おっ、夜の部ブラッシュアップ？満足感、増大です。 : 手打ちうどん　 いしづか

さすが日曜日、そしてさすが百名店。
夕方5時23分到着も、ほぼ満席。
奥のテーブルが一つ空いていました。
今日は、奥さんと軽く飲んで食べる日。食べログ百名店受賞後、初の「いしづか」さんです。
駅前再開発中の桶川駅東口ですが、「いしづか」さん側は移転しなくて大丈夫な様子。
老舗をこのままの状態で存続できそうで良かったです。

メニューを見ると、「うどん」専門になったようです。
以前は蕎麦もやっており、奥さんは蕎麦派だったのですが、今回はうどんを注文です。
店内の動向を見ていると、混んでいて料理の提供に時間がかかっている様子。
これは、早めの行動が必要、と判断し、すべて最初に注文することにしました。
※おつまみメニューは、黒板に出ているもののみです。

ただ、この日は二人だったので、メモも無し。
支払いもたしか奥さんがしたので、レシートも無し。
ヒントは写真だけ。
ということで、飲み物は、
「生ビール」を1杯ずつ、芋焼酎の「燃島」お湯割り440円を2杯ずつ。
食べたものは、
二人とも「ブランド豚のつけ汁うどん」825円、
「イカ天」194円を2つ、「寄せ豆腐」370円を1皿、「生本マグロ刺し」1000円、「茄子の浅漬」360円
写真を見ると、こんな感じ。
「新筍とホタルイカたらの芽天」がちょうど売り切れてしまったのが残念だったのは覚えています。

うどんを始め、出てくる料理、すべて美味しかったし、値段的にも安いと感じました。
若奥様（たぶん）がホールを仕切るようになって、店内が明るくなった感じがするのは気のせいか、
でも、以前のように注文を忘れたり間違えたりはなくなりました(笑)。
以前から良い店でしたが、名店と言われるのが自然なくらいに磨かれたような気がしました。
駅からも近いし、ここはぜひとも「饂飩前」を楽しみたいお店として推薦いたします。

桶川駅前通りと中山道がぶつかった交差点にある老舗うどん店です。
創業120年以上の歴史があります。明治時代の中山道はどんな風情だったのでしょう。
第1回のオリンピックがアテネで開かれたのが1896年、この頃はまだ伊藤博文の内閣だったわけですから、幕末の影が色濃く残る時代でしょうが、すでに、高崎線も開通し、桶川駅も新設され、今より華やかだったかもしれません。

そんな歴史を考えることもなく、ただただ、お酒で喉を潤し、空腹を満たすべく、暖簾をくぐったのは日曜日の夕刻でした。

数組の先客がいましたが、隅の落ち着けるテーブルが空いており、ひとり陣取りました。
すると、先客の皆さまがこちらを見るような素振り。
何か、変なおじさんになっているのか？めちゃくちゃ気になります。

お店の人が慌てて出てきて、「あのー、今日はうどんも蕎麦も終わってしまい、おつまみ類しかお出しできないのですが。。。」

あー、このことかー、それでお客さんにちら見されたんだー、変なおじさんになってなくて良かったー。
と、緊張がほぐれてしまい、ついつい「はい、大丈夫です～」と答えてしまいました。

うどんを食べられないのは残念だけど、かわりに酒を一杯多く飲もう。
ということで、
まずは、埼玉の定番「神亀」400円と「板わさ」310円、「もつ煮」460円をいただきました。
お通しのきんぴらを一口含み、冷たい「神亀」で流すと、もううどんは無くてもいいや、と思えるくらいな幸せ感が。

次に出た板わさは、板わさの黄金分割とも言える、12mmカット。最も美しく、美味しいとされるカットです。
もう、醤油もいらない、山葵だけで食べちゃいましょう。うん、うまい！

次のお酒は、群馬の「尾瀬の雪どけ」350円。あ、最後の一絞りで、グラスがいっぱいにならない。
大丈夫です、その分、ちゃんと代金から引いてくれます。

もつ煮は、このお店の得意分野です。なにせ、「牛ホルモンうどん」などのメニューがあるくらいなので。
七味を思い切りぶっかけて舌に載せちゃいましょう、うんうん、もつ煮のコクと七味のバランスがちょうどよく出来ました。

それでは、次のお酒にいってみましょう。
群馬つながりで「谷川岳」350円です。
おー、これは、サワーな感じ、ちょっとシュワーッときて美味しい。

カウンターで飲んでいる常連さん同士の、全く噛み合わない会話が面白くて、一人飲みも飽きること無く時間を過ごせましたが、そろそろこの常連さんの一人が帰り支度を始めたので、私も帰ることにしましょう。
1000円台で十分に楽しめたゆうげでした。

「いしづか」さんには、いつも夜の部でおじゃまします。この辺のうどん屋さんではめずらしく、お酒を飲めるし、おつまみも充実しています。といっても、8時までなんですけどね。
　ただ、今日は昼間に、一人で、参りました。
　牛肉汁うどん(750円)とかしわ天(110円)をお願いしました。そう、ここはめずらしい牛肉汁なんです。鹿児島美湯豚肉汁うどんもあるのですが、ここでは牛肉汁のほうが自分好みです。そして、このかしわ天が安くて旨い。
　注文後、うどんが出来るまでに、ちょっと時間があるだろうな、と思ったら、もう我慢できなく、調理場まで顔を出して、「お酒」を冷やでお願いしちゃいました。やー、意志が弱い。でも、車で来ていない時点で、予想はついたのですが。
　お通しのレバ煮も旨かった。うどんは、このへんの武蔵野うどん、例えばこの近所の松屋さんみたいなごっつい感じではなく、ちょっと都会っぽい上品な感触です。しかし、いつも、飲んだあとの〆のうどんですから、このくらいの喉越しがベストだと思っています。