【1433】サービス料の徴収は不服も天然本わさびと豊洲の魚介を楽しめます : 魚浪人

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浦和駅（周辺800m）エリアの居酒屋ジャンルで食べログ第8位の高評価店（3.53/15件）。
店主が毎朝豊洲市場から仕入れる旬の鮮魚、梶田商店の「巽醤油」、
そして農家から直接取り寄せる「天然本わさび」にこだわる実力派。

店内は厨房を囲むL字カウンターに8席、4～5人ぐらい座れそうなテーブル1卓。
2階は古民家のような座敷で12人ぐらいは座れるようです。
なお1階が禁煙で2階は喫煙可能な分煙システムとなっています。

サッポロ黒ラベル 生ビール（500円）
サッポロ黒ラベル 中瓶（550円）
池のつゆ（580円）芋焼酎
旭菊 純米 綾花 ひやおろし（120ml 680円）
釜屋 純米吟醸 ひやおろし（120ml 680円）

金目鯛の味噌汁（お通し）
自家製ツナ入りポテトサラダ（480円）
ホルモンの八丁味噌煮込み（680円）
北海道・仙鳳趾 生牡蠣（3Lサイズ1ヶ580円×2）
お刺身おまかせ盛り（1人前980円×2）
あん肝の旨煮（480円）
長崎・対馬 釣りのどぐろ カマ焼き（780円）
北海道・厚岸 生本ししゃも 天ぷら（5尾680円）
豚バラと仙台芹のせり鍋（2人前880円）

食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点、表示価格は外税です、別途サービス料5％

【3.2】金目鯛の味噌汁（お通し）

金目鯛のアラとシメジの入った味噌汁。
筆者の理想よりも味噌の塩分が強い点は気になりますが、コクも出ていて美味しい。
しかしお会計金額から逆算すると1人あたりのお通し代400円ぐらい。

今回は途中で天然本わさびのおかわりをリクエストしており、
それに課金が生じていればお通し代の計算も変わってくるので何とも言えません。
しかしサービス料5パーセント、外税で、お通し代まで徴収するのは嫌らしさも感じます。
接客に関しては居酒屋のそれであってサービス料を取って良いレベルとは思いませんでした。

【3.3】自家製ツナ入りポテトサラダ（480円）

ポテトサラダはジャガイモをベースに、ツナ、タマネギ、そして茹でたゴボウも入っていると思います。
揚げたゴボウを散らしてあって茹でたゴボウと揚げたゴボウの食感が合います。
ポテトサラダ自体はややドライで好みと違う部分もあるのですが食感の一体感はありました。

【3.4】ホルモンの八丁味噌煮込み（680円）

八丁味噌とのことですが名古屋の「どて」ほど八丁味噌の主張は強くないです。
どちらかといえばデミグラスソースのように感じる煮込みのスープ。
ホルモンは少し弾力を残した食感で、全体的にシチューのようなイメージ。
最後は温泉卵を崩して汁まで完飲。

【3.5】北海道・仙鳳趾 生牡蠣（3Lサイズ1ヶ580円）

冬の12月ぐらいの一番クリーミーで濃厚な時期の仙鳳趾産には劣るとしても、
チュルンと牡蠣を飲む込むと口の中にクリーミーさと濃厚さが広がって何とも快感。
1粒650円（税サ込）ぐらいなので安くは無いですが外さないブランド牡蠣。

【3.8】お刺身おまかせ盛り（1人前980円）

マグロ、カツオ、ブリ、ハタ、アジ、カンパチ、〆サバ、キンメ、ホタテ、
カマス、イワシ、サワラ、ヤリイカ、白魚の14点盛り。

1人前980円（＋税サ）で14種類ものお刺身を楽しめるのはお得感あると思います。
同店のスペシャリテとも思う必食メニュー。
突き抜けて美味しいと思ったのは身厚でネットリ食感のカマスぐらいですが、
泥臭さが気になる白魚、旨味弱めなヤリイカを除けば総じてお値段以上の価値。

マグロもこの価格帯の刺し盛りにしては上等ではないでしょうか。
下手に鮨屋に行くより同店のほうが満足度は高くなりそうです。
（なお同店でも握りがメニューにあるのですが、衛生的な配慮からか手袋で握っておりました。）

【3.1】あん肝の旨煮（480円）

魚の煮付けのような味わいとなっているアンキモ。
国産か中国産かは分かりません（小さいカットなので、この値段でも国産の可能性も）。
アンキモもお店によっては臭みや苦味の強いものに出会いますが、
こちらは臭みや苦味を感じないので値段相応には楽しめます。

【3.0】長崎・対馬 釣りのどぐろ カマ焼き（780円）

脂ノリの良いノドグロの、目玉などコラーゲン的な部分を楽しめるのですが、
ノドグロの目玉がハタやキンメの目玉より美味しいというわけではありません。
むしろハタやキンメのカブトより可食部が少なくてコストパフォーマンス低いです。

【3.4】北海道・厚岸 生本ししゃも 天ぷら（5尾680円）

油で揚げた白身はフワフワで口に入れるとやわらかく蕩けます。
しかし本ししゃもではなく、もっと安いメヒカリでも同じような食感になるわけで、
本ししゃもならではの風味を楽しむには「焼き」のほうが良いかも知れません。

【3.3】豚バラと仙台芹のせり鍋（2人前880円）

豚バラ肉、セリ、絹豆腐、醤油系の出汁を効かせたスープ。
2人前880円（＋税サ）と鍋にしてはリーズナブルですが原価の安い豆腐がたっぷり。
とはいえ出汁を吸った豚バラ肉は間違いの無い美味しさでセリとの相性も良好。