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店構えは普通の街中華ながら、もはや街中華とは言えない上質な台湾料理店
4月の第2日曜日。
私が住む埼玉県にも「営業自粛要請」が出たこの日。
対応策の相談の殺到で前日に続いて休日出勤だった私は、帰宅後、一日中家に居たという妻から「今日の夕食はテイクアウトにしよう」というショッキングなひと言を浴びせられた。
「疲れているのにー!」
ただ、かねてから普段お世話になっているご近所さんの店を応援したいと思っていたことも有って、妻の私に対する思いやりのかけらもないこの言葉に渋々同意して(結局はいつもそうなるのだが・・・)、夕暮れの街へと飛び出した。
外出自粛ムードも有って、夜になって極端に人が少なくなった商店街を歩いたが、馴染みの店や世話になった店は早々に休業しているようで、そこで、少し歩いて私がこのあたりで最も評価している一軒の中華料理店に向かった。
ここはボランティアの集まりの時にたまに来ている店で、昔からある台湾料理の店ながら、過去にもご紹介した通り、街中華とは思えない上品な味の本格的な料理の数々がリーズナブルに味わえる。
15分以上歩いただろうか、陸の孤島のような場所にある(駐車場は向い側にある)この店は休業する事なく営業していた。
ただ、店内にはお客さんはゼロ。
そこで、当初はテイクアウトの予定だったが我々は急遽店内での食事に切り替えた。
まずビールと共に「水餃子」と「春巻」「腸詰」「焼売」を注文。
この店は普通の街中華とは趣が異なるので、「餃子」は「焼餃子」ではなく「水餃子」オンリー。
そしてこの「水餃子」がまた独特で旨いのだ。
肉と野菜だけではなく各種の調味料・香辛料の入ったそれ食べると気分は一気に台湾。
日本に居る事を忘れてしまいそうな個性的な味わいに思わず笑みがこぼれる。
「春巻」もこれまた秀逸。
パリパリの皮は言うに及ばず、中のトロトロの餡は少なめながら味付けもとろみ加減も実に絶妙。
塩コショーだけ又は何もつけずに食べるのが美味しい。
まるで高級中華で出てくるような絶品春巻だ。
「腸詰」は塩っぱい中の具が甘く味付けられた外の皮で複雑ながら食べやすくなっている上に、付け合わせの生ニンニクと共に食すと全てがまとまりまろやかになってビールがどんどんすすむ。
「焼売」もなんだか昔懐かしい味で趣がある。
私はビールのせいか疲れていたせいかこれだけでかなりお腹がいっぱいになってきた。
妻も結構良い加減だったようなので、ここで締めとしてここに来たら是非食べるべき逸品「豚の角煮かけご飯」をお願いした。
八角の効いたトロットロの「豚の角煮」に、スープベースの上質さを感じさせる薄味の「もやしの餡」がかかっている。
普通の街中華に慣らされていると薄味に感じるかも知れないが、少ないながらもあくまでも「豚の角煮」が主役としての存在感をしっかりと示している。
しかもこの料理はこのクォリティで850円。
他ではなかなか食べられるものではない。
一見安っぽく思える「もやしの餡かけ」もこの価格で提供するための工夫なのかもしれない。
でも「豚の角煮」をしっかりと食べたければ、単品料理でも1,300円とこれまたとてもリーズナブルだ。
以前も書いたがこの店は「ラーメン」や「炒飯」を食べにくるようないわゆる「街中華」ではない。
確かにランチには「半チャン+ラーメン」のようなメニューもあるが、それで評価すべきではない。
この店の親父さんはきっと名のある店で腕を振るっていたのだろうという事は容易に想像できる。
「ずっと、営業し続けるのですか?」
「夜はどうなるかわかりませんが、昼は定休日(火曜日)以外は営業するつもりです」
この後、私は妻から「この店に行こう」という攻撃を何度も受ける事になった。
この店は今のところ夜も営業し続けている。
でも、いつ行ってもガラガラなのがとても気になるのだが・・・。
ご近所の店でもなくテイクアウトでもなかったが、「応援したい」という意味では私の中ではOK。
「ミッションコンプリート」だった。
「豚の角煮」に南与野の街中華の煮込み料理の実力を見た
年末のボランティアの打ち合わせをこの店の近くにある団体の会長宅で行った後、昼食を兼ねてメンバー有志で訪れた。
そんなわけでこの店には時々来ていて、台湾出身のご主人の作る街中華とは思えない上品な料理の味は個人的には高く評価している。
特にこの店の煮込み料理はスープベースがしっかりしているせいかとても美味しい。
今回は「豚の角煮かけご飯」をオーダーした。
ひと口食べて思わず絶句した。
私と同じ物を注文した人ともどちらともなく目が合ってしまった。
とても美味しい。
柔らかくトロトロの角煮は穏やかな味の中にわずかな八角の風味を醸しだし、薄味の餡にシャキシャキのもやしが歯ごたえのコントラストを生み出す。
只者ではないと思っていたこの店だが、今日その神髄を見たような気がする。
この店で、例えば「五目あんかけ焼きそば」を頼んだとする。
私もそうだが、他の店で「五目あんかけ焼きそば」を頼むと「小ライス」などを併せて頼んで「焼きそば」をおかずにご飯を食べる事も多い。
でもこの店は「五目あんかけ焼きそば」がひとつの料理として完成しているために、ご飯のおかずとして食べると少し物足りない。
決して味が薄いというわけではなく、それぐらい繊細な味付けが特徴なのである。
今日は、私も含めて車の人も多かったのでビールは飲まなかったが、この店の「水餃子」や「春巻き」も普通の街中華と違ってとても上品で美味しい。
この店は「ラーメン」や「チャーハン」や「焼きギョーザ」を味わう店ではない。
そういった点でもこの店は普通の「街中華」とは一線を画している。
でも、それらを食べるように気楽に入店できる雰囲気です。
ちなみに、不便な立地ですが、道を挟んだところに駐車場があります。
南与野にあるちょっと上品な「街中華」
与野本町と南与野のちょうど中間点にあるこの場所には、昔「松里」という名のラーメン専門店があった。
住宅地のど真ん中で、恵比寿の「香月」や昔の川越の「頑者」(現・アンダーグラウンド)のような「背油チャッチャ系」あっさりラーメンを提供するなかなか攻めた店で私も時々通っていた。
ところがある日「松里」は突然閉店。
店主が体を壊したとのことだった。
その店の並びにあったのがこの「徳龍飯店」だった。
余談ですが、その後体調を戻した店主は大宮の旧ジャスコのフードコートで「松里」を復活させた。(現在はもう存在しない)
私がこの場所に訪れるのは、ボランティアの関係。
この店の近くに住んでいる人が会長をやっているため時々メンバーの人たちと訪れる。
ここはいわゆる普通の街中華。
台湾出身のご夫妻がもう長い間おふたりで切り盛りされている。
私はここの煮込み料理が好きだ。
おそらくスープベースが良く素材を生かしているのだろう。
ランチメニューの「エビと豆腐の煮込み」とか「ホタテとエノキの煮込み」などは薄味ながらも深い味でとても美味しい。
麺飯類なら「五目そば(広東麺)」か「中華丼」。
「炒飯」も旨いが「ラーメン」はややもの足りない。
このご主人の腕は、本当は「街中華」向きではなく「本格料理店」向きなのはよくわかる。
値段もやや高め。
頼めば本格的なメニューもやってくれるなかなかの店です。
ただし、忙しいとすぐパニックになるみたいです(笑)
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グールマン
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店名 |
掲載保留
徳龍飯店
|
---|---|
ジャンル | 台湾料理 |
住所 | |
交通手段 |
JR南与野、JR与野本町の両駅より、徒歩15分 南与野駅から742m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
席数 |
30席 (テーブル席(4人卓×3、6人卓×3)) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 1台 |
利用シーン |
|
---|---|
サービス | テイクアウト |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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事情があって、またまた時系列無視の昨年12月の話。
私が参加しているボランティア団体の会長宅で簡単な忘年会を行った後、
メンバー数人で「『徳龍飯店』でもう少し飲もうか?」という事で、
会長宅からほど近くのお店にやって来たところ、閉まったシャッターに小さな貼り紙が・・・。
「11月12日をもって閉店しました」
ショック!
前回までのログでも書いてきた通り、
ここは来るたびに私の中で評価を上げて行った店で、
台湾出身の年輩のご夫婦が、安いながらも本格的な台湾料理を提供してくれていた。
コロナの時期でも営業を継続していた事から何気に妻や息子とよく来ていた。
(常連扱いだったので毎回ログは上げていませんが)
特にここの「水餃子」と「春巻」は絶品で、
他にも「自家製の腸詰」や「焼きビーフン」など、
ビールや酒のつまみになるものがとても美味しいのでついつい飲みすぎてしまう事も・・・。
そしていつも必ず食べるのが「豚の角煮」。
普通「豚の角煮」と言うと濃い醤油味のタレや煮汁がかかっていることが多いのだが、
ここのは薄い塩味ベースの餡。これが臭みも全く感じず抜群に美味しい!
がっつり食べ飲みしたいときは「豚の角煮」。
さらっと締めたい時はもやしたっぷりの「豚の角煮かけご飯」。
このパターンはここに来た時のお約束だった。
ただ、ここは夜はいつもお客さんが1~2組しかなく、
コロナ禍では「もし混んでいたらテイクアウトにしよう」と妻と言いながらやって来ても、
いつも無事に店内飲食出来ていた(汗)
ランチは週末にしか来たことはないが、これでやって行けるのか心配だったので、
いつも帰り際には「続けてくださいね」と言うのがルーティーンだった。
ここはとにかく場所が不便という事もあるのか、
それとも「チャーハン」「ラーメン」「焼き餃子」がメインで味が濃いめの、いわゆる「街中華」とは完全に別の路線にいたからか、食べログのクチコミも少なく、その少ない口コミも薄味のラーメン類を食べただけの物が多くて、正直評価は伸び悩んでいた。
この店はランチがメインの「街中華」ではなく、夜の酒食をゆっくりと楽しむ台湾料理店だった。
だから普通の「街中華」と比べると値段も若干高かった。
だからとても貴重なお店だった・・・。
私が妻と最後にこの店を訪れたのが昨年9月、北海道出張(10月)の前。
その時は閉店の兆候はなかったのだが・・・。
正直言って、この頃は浦和の『燧轅菜館』の全メニュー制覇にうつつを抜かしていたので、
そのバチがあたったのだろうか・・・。
こうして本格中華不毛の地・さいたま市から、
また1軒の「本格中華の名店」が人知れずひっそりと姿を消した・・・残念!