再訪するも印象は変わらず・・・ : 亀屋 本川越ぺぺ店

【再訪】
約一年半ぶりの再訪です。
前回のイモシューの印象があまりよくなく、このままでは亀屋さんにいいイメージを持てずじまいになってしまうので、違うお菓子を味わってみようと再訪しました。

今回購入したのは「亀どら」。
亀屋の店名にちなんで、亀の甲羅をかたどったどら焼きです。こちらの店の主力商品といえましょう。

中身は、粒あん、こしあん、ゆずあんなどがあります。あと一つあった気がしますが、芋あんだったかな？定かではありません
＾＿＾）。亀どらは初めてなので、とりあえずオーソドックスな粒あんを購入しました。

人気商品なので、期待して食べてみたのですが・・。
ん～・・不味くはないけれど、わざわざ買うほどではないかもしれません。すくなくとも、私の求めるどら焼きの味とはちょっと違います。

粒あんという割には、粒の形というか豆の食感が残っていません。そのくせ変にべとついています。これを「しっとりしている」とは表現できませんね。

原材料を見てみると、「つぶあん（砂糖、小豆・食塩）、卵、小麦粉、砂糖、水飴、オリゴ糖、サラダ油、蜂蜜、膨張剤」とあります。推測するに、パサつきを防止するために餡にサラダ油を入れている気がします。ひょっとしたらそうではないかもしれませんが、そう感じるような餡でした。このお店は、どら焼きを冷凍保存することを念頭に置いているようなので（地方発送品は冷凍保存推奨です）、冷凍の便宜のため尚更そうしているのではないかと考えてしまいます。

皮のふっくら感も風味も、総じて弱いです。もちろん標準などら焼きより劣ることはないのですが、川越を代表する銘菓として期待して食べると微妙な印象が残ります。

そんなわけで、悪くはないけれど、これを買うならもっとおいしいものか安いものをかっちゃうかなあ・・という感想です。
商品の味より、お土産品としての保存の便宜を優先している気がして、その意味では前回のイモシューと同じ印象なんですよね。そんなわけで点数もそのままにしておきます。

もちろん、亀の形も変わっていて、亀屋のイメージがしっかり出ている商品なので、川越土産として買うには悪くないとは思います。ただ、地元の人間としては、お土産品としての魅力はなく、純粋に味だけの評価となるので、相対的にやや辛口評価になってしまうのかもしれません。

ご馳走様でした。


【初訪】
川越の銘菓といえば、ひょっとしたらこの亀屋さんが一番有名かもしれませんね。
「天明３年創業・旧川越藩御用達」といわれればそれだけでも重みを感じます。

私は、川越では、どちらかというと蔵造り本舗を利用することが多いので、たまには違う店でということで、こちらで「川越イモシュー」（むらさき芋）と「川越シュー」（栗）を購入しました。

注文時、店員さんから、シュークリームは凍っているので２時間ほど待って食べるように言われます。
地方発送でもないのに、のっけからシュークリームを凍らせているという時点で、嫌な予感がしましたが、それでも一応味を試して見ようと思い、了解しました。

うちに帰って、封を切ってみると、嫌な予感が現実のものとなります。

いったん冷凍してしまったため、シュー皮は干からびてバサバサです。歯ごたえ、風味ともに市販のアイス最中のレベルといわざるを得ません。
もちろん、中のクリームも然りです。芋が原料なので、ある程度のパサつきは仕方がないものの、半端に溶けたアイス最中の中身のような状態になってしまっています。失礼ながら、これならスーパーで売っているシュークリームを選びます。

ちなみに、中身の味自体は、そんなに悪くありません。スイートポテトのような味わいで、シューの中身としては面白いです。出来立てで食べたら結構おいしいかもしれません。

川越老舗の銘菓というネームバリューもあり、川越土産の一つとして考えるとそれなりに意味のある商品かもしれませんが、シュークリームそのものの評価としては、低いと思わざるを得ません。悪い意味で地方のお土産品といった印象です。シュークリームが生菓子であることを前提に、品質管理をもうすこし検討していただきたいところです。

亀屋さんの他のお菓子にはおいしいものもあるため、店の評価自体は極端に低い点数にしませんでしたが、すくなくとも、今後私がこのシュークリームを買うことはないでしょう。川越・亀屋のネームバリューに負けない商品開発を今後に期待いたします。僭越ながら、少々苦言が多くなりましたが、これも地元民の川越に対する愛情のためと思ってやってくださいｗ

ご馳走様です。