澍泉 : 手打そば じゅ泉

緊急事態宣言が解除された・・・わーい。東京ヘゴー！

・・・？いや、ちょっとまて、なんか言っていたような・・・？

ステップだったか何だったか段階的に何とかだとか言っていましたよね？

テレビもニュースもほとんど見ないと、「解除」と言うワードだけで「何をしても良い」と思っている人って沢山いそうです。私も危うくそんな感じでした。

東京エリアに隣接するところはお店の営業は各都道府県の判断としますが、移動に関しては５月末までは不要不急の移動はダメで、６月１８日までは「慎重に」とのこと。

「慎重」・・・注意深く、軽々しく行動しないこと

・・・移動していいのか悪いのか？やや悩みますね。

とにかく、県内ならば移動は良くなったのか？ようやく、公共交通機関を使えるのか？

とにかく電車にちょっと乗ってこちらのお店を目指すことにしました。
営業自粛しているのか？どうなのか？ネット情報ではつかめないお店が沢山あり、結局ちょっと早めに行ってお店を直接確認しようとなりました。

到着。貼り紙などはありません。もぬけの殻と言う感じもなく、扉も網戸になっています。営業するな・・・

と言う事で、利用決定。時間調整のため、近くのおせんべい屋さんで気になるものを購入して戻ります。

しかし「澍泉（じゅせん）」常用漢字じゃないので、お使いの機種によっては文字が表示されるのかよくわかりませんが、「氵（さんずい）」に「尌（しゅ）」ですね・・・って、これらも表示されるのかわからん・・・「樹」の「木（き）へん」がサンズイになっています。

もともと、まっすぐな高坏（たかつき）だとか、鼓を打つ儀礼の意味だとか色々あるっぽいです。「澍（じゅ）」にはうるおいを十分に与えるとか恩恵とかの意味もあるようで、しっかりとまっすぐに降り注ぐ「恵みの雨」のようなイメージもあるのかもですね。で、そんな有難いものがたまり泉となって存在している・・・仄暗い霊的な森の中に神秘的に木の葉揺蕩う泉のようなイメージでどうでしょうか？
ま、こちらにはスクラップ状の車が横たわっていますが・・・

無事「営業中」の札を確認。入ります。

テーブル席が大小４卓。小上がりは二間あったかな？テーブル数は３卓まで確認。

ご主人がお茶を出します。
「おつまみイイですか？」
「？ハイ？良いですよ？」みたいな感じ。蕎麦前は珍しいのか？ご主人。1人で切り盛りかなと思ったら、奥様でしょうか？が奥の部屋から登場。奥のレイアウトが気になりますが、勝手に入ってみなくて良かった。

鴨ロース焼きとおつまみセットと冷酒を発注。
千葉の梅一輪だそうな。うーむ、波長は合わず。お酒のアテに蕎麦を揚げたのが来ましたがややしなりとします。
うーむ。
もう、肴頼んじまったよ。大丈夫か？
やや心配になります。

おつまみセット登場。お酒も登場。
鴨くん・板わさ・塩昆布と野沢菜などのわさび漬かな？初めまして。
おー、なんか久しぶり。単品でちょっとづつ食べて、速攻組み合わせていただきます。

板わさ＋わさび漬け。まぁ無くは無いかなと言う感じ。
鴨くん＋わさび漬け。強い味わい同士が癖を穏やかにはしました。が、マストでは無いですね。
食材もしくは料理の組み合わせってのは難しいです。
特に調理されたもの同士で合わせるのはさらに難しい。

鴨は蔵王深山竹炭水鴨だそうな。もう、何でもいいです。

鴨ロース焼き到着。
うーん、実に久しぶり！身が固いとか、ややパサつくとか、山椒無いとか関係無いっす。久しぶりぶりぶり〜

１２時を超えるとポツポツお客さんが集まります。
緊急事態中はどうだったのか？今は元に戻ったのか？わからないけど、とにかく営業に感謝です。

蕎麦は田舎かせいろ共に７００円。
せいろを選択。

素早く到着。
３つの山です。

やや細めで平目で薄目の麺。

やわらかい食感ですが、美味しいと感じました。
つゆは辛汁で少量で徳利で提供。

蕎麦湯はお二人で切り盛りで仕方が無いけど、しばし待ちます。前のお客の注文の対応とかしてました。

蕎麦湯到着。
蕎麦湯は粉ときタイプだと思います。トロトロで熱々で量もあります。好みで旨し。

うん。満足。

いや〜久し振りの蕎麦前でした。

このタイミングでなければ、県内のお蕎麦屋さんの蕎麦前を利用なんて多分しないので、良いタイミングかなって思いました。

来週も県内で済ますか？慎重に行動して東京に行ってみるか？

頑張って行っても、お店が自粛していたらアレだしなぁ・・・

来週までにどうするか、ゆるゆると考えます。

そんな２０２０年５月末のお話でした。