11回
2017/12 訪問
冬はチョコレートが恋しいねえ
と世間はなる。
私は全然ならないが( ̄∀ ̄)。通年だからよ。
1番混むのが大晦日とその前日だとオーナーの千葉さんに言われたので、29日に行きました。
東京で買ったチョコレートのお土産(実態・毒味)を渡したら、世間の声を反映したスカイショップ小笠原のバレンタイン向け商品の焼き菓子2種類を頂きました。
黒豆入りのチョコレート・クリーム。
紫芋入りのクリーム。
黒豆入りクリームクリームはスウィート、ミルク、ホワイト、ナッツの4種のチョコレートを混ぜ込んだ物。カンの良い方なら千葉さんが4種類にした狙い、意図が分かると思います。
食べると狙い通り。スウィートとミルクでチョコレートらしいカカオの香りと余韻の残るコク、ホワイトチョコレートであっさりとしたコク、ナッツチョコレートで香ばしいコク。これらが入り混じったクリームでしっかりとしたチョコレートの風味と甘さなのに口残りはあっさりとしたチョコレートクリームです。
紫芋は紫芋入りクリームの下がチョコレートクリームの2層仕立てです。チョコレートクリームが黒豆入りより少ないのでよりあっさりして軽めの食感です。しかし、チョコレートの風味は黒豆入りよりしっかりしています。
千葉さんのお店に行くと同じ月の間でケーキが変わっている。変幻自在。お腹いっぱいだな、と思いながら店に行って、小さいケーキは黒豆入りチョコレートケーキとコーヒーとナッツのクリームのケーキを買いました。
お店に行った本当の目的;少なくとも試供品を貰う為では無い。
2018/01/13 更新
2017/09 訪問
秋です、ケーキも( ̄∀ ̄)
カボチャのプリンとレモン・パイ。
カボチャのプリンは全部食べられます
o(^-^)o。
濃厚なかぼちゃプリン(かぼちゃ風味のホイップクリーム添え)を蒸したほくほく食感のあっさり味な坊ちゃんかぼちゃと一緒に頂くと、摩訶不思議。かぼちゃプリンを超えた濃厚デザート。
レモン・パイは夏のふわふわメレンゲやとろとろカスタードクリームや酸っぱいレモン・カードではなく、カスタードもアーモンド生地のフィーリングも重ための食感、酸味少なめなレモン・カードで仕上げています。
このところ、シ・サワットから直接、マカロンを宅配便で発送してもらています。
この日より更に数日前に行った、たん熊北店のカウンターの中にいたゴリマッチョなおにーさん達の話をしました。千葉さんの作る酒粕マカロンに興味持ったので、「次回、来店の際、差し上げましょう」、と約束をしたけれど、普通の人に贈る様にやっても問題無いのか、と尋ねました。
流石、元料理人。凄いです。何でも知ってます。曰く、仕事に関する事柄は何事も料理長をすっ飛ばすなどあり得ない世界です。そして、リヨン時代に本店でスッポンをよく食べてました。
板前の世界におけるルールに則った贈り物の段取りを教えて貰い、マカロンの配送はお任せして帰りました。…千葉さん居なかったらどーなっていたことやらε-(´∀`; )。
でも、ゴリマッチョ達、きっと酒粕のマカロンよりかぼちゃプリンの方が好きそう(´・ω・`)。
2018/09/25 更新
2017/08 訪問
超絶マンゴー・プリンとか
お盆のお供えにガレット2種(ゴマ、アーモンド)、クッキー(アーモンドチョコレート)、マンゴープリン、おんどれ用にマカロン5個、ルバーブのタルトを購入。
お供えにマンゴー・プリンの理由を語ると食レポでは無くなるので割愛します。稲川淳二が活躍する季節なので、我が家にもそういう事があった、とだけ申しておきます。
マカロンが美味いのはもう語るとバカなんで、これも割愛して、ルバーブのタルト。美味い。オーナーの千葉さんが作ったんだから、美味いに決まっています。
ルバーブの酸味と甘さがとても上品だし、フィーリングのアーモンド入りの生地もしっとり、タルト台も何層にも成りさっくりなのにしっとりしているので、フォークで切り分けられる、食感を計算した超絶絶妙な技が相変わらず効きまくりです。
稲川淳二的理由を家の者から言われて買ったマンゴープリン。少しだけ頂きました。ら、
…Σ('◉⌓◉’)
超おいしい。
半分、何かに取り憑かれている家の者は普段、甘い物の中でもプリンやゼリーの半固体が大嫌いなのに、
「何これ!プリンじゃない」
(´・_・`)「マンゴーでも無いよ。マンゴー・プリン」
「何これ、信じられないほど凄く美味しい」
(´-ω-`)「そうだね、千葉さんが作ったお菓子だからね」
「知らね〜よ、そんな事」
と、貪り食い、あっという間に平らげてしまいました。
凄くゆるめに固めたマンゴー・プリンで、生マンゴーよりマンゴーの甘さと旨さを凝縮さてせいます。でも、食感と後味があっさりしているので爽やかです。それこそ、高級中華のコースの最後に出てきたら、その食事はパーフェクトな締めくくりになるだろう、という味わいです。
食い比べするのなら、ここはマンゴー・プリンの発祥地のマンダリン・オリエンタル香港のザ・クリッパーで是非ともやりたいのですが、時間的にも金銭的にも近々には無理なので
ヽ(;▽;)ノ、
女子医大の通院時に日本橋のマンダリン・オリエンタルのセンス・ティールームで食い比べせなあかん、と勝手に思ふ
(o^^o)。
稲川淳二的理由から買ったガレットとクッキーは
「よく来てもらっているし、いつも、たくさん買ってもらっているから」
と千葉さんがサービスしてくれました。
本当は千葉さんも稲川淳二的理由からサービスしてくれた様です。でも、私がガレットやクッキーを買った理由も含めその話を書くと食レポからかけ離れるので、割愛しておきます。
この日は丁度、迎え盆。
生きてる人もいつもより出入りして、品切れ続出でした。
2017/08/23 更新
2017/07 訪問
千葉文彦教の信者
マカロン(酒粕、ラムレーズン、塩キャラメル、ごま、紫いも、フランボワーズ)、ウィーン風チーズケーキ、ザッハトルテを購入。
まぁ、マカロンがどう美味いのかを何度も書いたら、ただのUAH(ウザい阿呆)なんで、初食のウィーン風チーズケーキの感想。
塩気と燻製香がほんのりとあって、チーズの風味もしっかりあるけれどしつこさは無い。ほんのり燻製香がする物、アテクシは好き。だって、タリスカー好きなんだから(^◇^;)。アレ、塩気も香気にあるもん。
アレはホット・ウィスキー・トディにして飲むとシトラス系や蜂蜜の香りも表に出るんですが、このヴィーン風チーズケーキの風味もそのフレーバーと通じるモノがあり〼。
生地はフワッとした空気感としっとりとした湿り気の二律背反する物が同時に存在している。
大抵のお菓子屋さんのチーズケーキはベタついたり、ねちねちし過ぎたり、チーズと砂糖の混じった臭いがキツかったりで私には苦手な物が多いのです。
閑話休題。
て、ゆーか、軽いアロマのアイリッシュとも合うかどうか微妙なのが多い気が…。チーズとモルトは相性良いのに…。
ケーキにすると合わないのはなんで?
白州ならええんやろか?
兎に角。私が嫌いな要素の無いチーズケーキ。チョー主観的な理由ですが、この要素だけで、アドバンテージ上がってます。
でも、オーナーの千葉さんに言わせりゃ、日本人が好きなタイプのチーズケーキはニューヨーク・チーズケーキ≧ドイツ系(スフレタイプ)>フランス系の順らしいです。
千葉さんから「日本人は一般的にドイツ系のケーキが好きなんだよ。一番の証拠がバームクーヘンだよ。こんなにバームクーヘン好きな民族はいないよ」と言われ、
新千歳空港内は言わずもがな、羽田空港内でもバームクーヘンをあっちでもこっちでも山積みで見かけて(ねんりん家、治一郎、ユーハイムet cetera)、ちょっとゲンナリした、と話すと
「そーでしょ、ホントにバームクーヘン、たくさんあったでしょ」と面白がって返されました。
まー、つまり、お店で私は千葉さんと長話をしているんです。大体1時間くらい。私が他店で買ったブツの鑑定も今回はやって下さりました(客と言うより、謎の出入り人Xと化している。イメージとしては伊丹十三監督映画「スーパーの女」の不破万作演じる業者・木村…)。
私の口癖は「何でなんだー」で、千葉さんの口癖は「どうしてなの?」なんだから、質問に質問返しになって会話が切れない。
で、ここで仕入れた情報は調べるなり、実際に食べる、見るなど私自身で確認して、また、お店でそれについて質問に質問返しで以下略。
菓子買いに行っただけで、色々教えを頂いているので、帰宅時には少し賢くなっています。
食べる事は生きる事と直に関わっている反面、その国の文化とも密接に繋がっているので、そこには複雑な理屈や理由が絡んでいる事を教えて貰えるのはありがたい事です。
最近じゃ、女子医大ですらそーゆーのをまともに教えられない医師や栄養士が増えてんだもん。
(;´Д`A
2017/08/06 更新
2017/06 訪問
フランス菓子屋だけど本場なリンツァー・トルテ!
マカロン8種(ラム・レーズン、カカオ70%カプチーノ以上大人のマカロン、いちごミルク、マンゴーミルク、オレンジミルク以上ジュレ入りマカロン、塩キャラメル、スダチ)とリンツァー・トルテを買いました。
東京の知人にマカロンをあげる約束をしたので、スカイショップ小笠原で箱買いするフレーバーを決めるためこのチョイスです。
見た目は画像の通り、相変わらず、オーナーの千葉さんの丁寧な名人技のオンパレードです。
マカロンが美味いと何度も書いたらウザいんで、リンツァー・トルテについて感想を述べます。
リンツァー・トルテに挟まれたレッドカラント・ジャムは余り香りはありません。で、食べると口当たりの良い酸味があります。後味は残らないです。
トルテ本体のヘーゼルナッツ・プードルとドライフルーツ、シナモン、風味づけのお酒と合わさると複雑で独特の香りがし、コクとキレのある旨味を生み出します。
これとようけ似た味のお菓子をどっかで食べたことあるなー、と記憶を辿ったら、横浜元町の喜久屋洋菓子舗のラムボールでした。レッドカラント・ジャムを抜いて、トルテ生地にレーズン入れてラム酒を浸し、丸めてチョコレートをかけたら大体同じ味です。
ところで、アテクシ、ちょっと調べたのですが、レッドカラント、ヘーゼルナッツ・プードルを使うのはリンツァー・トルテの本場オーストリアの標準的なレシピなんです。ところが日本だとラズベリー、アーモンド・プードルで代用しているお店が少なくないんです。
しかし、コレはオーストリアの夏の味覚であるレッド・カラントが風味の要になるお菓子なんだそうです。それほどレシピ自体、複雑なお菓子では無いと言えるのですが、だからこそ難しい。そんなお菓子と言えるかもしれません。
更に。シ・サワットでは生地にしっとりした食感を生み出す米粉を配合しています。米粉を配合するのは食感がベタつき、粘つきが起こり易いので、配合するには結構難しいんです。ここを逆手に取れるのは、千葉さんが食材の特性を熟知されているのと基本のレシピから逸れずにオリジナリティを生み出す技術に依るところでしょう。
こんだけの材料と技術を集めたリンツァー・トルテを都内の一等地で売ったらおいくらマン¥…。
…((((;゚Д゚)))))))…
…ま、都内の一等地からほど遠くにあるお店だから、おカネの事を考えるのはやめておこう
(・∀・)
BGM by GODIEGO Gandhāra。
フランス製菓が専門の千葉さんがリンツァー・トルテを始めとするドイツ菓子も作れるのは、日本でのお師匠さんがヒルトン・ベルリンでマイスターを取得された方だから、との事です。
ちなみにリンツァー・トルテは千葉さん自身がお好きで、時々、お店に出しているとの事です。マカロンはラム・レーズンがオススメとの事です。どちらもキレの良いお酒の風味が効いた18禁なお味ですd( ̄  ̄)。
そして、どちらも東京の知人にあげて(ホテルニューグランドが属性の自称・テキーラ・ババアと女子医に棲息する菓子主食の三十路な妖精)、絶賛されました(=゚ω゚)ノ。
2017/07/30 更新
2017/05 訪問
素材毎に違う味わい。
お店に出向きました。マカロン4種(オレンジ、カボチャ、抹茶、酒粕)、米粉のフィナンシェ3種(バニラ・フィナンシェ、チョコレート・フリアン、抹茶フリアン)、ザッハトルテを購入。
スカイショップ小笠原のサイトをウロついていたら実際にお店に行って実物を見て、話を伺ってからお菓子を買いたくなったからです。
マカロンは全てのフレーバー毎にでバタークリームやマカロン生地の食感を甘みの程度や後味を変えられているのには脱帽しました。
抹茶はねっとりした生地とクリームが一体になっているかのような食感でした。抹茶の強い風味がしました。でも、抹茶独特の強い渋みとその奥に隠れている旨味に合わせて、砂糖の甘さもかなり効かせています。多分、日本茶(緑茶全般)は本来風味がさほど強い物ではないので、あっさりした風味にすると味わいがボケてしまう為だと思います。
この抹茶とは真逆なのがカボチャと酒粕です。ほのかで穏やかな風味なのにしっかりと素材の味わいが感じられます。でも風味に余韻があります。元々、素材として酒粕やカボチャは味がはっきりしているので、風味を穏やかにして、クリームやマカロン生地もふんわりした食感にして後味を残さないようにされているのだと思います。抹茶、酒粕はどちらも和の素材なのに全然、味わいが異なり、食べていて飽きません。
オレンジは清見オレンジを使っているそうです。温州みかんを思わせる穏やかな甘さと果肉入りのクリームが老若男女問わず好まれそうです。
本当に手間暇かけられているマカロンだとしみじみ思います。
焼き菓子やザッハトルテは地元民(北海道人)の好みに合わせて作られていると思いました。
米粉のフィナンシェは小麦のそれとは異なり、しっとりしてむっちりした食感でした。バニラと抹茶のフィナンシェは杏仁の様なアーモンドの香りがほんのりしていました。
ザッハトルテはデメルやホテル・ザッハーのそれとは全く異なる味わいの物です。生クリームは添えずに頂きました。その方が絶対に美味しいです。
私が伺った時、お店で応対されたのはオーナーの千葉さんでした。私は気になる事があると質問攻めにする性分です。
10分おきぐらいにお客様が来て大人買いされる忙しいお店のですが、その合間に私の質問攻めを全て丁寧に返して下さりました(ホント、すみませんでした)。
その中には焼き菓子に添加される防腐剤の話や赤いルバーブを生産している農家が栗山町の岩崎農場産の物、という身近であまり知られていない話がたくさんありました。全部こちらに書き留めると膨大になるのでここでやめておきます。
多謝。
2017/06/14 更新
2017/05 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
お土産にも出来るマカロン!
小林酒造で購入しました。レジ横にこちらの「杜氏の贅沢マカロン桜味」があるのを同行した家の者が見つけました。
ピエの立ち上がりが今迄見たどのマカロンよりもしっかりしていたので、直感的にこれは美味しいヤツだ、と思い購入。
早速、帰宅後頂きました。
な、なんじゃこりや〜。
全く、今迄食べてきたマカロンと共通点が一個も無い。
表サクサクで軽く、全く重さも湿り気も無い。口の中で生地がホロホロと解けて行く。マカロンとはネチネチもしくはボソボソあるいはモッタリのどれかが多少なりともある物、という私のマカロンに対する認識が全否定されました。元々、マカロンが苦手だったので横面をぶん殴られた様な驚愕です。
さらにマカロンに挟んでいるクリームが超絶!酒粕と桜風味のクリームの方がマカロン本体より多く、このクリームがふんわりとろける滑らかさで、しっかり風味がありながらしつこくないのです。塩味も少しあり、酒粕や桜の風味を更に引き立てています。
でも、口の中でカスタードっぽい卵風味を感じる。バタークリームだと思うけど、それにしては空気をよく含んで適度な柔らかさがある。何だ、コレ。不思議、美味い…。
…これ食べちゃったら、もう、他のマカロン食べられない。もしも、コレがマカロンの標準だとしたら、日本のデパートに出店している有名外資ブランド店の殆どは駄菓子になっちゃうわ…。
甘い物自体駄目な家の者にも「これは美味しい、人にあげるお土産にも出来る」と言わしめました。私もマカロンは人様へのお土産や贈り物には向かない、と思っていたのですが、こちらのマカロンなら六花亭のお菓子と同じように何気なく贈れます。
新千歳空港のお土産店のスカイショップ小笠原でも取り扱いがあります(主にWeb通販の商品なので空港で購入する場合は事前に電話予約が必要)。食べた者としては納得です。
実は東京の知人へのおみやにするにあたり、シ・サワットさんにも問い合わせました。この時、オーナー・シェフの千葉さんが応対されました。
私が「口の中でホロホロと解けてゆく食感でした。こんなマカロンは初めてです。普通、マカロンの食感はネチネチ、もっさり、ボソボソのどれかなので」と話すと、千葉さんはシ・サワットと私が食べた他のマカロンの食感の違いが出る製法上の違いを詳しく教えて下さりました。ここに書くと恐ろしく長くなるので省略しますが、素人ではとても出来ない小技のオンパレードです。
また、杜氏の贅沢マカロンに入っいる酒粕も大吟醸の物を使っている、とのことでした。普通の酒粕だとクリームに旨味が出ないとの事です。
ここのマカロンは砂糖菓子ではありません。焼き菓子です。
2017/05/17 更新
マカロン!ここのマカロンを食べたらよそが美味しく感じられなくなります(注・あなたの舌が平均以上あればね)。
私個人の考えですが、マカロンはお土産・お持たせにする物では無い、と思っていますが、シ・サワットは別!彼方此方にばらまいています。
( ̄∀ ̄)
全てのお菓子はオーナー・パティシエの千葉さんの技術と感性と知識の結晶です。お菓子を普段食べない人からお菓子通まで満足させる商品構成と品質です。ぶっちゃけ話をする時に出る「毒千葉さん」は面白いですよ。
2017/10/17 更新