2回
2021/11 訪問
抜群の雰囲気でいただく地物野菜&魚の絶品天ぷら
静岡駅から車で10分程度のところにある天ぷらの名店【成生(なるせ)】。
元々鷹匠にあったらしいのですが、今の場所には2021年3月に移転オープンしました。
静岡県民なのになかなか行けず…近くて遠いお店。ようやくの初訪問が叶いました。
浅間神社に隣接しているため、写真右には鳥居も見えます。(木に隠れてますが)
お庭がとても素敵!
おまかせのコースは26,400円(税・サ込)。
店舗が移転した後は暫く写真撮影禁止だったのですが、タイミングが良かったのか写真解禁直後に伺うことができました。(2021年11月訪問)
■大井川 落花生のすり流し
大井川の落花生と、クエの出汁を合わせて。
落花生がふわっと香ります。味付けはほとんどしてないとのことです。
■クエ
焼津の20kgのクエ。
50度で湯通ししており、少し温まった状態をいただきます。ふわふわと甘みのある身を楽しめます。
■伊勢海老
伊勢海老も地物。
油で軽く火を通してから炭火で炙っているため、程よく身が締まっており、とても香ばしいです。
■焼津 太刀魚
ここから天ぷらが続きます。
大根おろしと天つゆにダイブ。
太刀魚は揚げることによって身が膨張。ふわっふわで、衣と一緒に溶けていきます。
■清水 銀杏
低温で揚げたものを。
もちっとした食感がたまりません。
■静岡 新蓮根
手づかみで豪快にいただきます。
じゃがいものようなホクッとした食感と甘さ!
■桜海老
解禁したばかりの桜海老は、朝に獲れた時のみ出るそう。
軽い衣を纏った桜海老は香りが良いです。
■鱚
適度に脱水され、旨みのしっかりとした鱚。
■函館 南瓜
軽く塩を振って。ほくほく、まったり甘いスイーツのような南瓜です。
■鱗つき白甘鯛
白甘鯛は温度帯と大きさの違いで2種類。
小さいものは熱々で。箸で持つと身が崩れてしまうほどやわらか。ホロホロしっとりです。
大きいものは低温で。魚の香りをしっかりと楽しめます。
■白菜のサラダ
箸休めに、白菜をベースとしたサラダ。
鰆と唐墨が隠れています。野菜ひとつひとつの味が濃くて美味しいです。
■赤むつ
身はふんわりとして、旨みのジュースがたっぷり。
■茄子、葱
鰹節を添えて。とろとろで甘さが引き立ちます。
■めんこだい
繊維が細やかで、脂の甘さがを楽しめます。
■鰻
サクッと揚げた後にタレと山葵を塗って。
鰻を天ぷらにしたらしつこいイメージがありましたが、甘みと山葵の爽やかさで良いバランスです。
■天ばら
〆は天丼、天ばら、天茶から選べるので、天ばらにしました。
お米は藤枝のハツシモ。
天ばらはさまざまな食材が入っており、胡麻の香ばしさと塩気でアッサリといただけます。
半分ほど食べた後は出汁を注いでもらい、薬味を入れて味変。
■苺のジェラート
スッキリとミルキーなジェラート。甘酸っぱさが良いです。
■煎茶
最初は水出し、次はぬるめの温度で。香りがとても良いです。
■お土産:おにぎり
お土産に俵型の胡麻塩おにぎりをいただきました。
お米が甘くて、最高に美味しいです!
素晴らしい雰囲気で、お庭を眺めながら絶品の天ぷらたち。
地物の食材ってこんなに美味しいんだな、と新しい発見をさせてくれました。
できれば通いたいお店です。
2022/05/30 更新
静岡駅から車で10分程度のところにある、静岡を代表する天ぷらの名店【成生(なるせ)】。
前回訪問時には無かった門が出来ていました。
浅間神社に隣接しており、緑がいっぱいの素晴らしい立地。
食材は静岡の地物食材を使用。
お魚に関してはサスエ前田魚店さんの質の高い鮮魚を仕入れています。
スタート時間まで、ウェイティングスペースでお茶を頂きます。
■新玉葱とお魚の出汁のすり流し
新玉葱を焼き付けて、お魚の出汁とすり流しに。上にはコシアブラを乗せています。
トロッとした口当たりと、思っていた以上の濃厚な旨み。
一品目から驚きます。
■黒むつ
厚切りのお造り。
やわらかで脂も程よく乗っているため、山葵をたっぷり付けるとよく合います。
■赤烏賊、伊勢海老
赤烏賊は漬けにしており、トロッと甘みがあります。
伊勢海老は低温の油に通してから炭火焼きで。
味付けは塩だけとのこと。炭の香りが素晴らしいです。
ここから天ぷらへ。お塩は沖縄とイギリスの海水塩の2種類。
大根おろしと天つゆも用意して、天ぷらを迎える準備は万端。
■メバル
サクッとした衣を纏った、ふわっと軽いメバルは天つゆにダイレクトに提供。
大根おろしをたっぷり載せると幸せです。
■アスパラガス
とっても太いアスパラ。
シャキシャキとした食感とジューシーな瑞々しさが素晴らしいです。
■たらの芽
山の深いところで採れたというたらの芽。
甘くほくほくした、良い意味でたらの芽とは思えない食感に感動しました。
■丸茄子
ゆっくり揚げて。ジューシーというよりは脱水された凝縮感を楽しめます。
パリッとした皮が楽しい!
■鱚
サクッふわっと。
旨みが閉じ込められており、噛んだ瞬間にはらりと解けていくような感覚です。
■アスパラ軸
トロッとするほどやわらかく、甘いジュースたっぷり。
■近海 泥障烏賊
ようやく大きなサイズが入ってきたとのことで、この日は3kgの個体だそう。
中はレアでゆっくり噛むと、ねちっと、ねっとりとした食感。
■大浦ごぼう
富士山の麓で採れた、蓮根かと思うほどの極太の牛蒡をじっくり揚げて。
繊維がやわらかで香りがとても良く、初めての牛蒡の感覚にびっくりです。
■コシアブラ
葉の部分はパリッとした食感。咀嚼すると香りがとても良いです。
■駿河湾 カサゴ
骨つきの身を手渡しで。ぷりっとした食べ応えのある身です。
お魚ごとアプローチの仕方が違って、感動する美味しさです。思い出しただけでもう食べたい。
■サラダ
箸休めのサラダは唐墨が隠れています。
野菜ひとつひとつの味が濃くて、食べただけで元気になりそう。
■レモン
おもむろに出てきたレモン。
天ぷらにかけるのかなと思いきや、「そのままお召し上がりください」と。
なんと酸っぱくないレモンで、甘夏のような甘みと程良い酸味でした。びっくり。
■メークイン 新じゃが
コースの前半から1時間低温でゆっくり揚げ、仕上げに高温で。
ほくっとねっとり、甘みが引き立ちます。
特に皮がカリッとしていて、今まで食べた揚げじゃがいもの中でナンバーワンの感動。
■伊豆 椎茸
軸がとても太い椎茸。香りが豊かで肉厚です。
■鯵
活け締めのため、ぷりっとした筋肉の弾力を楽しめます。
鯵独特の臭みが全く無く、どこまでもクリアな味わいに驚きと感動。
■さつまいも
じゃがいも同様、じっくり時間をかけて揚げられたさつまいもは驚異的な甘さ!
ねっとりと濃厚な、もはやスイーツといえる一品です。
■海鰻
まだまだ小さいサイズですが、身は臭みがなくふわっとしていて、思った以上に食べ応えがあります。
■メゴチ
ほくほくとした身で、尾の方は青魚のような独特の香り。
■天ばら
藤枝のハツシモというお米を使って。
さまざまな具材が入っており、サクサクの衣の食感が良いです。
胡麻がしっかりめに煎られているので、かなり香ばしさの主張があります。
後半はお出汁を注いで薬味と一緒に。2度楽しめる嬉しさ。
■レモンのジェラート、煎茶
お料理が終わった後は茶室に移動します。写真はNG。
綺麗なお庭を眺めながら、大将がお茶を淹れてくれます。
ゆっくり贅沢な時間。
レモンのジェラートはサッパリと爽やかで、天ぷらをいただいた後にピッタリでした。
素晴らしい雰囲気で、お庭を眺めながら絶品の天ぷらをいただく贅沢。
野菜も魚も最高の状態で味わえ、幸せの連続でした。
また伺える機会があることを祈っています…!
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