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店名 |
元祖田舎っぺうどん 本店(がんそいなかっぺうどん)
|
---|---|
ジャンル | うどん |
お問い合わせ |
048-521-8784 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
石原駅から2,998m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
64席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 20 |
空間・設備 | オシャレな空間、席が広い、カウンター席あり、座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 |
駅から遠く、パイパス沿いにあるのでお車でどうぞ |
関連店舗情報 | 田舎っぺの店舗一覧を見る |
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仕事で熊谷に向かった。
昼食で、上司が“気になるお店がある”と言うので、足を運んでみた。
その名も「田舎っぺうどん」。
あとから調べって判ったことだが、熊谷を中心に加須、北本、上尾にグループ店を展開する大手。創業45年を数えるそうだ。
店内、活気がある。
スタッフさんたちの流れるような所作。見惚れてしまう。
卓上にはこしょう、胡麻、七味唐辛子。
奥のメニューを手に取り、オーダーに迷う。
迷うのもまた楽しい。
「名物」の文字に惹かれて、
■半きんぴら
極厚に切られている。
牛蒡の甘み、香りがガツンと味わえる。もちろん人参も。このコントラストはきんぴらの醍醐味だ。
温かいつけ汁うどんから、
■うま辛肉・大もり
うどんは角のエッジが残っっている。見事な手打ち。
茹で加減は好みによって選べる。柔らかい麺も美味いしね。
熱もりも可能。
つけ汁はやや細かに切られた豚肉がいっぱい。
この大きさが良いのかな。豚肉の甘さが辛さの中に優しい輪郭として現れる。美味し。
こちらは同僚が注文したもの、同じく温かいつけ汁うどんで――
■塩肉ネギ
塩ベースの澄んだスープだ。
(スープはなに何出汁なのか? 鶏?)
こちらには胡椒が合うそうで、美味そうに頬張っていたぞ。
〆にスープをうどんの茹で汁わって飲む。
余韻を味わうべし。
会計時に撮っ写真をいくつかUpしておく。
なんと、うどんやきんぴらだけでなく、つけ汁までがTake-Out可能。
こしょうや自家製唐辛子まで売っている。こしょうも自家製ってこと!?
食べ終わって、不思議な郷愁感につつまれていることに気がついた。
――そうか、これって「武蔵野うどん」だ……
日本全国にご当地うどんがある。
有名なところだと、香川の讃岐うどん。秋田の稲庭うどん。前者が“手打ち”、後者が“手延べ”の代表格かな。
他にも……、長崎の五島うどん、富山の氷見うどん、三重の伊勢うどん、群馬の水沢うどん。愛知名古屋の味噌煮込みうどんを挙げる人もいるかも知れない。
で、関東武蔵野台地では小麦を作るところが多く、地粉の文化が発展した。そのうどんを「武蔵野うどん」と呼んだ。
Wikipediaで「武蔵野うどん」を引くと、“普及範囲”の項にこう記されている。
『武蔵野とは、狭義には「埼玉県・川越以南、東京都府中までの間に拡がる地域」、広義には「武蔵国全部」ともされているが、「武蔵野うどん」の特徴を備えたものは、多摩地域の北部(小平市、東村山市、武蔵村山市、東久留米市、清瀬市、西東京市、東大和市など)から埼玉県川越市付近までの武蔵野台地上のエリアを中心に、北は埼玉県北本市や加須市、熊谷市、比企郡、東はさいたま市大宮区など、埼玉県の平野部全体に見られる。』
この後半部分、これはここ「田舎っぺうどん」のことを指して言っているのではなかろうか。
「田舎っぺうどん」は武蔵野うどんの正当なる継承者に違いない。
――ブログ「はらへり*てんき」から!