34回
2024/01 訪問
スタッフ森山さんの休職前ラスト限定「極濃イカつけ麺」(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元
(東京都大田区西蒲田/最寄駅:蒲田)
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
講談社が毎年発行する「TRYラーメン大賞」(東京ラーメンオブザイヤー)の2015-2016版で、新店部門の「つけ麺部門」と「総合大賞」で2位にランクイン。食べログの「ラーメン百名店」では2017年から現在まで7年連続受賞。名実ともに蒲田を代表する人気ラーメン店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
基本メニューの「極濃煮干しつけ麺」(1000円~)、「濃厚煮干しそば」(1000円~)、「淡麗煮干しそば」(1000円~)の他、お店のスタッフが考案して仕込んだ限定メニューを不定期に提供している。
宮元店主もかつて新小岩の名店「麺屋 一燈」での修行時代に、お店の定休日に自分で考案した限定メニューで営業して腕を磨いていた経緯があるので、自分のお店でも若いスタッフに腕試しのチャンスを与えている。
●特製極濃イカつけ麺 1700円+麺中盛り(250g) 100円
この日の限定メニューは「特製極濃イカつけ麺」。家庭の事情で1/21からしばらく休職して、地元の奈良に戻るスタッフ森山さんによるラスト限定。
丸ごとイカ煮干しの旨みが凝縮された超濃厚イカつけ麺。イカの風味を下支えする動物系スープも超濃厚で、イカの内臓(ワタ)の独特の風味をまったりした白湯スープの旨味で包み込んでいる。
イカ墨パスタのような真っ黒なつけだれはイカの墨や肝の旨味が濃縮された超濃厚な味わい。イカの墨には旨味成分であるアミノ酸が豊富に含まれていて、さらに抗がん作用があるペプチドグリカンやタウリン、亜鉛も含まれており、血液によく、心臓の動悸や痛みを和らげる効果があると言われている。
さらに傷の治癒を助けるムコ多糖類も多く含まれており、墨の黒い色の成分であるメラニンには抗菌作用があるそうだ。スペインやイタリアではイカ墨を使ったパエリアやリゾット、パスタなどの伝統料理がある。沖縄でも郷土料理の「イカスミ汁」があり、昔から滋養食として産後の母体の回復に良いとされてきたそうだ。
●吊るし焼きチャーシュー丼 350円
吊し焼きチャーシュー丼はチャーシューの端っこの角切りがゴロゴロ入ってかなりお得感がある。チャーシューの燻香とマヨネーズ、甘辛いタレが組み合わさってやみつきになる味わい。極濃イカつけ麺の余ったつけダレにご飯をドボンと投入すればイカスミおじやでさらに美味しい。
2024/01/29 更新
2023/12 訪問
ラーメン激戦区蒲田エリアを代表する極濃煮干しつけ麺の名店(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元
(東京都大田区西蒲田/最寄駅:蒲田)
●特製極濃煮干しつけ麺 1450円
●中盛(250g) +100円
●煮干しの和え玉(醤油) 250円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
店主の宮元達宏さんはラーメンの世界に入るまでは営業マンをしており、サラリーマン時代は年間500杯ものラーメンを食べ歩くラーメンフリークだったそうだ。その後、自分で本気でラーメンを作りたいという気持ちが強くなりラーメンの世界へ飛び込み、「麺屋こうじ」グループに弟子入り。
その後、紆余曲折を経て、東京でつけ麺No.1の呼び声が高い新小岩の名店「麺屋 一燈」で修行。お店の定休日を利用した限定営業の「煮干中華ソバ宮庵」として、自身の考案した限定メニューを提供しながら腕を磨き、2015年4月に独立。
「麺屋 一燈」からの初の独立店という快挙に、ラーメンファンの間では大きな注目が集まり、創業から瞬く間に人気行列店となった。
ラーメン業界最高権威の「TRY(トーキョーラーメンオブザイヤー)」2015-2016では、新店部門の「つけ麺部門」と「総合大賞」でそれぞれ2位にランクイン。食べログの「ラーメン百名店」では2017年から現在まで6年連続受賞。名実ともに蒲田を代表する人気店となっている。
2010年代後半に全国的な濃厚煮干しブームが巻き起こったが、2015年オープンの「宮元」はその先駆けとも言える存在。前日の夜から一晩中かけて煮込む"極濃"な煮干しスープは、他店の追随を許さないオンリーワンの味わい。
独立する際にどうせやるなら東京で一番「濃い」つけ麺をやろうと目標を立てたたそうだ。大量の煮干しを凝縮し濃厚な鶏白湯スープと合わせた鈍色(にびいろ)のつけダレはドロッとしてクリームのような舌触り。1杯当たりに使われる煮干しはおよそ80~100gで、一般的な煮干しラーメンで使う量の10倍以上にあたる。
極濃なつけだれに合わせる麺は超極太の自家製麺。歯を押し返すような強烈なコシと全粒粉入りの芳醇な小麦の香りが、濃厚スープに負けないチカラ強さ。麺は日々進化していて行くたびにニュアンスが変わるのも楽しみの一つ。
チャーシューにもこだわっていて、香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシューは絶品。デフォルトで豚肩ロースと豚もも肉の2種類のチャーシューが1枚ずつトッピング。
特製トッピング(+450円)でさらに豚肩ロース1枚としっとり鶏ムネ肉のチャーシュー2枚が追加され、合計5枚のチャーシューと味玉1個、海苔3枚がトッピング。味玉は燻製してからブランデーに漬け込んで香り付けしていて、薫り高さと黄身の濃厚さが格別。焼き海苔は濃厚煮干しスープと相性抜群。
普段はサイドメニューの「吊るし焼きチャーシュー丼」(350円)を一緒に頼むことが多いけど、この日は「煮干しの和え玉」(250円)も提供していたので和え玉をチョイス。タレは塩か醤油か選べるので醤油で。
つけ麺とは異なる平打ちの中細麺で、モチモチとしたコシのある噛み応え。麺にタレと香味油をよく混ぜた状態で提供されるので、そのまま食べてもいいし、余ったつけ麺の濃厚スープをかけながら食べるのも美味しい。
2024/01/13 更新
2023/11 訪問
前日の夜から一晩かけて煮込む極濃煮干しスープはオンリーワンの味わい(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●チャーシュー極濃煮干しつけ麺 1500円
●中盛(250g) +100円
●吊るし焼きチャーシュー丼 350円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
大量の煮干しを凝縮し濃厚な鶏白湯スープと合わせた鈍色(にびいろ)のつけダレはドロッとしてクリームのような舌触り。1杯当たりに使われる煮干しはおよそ80~100gで、一般的な煮干しラーメンで使う量の10倍以上にあたるそうだ。
極濃なつけだれに合わせる麺は超極太の自家製麺。ムチムチと歯を押し返すような強烈なコシと全粒粉入りの芳醇な小麦の香りが、濃厚スープに負けないチカラ強さ。
チャーシューにもこだわっていて、香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシューは絶品。豚バラ肉と豚肩ロースの2種類で、デフォルトは各1枚ずつ、チャーシュー増し(+500円)で各3枚ずつとなる。
サイドメニューの吊るし焼きチャーシュー丼は焼き目のついた香ばしいチャーシューの端っこがたっぷり乗ってボリューム満点。マヨネーズも相性抜群。色々なラーメン屋のサイドメニューのご飯ものを食べたけど満足度はこれがピカイチ。
2023/12/28 更新
2023/09 訪問
この夏ラーメン業界で話題の「ニボコン」が蒲田にも上陸(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●ニボコン(煮干し昆布水冷麺) 1600円 ※限定メニュー
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
看板メニューは前日の夜から一晩中かけて煮込む極濃スープの「極濃厚煮干しつけ麺」(1000円)と「濃厚煮干しそば」(1000円)と、透明感のある比較的あっさりしたスープの「淡麗煮干しそば」(1000円)の3種類で、各種トッピングがある。
また、スタッフが考案して仕込んだ限定メニューも定期的に提供している。宮元店主もかつて新小岩の名店「麺屋 一燈」での修行時代に、お店の定休日に自分で考案した限定メニューで営業して腕を磨いていたので、自分のお店でも若いスタッフに限定メニューで腕試しするチャンスを与えている。
今回はスタッフ蓮さん考案の限定メニュー「ニボコン」(煮干し昆布水冷麺)が提供。秋葉原の名店「麺処 ほんだ田」で今年の夏限定のメニューとして提供されて話題となり、本田店主が二ボコンでこの夏を盛り上げようと共同企画で参加店舗を募集。色々なラーメン店でニボコンをオマージュした限定冷やし麺を提供して広まっている。
昆布を水出しした「昆布水」を清湯スープのつけ麺の麺に浸して提供するのは最近流行っているが、昆布水に煮干しも一緒に漬け込んでとろみのついた冷やし出汁を取るという画期的なアイディア。今年の夏は連日猛暑日が続いたので、暑くて食欲が落ちてもツルッと食べられる冷やし麺として人気。
盛り付けも美しくトッピングの種類も豊富。鴨チャーシュー、漬けマグロ、山かけ(とろろ)、たたきオクラ、皮剥きトマト、青じそ、ばら海苔、揚げネギ、刻み紫玉ネギ、温泉玉子、ライム。通常メニューのつけ麺やラーメンと比べても、盛り付けの工数が比較にならないほど多いのでオペレーションはかなり大変そうだが、一杯1600円という値段に比例した満足感のあるリッチな冷やし麺。
トッピングが盛りだくさんのニボコンは追い飯付き。冷たい煮干し昆布水に温かいご飯が投入されて若干温度が上がってぬるくなったスープはまた違った味わいに変化。マグロや山かけ、海苔などご飯に合う和風のトッピングが多いので、具沢山の冷やし茶漬けを食べてるような感覚。
2023/11/17 更新
2023/07 訪問
暑い日でもスルッと食べられる夏季限定「冷やし煮干しそば」(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
●冷やし煮干しそば(醤油) 1050円
夏季限定メニューの冷たいスープの煮干しそば。醤油か塩が選べるので醤油をチョイス。スープはしっかり冷えてるけど煮干しの旨みが濃縮された味わい。冷水で締めた細麺はプリプリと歯を押し返すような弾力のある食感。
トッピングは豚と鶏の2種類のチャーシューに、刻みタマネギ、オクラ、生の青海苔、大葉。青海苔がスープに溶け出すとふわりと磯の香りが加わって絶妙なアクセント。
●煮干しの和え玉冷やし(塩) 250円
よく混ぜてそのまま食べられる味付きの替え玉。こちらも醤油か塩が選べるが、煮干しそばを醤油にしたので和え玉は塩でオーダー。塩ダレにわさびのキリッした清涼感のある辛味、刻みタマネギのシャキシャキ感がアクセント。連日の猛暑で体調いまいちだけど、煮干しそばも和え玉もどちらも冷やしにして、スルッと胃袋に収まった。
2023/09/19 更新
2023/06 訪問
つけ麺のつけダレ並みに超濃厚スープの濃厚煮干しそば(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
●特製濃厚煮干しそば 1450円
久しぶりにつけ麺ではなく汁そばをチョイス。過去の記録を遡ってみたら前回「濃厚煮干しそば」を食べたのは2018年10月だから約5年ぶりみたいだ。以前の記憶だとつけ麺のつけダレを比べたら、濃厚煮干しそばの方が少しサラッとしたスープだった印象だけど、今回はつけ麺のつけダレをほぼ変わらないぐらい超濃厚なドロドロの煮干しスープ。
麺は自家製の細麺で歯切れのよい食感。太麺より細麺の方が麺の表面積が広くなり、よく多くのスープが絡むので、つけ麺よりもスープ自体の味わいをダイレクトに感じる。特製トッピングはチャーシュー、味玉、海苔増し。チャーシューにもこだわっていて、香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシューがたまらない。
●吊るし焼きチャーシュー丼 350円
ここ最近毎回頼んでるサイドメニューのチャーシュー丼。焼き目のついた香ばしいチャーシューの端っこがたっぷり乗ってボリューム満点。マヨネーズも相性抜群。色々なラーメン屋でサイドメニューのご飯物を食べたけどこれの満足度はピカイチ。
●夏季限定 煮干しの和え玉 冷やしver. 250円
麺もタレもしっかり冷やした和え玉。しっかり冷やした細麺はコリコリとした芯のある食感が楽しい。特製濃厚煮干しそばにチャーシュー丼も頼んでさらに和え玉まで行ってやりすぎかなと思ったけど冷やしだからスルッと胃に収まった。
2023/11/14 更新
2023/05 訪問
5/22から通常の煮干しメニューの提供再開(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●特製極濃煮干しつけ麺 1450円
●中盛(250g) +100円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
3月中旬から約2ヶ月間、江東区東砂にオープンした3号店(宮元製麺)の開業対応で、通常の煮干しメニューは提供休止していたが5/22から再開。
久しぶりに煮干しつけ麺を堪能。やっぱり宮元のつけ麺はシビれる!煮干しの旨みやビターさも凝縮したつけだれは、前日の夜から一晩中かけて煮込む極濃スープ。他店の追随を許さないオンリーワンの味わい。
大量の煮干しを凝縮し濃厚な鶏白湯スープと合わせた鈍色(にびいろ)のつけダレはドロッとしてクリームのような舌触り。1杯当たりに使われる煮干しはおよそ80~100gで、一般的な煮干しラーメンで使う量の10倍以上にあたるそうだ。
極濃なつけだれに合わせる麺は超極太の自家製麺。ムチムチと歯を押し返すような強烈なコシと全粒粉入りの芳醇な小麦の香りが、濃厚スープに負けないチカラ強さ。
チャーシューにもこだわっていて、香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシュー。特製トッピング(+450円)でチャーシュー、味玉、海苔が追加。濃厚な黄身の燻製味玉も絶品。
2023/09/19 更新
2023/05 訪問
クリアな見た目ながら旨味たっぷりの鶏清湯スープの「軍鶏と鴨」(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●特製 軍鶏と鴨(醤油) 1450円 ※限定メニュー
●吊るし焼きチャーシュー丼 350円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。ラーメン激戦区・蒲田を代表する人気行列店。
2023年3月に3号店である「宮元製麺」を江東区東砂にオープンし、店主がしばらくそちらの対応でつきっきりになるため、しばらくの間通常の煮干しメニュー提供なし。スタッフ考案の限定メニュー営業で店主の留守を守っている。(※5/22より煮干しメニュー提供再開予定とのこと)
限定メニューの「軍鶏(しゃも)と鴨(かも)」は鹿児島産の地鶏「さつま若しゃも」と丸鴨を贅沢に使用したプレミアムな濃密中華蕎麦。醤油か塩か選べるので醤油をチョイス。クリアな鶏清湯スープだが、見た目からは想像できないほど鶏の旨味たっぷりの味わい。
麺はストレートの中細麺でスルスルとすすり心地が良い。トッピングは吊るし焼きチャーシュー2種、ネギ、海苔、三つ葉。特製トッピングで味玉、チャーシュー、海苔増し。香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシューは絶品。
吊し焼きチャーシュー丼はチャーシューの端っこの角切りがゴロゴロ入ってこれで350円はかなりお得感がある。チャーシューの燻香とマヨネーズ、甘辛いタレが組み合わさってやみつきになる味わい。
2023/09/19 更新
2023/02 訪問
家系ラーメンの特別営業でも"宮元"らしさ満載の超極濃スープ(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺宮元@蒲田
●宮元家流 家系ラーメン 950円 ※限定メニュー
●大盛り 200円
●吊し焼きチャーシュー丼 350円
蒲田エリアを代表する濃厚煮干しつけ麺の人気店「煮干しつけ麺 宮元」の限定メニュー。12月・1月・2月と3カ月連続で3日間限定の家系ラーメンの特別営業。
限定メニューのみの特別営業日は通常メニュー(煮干しつけ麺、煮干しラーメン)の提供はなし。お店のTwitterにて営業日カレンダーが掲載されているのでチェック。
https://twitter.com/tukemenmiyamoto
平日の昼12時すぎに訪問し、お店の外に5人の行列。「宮元」では先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。家系おなじみの麺、味、油のお好みオーダーがあり、食券を渡す際に聞かれる。麺かためでオーダー。
ゼラチン質を丁寧に乳化させたとろりと濃厚なスープは豚骨、鶏ガラの旨味がたっぷり。”東京で一番濃い”つけ麺も目標としている「宮元」らしさを体現した唯一無二の超濃厚豚骨醤油。
「宮元」で限定メニューの家系ラーメンを食べるのは4回目だけど、毎回ガラやカエシの配合を変えているそうで、今回は以前よりも鶏ガラの旨味が前面に出たまったりした味わい。
デフォルトで一杯950円というのは家系ラーメンとしては高めの価格設定だけど、とにかくスープが濃厚なので、豚骨、鶏ガラの材料の原価が一般的な家系ラーメンとは比較にならないぐらいコストがかかっていると思う。
家系ラーメン用に作った専用麺はウェーブがかかった中太麺。デフォルトのトッピングは吊るし焼きチャーシュー、ほうれん草、海苔。チャーシューの燻製香も格別。
2023/09/19 更新
2022/12 訪問
東京で一番「濃い」つけ麺を目指した極濃煮干しつけ麺(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●チャーシュー極濃煮干しつけ麺 1300円
●中盛(300g) +100円
●吊るし焼きチャーシュー丼 350円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。ラーメン激戦区・蒲田を代表する人気行列店。
ラーメン業界最高権威の「TRY(トーキョーラーメンオブザイヤー)」2015-2016では、新店部門の「つけ麺部門」と「総合大賞」でそれぞれ2位にランクイン。食べログの「ラーメン百名店」では2017年から現在まで6年連続受賞。名実ともに蒲田を代表する人気店となっている。
2010年代後半に全国的な濃厚煮干しブームが巻き起こったが、2015年オープンの「宮元」はその先駆けとも言える存在。前日の夜から一晩中かけて煮込む"極濃"な煮干しスープは、他店の追随を許さないオンリーワンの味わい。
極濃なつけだれに合わせる麺は超極太の自家製麺。歯を押し返すような強烈なコシと全粒粉入りの芳醇な小麦の香りが、濃厚スープに負けないチカラ強さ。麺は日々進化していて行くたびにニュアンスが変わるのも楽しみの一つ。
スープ作りは営業が終了した前日の晩から開店直前まで合計12時間もかけて煮込む。火を入れていないとすぐに固まってしまうぐらいの濃度なので早朝4時から11時の開店時間までつきっきりで手を止めることが出来ないのだそう。「体力的に今しかできない」と言うぐらい全身全霊をかけたつけ麺。
煮干しの苦みやえぐみも前面に出した味わいは決して万人受けではないと思うが、平日休日問わずこれだけの行列が途絶えないのは驚き。他に似たようなタイプがない唯一無二の味わいであることと、やはり作り手の魂みたいなものがお客に伝わるのだと思う。他の誰でもなく、自分にしか作れない一杯を提供したいという熱い想いが伝わってくる。
2023/11/14 更新
2022/07 訪問
家系ラーメンの特別営業でも"宮元"らしさ満載の超極濃スープ(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺宮元@蒲田
●宮元家流ラーメン 930円
●薫製肩ロース 2枚 180円
●岩海苔 70円
●吊し焼きチャーシュー丼 350円
(2022年7月26日~28日限定メニュー)
蒲田エリアを代表する濃厚煮干しつけ麺の人気店「煮干しつけ麺 宮元」の限定メニュー営業。この日は7/26~7/28の3日間で家系ラーメンのみの限定営業で通常メニューの提供はなし。
平日の昼12時30分前に訪問し、お店の外に5人の行列。「宮元」では先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。家系にはおなじみの麺、味、油のお好みオーダーがあり、食券を渡す際に聞かれる。麺かため、味濃いめでオーダー。
とろりと乳化した超濃厚スープにがつんとカエシの効いた味わい。昨年3月と12月にも限定営業のメニューを食べているけど、今回は濃いめにしたこともあって、前回よりカエシの醤油感が前面に主張している。豚骨の出汁感に負けないぐらいガツンとカエシのコクと塩気があるのが、家系ラーメンの王道の味わいだ。
巷にあふれる家系ラーメンのお店は、吉村家直系だけでなく、全く関係ない個人店や資本系のチェーン店まで多数あるけど、ここまで振り切ったスープの濃さとカエシをパンチを出すお店はほとんどない。”東京で一番濃い”つけ麺も目標としている「宮元」らしさ満点の、”置き”にいかない、全力フルスイングの家系ラーメンだ。
家系ラーメン用に作った専用麺はウェーブがかかった中太麺。家系の麺はすすりやすいように短く切られているのも特徴。加水率低めでかために茹でるとポキポキとした強いコシがある。デフォルトのトッピングは吊るし焼きチャーシュー、ほうれん草、海苔。チャーシューの燻製香も格別。
吊し焼きチャーシュー丼は限定営業日以外でも販売している通常メニュー。普段つけ麺を食べるときはサイドメニューのご飯ものを頼むことがないので、今回初めて頼んだ。チャーシューの端っこの角切りがゴロゴロ入ってこれで350円はかなりお得感がある。マヨネーズがたっぷりかかってネギと岩のりがちょこっとトッピング。
2023/09/19 更新
2021/11 訪問
東京で一番「濃い」つけ麺を目指した極濃煮干しつけ麺(#煮干しつけ麺宮元)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●チャーシュー極濃煮干しつけ麺 1290円
都内屈指のラーメン激戦区・蒲田で2015年の創業以来行列の絶えない人気店。煮干しのビターさを前面に出しつつ、まったり濃厚な動物系ダシを合わせた超ヘビー級のスープは唯一無二の味わい。
極濃なつけだれに合わせる麺は超極太の自家製麺。綺麗なエッジがたった四角い断面で、歯を押し返すような強烈なコシと全粒粉入りの芳醇な小麦の香りが、濃厚スープに負けていない。
2021年6月に器がリニューアルして、麺の盛り付けが青と白の丼から竹すのこの敷かれた緑色の平皿になったので、麺の下に水が貯まらなくなり、水が切れるのでつけだれが薄まらなくなり、最後まで濃厚な味わいを楽しめるようになった。
チャーシューにもこだわっていて、香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシュー。豚バラ肉と豚肩ロースの2種類で、デフォルトは各1枚ずつ。
「特製」(+320円)は各2枚ずつと味玉、海苔増し。「チャーシュー増し」(+370円)は各3枚ずつとなる。最近はチャーシュー増しの「チャーシュー極濃煮干しつけ麺」(1290円)を頼むことがほとんど。大判の厚切りで1枚90円ちょいなのでお得感抜群だ。
2023/09/19 更新
2021/06 訪問
日替わりの限定メニューはお店のTwitterをチェック
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
●土屋の豚ちゃん 江戸前カニ編 1200円 ※限定メニュー
●中盛(麺300g) 80円
毎度おなじみの「宮元」の限定メニュー。スタッフが毎週のように自ら考案した限定メニューを提供することで、切磋琢磨し合っている。
今回はスタッフ土屋さんによる6/24限定の「土屋の豚ちゃん 江戸前カニ編」(濃厚カニ豚骨つけ麺)。
かに座生まれで、ちょうどこの日が誕生日だというの土屋さんが繰り出す渾身の一杯。今回の限定のために、休みのたびに自ら海に行って、1か月かけて10kg以上の江戸前の地ガニを集めたそうだ。
超濃厚な豚骨スープに負けないパンチのあるカニの旨味と香り!味わいは濃厚でインパクトが強いので、薬味のホワイトセロリと長ネギがいいアクセントになって、口の中をスッキリさせてくれる。
味変用に「カニジェノベーゼ」というカニを漬け込んだオリーブオイルが用意。オリーブオイルの鮮烈な香りが、カニ豚骨スープの個性の強い風味と絶妙に調和して、ガラッと印象が変わる。最後まで飽きずに食べさせてくれるギミックもお見事。
チャーシューは先週の2号店「ラーメン宮郎」の4周年記念の限定メニューで仕入れていた鹿児島産県黒豚の豚バラ肉かな。この豚肉は脂身がサラッとして上品な甘さで本当に絶品だ。
宮元店主はここ最近は同じく蒲田にある2号店の「宮郎」に専念しており、本店の「宮元」はスタッフ達に任せている。若いラーメン職人達に自分のお店をまるごと任せて、独立に向けて腕試しのチャンスの場も与える度量の広さ。
2023/09/19 更新
2021/03 訪問
日替わりの限定メニューはお店のTwitterをチェック
今年に入ってからいただいた「宮元」の限定メニューをまとめて投稿。
●2021年3月訪問
・牛郎 1100円(限定メニュー)
ラーメン激戦区・蒲田屈指の人気店「宮元」の限定メニュー。牛骨をメインに豚骨、野菜を合わせてとことん煮詰めた濃厚スープの二郎系ラーメン。原価無視のトロトロのド乳化牛骨スープにトッピングのアブラも牛脂、チャーシューも牛肉と牛尽くし。紅生姜が乗って超豪華な牛丼みたい味わい。ニンニクはもちろん黒胡椒が相性抜群!
●2021年3月訪問
・特製カラシビ味噌つけ麺 1200円(限定メニュー)
元フレンチ料理人のスタッフ蓮さん限定メニュー。ドロッと濃厚な味噌つけだれにカラシビの山椒マー油が絶妙。ハーブと味噌で味付けしてから焼き上げた豚バラ肉のチャーシュー(ポルケッタ風)は五香粉のような中華スパイスの香りがある。超濃厚なスープにもやしとキャベツの箸休めが絶妙。スープ割りで山椒の風味がさらに広がる。
●2021年1月訪問
・豚ラーメン 900円(限定メニュー)
「宮元」のセカンドブランドで同じ蒲田エリアに二郎系インスパイアの「ラーメン宮郎」があるけど、今回は宮元本店で二郎系の限定メニュー。豚骨ベースで鶏や野菜もとことん煮詰めたポタージュのような超濃厚なド乳化スープ。「宮郎」の非乳化スープとはまた違った味わい。スープの濃度やネギの使い方など既成概念に捉われないオリジナリティ溢れる二郎系。
限定メニューはお店のTwitter(https://twitter.com/tukemenmiyamoto)で告知される。通常メニューと並行販売の限定メニューの場合は、Twitterで前日に急遽告知されるケースが多いので、Twitterをこまめにチェックするのがオススメ。
2021/03/17 更新
2020/12 訪問
家系ラーメンの特別営業でも"宮元"らしさ満載の超極濃スープ
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
・12/2~12/4限定 宮元家流 830円
・特製全部トッピング 750円
・ライス 150円
蒲田エリアを代表する濃厚煮干しつけ麺の人気店「煮干しつけ麺 宮元」の限定メニュー営業。12/2~12/4の3日間で家系ラーメンを提供。
12/3の夜営業の21時前に来店し、10人上の行列。普段の通常メニュー営業のときも行列は出来るが、限定メニュー営業の日は特に人気だ。並んでいる間に売り切れ終了となったのでギリギリセーフ。20分ほど待って店内入店。家系にはおなじみの麺、味、油のお好みオーダーがあり、食券を渡す際に聞かれる。麺カタメで他は普通でオーダー。
スープは三元豚のコミガラ(様々な部位の豚骨ミックス)と胴ガラを極限まで煮詰めた超濃厚スープ。前回3月に限定メニュー営業で提供した家系ラーメンのときよりもさらに濃厚な味わい。"東京で一番濃厚なつけ麺を目指した"という通常メニューの極濃煮干しつけ麺を彷彿とさせる宮元らしさ満点の豚骨スープだ。
家系ラーメン用に作った専用麺はゆるやかにウェーブがかかった中太麺。加水率低めの強いコシがありすすりやすいように短く切られているのが特徴。デフォルトのトッピングは豚モモ肉の吊るし焼きチャーシュー、青菜(ほうれん草)、長ネギ、海苔。
限定メニュー専用の追加トッピングで「全部トッピング」をチョイス。チャーシュー、海苔、青菜、ネギの増量に加え、茹でキャベツ、味玉、海老辛味が追加。奮発して全部入りをチョイス。麺が見えないぐらいの大迫力のボリュームだ。家系にはやっぱりライスが必須。スープに浸した海苔でご飯を巻けば最高のご飯のお供になる。
2020/12/11 更新
2020/11 訪問
限定の鶏そば(鶏清湯ラーメン)も濃厚煮干しに負けないハイクオリティ
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
・特製鶏そば 1200円
蒲田を代表する濃厚煮干しつけ麺の人気店「煮干しつけ麺 宮元」の限定メニューに「鶏そば」(鶏清湯ラーメン)。味は醤油か塩か選べるので醤油をチョイス。
黒さつま鶏をメインに4種類の地鶏をふんだんに使ったスープは清湯(チンタン)といっても透明感がある見た目からは想像できないほど芳醇な鶏の旨味が詰まったスープ。質の高い鶏油(チーユ)もたっぷり浮かんでコクも十分。薬味の長ネギと三つ葉とも相性抜群。
濃厚煮干しだけじゃなく淡麗系ラーメンでも独自のセンスをしっかり発揮する引き出しの多さには脱帽だ。麺は国産小麦をブレンドした自家製のストレート細麺。角が綺麗に立っていて加水率はやや低めでもちっとしたコシ。名物の吊るし焼きチャーシューは青リンゴのような独特な燻製香が絶妙。
特製トッピングは海苔3枚、燻製味玉、チャーシュー増し。チャーシューは1枚を試作品の牛チャーシューに替えてもらえた。「試しに作ってみた」ということだが、牛肉の脂特有のとろけるような甘さがハーブの香りと相性良くて絶品。これは是非レギュラー化してほしいなあ。
2020/11/11 更新
2020/10 訪問
東京で一番「濃い」つけ麺を目指した極濃煮干しつけ麺
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
・特製極濃煮干しつけ麺 1190円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点に2015年4月にオープン。もはや「麺屋 一燈」(新小岩)出身という肩書きも必要ないぐらい、すっかり蒲田を代表する名店となった「煮干しつけ麺 宮元」。
濃厚煮干しブームも巷に定着したが前日の夜から一晩中かけて煮込む宮元の"極濃"スープは他店の追随を許さないオンリーワンの味わい。独立する際にどうせやるなら東京で一番「濃い」つけ麺をやろうと目標を立てたたそうだ。煮干しのビターさを前面に出しつつ、まったりした超濃厚な動物系スープを合わせたつけだれは唯一無二の味わい。ポタージュを超えてクリームのような粘度。
スープ作りは営業が終了した前日の晩から開店直前まで合計12時間もかけて煮込む。火を入れていないとすぐに固まってしまうぐらいの濃度なので早朝4時から11時の開店時間までつきっきりで手を止めることが出来ないのだそう。全身全霊をかけた濃厚さ。
濃厚なスープに負けない芳醇な小麦の香りの自家製極太麺。チャーシューへのこだわりも強く吊るし焼きの燻製香が絶妙。濃厚な黄身の燻製味玉も絶品。色々な日替わり限定も食べてきたけどやはりデフォのつけ麺は最高だ。
2021/12/17 更新
2020/03 訪問
家系ラーメンの特別営業でも"宮元"らしさ満載の超極濃スープ
煮干しつけ麺宮元@蒲田
・3/5限定 宮元家流 家系ラーメン 830円
・ほうれん草トッピング 70円
・チャーシュートッピング 200円
・ライス 150円
蒲田を代表する煮干しつけ麺の名店だが、この日は家系ラーメンのみの特別限定営業。急遽、三元豚のガラが大量に入手できたそうだ。家系おなじみの麺、味、油のお好みカスタマイズあり。麺はかため、味の濃さと鶏油は普通でオーダー。
スープの濃度にびっくり!予想してたより遥かに濃厚な動物系出汁の白湯スープ。三元豚のコミガラ(様々な部位の豚骨ミックス)に丸鶏と胴ガラを炊き出して、ねっとりと粘度の高い仕上がり。"宮元"らしさを前面に押し出したオンリーワンの超極濃家系ラーメン。
麺は自家製で家系らしく短めに切られた中太麺。家系でお馴染みの酒井製麺と比べると、軽くちぢれが入りややざらつきのある麺肌でスープがたっぷり絡みつく。燻製香のついた吊し焼きの豚もも肉チャーシューも絶品。トッピングで追加したほうれん草もたっぷり。
家系といえばライスも必須!海苔とほうれん草を超濃厚な豚骨醤油スープにどっぷりと浸してオン・ザ・ライスすれば白米がガンガン食べられる。家系ラーメンのスープのおかず力の高さはピカイチ。動物系のまったりした旨味に加えて醤油の塩気とコクがライスと相性抜群。後半戦は麺よりライスが主役だ。
2020/11/11 更新
2020/01 訪問
鴨の旨味を凝縮させた濃厚スープの「鴨白湯ラーメン」(限定メニュー)
煮干しつけ麺 宮元@蒲田
・鴨白湯ラーメン 1200円
・キーマライス 200円
本日1/24限定メニューのみの営業。スタッフの松田さんプロデュースの「鴨白湯ラーメン」。鴨出汁の清湯スープのラーメンは色んなお店で食べたことがあるが、白湯スープは初めてだ。
鴨の丸鳥を贅沢に煮込んで旨味を凝縮させた濃厚スープ。鴨といえば脂の甘味も特徴だが、白湯スープで脂を乳化させているのでとろみがあり甘みもたっぷり。醤油ダレもしっかり効かせて塩味とコク、キレのバランスを取っている。
トッピングは鴨ロースのバルサミコソース、フォアグラのレバーパテ、鴨つくねと鴨尽くし。中でもフォアグラのペーストは超濃厚!箸でちょっとつまんだフォアグラを口に含んでから麺を啜ると口の中で味がさらに膨らむ。鴨ロースに添えられたバルサミコソースの酸味がいいアクセント。
麺は挽きぐるみ蕎麦のような色味の濃い全粒粉入りの中太麺。濃厚な鴨白湯スープに負けない力強い小麦の風味。一杯1200円と価格設定もかなり攻めたと思うが、価格以上の満足度。締めはミニサイズのキーマカレーライスを濃厚スープに投入して絶品オジヤに。フォアグラが溶け込んだ濃厚なスープがキーマカレーと相性抜群。一滴も残さずスープ完飲。
「宮元」では今回のようにスタッフが考案して仕込んだ限定メニューでの営業日を定期的に設けている。宮元店主もかつて新小岩の名店「麺屋 一燈」での修行時代に、お店の定休日に自分で考案した限定メニューで営業して腕を磨いていたので、自分のお店でも若いスタッフに限定メニューで腕試しするチャンスを与えている。店主自身も若いのに次世代の後進の育成にも貢献していて本当に素晴らしい。
2020/11/11 更新
煮干しつけ麺 宮元
(東京都大田区西蒲田/最寄駅:蒲田)
●限定 しじみと煮干しの昆布水つけ麺(塩) 1100円
●特製トッピング(チャーシュー、味玉、海苔増し) +450円
●中盛(250g) +100円
JR蒲田駅西口から徒歩5分、多摩堤通りを蓮沼方面へ進んだ交差点にある「煮干しつけ麺 宮元」。都内屈指のラーメン激戦区・蒲田エリアで2015年の創業以来行列の絶えない人気店。
平日昼間でも常に行列が出来ている。先に店内で食券を購入してから列の最後尾に並ぶシステム。並んでいる間に店員さんが食券を取りに来る。
今回は限定メニューの「しじみと煮干しの昆布水つけ麺」(1100円)の特製トッピング付き(+450円)をチョイス。塩か醤油から選べるので塩をチョイス。
つけ麺の麺量は並盛りは150g、中盛り(250g)+100円、大盛り(350g)+200円、特盛り(450g)+300円となる。
つけだれは透き通った淡麗系スープだが濃密なしじみの出汁をベースに煮干しの魚介の旨味を加えた味わい。クリアな見た目だけど驚くほど旨味たっぷり。スープに刻んだ三つ葉と紫たまねぎ(アーリーレッド)が浮かび、シャキシャキとした爽やかな食感もアクセント。
麺は基本メニューの「極濃煮干しつけ麺」の極太麺とは異なり平打ちの中太麺。トゥルトゥルの昆布水に浸っていて、すすり心地がよく、さわりとしたスープとの絡みもいい。
昆布水自体に昆布由来の旨味があるので、スープが薄まることもなく、だんだんと味わいが変化していく。ワサビが添えられていて、さっぱりしたスープと相性抜群。清湯スープの淡麗つけ麺も名物の極濃つけ麺と甲乙つけがたい完成度の高さ。
特製トッピングはチャーシュー、味玉、海苔増し。チャーシューにもこだわっていて、香ばしい燻香をまとった吊るし焼きチャーシューがたまらない。