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ふじみ野 一味亭 ~ハレの日の鰻屋の真骨頂~ | うなぎ大好き
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
ふじみ野 一味亭 ~創業50周年感謝祭~ | うなぎ大好き
6月の初め、埼玉・ふじみ野の『一味亭』さんからお葉書をいただいた。
【創業50周年感謝祭】ということだ!
これは、めでたい!
しかも宛名面の余白には、手書きで感謝の言葉が…。
一味亭さんのホスピタリティにはいつも感心します♪
これはお邪魔して、お祝いを言うしかないですね^^
【創業50周年感謝祭】初日 カミさんとともランチタイムに突撃訪問!
駐車場に車を停めて、エントランスの美しさにカミさんはびっくり
カミさんは、池の錦鯉に息を飲んでいる。
カミさんが驚くのも無理はありません。
自分も初めて伺った時は、とんでもない高級店へ来てしまった?!とビビりました(^^ゞ
一味亭の皆さんにお会いして親しみやすい接客にふれると、お庭も含めてホスピタリティの一環だと納得するのです。
うな重をお願いしたので【創業50周年感謝祭】特典の「鰻かぶとゼリー寄せ&骨の佃煮」をいただきました。
「鰻かぶとゼリー寄せ」は、圧力釜で柔らかく煮た鰻のかぶとに人参などが入っていて優しいお味。
「骨の佃煮」はカリカリッで佃煮というよりも甘いタレを纏った骨せんべいのよう。
カミさんの希望で鰻のアラカルトをいくつか。
まず「かぶと焼」
骨まで食べられるように柔らかなった鰻かぶとを香ばしく焼きあがてある。
栄養たっぷり、ほくほくして美味!
「肝焼き」
綺麗で美味しい!
「ひれ焼き」
鰻のひれにはコラーゲンがたっぷり
ジューシーさがたまりませんね
メインの「国産うな重(3枚のせ)」
ふっくら香ばしく焼かれて、やや甘めのタレがカミさんのツボだった模様。
無言で完食してました(笑)
平日限定の「鰻ランチ」
これで1500円(税別)は、チョーお得!
美味しい鰻と玉子焼きが一度に味わえる(≧▽≦)
玉子焼きもちょっぴり甘めの味付けがしてあり、懐かしいお味がグー!
一味亭の皆様
創業50周年 おめでとうございます\(^o^)/
美味しいお料理に笑顔のおもてなし
いつも鰻面の笑みで大鰻足です!
皆様 お元気で、創業60周年へ向けて ご繁栄をお祈りしています!
一味亭の皆様
(この日は若女将がいらっしゃらなかったのがちと残念)
お土産の「鰻ちまき」
うなぎ大好きの孫は
「うなぎだあ~!」と言ってガッツリ1個完食(^^ゞ
秋に産まれる2人目の孫のお食い初めは『一味亭』さんにお願いしましょうか?などとワイワイしながら家族皆で「鰻ちまき」を美味しくいただきました(^-^)
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
ふじみ野 一味亭 ~鰻好きによる 鰻好きのための鰻店~
一味亭FBページの投稿にいいね!をしていると一味亭の若である西山加三喜さんからメッセージをいただいた。これをきっかけに何度かやり取りをさせてもらうことになる。
加三喜さんは、お父様の下で修業をしている若き鰻職人さんで鰻愛がとても伝わってくる方。加三喜さんの奥様で一味亭の若女将・千晴さんともTwitterつながっていたご縁で寒の土用一の丑にかこつけてお邪魔することにした。
一味亭Twitterで見た「ヒレ焼き」は絶対に食べてみたい!
鰻屋でも珍しい『ヒレ焼き』!ただいま仕込み中です(^^)pic.twitter.com/Au1aax5y82
—一味亭(西山千晴)(@ichimitei)2016,1月11
せっかくだから「ヒレ焼き」が入っているコースをお願いしようと一味亭のホームページを見ると「一味御膳」の中に鰻前菜としてヒレ焼き、かぶと焼き、骨煎餅が入っている。コースの中のお造りを「う巻き」に蒲焼御飯をうな重に変えてもらうようにお願いをして予約をさせてもらう。話ができるようにとランチタイム終了前の13:30頃に時間をとってくださった。
当日は、一昨日の雪とは打って変わって快晴だが、風が冷たい。
東武東上線・ふじみ野駅西口を出て、店に向かう。2つ目の信号を右に曲がり、さらに2つ目の信号を左折すると「うなぎ蒲焼」のノボリが何本も立っているのが見える。
想像していた以上に立派な店構えに少々ビビリ気味(^^ゞ
エントランスもお洒落な雰囲気
店内に入るとと女将と若女将が出迎えてくれ、左奥の掘り炬燵の席に案内してくた。
お茶とおしぼりを持ってきてくれた女将の西山三智子さんと図らずもうなぎ談義になってしまった。
その中で印象に残ったのは、女将が嫁いできたばかりの頃の話。
朝、店の掃除をしていると、どこからか?キーンと良い音が響いてくるのだそうだ。
音源を確かめるとご主人が鰻を割くを割くときに出る音なのを確かめる。
しかし、無心で鰻を割いているご主人は気がつかなかったそうだ。
後に大きな鰻店の割き方の職人さんに割くときの音のことを聞くと鰻は綺麗に割けるが鰻割きの出刃が傷みやすいので割く技術と刃を研ぐ技術の両方が揃わないと出来ないと聞いてビックリしたとのことだった。
明るく楽しく鰻の話をする女将さん。30過ぎの息子さんがいるとは思えないほど若く美しく見えたのは、鰻の効力なのだろう?!
窓の外の池には錦鯉も泳いでいる素敵なお席。
「鰻前菜」の登場。
「かぶと焼き」
「骨煎餅」
どちらも自分で作ってみたからわかるのだが、とても手間のかかる料理なのだ。
かぶとは、圧力釜で丁寧にじっくり蒸さないと骨まで食べられない。
鰻の骨も血や残った内臓を綺麗に洗うのが手間がかかるのだ。
「ヒレ焼き」
これが今日の目当てのひとつ。
外はパリッと中はジューシーな仕上がりで鰻足、鰻足(^-^)v
「う巻き」
甘さ控えめのふんわりした玉子焼きは、中の蒲焼が引き立つ良いお味。
鰻のタレをつけて食べるとまた違った美味しさが味わえる。
「鯉の白扇揚げ」
ふんわりカリッと揚げてあり、鯉の旨味が感じられる。
川魚が苦手な人も美味しく食べられるはず
生姜がアクセントになった優しい味の「うざく」
熱々の「茶碗蒸し」をいただいて、お食事になる。
若女将・西山千晴さんがうな重のセットを運んできてくれる。
テーブルに配膳しながら蓋を開けるシーンのうなパカ動画の話になる。
「お重の蓋を開けるときはワクワクしますよね♡」
明るく元気な若女将も相当なうなぎ好きらしい(笑)
若女将の見ている前で動画を撮った。
香ばしさが半端ない!
5Pサイズの1尾つけ。味の来ている鰻を活かす醤油と甘味のバランスの良いタレだと感じる。
皮はパリッとしてふっくらである。
ここまで香ばしさを出すのは何か秘訣があるのだろうか?
うな重を堪能していると若の西山加三喜さんが来てくれた。
メッセンジャーのやり取りで感じていたように真面目な好青年だ。名店でも後継者がいないために閉店してしまう店も少なくない。彼のような後継者が出てくれるのは、うなぎ好きとしてもありがたいことだ。
話していると優しさの中に秘めた鰻魂を感じる。
昔のように頑固な職人さんではなく、優しさと鰻愛、鰻魂を併せ持つ若い職人さんが今後のトレンドなのかもしれないと感じる。
水菓子をいただいて「一味御膳」のひと通り。
大鰻足のお料理であった。
ご馳走様と手を合わせていると
何と!当代のご主人・西山一夫さんが来てくださった。この時点で14時半。中休みの時間なので恐縮する。
せっかくだからと前に座ってくださり、うなぎ談義がはじまった。
浦和の老舗で修業された先をお聞きすると『中村家』さんだという。
蒲焼をいただいた時に辛口のタレで有名な『中村家』さんだけはないな、と思っていたのでビックリだ。
昔のことだから修業といっても手取り足取りで教えることなどなかったのだろう。
修業から戻った時、店は三芳町の川越街道沿いにあり、お客は上りは都内から下りは高崎から来ていたそうだ。また、当時の店はカウンター越しにお客と話が出来たそうで、試行錯誤しながらタレも理想に近づけていき、「醤油と味醂が仲良くする具合」に出来たのが今のタレだという。
割き方も活きの良い鰻がおとなしく割く方法が女将さんが聞いた音が出る割きというわけだ。
焼き方については「身を焦がさずに脂を焦がす」のが極意だそうだ。落ちた脂の煙が香ばしさが鰻にまとってあの香ばしさになるのかと納得する。
ご主人もうなぎの話をしているととても良い笑顔になる。
そのことをいうと「食べるのも料理するのも鰻がすきなんだよなぁ」と言う。
一味亭の皆さんは、大のうなぎ好きなのだ!
以前は、鰻をどうしたら余すことなく美味しく食べてもらえるかを追求していて、うなぎの刺身なども作ったことがあるほど研究熱心な方でもある。
「いろいろ試してみたけど究極の鰻料理はうな重だと思う。」という意見には共感を覚えた。
また、鰻の完全養殖に話が及ぶと「もうちょっとのとろろまで来ている気がするだよね。」と完全養殖に期待感をにじませていたのは全国の鰻店に共通する思いだろう。
たくさん、たくさん、うなぎの話をさせていただき、気がつけば話始めて2時間近くが経過していた。
恐縮していると「今はなかなかお客さんと話す機会がないので、楽しかった。」と言ってくださったのが救いだ。
迷惑ついでに立て場を見せていただく。
活鰻は、鹿児島まで行き、これはと思う養鰻場から仕入れを基本としているというこだわりだ。
良い井戸があったのも移転のきっかけになったそうだ。
席も自分がいただいた掘り炬燵式の席の他に仕切りのあるテーブル席
カウンター席
他に個室もあって、様々なシチュエーションで利用できる。
鰻面の笑みの一味亭の皆さん
立派な建物でお祝い会席のお店の印象が強かったが、一味亭さんは生粋のうなぎ屋さんであることが行ってみてわかった。
自分が子供の頃の宴席の〆はうな重だった。鰻はハレの日食べ物でもある。その伝統を絶やすまいとする姿勢が「鰻・祝会席」に込められている。
普段使いでも平日の「鰻ランチ」は1,600円(税別)もある。うな重も2枚のせならば2,700円(税別)とうなぎ屋さんとしては気軽に利用できる。
鰻福で大鰻足の「鰻好きによる鰻好きのための鰻店」だった!
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岸 朝男
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岸 朝男さんの他のお店の口コミ
店名 |
一味亭
|
---|---|
ジャンル | うなぎ、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
049-262-5321 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
公式ホームページに記載 ふじみ野駅から515m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー可 QRコード決済可 |
席数 |
1席 |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 公式ホームページに記載 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
1999年 |
備考 |
店舗詳細は公式のホームページにてご覧下さい。 |
初投稿者 |
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2016年9月の末に娘夫婦に2人目の子供が誕生した。
娘が安定期に入った頃から【お食い初め】は、埼玉県ふじみ野にあるお祝い会席の『一味亭』さんでお祝いしようと家族で相談していた。
『一味亭』の女将さんにも伝えると、喜んで引き受けてくださるという。
【お食い初め】
新生児の生後100日目(または110日目、120日目)に行われる儀式。
「真魚(まな)始め」または「食べ初め」、初めて箸を使うので「箸揃え」「箸初め」とも呼ばれるほか、祝う時期が生後100日前後であることから「百日(ももか)の祝い」「歯がため」と呼ぶ地域もある。
概要
個人差はあるが、新生児の生後100日頃に乳歯が生え始める。この時期に「一生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて食事をする真似をさせる儀式である。
この儀式は、平安時代から行われてきたものである。
江戸時代には、生後120日経つと、飯や魚、5個の餅、吸い物、酒などの膳部(ぜんぶ:膳にのせて供する食物・料理)をそろえて幼児に食べさせる真似をした。
祝い膳
伝統的な形の「お食い初め」は、一汁三菜の「祝い膳(いわいぜん)」が用意される。これには鯛など尾頭(おかしら)つきの魚および、赤飯・焚き物・香の物・紅白の餅のほか、吸う力が強くなるようにとの考えから吸い物(汁物)、歯が丈夫になるようにとの考えから歯固め石が供される。「歯固め石」は古くからの習わしでは地元の神社の境内から授かるもので、儀式が終われば再び境内へ納める。小石の代わりに固いクリの実を供する地域もある。また大阪をはじめ、関西地方では小石の代わりにタコを供する風習が存在する。
食器は正式には漆器で高足の御膳にしつらえる。器の漆の色も赤ちゃんの性別で異なり、男児は内外ともに赤色で女児は黒色で内側が赤色である。
また、祝い膳の直後に長野県佐久地方では、洗い清めた石を皿に乗せ、焼鰯を添えた膳を作り、子供に石をしゃぶらせると、石をも噛み砕くような丈夫な歯が生えるといわれる風習がある。一方、この石を子供の一生の御守にする家もある。また、お食い初めの後、子供を道などにわざと捨て、事前に依頼しておいた近所や親戚の人などに子供をすぐに拾ってもらう伝統もある。拾ってくれた人を「拾い親」と言って、時には親子のようにつき合う。
もっとも、簡単にするならこのように正式な形ではなく、祝い膳として離乳食を用意しミルクや母乳から離乳食へ切り替えのきっかけとしても構わないとされる。
(wikipediaより引用)
孫が生後100日目を過ぎた最初の日曜日に『一味亭』さんにお祝い膳をお願いして、お食い初めのお祝いをした。
まだ、正月の名残があるエントランスホールを抜けて予約してある個室へ案内される。
素敵な部屋に一同大喜び。
特に娘は、長時間の滞在になる時に幼い子どもがいると他のお客様に迷惑が少ない個室はとても助かるという。
大人の席には、寿の箸袋に女将、若女将お手製の紅白折鶴が添えてあり、お祝い気分を盛り上げている。
《お食い初め膳》
・お祝いの定番〈お赤飯〉
・吸う力が強くなるようにと〈お吸物〉(紅白白玉、結び三つ葉)
・〈前菜物〉(芽くわい、田作り、しんじょう、ゆず羹)
・〈酢の物〉(サーモンの小川作)
そして中央には
子供の運気うなぎ昇りを祈念して〈鰻〉と〈玉子焼き〉に大根と人参で作ったお目出たい〈紅白梅〉
流石、ハレの日の鰻屋さんである。
鰻を口元に近づけると、見詰めて吸い付く。
やはり、一番気に入ったようだ。血は争えないのか。
《鰻のお祝い骨揚げ》
私たちがうなぎ好きということをご存じのお店のご厚意で、細く長く幸せににと特別に出してくださった。
お心遣いに感謝します。
一番食べたのはお姉ちゃん。お姉ちゃんが細く長く幸せになってしまうのか。
お姉ちゃん用の《お子様特別膳》
お姉ちゃんは「わ~っ」と言って大喜び。
大人でも十分に満足できるクオリティーだ。
《旬の前菜》
〈鰤の白味噌仕立て〉
〈田作り〉
〈柚子柚餅子〉
〈海老鉄扇串〉
〈鯉なます金紙巻〉
《お造り》
〈鮪〉
〈柚子釜サーモン〉
〈甘海老〉
〈日の出鶴〉
美味しいだけでなく、目にも美しい品の数々。
お祝い膳なので縁起の良さも踏まえており、ハレの日会席の真価を見せていただいた。
《茶碗蒸し》
卵のなめらかな口あたり、上等の吸物を味わうかのような出汁の旨さ。
茶碗蒸しがあまり好きではない娘も美味しいと完食するほどに美味いっ。
鰻を入れてグランドメニューに加えてほしいと思ったくらいである。
《酢の物》
〈サーモンの小川作〉〈もって菊〉〈柚子羹〉
優しい酢加減。
〆の〈うな重〉の前に口の中をリセットする効果もあった。
うなぎ昇りの〆はやはり《うな重》
http://unagi-daisuki.com/wp-content/uploads/2017/01/ichimitei02.mp4
〈国産うな重〉(2枚のせ)手毬麩入りの〈お吸い物〉〈香の物〉
この日の鰻は鹿児島産。
肉厚の鰻をふっくらと焼き上げ、一味亭秘伝の甘みのある円やかなタレでたくさんお料理をいただいた後でもぺろりと平らげられる。
《お祝い水菓子》
女将と若女将が祝の文字を一つ一つ心を込めて書き上げている。
〈錦玉子〉〈丹羽黒豆〉
今回は【お祝いコース】の〈梅〉をいただいたが、品数が多い〈桜〉にさらに白焼きも楽しめる〈寿〉もある。
うなぎ尽くしを味わいたい方には、鰻のひれ焼き、かぶと焼きも入った《一味御膳》も用意されている。
毎年200組以上のお祝い事に関わっている『一味亭』さんは、料理はもちろん、そのホスピタリティは経験に基づいた“おもてなしの心”が行き届いている。この日は冷たい雨が降っていたが、私たちの心は温かくなった。
『一味亭』さんは、立派な外観とは異なり普段使いでも気軽に利用できる鰻屋さんだが、ハレの日にはその本領を遺憾なく発揮すると改めて感じたのだった。
孫のお食い初めを素敵なお祝いに演出してくださった『一味亭』の皆さんに心からお礼を申し上げて、この項を閉じたい。