桶川駅東口が再開発が終わったら松月さんはどうなるのだろうか？ : 松月

令和３年４月２７日（火）・再訪２回目

東京都内は緊急事態宣言、埼玉でもさいたま市は蔓延防止法の
強化で酒は１９時で終了・・でも隣接する上尾市＆桶川市内は
この日は規制対象外（２０時迄）だったので板橋方面から遠征
して来た人と２人で寿司を食べる事にしました。本当は赤羽で
飲む予定でしたが止むを得ない
ですね・・・

町の寿司屋さん・・ことあるごとに書いてますが町の寿司屋は
減る一方です。増えるのは回転寿司と銀座や四谷、六本木界隈
に増えている「おまかせ」のみの高額寿司屋さんばかり・・・
しかも、あんまり好きで無い一斉にスタートの店の都合優先で！

サラリーマンが少し頑張って食べられる位の寿司屋さんは県央
桶川近辺でも少ないです。此方の松月さんは地元では数少ない
町寿司です。桶川駅東口は区画整理が始まっていて此方の松月
手前まで立ち退きが終わってまして、主人曰くですが近日中
には立ち退く事になるだろう・・
で、もう年なので移転してまで店をやるかは悩んでいるそう

以下は食べた物＆飲んだ物２人で（料金表示無しなので
価格を推定しながら自己で思った相場の金額を書きました）。
シチュエーションは、カウンタ―でお好み注文のケースで！

料理

・お通し・１（煮物）
・お通し・２（蛍烏賊酢味噌＆うど）/２品で＠５００×２
・北寄貝炙り/￥７００
・だるま烏賊/￥７００
・真鯵（１尾）/￥8００
・真鯛/￥9００
・サーモン/￥５００
・真蛸/￥５００
・穴子１尾/￥８００

握り

・鮪赤身（２貫）＠３５０×２
・鮪大トロ（４貫）＠５００×４
・小肌（２貫）＠２５０×２
・いくら（３貫）＠４５０×３

細巻き

・とろたく（￥７００）
・ねぎとろ（￥７００）
・かんぴょう（￥５００）

汁
・蜆汁（サービス）

・デザート

西瓜（サービス）

酒類

・瓶ビール大瓶２本（＠７００×２）
・白ワイン（ピノグリ）フルボトル（￥２９００）表示有。

＊推定価格税込で￥１８３１５（実際の支払価格￥１８０１５）

最初に瓶ビールを注文して乾杯♪お通しは季節の蛍烏賊＆うど
を酢味噌で＆厚揚げ、大根、人参の薄味での煮物でした。

続いて刺身を間断無く、だるま烏賊、サーモン、真鯛、真鯵
真蛸、穴子、北寄貝炙りを注文しました。最初は北寄貝の炙り
でしたが生で食べるのとは違った味で中々旨い・・蒸して火を
通した冷たいのは食べた事が有りますが温かい北寄貝は初めて
でした。

ビールの後は白ワインで、イタリアのTERESA RAIZで葡萄品種
は「ピノ・グリージョ」で、フリウリヴェネツィアジュリア州
が産地で軽いワインなので海鮮には相性が良かったです。

だるま烏賊、真蛸、真鯛、真鯵、サーモンどれも無難な旨さで
真鯵は生姜醤油ですが、その他はおろしたての本山葵で頂き♪
特に真鯵が旬に向かう頃で有って美味でした。

穴子はあんまり蒸して無いタイプで「カリ・・」の食感がタレ
無しで頂きましたが程よい味ののりでした。フレッシュを炙る
と旨味が増しますね！

刺身類は総じて熟成が効いているようで旨味たっぷりの刺身で
ありました。

白ワインも無くなったので握り寿司にすることにしまして最初
は、鮪の赤身をお願いしましたが此方も熟成タイプで鮨飯との
バランスはバッチリです。

続いて小鰭、いくらと頂いて握り最後は鮪大トロで決めます♪
小鰭は酢の〆は軽くて食べやすく鮨飯の塩分も少な目ですね～
大トロは完璧な部位で脂肪もきつく無くて甘味さえ感じる程の
立派な鮪でした・・此方も熟成タイプかな？

残りは細巻きで最初はとろたくとねぎとろですが、鮪の筋部分
を丁寧に、剥き身にして古漬沢庵と一緒に巻いたら良いコンビ
だと改めて感じました。ねぎとろは白葱なので青葱よりは香り
よしでした。

最後は必ず食べる干瓢の細巻きですが、理由は江戸前寿司技法
に敬意を表してです。

干瓢巻きだけでは無いですが、煮蛤、蒸鮑、酢〆など一仕事
入るのが寿司だと思うのです。決して高級素材や珍しい素材を
集めて作る物では無いと思ってます。

そんな訳で頑張って、たまにご馳走で食べて予算は４桁以内で
すませたいものです。今回は１人辺りが￥９０００でした・・

県央・２３２軒目

３月１５日の出来事です・・高崎線は籠原駅での架線火災で大幅な
間引き運転・・まずは熊谷→大宮での折り返し運転、本数は１時間
に２本・・更には運転調整あり！！　北本駅に１６：２０分に着き
上り電車が来たのは１６：４０、出発が１６：５０、ゆっくり走り
桶川着が１７：００、ここで暫く運転見合せ・・え～い今日は用事
取りやめで桶川で一杯飲んで帰る事にしよう！！
・・・あ、この顛末は高砂の時に書いたのでしたっけね～(^_^;)

駅前の昭和中華でビール１本と芋焼酎お湯割りを１杯頂いたけれど
少し飲み足りないので駅前の道を旧中仙道方向にぶらぶらと歩いて
みました・・再開発のために更地になってコインパーキングが一時
的に出来ていたり、新しい駅前の出来上がった予想図の看板が出て
いたりして間もなく味のある地方の駅前雰囲気はなくなってしまう！

路線バスが駅前で転回出来ないので、タウンテーブルがあって方向を
変えている光景も見られなくなってしまうのかな？

予想ですが鴻巣の時がそうだったように駅に近い方は綺麗になって
旧中仙道に近い方は開発から逃れる・・そんな風になるような気が
します。寿司屋と蕎麦屋が並んだ「松月」も開発にかかるかどうか
は微妙な所ですね！！

その、寿司屋の松月が店の前から雰囲気が良かったので入ってみる
事にしました。都内にでて酒を飲む予定でしたので、使う予定だった
金額を使えば大変な事にはならないだろう・・と、考えたのと久々
に寿司屋さんに入って、カウンタ－で食べて見たかったのです♪

入ってすぐの左側が小上がりになっていて、そこの襖は閉まっていて
中では静かな宴会をやっている様子でした、カウンターには先客で
３０歳代と思われるカップルがシャンパンと思われる泡物をボトルで
頼んで召し上がってました・・手前のテーブルにも実年の男女が寿司
を食べている最中でした。

初めての店なので、かなりのアウェイ感を感じましたがカウンターに
座ると品の良い奥様らしき人が最初に注文した「黒霧島のお湯割り」
ときちんと揚げて煮て冷製にした野菜が、お通しが出ました・・この
突出しからして丁寧なので何となく期待出来ます♪

カウンターに座ってレジのある左側奥をみると店外から見ると暖簾は
別だった蕎麦屋さんが店内ではつながっていて行き来が出来るように
なってます。このレビューを書くにあたって検索したら蕎麦屋の松月
は登録がありましたが、寿司処「松月」として別登録をしました。

価格記載はまったくないので少し懐は心配でしたので抑え目で食べる
ことにして最初はつまみで「かんぱち」をお願いしました・・厚さは
普通ですが少し大きく切られた「かんぱち」は４切れで、ねっとりと
旨味が出ていてお勧めしてもらっただけあって美味しい物でした。

ゆっくりと芋焼酎を飲みながら２品目は貝類でお勧めの鳥貝を注文
です。夏になると殻付きの生鳥貝は大好きなのですが、今の時期は
蒸しの鳥貝です・・この甘味が何とも言えなく好きなんです♪

ここで酒は終りにして寿司を食べて帰る事にしました最初に小肌と
烏賊をお願いです。鮪トロや白身も色々とあったけれど何せ初めて
の店なので一般的に安価と言われている素材を選んだわけですが
両方とも平均より少し上の味で酢飯も適度な酢加減で旨いです♪

続いて細巻（簀巻き）でねぎとろをお願いです・・葱は青葱では
なくて長葱の白い部分を使用、大トロの端の筋がある部分を丁寧
に包丁で処理して出て来ました、これは解りやすい理屈抜きの旨さ
ですね♪

最後は山葵の効いた干瓢巻をお願いしたら、この日は仕込が出来て
いないとの事でした・・個人的な思いですが寿司屋さんに欠いては
いけないのが鮪、玉子、干瓢だと思っているので出来れば常備して
いて欲しかったです。色々と都合はあるかとは思いますが・・
代わりと言ってはなんですが、穴子胡瓜巻をお願いしまたが無難な
美味しさでした。

会計は芋焼酎１杯、お通し、つまみ（刺身）２品、にぎり４貫、巻物
２本で税込￥４２１２（税抜￥３９００）でした。納得の価格です♪
女将さんも大将も一見の私に対しても、あしらいが良くて品の良い
接客でした。ただ、店横に再開発の案内が出ていたので駅前整備が
終ったらどうなってしまうのだろう？？　それだけが心配でした。

そんな訳でたまたま高崎線が止まったために、隣駅なのに普段は
あまり下車しない桶川駅飲みが出来て、それなりに楽しかったです。