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夜の点数:3.8
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 3.8
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.8
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
すし哲のにぎり・特上など
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2014/03/14 更新
2014年3月10日(月)(東北出張1日目)夕食。
相馬市からさらに北上。新地町に入る。この新地町という町、僕にとっては一生忘れられない町だ。
国内も海外も、仕事でも個人でも、若い頃からあちこち旅をしてきたけれど、僕の人生でいちばん思い出の強烈な旅は、誰が何と言おうと東日本大震災の1ヶ月後の被災地の取材旅行だ。ダントツで。議論の余地なく。あの時に目にした光景と耳にした物語は、僕の心に強く焼き付いている。僕がものを考える時のベースになっている。そして、初めてそういう光景の中に迷い込んで、呆然と立ち尽くしたのが、この新地町だった。それは意図した行動ではなく、気が付いた時にはその中にクルマが入り込んでいた……。
一つだけ書き記しておくと、とても印象に残っているのが、音がなかったことだった。自然の音も人口の音も。人の声も鳥の声も。工場のサイレンもクルマのエンジン音も。何もなかった。ただの静寂。純粋な沈黙。僕は、生の証しというのは音なんだと、あの時初めて認識した。
新地町から、さらに宮城県に入って山元町、亘理町、岩沼市、名取市と、ところどころで仕事をしながら、仙台市に入る。この日の宿泊は仙台。僕は仙台に泊まる時はだいたい国分町や一番町で居酒屋のようなところに入って夕食を済ませてしまっていたのだが、この夜はちょっと趣向を変えて冒険。ホテルにチェックインしてクルマを置いてから、仙石線で本塩釜へ。片道約30分の出張食事。本塩釜の駅前では何かのお祭りの最中だった。
どの店にするかは決めていなかったのだが、有名なすし哲にした。クルマを置いて来たので、心置きなく瓶ビールを飲む。カウンターの内側には津波がここまできたという貼り紙(2メートル10センチ)がある。まずは生かき(酢)(840円)を、続いてしらうお(1050円)をもらう。どちらもおいしい。そしてにぎり・特上(3150円)を頼む。ちなみに上が2600円、中が1480円だった。にぎりが一つの皿で出てくると、嬉しくなってしまって、写真を撮る前にほっき貝とあわびを食べてしまった。あとは、いくら、とろ、甘えび、ひらめ、赤身、うに、子持ち昆布、玉子、穴子という構成。ネタはとてもおいしい。中でも鮪はさすがに赤身もとろもおいしかった。しかし、我が心の寿司屋と呼びたくなるほどではないかな。僕は今そういう寿司屋を探しているのだ。会計は7020円だった。