青蓮の霹靂 : 健康中華庵 青蓮 大宮西口店

家系（イエケイじゃないよ、カケイだよ）なのか？なかなかな波乱を歩んでこられたお方の立ち上げたブランドのお店ですね。

夜の宴会でしか利用したことがなかったのですが、ランチでいつも食べるようなものを頼んでどう感じるのか確かめてみようと選択・利用してみました。

健康を強調。本格的な味わいなどを打ち出しているそうです。

油通しをしない？なんと！・・・イケない事ではないと思うけど、イメージの問題なんでしょうか？

化学的調味料を極力控えるそうな。化調の利用は悪いことではないと思うけど、味がおんなじ印象になるってのはあると思う。「化調」の部分を「味噌」「醤油」「砂糖」「一味」・・・何でもいいけど、そういう言葉に置き換えて、味付として考えるとそれを入れると同じ印象になる・・・と思う気もする。で化調は、精錬されて過ぎているから、反応する味わいは強くなって同じに感じてしまう・・・気がする。

とにかく、こだわりは良いことだと思います。

そんなランチのクオリティを経験です。

１１時から営業はありがたい。お店に行きます。・・・すごいお弁当の数がお店の前にあります。
その横を通りお店に入ります。奥の２人席を案内いただけました。そんなに広くはないですが、そこそこな大きさだと思います。

五目あんかけスープ麺を選択です。
トマト広東麺とかもありました。
いやーランチ初です。

卓上にセルフ方式でコップと水が置いてある。
手拭きや袋入りの辛子やラー油。ラー油をたっぷり入れる私には小袋タイプはちょっと面倒。
その他、酢・醤油・胡椒などの調味料

お店の前のたくさんのお弁当・・・以前見かけたときは昼過ぎには全部売り切れていたと思います。

呼びボタンで呼ぶタイプ。夜はほぼ貸切で宴会しかしたことないので一般的な使い勝手は不明。夜も呼びボタン方式なのかな。

到着。
麺はバサリ
コクは思ったほど広がらないけど、餡の部分はちょうど良い味。スープに溶け込んで完成するのか？ちょいとだけ、角を感じるかも。
具はいいですが、油通しをしないから？やや知った食感とは違う感じ。固めの野菜の方が好きな日本人にはちょうど良い？

総じて満足ですが、麺はしなやかな手打ち風の方が好きです。こちらのはごわっとは言い過ぎだけど、そういう印象の麺。私とは波長はあまり合わない感じでした。

と、ランチでの食べ慣れたあんかけ系のラーメンではそのように感じたお店となりました。

大衆向け多店舗展開店・・・あまり好きではないです。

理由は、

・味が大衆公約数的な味となり、ピンとこない味になりがち。
・食材も無難な物になり、調理法も無難な物になる。
・コスト管理が徹底され、それに気が付くと白ける・・・
・従業員の意識が低い。

要するに、美味しくなる要素が減ると考えています。

大衆向け料理の中で特に「中華」を掲げるお店・・・好きな中華で３０店舗以上展開しているこちら・・・ものすごく心配でした。

私が選択権があれば正直利用する機会が無いお店でした。


今回は会社の流れで利用し、料理数品と飲み放題のコースを選択していました。

最初にビールを飲むのは日本人的お約束かと思います。スーパードライでした。たまーに飲むには味が変わって良いかもです。

飲み放題にはワインはありませんが、その他種類少ないですが、日本酒もあり色々飲めます。紹興酒は古越龍山でした。これ好き。

前菜の盛り合わせ。野菜の炒め物。蒸し物。鶏肉・牛肉・黒酢のチャーハンに杏仁豆腐だったかな？

なかなか工夫されていて、味付けに関しては関東的やや濃い味と感じましたが、まずまずだなと判断。いや、こう言うシチュエーションにしては十分においしい・・・これで、多店舗展開しているならば満足出来ます。

興味が出ました。調べます・・・


こちらのお店を運営している代表者は、本場福建省広州にいらした方だそうです。

本国エリートの道を捨てて、日本にやってきて大変苦労努力をされて、色々あって起業し、飲食店を展開する事となったそうです。

起業前の経験を生かし、将来性のある事業として「飲食」を選択されたそうです。「本場の味を知っている」「気軽な手ごろな価格帯の中華料理店にちゃんとしたお店が少ない」などを見出しての展開だそうです。

まさしく、そこが私も思っていたところです。「安かろう、悪かろう」と言う、ひとくち食べて「やっぱり、こっちの展開か・・・」と、がっかりしつつも納得する事の多い、街の中華料理屋さん・・・ここが、おしゃれにきめ細かく、洗練されて且つ旨い・・・と言う展開が少ないなと感じていました。

私が思いつくのは、際グループぐらいのような気がしますが、狙い過ぎている感じがして苦手です。


しかし、そこに目を付けられたのはさすがだと思います。また、「健康」と言うキーワードは将来を見ていると思いますし、言葉だけではなく「薬学部」「製薬会社」と渡ってきた本当の「健康」を提供できる方だからこそとも思います。

お店は「化学調味料を使わない」と言うこだわりと、「油」「素材」「料理人」にも目を向け日本人が心配する要素全てにおいて、納得のできる物を用意されている・・・

今回はコース料理でしたが、ホームページを見させていただくと「水煮牛肉」「よだれ鶏」などの辛い料理もあるそうです。

これは良いですね。

ただ単に利用されている方も、少しこだわりを感じられる事に気が付く人間にも、スルリと営業をされる・・・そんな、使い勝手の良い「街の中華屋」さん・・・お勧めできるお店ですね。

新たな事業展開に進む（かも）前に、もう少し利用させていただきたいと思うお店でした。