3回
2018/04 訪問
「絹柔麺」が独特な一杯。
「とりだし中華・しお(950円)」
点数:82点
前回は「貝だし」を頂きましたが今回は「鶏だし」を。
ちなみに味が醤油・塩とあり、塩は数量限定となっています。
スープは上品で濃密な鶏の旨味。
雑味は全く無いですね。
「貝だし」の時もそうでしたが、お吸い物の様な印象を受けます。
そして此方の特徴である「絹柔麺」
食感としては、やや太い素麺の様な感じでしょうか?
「固めオーダー不可」となってますが、(そりゃ、そうだろうな)と。
ただ、この麺がこの一杯を「ラーメンらしからぬもの」にしていますね。
ここをどう思うかで評価も変わるでしょう。
チャーシューは上品なスープと打って変わって、
厚みがあって食べ応えもあります。
接客は矢張り丁寧で居心地も非常に良いお店です。
好みは分かれそうですが、一度利用する価値はあると思います。
2018/05/02 更新
2017/10 訪問
「三く」のセカンドブランドは「鶏出汁中華」と「貝出汁中華」
◆店舗情報
現在食べログ評価3.54
口コミ27件
今年の7月にオープンしたばかりの新店。
同じく新福島駅近くにある「三く」の支店。
◆接客・雰囲気
口頭注文の前会計システム。
私が訪問した時間は男性店員2人体制。
丁寧で物腰柔らかい接客は本店同様。
店内は小料理屋を思わせる格調高い雰囲気。
本店は「和とカジュアル」が同居している感じだが、
此方は100%「和」という印象。
◆味
注文したのは「貝出汁中華(900円)」
麺類は「貝出汁」と「鶏出汁」の2本立て。
そして、貝出汁は、
「黒しょうゆ」と「白しょうゆ」から選択可能で、
白醤油が好きな私は後者にしてみた。
スープは透明感のある清湯。
勿論、貝出汁が主体ではあるのだが、
ラーメンのスープというよりは濃厚な「お吸い物」の様な印象を受ける。
所謂「貝出汁系清湯」とは一味も二味も違うスープ。
麺は手切りの中細麺。
若干柔らか目の茹で具合。
好みは分かれそうだが、スープとの相性は良いと思う。
具は葱・赤蓼・青蓼・筍・海苔、
それに鶏と豚のチャーシュー。
いずれもスープとの相性が良く、全体のバランスにも優れていると思う。
◆総評・感想
味以上に、
内装と言いますか、空間演出と言いますか、
その品格溢れる雰囲気に非常に感心しました。
いずれ再訪して、「鶏出汁」の方も頂きたいですね。
2017/11/26 更新
「優しい塩煮干し(1000円)」
点数:76点
3回目の訪問です。
今回は初めて此方の限定を頂きました。
具体的な杯数は書かれていません。
スープは煮干しの癖・えぐ味が全く無く。
少し感じる苦味も上品で心地好いもの。
ただ、煮干しの旨味がグッと来る訳でも無く。
あと、丼の底の方が煮干しの味が濃いのも気になりました。
合わさる塩ダレは円やかで適切な塩分濃度。
麺はお馴染みの「手切れ絹柔麺」、
全粒粉入りで冷麦の様に柔らかい麺です。
こんな麺で煮干しそばを食べるのは初めてですね。
正直、違和感がありますし、好きにはなれず。
やっぱりこの店の評価は、
この「絹柔麺」を好むか好まざるかで変わるのでしょう。
スープがどう、具がどうとかでは無く、麺でしょう。
特に、ラーメン屋でいつも「麺固めオーダー」をする方には絶対受け入れられない麺の筈。
具はレギュラーと同じ。
豚チャーシューは3枚入りますが、少食の私には正直多いです。
せめて2枚にして、100円安くして欲しいですね。
卓上には調味料の類は一切ありません。
◆感想
タイトル通り、
「煮干しそば」らしからぬ「煮干しそば」ですね。
個性は認めますし、拘りも評価したいと思います。
しかし、煮干しを求めて食べる一杯では無く、ニボラーが欲する一杯でも無く。
飽くまで「別邸三く」の一杯ということで頂くべきでしょう。