【再訪】やはり麻婆豆腐はハイレベルです ＃７８１ : 四川麺家 龍の子

所沢で九州の食材を使った料理を楽しんだ後、ご一緒した方と〆のラーメンを食べるべく「龍の子 本店」さんにお邪魔しました。前回の訪問から丁度６ヶ月振りです。最近は、あまり〆のラーメンを食べに行くことは少なくなってきたのですが、どうも所沢で飲むと、此処に来てしまいます。前回も所沢の会議の後でした。

まずは飲み直しとばかりに、生ビールと「三種盛り」「腸詰」をお願いしました。「三種盛り」とは、チャーシュー・メンマ・煮卵という、いかにもラーメン屋さんらしい３種類。いずれも味が濃い目なので、ビールのつまみとしては良く出来ています。そして「腸詰」は、所謂中華風の腸詰であり、西欧のソーセージや腸詰とは異なり、少し甘めの味です。提供前に少し温めてあるので、その独特な甘さが更によくわかります。付け合わせの玉ねぎの辛さとの対比も良く、ビールは当然のこと、途中から飲み始めた「カメ出し紹興酒」ともよく合います。

そして〆を注文します。前回の「四川黒ゴマ坦々麺」がイマイチだったので、今回は入店前から「麻辣坦々麺」にするつもりでしたが、さっきの「三種盛り」が全てラーメンのトッピングだったので、いかにもラーメンを食べたような気になってしまい、麺に食指が動きません。そこで、やはり間違いないであろう「マーボー丼」をお願いしました。

前回は、坦々麺のサイドメニューとして「ミニマーボー丼」を頂きました。その時にも感じたことですが、このお店は、近くにある本格四川料理店「離宮」さんの系列ですので、やはり麻婆豆腐だけは、巷のラーメン屋さんの出すものとは全く別次元の、本格的な四川の味です。私は「離宮」さんでも麻婆豆腐を食べたことがあります。もちろん、それとは辛さや味の深さは違うのですが、やはり料理の骨格は同じであり、期待通りの美味しさです。見た目には花椒が目立っているので、かなり痺れがあるのかと思いきや、それ程でもありません。あくまでも麺が主体のお店ですので、辛さや痺れは突出しないようにしておられるのだと思いますが、それでもハイレベルな味に十分満足出来ました。

お勘定は「三種盛り」500円＋「腸詰」500円＋「生ビール」２杯1,060円＋「カメ出し紹興酒」２合1,060円＋「マーボー丼」２杯1,400円で、２人で合計4,560円です。

ご馳走様でした！

居酒屋で〆の鉄火巻きを食べられなかったので、そこで火の付いた炭水化物に対する欲望には逆らえず、すぐ近くの「龍の子 本店」さんにお邪魔しました。場所は、西武池袋線所沢駅西口からプロペ通りを進み、ファルマン通りにぶつかる１本手前の左側の筋を入ると、右手にあります。

このお店は、所沢の有名な四川料理店である「離宮」さんの姉妹店なのだそうです。「離宮」さんには、私もお邪魔したことがありますが、外観・内装・料理共に典型的な中華料理店で、なかなか麻婆豆腐が美味しかったことを覚えています。ところが、このお店はＬ字型のカウンターとテーブル席が数卓で、少しお洒落なラーメン屋さんのような雰囲気。メニューも麺が中心で、坦々麺が売りのようです。

さて注文です。麺が色々ありますが、看板メニューの１つらしい「四川黒ゴマ坦々麺」と「ミニ麻婆丼」、生ビールをお願いしました。

生ビールの後、７分ぐらいで提供されました。見た目には全く坦々麺らしくなく、麺の上にキャベツ・ネギ・もやし等が大量に載っており、真ん中に肉味噌、端には搾菜がトッピングされています。スープは黒ゴマらしく黒っぽい濃い茶色で、今まであまり見たことのないビジュアル。少し変わったスープのラーメンといった感じです。食べてみると、やはりゴマの醬が効いており、ゴマの風味を強く感じます。野菜類が入るからか、辛さは非常にマイルドで、「少しだけ辛味のあるゴマの香るラーメン」といったところでしょうか。これであれば、辛いものが苦手な方でも大丈夫だと思いますが、坦々麺に麻味や辣味を期待する人には物足りないと思います。

対して「ミニ麻婆丼」は、さすがに「離宮」さんの姉妹店だけあり、この手の麺のサイドメニュー的な丼としては、本格的な麻婆豆腐でした。もちろん、本家の「離宮」さんとは比較になりませんが…。

食べ終わってから再度メニューを見ていると、何と「麻辣坦々麺」があるのを発見しました。私のような辛いもの好きは、こちらを選ぶべきだったかも。なかなか来る機会はありませんが、次回はこれですね。

お勘定は「四川黒ゴマ坦々麺」800円＋「ミニ麻婆丼」200円＋「生ビール」530円で、合計1,530円です。

ご馳走様でした！