カフェ・ド・シナモニ（cafe de Cinnamoni）（再訪　2020年7月） : カフェ・ド・シナモニ

JR湖西線の大津京駅から徒歩5分のパレットアトリウム2Fにあるカフェ。
毎日、11：00～12：30（LO12：20）、13：30～15：00（LO14：50）までの間、スイーツビュッフェを開催しており、90分制で大人2,800円（税込）、3日前までのネット予約2,600円（税込）、小学生以下1,400円（税込）、3日前までのネット予約1,300円（税込）、3歳以下無料。
2019年12月からリニューアル工事で休業。
2020年3月のプレオープンを経て、4月にリニューアルオープン。
元々の個人的な評価が高くなかった事、リニューアルで値上げとなった事もあり、当初は様子見でしたし、当初は単なる値上げといって差し支えのない内容のようでしたので、スルーでした。
しかし、コロナ禍で客席数を絞っての営業のためか、スイーツビュフェ用のケーキではなく、1Fのパティスリーで販売されている店売りのケーキが出るようになっていると知り、再訪してみる事に。
前回の訪問が2018年の3月なので、2年以上ぶり。
店売りケーキを出している事もあって、テーマは設けられていませんでしたが、月替わりのスペシャリテの一皿の提供があり、私が訪問した時は自家製マンゴーソルベのブリュレパフェでした。
しっかりとマンゴーの風味を楽しめる一品。
ケーキはショーケース前でのオーダーとなり、LOは終了10分前までで、1度に3個まで選択可。
店売りケーキが出るようになり、ケーキの質は格段に上昇。
極上のモンブランは、メレンゲの上に丸ごとの大粒の渋皮栗、たっぷりのマロンクリームという構成で、しっかりと栗を楽しめます。
桃タルトは、桃好きにはこの時期は外せない一品で、数量限定との事でしたが、食べれて良かったです。
白いオペラは、マスカルポーネにホワイトチョコに柑橘の酸味も加わり、上品な仕上がり。
テーマこそないですが、やはり季節によってラインナップはある程度左右されると思いますし、時期を変えればまた違うケーキも楽しめそうでした。
店売りケーキなので、ケーキ1個のボリュームは以前の比ではなく、一通り網羅するのは大変だと思います。
味の予想が出来るサラダ以外は、途中で登場した品も含め、どうにか網羅。
ビュッフェ台の品は焼き菓子ですが、衛生面の考慮もあるのか、個包装された品が並びます。
軽食もオーダーで出来たての提供があり、キッシュはショーケースに用意されている品とは別に、焼き立てがテーブルサービスでの提供もありました。
以前のいい所は残したまま、パワーアップという印象でした。
少なくとも店売りケーキが出ている間は、利用する価値はあると思います。
ただ、恐らくはプレオープンの時の内容が、本来想定していた内容なのでしょうし、今後どうなるのでしょうね。
2021年1月8日からは値上げで、大人3,300円（税込）、3日前までのネット予約3,000円（税込）、小学生以下1,650円（税込）、3日前までのネット予約1,500円（税込）、3歳以下無料となっていますし、この値上げで以前のスイーツビュフェ用のケーキに戻ると、かなり厳しいですし…

JR湖西線の大津京駅から徒歩5分のパレットアトリウム2Fにあるカフェ。
繁忙期を除き、毎日、11：00～16：00（最終受付）までの間、スイーツビュッフェを開催しており、90分制で2,000円（税込2,160円）。
平日はパレットカード会員限定で10%OFF、お連れ様5%OFF（友割り）。
3月、4月のテーマは、ストロベリーフェア。
公式HPには、土日は予約不可とありますが、実際は開始時間の11：00に限れば、予約を受け付けています。
利用した印象としては、土日でも予約しなくとも問題なく利用出来る客入りでしたが、予約しておくのが間違いはなく、無難でしょうね。
料金は先払いとなっており、料金を支払い、席に案内され、ルールの説明を受けてからスタート。
ショーケースの品は1度に5品までオーダー可能となっています。
オーダー形式で焼き立てを食べられるミニガレット、ミニパンケーキ、ミニクレープは、ショーケースの品と同時に複数オーダー出来ました。
ビュッフェ台には、焼き菓子、キッシュ、サラダなどが並びます。
ショーケースの品は、1Fのパティスリーのパレットアトリウム（皇子山）に並ぶ品の簡易版、あるいはテーマに則した専用品が並びます。
材料の在庫の関係により、上旬頃は前回のテーマのケーキが並ぶ事があるようで、先月のテーマがチョコレートフェアでしたので、濃厚ル・ショコラが該当品でしょうか。
全体としてみると、苺はあまり多くは使われていませんし、テーマがフルーツだと、少々、寂しい印象。
生とフリーズドライの苺、ムースがまとめて楽しめる苺とバニラ、しっとりした生地のいちごのショートケーキなど、割と気に入った品も幾つかありました。
いちごのタルトは、苺がほとんど使われておらず、1Fで苺がたっぷり敷き詰められたタルトを見た後だと、流石に…
いちごとピスタチオはピスタチオの風味が今一つ、逆に桜といちごは塩漬けした桜の風味が強くて、苺が負けてしまっているなど、バランスがイマイチでした。
自家製のジェラートは7種類でしたが、ストロベリーはタッパーに1ディッシャー分しかなく、私が確保した分で終了。
テーマがストロベリーフェアのはずなのですけどね。
オーダー形式の品は、ミニパンケーキ、ミニクレープは、見たままのシンプルな物ですが、出来たてな事もあり、それなりの満足感。
ミニガレットは、具材はたまご、チーズ、トマトソース。
たまごはほとんど使われていませんし、味の主張の強いチーズとトマトソースが前面に出ていますが、貴重な口直しとなり、何度もお替りしてしまいました。
ビュッフェ台は、焼き菓子はそれ程、印象に残る品はありませんでした。
カリカリに焼いた国産アップルパイは、1Fのパティスリーでホールで売られている物をカットして出しているようで、林檎がしっかり詰まっており、ショーケースの品よりも重厚感がありました。
自家製キッシュは、具材はツナでしたが、ツナの臭みが出てしまっており、完成度は今一つ。
貴重な口直しである事は間違いなかったですし、もう少し、何かしらの工夫が欲しかったです。
スタートから1時間程経過してから、プチカップケーキ3種類も登場しました。
全体の印象としては、良作～佳作水準で、似たような品が多くて面白みに欠ける部分はありましたが、常設でありながらオーダーメニューや軽食もあり、十分にあり。
CLUB HARIE（クラブハリエ）守山玻璃絵館が滋賀県内にある事もあって、どうしても比較はしてしまいますが、気が向いた時にフラッと立ち寄れる店として貴重だと思います。
思い付きとしか思えないような、甘い見通しで常設で始めておきながら、都合が悪くなると即日改悪し、数日後には止めるような店もあったりしますからね…