空自熊谷基地の傍らでブルーインパルスを食す♪ : 大ラーメン福籠

【 (200) メガ盛行脚レビュー その143】

本日は、埼玉県マスターズ陸上競技選手権大会が熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、参戦してきた。アップ段階から股関節に痛みが走っていて、一種目は熟せたのだが、二種目目まで無理をすると、より悪化する可能性を鑑み棄権。残念ではあったが会場を後にした。
既に 13:00 近かったのだが、昼営業終了の 14:00 までの入店をと、前々から興味を抱いていたお隣の籠原にあるこちらの店へと、急ぎ車を走らせたのであった。


『大ラーメン福籠』
埼玉県熊谷市美土里町1-68-1
048-531-3013


『航空自衛隊熊谷基地』の東方、基地正門からわずかに 60m 足らずの場所にある『大ラーメン福籠』である。
道筋的には、R17 上、埼玉県熊谷市新堀の「自衛隊入口」交差点と『航空自衛隊熊谷基地』正門前の「美土里町」交差点を結ぶ、埼玉県道357号美土里町新堀線の沿線になる。R17 の「自衛隊入口」交差点からは 1.9km 足らず、「自衛隊入口」交差点信号を 1つ目と数えて、信号 4つ目となる二股路の交差点を右斜め方向へと埼玉県道357号美土里町新堀線を進行、次の信号 5つ目の交差点から 80m 程西南西進すると、道路右手（北側）に『大ラーメン福籠』はある。

因みに、『航空自衛隊熊谷基地』は、隊員を教育する基地であり、新たに採用する自衛官候補生、空曹候補者及び上級空曹に対する教育のほか、術科教育〔職域 : 通信、気象、情報〕を主とする教育基地で、ここを卒業する隊員は航空自衛隊の各基地に配属されるのだそうだ。また、過去に御巣鷹山日航機墜落事故や阪神淡路大震災の際に重要な役割を果たした、自衛隊の通信系を構成する部隊の「第１移動通信隊」も所在部隊としており、全国どこへでも迅速に展開していると言う。


店名の『福籠』の「籠」の文字は、本来的に、訓読みで「かご」「こ（もる）・こ（める）」、音読みで「ロウ」「ル」と読むが「リュウ」とは読まない。しかし、店名として「フクリュウ」と読ませたいようだ。漢字に関しては、「籠」は「竹（たけかんむり）」の付く文字であり、「龍」ではないので注意されたい。恐らく地名の「籠原」から取られた名であろう。
「食べログ」上の店名表示は、ずっと『大ラーメン福龍』と「龍」になっていたようだが、確実に間違いなので、私の方で「食べログ」サポート当て修正依頼を出しておいた。いずれ改正されることだろう。


こちら『大ラーメン福籠』の麺増し量は以下の通り

【中太麺】

普通〔1玉 茹で前麺量 200g〕
中盛〔1玉1/4 茹で前麺量 250g〕、大盛〔1玉半 茹で前麺量 300g〕…… サービス！
並特盛〔2玉 茹で前麺量 400g〕100円
特盛〔2玉半 茹で前麺量 500g〕150円
長特盛〔4玉 茹で前麺量 800g〕300円
ブルーインパルス（5機 1kg）=〔5玉 茹で前麺量 1,000g〕400円

因みに、デフォルトでは【中細麺】となるが【細麺】も選択可能で、その場合、普通〔1玉 茹で前麺量 150g〕、大盛〔1玉1/3 茹で前麺量 200g〕となるようである。


予め、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を出る段階で、『大ラーメン福籠』へ電話を入れ、今回のお目当てである「ブルーインパルス（5機 1kg）」〔5玉 茹で前麺量 1,000g〕400円 が提供可能か否かを確認、OK との返事を受けてから、急ぎ『大ラーメン福籠』を目差した。現着時間は 13:15。総移動距離は 10.5km、移動時間は 20分 程であった。

時間が時間でもあるので、そそくさと店舗外観撮影を終えて速攻で入店する。入店後、カウンター席に通されつつ、対応してくれた女性店員に、電話をした者であることを告げ、その場で「ブルーインパルス」をオーダーすると、麺類全てで対応可能とのことで、先ずはラーメンの種類を選んで欲しいとのことであった。そこで、お奨めを伺うと、「間違いない人気のお品書き」のページをお示し戴いた。更に、より麺量が多くなるのは「つけ麺」の方であるともお聞きして、「濃厚みそつけ麺」「ブルーインパルス」を注文してみた。

しかし、ここがある意味、自信の愚かさを露見する内容なのであった。今回は「濃厚みそつけ麺」を選んでみたのだが、これを「ラーメン」系で注文すると、直径30cmを上回る「10号すり鉢」で提供されるのだと言う。ビジュアルを踏まえて、「ラーメン」系にしておけば良かったと、後になって大いに悔いたりもしたが、何せ「後悔先に立たず」。「少しでも量が多い方を」との我欲に誘われるままに墓穴を掘った、そんな感じである。。。(T^T)

まあ、ここは致し方なかろう。また後日訪問する機会があれば、その折りは「ラーメン」系を注文し、「10号すり鉢」にご登場戴こうと思う。
但し、この「10号すり鉢」は、店舗に一つしか用意されていないらしい。複数名でチャレンジすることは叶わないと言うことを、しっかりと踏まえて、直前での店舗確認を怠らないようにしようと思う。

そこそこの量がある「つけ麺」なのであるが、注文確定から配膳までは、わずかに 7分余り。なかなかに素早い配膳であった。「つけ汁」と「つけ麺」ともに、やや大きめの丼で目の前に登場してきた。最初に「つけ汁」、続いて「つけ麺」の配膳となったが、「つけ麺」配膳時は、店主自ら運んで下さり、

「本日はご連絡ありがとうございました。『煮玉子』サービスさせて戴きました」

と、価格 100円 の「煮玉子」をサービスして戴いたのであった。これは嬉しい。毎回そうと言うことでもないのだろうが、ひょっとしたらと考えて、予め電話確認することをお奨めしたいと思う。(^O^)v

配膳写真、麺リフト写真等をゆっくりと撮影し、徐ろに実食に入る私なのであった。


「濃厚みそつけ麺」850円「ブルーインパルス」（5機 1kg）400円（税込）


「ブルーインパルス」。。。店舗西方すぐ傍に『航空自衛隊熊谷基地』がある、こちら『大ラーメン福籠』、その航空自衛隊の絡みから、空自の広告塔の役割を果たしている、正式名「第11飛行隊」、通称名「ブルーインパルス」を、『大ラーメン福籠』の看板メニューとなる『メガ盛』メニューの名称として採用しているわけだ。
だが、正確には「ブルーインパルス」の所属は、現在、宮城県『航空自衛隊松島基地』の第4航空団であるので、「隊員教育基地」兼「第１移動通信隊」所属基地である『航空自衛隊熊谷基地』とは無関係と言うことになる。まあ、細かいことは置いておいて、名称に面白みがある『大ラーメン福籠』の「ブルーインパルス（5機 1kg）」を存分に愉しみたいと思う。

なお、「ブルーインパルス」の詳細な説明を文末に記しておいたので、お暇な折りにでもご覧戴けると大変嬉しい。


「濃厚みそらーめん」の場合、通常麺は細麺のようだが、「濃厚みそつけ麺」「ブルーインパルス」仕様は中太麺での配膳となった。麺量は少しでも多い方が好ましいので、ここはむしろ中太麺で有り難いくらいである。


麺は中太の機械打ち角刃麺、加水率やや高めの縮れ麺で、麺量の多さもあったのだろうか。茹で上げ中にぷつぷつと部分的に麺が切れてしまったものもあった。
「つけ麺」としては太くない部類の麺にはなるが、喉越し、歯応えともに悪くない。もちもちシコシコしていて、なかなかに食し易い麺である。

麺量は、「麺」単独の重量で 1,805g。茹で前麺量 1kg との触れ込みは、事実その通りで「看板に偽りなし」であろう。
「日本食品標準成分表 表15 重量変化率」によると、​中華麺の重量変化率は 190％ となっているが、この数値は中細麺の加水率中程度のものと思われる。今までの経験からすると、「オーション麺」など低加水率の極太麺は、茹で上げ後の重量変化は、多くて 170% 余りであった。今回の麺は、茹で前麺量 1,000g だとすれば、その重量変化率は 180% となるから、ほぼ妥当な考えられるわけだ。

喉越しの良さとやや柔らかめの茹で上げによって、嚥下は容易である。「濃厚みそスープ」との相性であるが、中太麺ゆえにスープの絡み自体は、余り強めではないにしろ、食し易い麺であるので、スープが大量に絡まずとも、楽に嚥下出来ることから、むしろ程良い絡みと言えなくもない。或いは、「切り刃」間隔の番手数を落とすことでやや太麺かするか、麺茹で前の揉み込みを更に時間を掛けることで、麺の縮れを増やすかなどして、もう少々スープとの絡みを増してみると、より一層美味しくなるかも知れない。


「つけ汁」の「濃厚みそスープ」は通常のラーメン丼での配膳とあって、スープの量がかなり多いと言える。お蔭で麺を食し切るまでスープが足りなくなるようなこともなく、麺完食後、スープ割りを大量〔400g〕に加えて、「つけ汁」をしっかりと愉しむことが出来た。

スープの中の具材は、白菜、韮、玉ネギ、コーン、人参、もやし等、大量の野菜が投入されている。底に沈んでしまっていたらしく、最後の方になるまで気づかなかったが、チャーシューも1枚、更にメンマも入っていた。
味わいに関しては、ことの詳細は調査不足にて不明なのだが、『大勝軒』系に属すとの情報が示す通り、甘味が加えられていて、「濃厚」とあるが、むしろ「クリーミー」な感じのものであった。
この味付けによる甘味は、決してくどいものではないので、大量に投入されている野菜由来の旨み・甘味と溶け合って、濃厚でありながらコッテリとは異なる、ある意味さっぱり感すら感じさせてくれるスープであった。

味噌自体の味わいは、独特の臭みはほとんどない上に、味噌味がぐいぐい自己主張する味わいとは異なって、野菜主体の旨みをしっかり下支えしているような、包容力を思わせてくれる味わいであった。

このスープ個人的には好みの味である。
本当に、麺に関してのみ、もう一工夫合ってくれさえしたら、絶品の味わいと言えたかも知れない。

ううん、、、惜しい。旨いんだけどなあ～

そんな味わい。


いずれにせよ、麺量も良し、味わいも良し、先ず先ずに美味しうござった。


さて、今回の実測値は、

「濃厚みそつけ麺」850円「ブルーインパルス」（5機 1kg）400円（税込）
総重量（実測値）2,703g
「つけ麺」総重量（実測値）1,868g
うち「麺」重量 1,805g、うち「玉子」重量 63g
器サイズ 直径 24.5cm、高さ 9.5cm、器重量 1,328g
「つけ汁」総重量（実測値）835g
うち具材重量 493g、うちスープ重量 342g
器サイズ 直径 25cm、高さ 9cm、器重量 928g
「スープ割」総重量（実測値）400g

実食総重量 3,103g
合計支払額全額 1,250円（税込）
麺・具材等完食時間 : 5分37秒2
完食時間（スープ割 400g を含む）: 9分43秒0

訪問日 : 2018.8.19（日）


本日参加の埼玉県マスターズ陸上競技選手権大会の方は惨憺たる結果に終わってしまったのだが、その後で戴く「つけ麺」としては、程良い甘さで包んでくれているような気がして、何となく心がほんわかしたような感じられた。
茹で前麺量 1kg、個人的な感覚では、「ラーメン」では相当量に多いと感じられるものの、「つけ麺」としては、もうちょっと欲しいなと感じられる量である。この差が何から来るのか、未だ不明なのだが、まあいずれにしても、本日はこの量で程良い、そう思う私なのであった。


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ブルーインパルス
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航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで、華麗なアクロバット飛行（展示飛行）を披露する専門のチーム、それがブルーインパルスである。正式名称は、宮城県松島基地の第４航空団に所属する「第11飛行隊」。青と白にカラーリングされた 6機の機体が、一糸乱れぬフォーメーションを大空で展開する。ブルーインパルスのパイロットの任期は 3年とされ、｢創造への挑戦｣を合言葉に、日々厳しい訓練を積んでいるのだと言う。

初代機体である「F-86F」は、アメリカから供与された、当時の主力戦闘機である。「ブルーインパルス F-86F」は、1960年8月、浜松基地第1航空団第2飛行隊内に｢空中機動研究班｣として誕生し、1960年3月4日、初の公式展示飛行を浜松北基地〔現 : 浜松基地〕で実施した。1964年10月10日の「第18回オリンピック競技大会〔東京オリンピック〕開会式」で「五輪の輪」、1970年3月14日「日本万国博覧会〔大阪万博〕開会式」で「EXPO'70」の文字を空に描いたことで知られている。

国産の「T-2」超音速高等練習機を使用する、2代目ブルーインパルスは、1982年1月、松島基地第4航空団第21飛行隊内に｢戦技研究班｣として発足し、1982年7月25日に、松島基地で公式展示飛行を開始した。「T-2」は「F-86F」に比べて高速性能を重視した機体で、14年間に175回の公式展示飛行を行った。

現在の機体は「T-4」を使用。1996年4月5日に防衛大学で「T-4」による公式展示飛行を開始した。アメリカネバダ州へ初の海外遠征を実施するなど活躍している。2011年3月11日の東日本大震災で松島基地が被災により使用不能となるも、「ブルーインパルス T-4」本隊は他基地に展開していたため無事であった。使用機体「T-4」の最大速度は、マッハ約 0.9（約1,040km/h）、実用上昇限度 は、15,000m、最大航続距離は、約700nm（約1,300km）である。

アクロバット飛行のプログラムとしては、

「レインフォール」
垂直に降下し、5機がそれぞれの方向に開花する。スモークの軌跡が 5方向に広がる様子が美しいアクロバット飛行である。
「バーティカルキューピッド」
2機のブルーインパルスが正面で垂直上昇を行い、ハートマークのくぼみの部分からスモークを出し始め、左右に分かれてそれぞれハートの片側ずつを描く。続いてもう 1機が左下からハートマークの中央を抜けてスモークの矢を描く。
「スタークロス」
5機のブルーインパルスが上昇し、5方向に広がり「星」を描く。アクロバット飛行の中でも、とても人気が高いアクロバット飛行である。
「タッククロス」
2機が背面飛行で進入し、ぶつかりそうなほど近距離で交差するスリル感たっぷりのアクロバット飛行だ。

など多彩に富んでいるが、現状に満足することなく日々の訓練に励み、新たなパフォーマンスを創り続けているのだと言う。
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