2回
2019/11 訪問
あっぱれなラーメン (城陽市 俺のラーメン あっぱれ屋)
天皇陛下御即位記念「正倉院展」が奈良国立博物館で開催中でこの休日に行く事に。
なかなか見ることのできない宝物が拝観できる「天晴れ」な事ですので、ラーメンも「あっぱれ」に行こうと頑張りました。
寝不足のまま早朝出発でPAで仮眠をとりそれでも開店1時間40分前の950すぎに到着。
早すぎたなと思ったらもう10人ほど並んでました。流石です。
1100に店内へ案内され。
早目の開店。
こくまろ塩ラーメン(850円)
食べ歩きして食べログに投稿していると、たまに点数を気にして「採点者意識」で食べてしまうことがある。
これでは本来食べる楽しみを失いかねないと危惧しており(画像も本当は撮影したくない)、無心で食べる事を意識しているが、今日はもう問答無用に食べることしか頭になかった。
なので細かい事まで覚えていない。
麺は平打ちで噛んだ時の硬さ、反発、舌触りが素晴らしい。
スープも始めは「薄い?」と感じたが、直ぐにこれは馴染んでくる。
豚白湯は濃度があるのにアッサリ優しくゆっくり蓄積されていく。
一番感じたのは、麺とスープの相性。
これは小生がこれまで拘った部分で音楽でいえば、音階と和音で相性のよい協和音があるように、麺にスープやタレの風味・旨味を持ち上げて交わる、相乗していくものを理想としてきた。
一方、こちらの麺を噛んでもスープの旨味はそれほど乗っているとは思わない(つけ麺になるとまた別だと思う)。
しかし、麺を噛んでスープを飲むと不思議と一体感が発生する。
感覚として麺の食感を味わい小麦に分解される際にはじめて白湯の濃度に融和する感じ。
前者の相乗とは違う、拡がる?麺とスープはそれぞれ主張が残っている。
あまり、ここまで意識させられた事はないし、食材がどうこうはよく分からないが、少なくとも偶然できたとも思えない。
あと、睡眠4時間くらいで体調は良くなかったのに、いつもラーメンで胃もたれの兆候を示す私の胃が全く穏やかでした。
食材が良いのか。
とにかく、正倉院の天平時代の精緻で美しい造形品の数々に感嘆している時にも「ああ、あっぱれなラーメンをまた食べたい。
麺を啜りたい」と思う始末でありました。
「仕込み」も大変な労力であるのに、二人だけで18席のラーメンを完璧な状態で供する「営業」もこなす、本当に素晴らしいラーメン屋だと思いました。
正倉院展も堪能でき、とても良い1日でした。
2022/07/22 更新
今日は城陽市のあっぱれ屋さんへ。
京都でいちばん好きなラーメン屋です。
開店前の並びも凄い印象で、今回は比較的空いてそうな13時以降で行きます。
途中、宇治田原町で一杯。
それでも早く13時10分頃に到着。ベンチの6人目。
ただ私の後続が10分以上来ない。
13時28分に店内へ。
35分には席に着けた。
つけ麺狙いでなければ13時30分以降はマチが短そう。なお14時ラストオーダー。
こくまろ塩ラーメン(950円)
美味しいです。
豚の白湯の塩分と塩ダレの塩味が加減が良いですね。
魚粉と香辛粉が振りかけているのもこのスープに何故か合う。甘味や塩味に粉の点の刺激が魅力の一つ。
飲み始めは出汁やまろやかさも薄く弱く感じるが、飲んでいくうちに蓄積されていく。
平打ち麺もコシがあり、舌が感じる質量があって、食感を楽しめますね。
流石の一杯でした。
自宅から遠くはないので、また伺います。
ご馳走さま!