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店名 |
うなぎ はす沼
|
---|---|
ジャンル | うなぎ、日本料理、海鮮 |
予約・ お問い合わせ |
048-876-5500 |
予約可否 |
予約可 お店の混雑状況によって遅い時間までお席を空席にしておけないため、お席のご予約はランチは12:30、ディナーは18:00までとさせていただいております。 |
住所 | |
交通手段 |
東浦和駅から760m 東浦和駅から757m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
20席 |
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個室 |
有 (8人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店舗の裏手にございます。ご不明な場合はご来店の際にご案内致します。 |
空間・設備 | カウンター席あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
備考 |
※営業時間外のお電話に出れない事がございます、 |
お店のPR |
ご宴会やお一人様でのお食事にも。ふっくら極上の“うな重”は、うなぎ好きの方を次々と魅了。
東浦和の名店『うなぎ はす沼』。ご注文を受けてから蒸し、焼き上げる国産のうなぎをご堪能いただけます。鮮度抜群のうなぎを使った蒲焼きは、外がパリッと中はふんわりとして絶品。とろけるほどにやわらかい極上の舌触りのうなぎは、“うな重”でも“白焼き”でもお愉しみいただけます。予めお電話をいただければお客様のお時間に合わせてご用意することが可能。数々の著名な作家も訪れるうなぎ屋に、是非ご来店ください。 |
初投稿者 |
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母の日ということで、老境に差し掛かった母親を連れ出し緑区界隈で開催されているオープンガーデンを見に行きがてら訪問。散々すねをかじっておきながらろくに親孝行もしてこなかったし、たまにはいいかと奮発した。たんなる道楽の食べ歩きじゃ放蕩三昧で罪悪感もあるが、こういうときにこそ使うお金は気持ちよく出せるってもんだ。
日曜日の昼時とあって予約もなしに訪問すると、すでに入口ドアには店内満席の札が掛けられている。いちかばちかで中を覗くと、どうやらカウンター席が空いてる様子。幸いにも母は足が悪いので椅子のほうが都合がよく、これがまた運良く滑り込むことができた。
美人の女性店員が元気よくお出迎え。奥の厨房からは大将の威勢のいい声も飛んできて、間違えて寿司屋にでも入ってしまったのかと。出前の注文もあり時間がかかる旨を申し渡されるが、ここはのんびりかまえて待とうじゃないか。こんな日にまで時間に追われたくない。
とは言ったものの、手持ち無沙汰で店内をキョロキョロ見渡していると、うなぎコーラなるものが目に留まり早速注文してみる。ご当地サイダーなんかで妙ちくりんなものは飲んだことはあるが、うなぎ味はさすがにまだない。そう滅多にお目にかかるでもないし。
コップと一緒に運ばれてきたうなぎコーラ、はたしてどんな味がするのか恐る恐る飲んでみたが至ってごく普通のコーラだった。言われてみればうなぎの脂だかエキスだかが入っているのかもしれないが、うーん。まあ、これは余興みたいなもんだし話のネタとしちゃいい見っけもんだ。
普段、あまり話す機会のない母と親子水入らずの他愛もない世間話をしつつ待つこと30分強。肝吸いとお新香に続き、ついに本丸登場。母は松竹梅の竹でいいと言うので、自分はここぞとばかりに特上を注文したのだった。重箱を開けるとてらてらと輝く褐色のうなぎは鹿児島産とあり、やや細身だがよく脂ものっていてご飯が見えないくらいぎっしり敷き詰められている様は垂涎ものだ。
うなぎの下から掘り出すように出てくる白米の炊き方も実に上手く、甘辛のたれとよく馴染んで箸が進む。
と、ひょいと厨房から大将が顔を出し、待たせた侘びとご飯のおかわりをどうぞと威勢もいいが気持ちもいい。うなぎは待つもんだと承知しているうえ、予約もなしに突然来たにも関わらずこの神対応である。
浦和のうなぎ屋といえば「満寿家」「山崎屋」「むさし乃」「小島屋」「萬店」あたりを食べたくらいだが、どっこいこちらも肩を並べるほどに美味しい。いちおう東浦和だって浦和の一部だし、かえってこういう郊外に腰を据えたほうがじっくり商売できるのかもしれない。
少々うなぎの小骨が気にはなったが、それを補って余るほどにうなぎが実に美味しくたれがまたいい。脇役でありながらお新香がまたよく浸かっていて、どこまでもぬかりがない。食後のデザートにと注文しておいたカスピ海ヨーグルトが予想以上に美味しく、これで300円とは思えないボリュームと味。濃厚なうなぎの後にまた濃厚なヨーグルトかとも思うが、これがなかなかにいい組み合わせであった。
母が食べ終わるのを待ち会計、すかさず財布からこれ見よがしに万札を取り出す気持ちの良さ。いつもこうでありたいところだが、所詮は財布の軽い庶民の身。年に1度の親孝行だものとまわりを見れば、やはり同じように高齢の親を連れた自分と同年代らしき客の姿がちらほら。考えることは皆同じ。
それを見越した大将も流石なもので、レジ奥からゴソゴソ何かを取り出し母に手渡しているではないか。何だろうと見ればカーネーションの付いたタオル1本、粋な計らいに感謝感激雨あられ。よく見ると描かれているのは梅沢富美男ばりの大将、男前だよ憎いねえ。
美人な店員さんのリップサービスが追い討ちをかけ、気分良く店を後にすることができた。常連のみならず一見にもこんなに分け隔てなく接してもらえる貴重な店。繁盛するのは当たり前だが、そこには人情味あふれる大将の人柄も滲み出ている。