Ramen611@埼玉県入間市宮寺／｢淡麗蛤の中華そば｣＋｢鶏白湯煮干しつけ麺｣ : Ramen611

本日伺ったのは埼玉県入間市宮寺に今年3月22日
オープンした｢Ramen611｣……

オープン当初から評判となりBMはしていたもの
の交通の便が悪く、行きずらい場所にあるため
半年以上経っての初訪です。

屋号の611は何を意味しているのか？と思ったら
住所(番地)でした。(笑)

この日は自宅から車を走らせ、多摩湖と狭山湖
の外側を辿るように走っていくと入間市宮寺の
交差点すぐ近くの県道所沢青梅線沿いにあり、
(有)入間堂と同じ敷地内なので駐車場はわかり
ずらいですが、Ramen611の旗が立っているの
でそれが目印です。道路を挟んだ対面に駐車場
があり、計8台分あります。

夜の部開店時間(17時半)5分前に到着すると、
先客は無く、開店時間と同時に店内に入ると、
券売機は調子が悪いようでこの日は口頭注文・
後払い制でした。客席は、カウンターに７席、
4人掛けテーブル席が2卓あります。厨房はスタ
ッフさんが2名、双子かご兄弟だと思いますが、
よく似ておられる。(笑)

さて、メニュー表を確認すると、基本のラーメ
ンは5種で、｢中華そば｣¥750、｢蛤の塩そば｣
¥780、｢鶏白湯煮干しそば｣¥800、｢鶏白湯煮干
しつけ麺｣¥830、｢鶏雲呑そば｣¥1000となって
います。

この他、ご飯類には｢ローストポーク丼｣¥300、
｢厚切り炙りローストポーク丼｣¥400、｢大ちゃ
んの気まぐれご飯｣¥250、といったメニューも
ありますが、興味をひかれたのは今月の限定｢
淡麗蛤の中華そば｣です。訪問した日は月末日
で、この日が最後のお披露目となれば希少価値
があるように思えて、ついこのメニューを注文
してしまいました。お腹に余裕があればもう1
品いこうと思います。(笑)

待つ間卓上を見渡せば、調味料はペーパーミル
、一味が置かれていて、箸はエコ仕様だが割箸
の提供可。蛤の殻入れ用小皿有り。つけ麺のつ
け汁は希望があれば温め直しもして頂けるとの
こと……、お冷やはセルフで卓上にガラス製のグ
ラス、カウンター台の上にはピッチャーとレン
ゲが置かれています。

さて、暫し待ったところに｢淡麗蛤の中華そば｣
がご登場！、模様に特徴のあるラーメン鉢には
低温調理の豚肩ロースのチャーシュー、殻つき
蛤、メンマ、小松菜、海苔、刻みネギといった
具の構成になっています。

早速、スープから頂くと、貝出汁のいい香り立
ちがして出汁感もしっかりしている。レギュラ
ーメニュー｢蛤の塩そば｣の説明書きには、゛貝
は蛤をメインに3種……タレ、スープ、香味油に
使用゛とあるので、この限定も恐らくは同じ使
い方で、タレが塩ではなく醤油の違いだけのよ
うな気もするが、そこに鶏の甘味に似た旨味と
醤油のまろやかなコクがうまーく調和していい
味わいになっている。鶏は丸鶏にガラ、醤油は
3種ブレンドされているとのこと……

そこにピリッとキレのある煮干し出汁も感じら
れて、スープ表面にもうっすらと煮干し出汁特
有の膜のようなものが見られ、もしこれが煮干
し出汁だとすれば、貝出汁を際立てる抑揚にな
っているような気もするが、意図的かどうかは
定かではない。

最後の1滴までスープは美味しく頂けたが、欲
を言えば、丸鶏の旨味や鶏の厚み感がもう少し
出てくれると、スープがよりレベルアップする
ようにも感じられました。もちろんこのままで
も美味しいのだが、ここまできたらあともう一
歩！という気がしました。ただ、これはあくま
でも私的感覚ですのであしからず………

そのスープに合わせる麺は中細ストレート麺……
これが実に旨い！、麺から香る風味やしなやか
にして粘りのあるコシと歯切れの良さ、スープ
との相性も良くて、非の打ち所が無いような麺
……一体どこの麺？かと気になるが、公表はされ
ていないようだ。三河屋か菅野か、はたまた、
場所柄、青梅にも近いから、いつ樹か？……いや
自家製かも？などと想像は膨らむ。

具のチャーシューは低温調理の豚肩ロースで、
味付けは控えめで、その分若干豚肉特有の匂い
は感じるもののしっとりとして肉の旨味は出て
います。蛤は、具の主役だが、もう少しふっく
らとしていると良かったと思うが、味は悪くな
いし、殻入れ皿があるのが嬉しい！

青菜は小松菜かな～？、シャキッとしたゆで加
減で、これは素材が自然のままで美味しい！

メンマは、サクッと歯切れは良く下味もしっか
りしているが、塩味が若干強すぎるように感じ
られました。酒のアテで食べるのなら申し分な
いけどラーメンで食べるにはもう少し味は薄め
で良いような気がしました。

最後に刻みネギ……今まで刻みネギまではコメン
トしたことはないが、今回敢えて言わせて頂く
と、芯は苦味や強い匂いが出てラーメンの味を
こわすので、千切りか外側だけで斜め切りなど
して提供される方がいいと感じました。

それでも美味しく完食させて頂くと、麺量は意
外とあったせいかある程度お腹も満ちてきたが
ここまで来て1食だけで帰りたくはない！とい
う思いが強く、思い切って、｢鶏白湯煮干しつ
け麺｣¥830も注文させて頂きました。もちろん
並だが、それでもゆで前で240gある。気持ち
としては180gがベスト？、いや半分！(笑)

気持ちのせいもあるが、つけ麺は意外と早く出
来上がってきました！(苦笑)

しかし、外観した麺の美しさにもう悩殺！
全粒粉の太麺は、艶やかで凛々しく、器の模様
もいい感じで麺が映えています。スタッフさん
から最後に酢橘を麺の上にお好みでかけてみて
下さい！と御指南があり、早速、麺だけをズル
ズルっと頂くと、おー旨い！、小麦の風味もさ
ることながら、ソフトな歯応えにしてグルテン
の粘りが半端ない！、麺の良さが十二分に堪能
できますね～、素晴らしい！、塩があったらも
っと風味も立つだろうな～と思うが卓上にもち
ろん塩は無い！(笑)

その麺をつけ汁に浸けて頂くと、鶏白湯煮干し
スープがよく絡み、最初はとてもいい気分で頂
いてましたが、途中からつけ汁が何となく弱い
ように感じられて、そのつけ汁だけをレンゲで
頂いてみると、鶏白湯はゼラチン質の粘度がさ
ほど高くない、サラサラとしたあっさり系で、
鶏の旨味が強く出ている訳でもない。更に、
煮干し出汁があまり効いていない。煮干粉のよ
うなものはふわふわと浮いているが、香り立ち
も出汁感も弱く、自称二ボラーの私としては残
念で仕方ない！、そう感じると、麺だけ美味し
くても後半は結構きつくなって、酢橘を掛けた
ら掛け過ぎたせいか、酸っぱくて逆効果となり
胃が少しづつ拒否反応を示したが、何とか食べ
きれました。具は、大きめの煮豚のブロックが
3、4個つけ汁に入っていて、柔らかく美味しか
ったが、半分食べたところで、胃が悲鳴！
ここで終了です！

食べ終えて、色々課題はあると思うが、現状に
満足せず高みを目指して頂きたい！と素直に思
いました。スタッフさんの接客やお店の雰囲気
は申し分ありませんでした。ごちそうさま！(^^ゞ

※追記：住所は611-1です！、611のままナビに
登録すると裏の住宅街に迷い混むので要注意！

淡麗蛤の中華そば3.8
《味の評価》
・スープ◯
・麺◎
・チャーシュー◯
・他の具△

《全体の評価》
・外観◎
・ボリューム◎

鶏白湯煮干しつけ麺3.5
《味の評価》
・つけ汁△
・麺◎
・チャーシュー◯
・他の具△

《全体の評価》
・外観◎
・ボリューム◯

以上