと、細打ちのもり蕎麦 は +300円で 季節のお蕎麦（温かい蕎麦）に変更する事が出来ます。
今回は、予め「月」のコースで予約を入れてあったので、席に着くと コースのお料理 がスタート。待っている間、卓上のメニューを見ていると そば衣の天ぷら（近江牛と野菜） 1200円(税込) が 気になり、量がイマイチわからんけど シェアすりゃ大丈夫でしょうということで、１品 追加オーダー。後は 窓からの景色をボヤーッと眺め、ゆったりと待ちます。
おっ、早くも１品目が登場。「蕎麦豆腐」です。奥様が丁寧に持って来て下さり、説明をしてくださいました。早速、いただきます。そばがき とも全く違った感じで凄く滑らかで美味しい。
２品目は「国産筍と海老の湯葉饅頭」。何ですか、これ。メチャクチャ美味しすぎる。お高目の割烹料理店で出てくるような逸品。餡までペロリ。
３品目は「炙り鯖寿司」。鯖寿司 が好きな人には堪らんなコレ。青魚が苦手な人だったらどうするかは謎が残りますが、最高の半生加減。 あと おそらくガスバーナーで炙ったんだと思いますが、ガスの匂いが若干残っているのはチョット気になったところ。
お次は 単品で追加 した「そば衣の天ぷら（近江牛と野菜）」です。そば衣の天ぷらとは珍し系ですが、サクッとした衣でウマし。近江牛 もシッカリ肉の味を主張してきます。
コースに戻り、４品目は「細打ちのもり蕎麦」。奥様のオススメに従い、先ずは 塩 でいただきます。うん、蕎麦 の旨味がよく分かったような気がするぞ。続いて おつゆ をチョンとつけ、通ぶっていただきます。この御時勢ですので、落語のように ズズーッと豪快に音をたてるのは控え、上品にチュルチュルと啜りました。細打ちの お蕎麦 は 喉越しが良く 量も少なめですので、一気になくなります。もっと食べたかったなぁと余韻に浸っていると、コースのラスト５品目「粗挽き太打ちのもり蕎麦」が登場。結構な太麺具合。これまた オススメされた 「よく噛んでお召し上がりください」という言葉に従い、しっかり噛んで いただくと 蕎麦 の美味しさが ダイレクトに伝わってきます。最近、蕎麦って おつゆ の美味しさ比べなんじゃないのかと思っていた自分にとっては かなりの衝撃。お蕎麦 って こんなに美味しい食べ物だったんだなと 再認識。
最後に、蕎麦湯。これは 程良いとろみ加減。蕎麦猪口 も出していただき、残さず全部いただきました。
今回のお代は、「月」コース×２ と そば衣の天ぷら（近江牛と野菜）×1 をオーダーし、〆て 6400円 （１人当たり＝3200円）。この値段が高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思いますが、僕的には久しぶりにホスピタリティが感じられたうえ、最高に美味し過ぎて、超がつくほどの大大満足。
チョット外れた所にあるので クルマ じゃないと行けませんが、そのぶん都会の喧騒から離れ 落ち着いた雰囲気で 美味しいお蕎麦のコース がいただける これぞ隠れ家 って感じのお店。わざわざ予約をしてでも行く価値があるお店だと思います。
季節ごとにメニューも少しづつ変わるっぽいし、これは定期的に通ってしまいそう。