ほせ・かるぱっちょさんが投稿したレストラン シャンボール(大阪/新福島)の口コミ詳細

ほせ・かるぱっちょのレストランガイド

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ほせ・かるぱっちょ (40代後半・男性・東京都) 認証済

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レストラン シャンボール中之島、新福島、渡辺橋/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/12 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

満足度の高いグランメゾン@リーガロイヤル

中之島にあるリーガロイヤルホテルの最上階にあるグランメゾン。
東京の「旧御三家」(死語)もそうだけど、こういう大規模ホテルはロビーが騒々しくて苦手。
だけど、このお店はいつ訪れても満足度が高く、安心して利用できるお店です。
料理だけの比較で言えばザ・リッツ・カールトン大阪の「ラ・ベ」よりこちらのほうが好み。

太田シェフは、かつて早稲田のリーガロイヤルにあった「ガーデン」の料理長だったそう。
今の中華も悪くないけれど、やっぱりフレンチに戻してほしいなぁ。


【料理・味】
<2011年12月>
ランチは、4,389円とリーズナブルなものから「グランディール」(11,550円)まで4種類。
今回は「デジュネ B」をいただきました。
前菜・スープ・魚・肉・デザートからなるコースで、スープ以外はプリフィクス。
チョイスした皿は下記の通り。


◆うにのムース
◆野菜のエチュべとパルミジャーノ・レジャーノのクーラン
◆緑に染まったカブのクリームスープに的矢牡蠣を浮かべて
◆ポテトに包まれた的鯛 芽キャベツのアンブーレ シェリービネガーソース
◆カナールデマレのロティ 赤く染まったリンゴのコンポート シードルビネガーソース
◆エスプーマで作ったイチゴのショートケーキ
◆小菓子


アミューズの「うにのムース」は臭み無し。なぜこの時期に雲丹?という疑問はさておき、
クリームが効いているので円やかで美味しい。
前菜は野菜の盛り合わせ。中でも蕪がジャガイモのように柔らかくて本当に美味。
パルミジャーノ・レッジャーノはカリカリに焼き上げたスティック状のものと、
柔らかいピューレ状の二種類。意外にお腹に溜まりますね。

スープは「蕪のスープ」。葉っぱで色づけしてあり「ほうれん草?」というような外見。
よい意味で蕪らしさは控えめで、ポタージュとビシソワーズの中間のような味わい。
下に沈んでいる牡蛎はクセが無く、程よいアクセントになっています。
さほどアツアツなスープじゃないのに飲み干すと体の芯まで暖まります。

魚料理は的鯛。外側のポテトはカリカリで、中の魚はしっとり。
ポテトに巻かれている時点で美味しいに決まってる。(笑
とろみのある甘辛ソースは出しゃばりすぎずとても美味しい。
当店の魚料理は本当に外れなしですねぇ。

ただし、この皿まで蕪や芽キャベツがやたらに多用されているのが気になります。
僕のチョイスが悪かったせいもありますが、若干飽きます。

肉料理は鴨。ジビエ鴨とは違って柔らかくて上品な一皿。
そのため「鴨好き」な人の中には物足りなさを感じるかもしれません。
でも、お肉自体の強烈な個性だけが突出しているのではなく、
酸味の効いたソースとの一体感で魅せるこの皿を僕は気に入りました。

食後の小菓子にあったスマイルマーク。このお店がこんなお茶目なことをするとは(笑


<2010年12月>
年内最後の訪阪時にランチをいただきました。デジカメ忘れて写真無し。
とりあえず供された料理だけメモ。

◆牛肉と野菜の旬野菜のタルタル仕立て
◆軽くスモークしたブリとアボカド グリーンソース
◆潮の香りに包まれた的矢牡蠣のジュレ“ラフロイグ10年”風味
◆黒ムツのポワレ シェリーヴィネガー風味 塩鱈とポテトのコロッケとブロッコリー
◆ビュルゴー家シャラン鴨胸肉のロティとキノコのポレンタ 赤ワインの香り
◆トリニタリオ種チョコレートクリーム、クレーム・ブリュレのアイスクリーム、
 コーヒー風味のサバイヨンのカソレット
◆ワゴンデザートとチョコレート


<2009年5月>
お昼のコース「デジュネ」を。前菜+魚+肉の組み合わせで11,550円。
今回供された皿は下記の通り。

◆じゃがいもとフォアグラのファルス
◆トマトのコンポジション
◆赤座海老のカカオバター焼き 生ハム、空豆 モリーユの軽い煮込み(+1,000円)
◆旬の魚と筍のポワレ 黒オリーブ風味の若布ソース
◆国産乳飲み仔牛のローストとブランケット グリーンアスパラガスのタリアテッレ添え
◆フルーツゼリーとシャンパンのムース
◆ワゴンデザート

アミューズは二皿。一皿目はジャガイモとフォアグラのファルス。
青山ラ・ブランシュの「鰯とジャガイモのテリーヌ」に見た目が少し似ています。
あちらのジャガイモは大きめでしたが、当店のものは細長くカットされています。
少し固さが残っているのでシャキシャキ感を味わえます。
最初はフォアグラの臭みがやや気になりましたが、無花果など他の具材が上手い具合に
かき消しているので後々まで残るようなことはありません。

二皿目はトマト尽くし。トマトゼリーにプチトマト、トマトのムース、トマトのアイス。
いただく前には「調理の仕方でこんなに印象が変わるものかと驚き…」みたいな言葉を
心に浮かべてましたが、食べ終わってみればやっぱりトマトはトマト。(苦笑)

確かにそれぞれに感じる甘さや酸っぱさには違いがあって楽しめたのは間違いありません。
ムースは上に載せられたオレンジが甘いアクセントになっていて意外な美味さ。
それでもゼリーにしたって、アイスにしたって、トマトじゃなくたって…という感想。
美味しいことは間違いないけれど、トマト尽くしでは飽きてしまいます、僕は。

前菜は「河内鴨のタルタルステーキ」にも惹かれましたが、やっぱり海老でしょう。
これは選んで大正解でした。水っぽさが無くてしっかりとした、それでいて柔らかい食感の
海老は大変美味。カカオバターも出しゃばり過ぎはありません。生ハムも香ばしい。

この日の魚は真鯛。これまたラ・ブランシュを思い出させる一皿。
黒オリーブということで若干のスパイシー感があるものの、基本的にはあっさり。
真鯛は非常に優しい味。表面のカリカリが控えめだったせいか、余計にそう感じます。
口に含むと、美味しさが後からにじみ出てくるような感じでした。
付け合わせの筍が意外にハードだったので真鯛の柔らかさが目立っています。

そして迷いに迷った肉料理。「ホロホロ鶏のオレンジ風味」、「ビゴール黒豚のロースト」、
「和牛フィレ肉グリルと春野菜のテリーヌ」…なんてメニューを見ているだけでお腹が鳴る。
選択した「仔牛のロースト」は、アラカルトメニューでは一番リーズナブルながら、
満足度は相当に高いものでした。おすすめです。

燻製のような食感を味わえるローストとホワイトシチューのようなブランケット。
この全く異なる食感のお肉に加え、細くスライスしてタリアテッレのような青アスパラも
味わえる非常にお得度の高い一品です。

デセールも2品。ワゴンデザートでボリュームたっぷり。


【サービス】
マスターソムリエの岡さんをはじめ、みなさんサスガの安定感。慇懃さは感じません。
料理の説明は非常に丁寧ですし、求めれば詳しく語ってくれます。


【雰囲気】
28Fまでエレベーターで上がり、さらに専用エスカレーターで当店へ。
メインのホールは大阪駅側と神戸側、それに間のシックなゾーンの3つに分かれ、
今回は大阪駅側。大きな窓からは3本の川と再開発が進む街並みを一望できます。
ここに来ると大阪が水都であることを実感します。

  • ポテトに包まれた的鯛 芽キャベツのアンブーレ

  • 野菜のエチュべとパルミジャーノ・レジャーノのクーラン

  • カナールデマレのロティ

  • 小菓子

  • エスプーマで作ったイチゴのショートケーキ

  • カブのクリームスープ

  • 雲丹のムース

  • 赤座海老のカカオバター焼き

  • 仔牛のローストとブランケット

  • 真鯛と筍のポワレ

  • トマトのコンポジション

  • じゃがいもとフォアグラのファルス

  • フルーツゼリーとシャンパンのムース

  • ケーキ盛り合わせ

  • お皿

  • テーブルの上にスワン

  • 窓からの眺め

2011/12/14 更新

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