りょんこさんのマイ★ベストレストラン 2014

りょんこのお外ごはん

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2014年も、お陰様でたくさんのレストランにお邪魔することができました。
1位に選んだ『樋口』さんは、お料理の美味しさは勿論、ご主人・女将さんの温かみのある接客・サービスがとても心に残りました。
食べログを始めた頃から、一貫して「外食は接客・サービスが大切」という気持ちは変わっていないなぁと再認識しました。
そして、2014年は、とある理由から、毎週のようにお連れ様と「東急線」沿いの駅に出没することになりました。東京に暮らし始めて、もう何十年もたちますが、全く足を踏み入れたことのなかったエリア・・・自由が丘や田園調布などの名店に出会えたことは、嬉しかったですね。

今年になって急にお酒に弱くなったし、原因不明のじんましんに悩まされたり、何となく身体の変化を感じた1年でもありました。歳を取ったというか、食の好みもだいぶ変化したように思います。
来年は、ますます身体に優しい食を意識してお店を選んでいくような気がしています。

今年も、出会えた全てのレストラン、マイレビュアーの皆様、そして私の拙いレビューをご覧頂いた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

マイ★ベストレストラン

1位

樋口 (明治神宮前、原宿、北参道 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/06訪問 2014/07/27

丁寧で温かみのある接客・サービスも素晴らしい!実力派の和食屋さん♪

お連れ様の誕生日も近づいていることだし、久しぶりに美味しい和食を頂きたいな~!とあれこれ検索。
少し前までは「何かの記念でお外ごはん」というと、すぐにイタリアンかフレンチのお店を
思い浮かべていましたが、ここ最近は、きちんと引かれた出汁を使い、素材の良さを上手く引き出したお料理
・・・つまりは、和食を求めるようになってきました。歳を取った証拠でしょうかね(笑)
ということで、マイレビュアー様をはじめとして、総じて評価の高いこちらへお邪魔してみることにしました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
どの駅からも微妙に離れています。私達は、銀座線の外苑前駅から歩いてお邪魔しましたが、
15分位かかったと思います。途中、あれっ『エミリア』の近くだったのね~!と気が付いて、だったら、タクシーに
乗れば良かったかな・・・と、ちょっぴり思いました(この日は気温が高く、汗だくになってしまったので)
店先には、店名が記された真っ白な暖簾がかかり、凛とした印象。温かみのある明かりが扉から
漏れている様子も素敵です。
店内は、入ってすぐカウンター席、半個室のテーブル席もあります。私達が通されたカウンター席からは
樋口さんはじめ料理人の方々の手元や表情を見ることができて、臨場感があり、とても楽しい。
厨房に置いてある調理道具やシンクなどもピカピカに磨き上げられており、とても清潔感があります。
勿論、店内どこにも塵1つありませんし、さりげなく飾られた草花も清々しく上品な雰囲気です。


②お料理について
予約電話の際、予めコースを決めてほしい旨、案内がありました。今回は、初来訪ということもあり、
一番安価なコースをお願いいたしました。
想像以上に品数が多く、そして、そのどれもが魅力的なお料理であったのですが、特に印象的だったのは
以下のものです。

“じゅんさいの酢の物”・・・ちょこんと被せられた青葉が涼しげな演出で素敵。丸みのあるお酢と
つるんとしたじゅんさいの相性はとても良く、爽やかな一品。

“鱧の湯引きを梅肉と本山葵で”・・・ふんわりとした鱧の身は、梅肉や本山葵と共に頂くと
ほんのりとした甘みが引き立ちます。

“鱧と胡麻豆腐のお椀”・・・胡麻豆腐を温かいお椀で食べさせる一品。丁寧に引かれた出汁にほんの少し
塩気が加えられています。ともすれば、物足りなさを感じさせるくらい上品な汁ですが、胡麻豆腐の香りと
鱧の風味を活かすには、この絶妙な加減が大切なのだなぁと思いました。

“鮎の塩焼き”・・・広島の太田川産の鮎と聞き、お連れ様もにっこり。小振りながら、むっちりと身が詰まっていて
食べごたえ十分。鮎独特の香り、苦みを堪能しました。

“〆のお蕎麦”・・・細く端正に切り揃えられたお蕎麦は、水切りきっちり、角はピン!薫り高くて喉越しも◎!
鰹出汁の効いたつゆもキリッとしているし、お薬味や山葵にも手抜きはなし。
どこぞのお蕎麦屋さんより、よっぽど美味しいです。


・季節を感じる食材をあちこちに取り入れてあり、素材本来の味や香りを上手に活かしていること。
・丁寧に引かれた出汁が美味しく、その上品な香りや旨味を十分に堪能できたこと。
・日本酒との相性が良いこと。
・器や盛り付けにも、さりげない配慮があり、煌びやかではなくとも端正で美しいこと。

以上のような、私が「和食では特に大切だと思っている」ポイントを、きちんとおさえた
バランスの良い「実力派の和食」だと感じました。


③スタッフの接客について
ホールは、女性2名で切り盛りされていて、そのうちのお1人は女将さんで、笑顔が可愛らしい方でした。
席への誘導、ご挨拶、ドリンクの提供等、基本的な部分は全く問題なかったですし、お酒のお薦めや
お料理の説明も、分かりやすく丁寧で好感が持てました。
また、ご主人の樋口さんは、私達が席に着くと、爽やかな笑顔で挨拶をされました。きちんと目を見て、
かつ丁寧ではっきりとしたご挨拶だったので、とても好印象でした。
初めてのお店で、少々緊張していた部分もあったのですが、このご挨拶で、ふっと気持ちが和んで、
良い状態でお料理と向き合うことができました。
お店を出る時も、女将さんとお2人でわざわざ外までお見送りして頂き、本当に心が温まりました。
人気店という看板に驕ることなく、また、初めてのお客さんにもご常連さんにも分け隔てなく
丁寧で心地よい接客・サービスを提供しようという姿勢は、大変素晴らしいと思いました。


④CPについて
温かみのある接客・サービス、そして丁寧に誠実に作られた数々のお料理を頂くことができました。
何より、お店を出た時、お連れ様共々とても幸せな気持ちになれた!
このことが、全てを物語っているかと。CPはとても良いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
久しぶりに、すぐに再訪したいなぁ!と思えるお店でした。次回はどんなお料理に出会えるんだろう?
今からワクワク・ドキドキします~。秋の気配を感じたら、すぐに伺いたいです。

  • 鱧と胡麻豆腐のお椀
  • 涼やかな演出
  • じゅんさいの酢の物

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2位

神田まつや 本店 (淡路町、小川町、新御茶ノ水 / そば)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2014/05訪問 2014/07/21

お蕎麦は勿論、充実の蕎麦前が◎!な老舗お蕎麦屋さん♪

お連れ様と一緒に済まさねばならないヤボ用があって、2人して平日に1日だけお休みを頂いたとある日。
夕刻になり、何とか無事に用事も片付いたし、気が付けば、2人の記念日も近づいてきているし、
どこか落ち着いた老舗で一献呑りたいねぇ!ということで、あれこれ思案。
気取らず予約なしでも、サッと気軽に入店出来て、でもしっかりとした肴やお酒を頂けるお店が良いなぁ。
そうだ!ずーっと気になっていて、なかなか入店する機会に恵まれなかったお蕎麦屋さんがあった!
今日の気分にもしっくりくるし、いいね!と、お邪魔してみることにしました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
丸の内線の淡路町駅から徒歩2分程度。出口から近いので、迷うことなく到着できるかと思います。
おっ、本当に出入り扉が2か所ある!すっかり、おのぼりさん状態で右の引き戸から入店。
想像していたよりも、席数は多いですが、ほぼ満席。いやはや、やっぱり人気なんですねぇ。
平日の17時ということもあってか、お客さんの年齢層は高め。程よい大人のざわめきが店内を包んでいます。
東京都選定歴史的建造物にも指定されているとのことで、確かにあちこちに歴史というか風格を感じさせます。
古い建物とはいえ、清掃はきっちりと行き届いていて清潔感があり、気持ちが良いですね。
全体的に、無駄な緊張はしないものの、背筋はピンと伸びる雰囲気です。


②お料理について
お蕎麦の前に、まずは蕎麦前を頂きましょ!ということで、好きなものをあれこれお願いすることにしました。

“いたわさ”・・・モチッとした食感の蒲鉾に、程よい辛みの山葵をちょっと付けて頂く一品。
噛みしめると旨味が口中に広がります。

“焼鳥(タレ)”・・・大ぶりの鶏肉は柔らかくてボリュームも十分です。
そして、かえしを使ったタレが美味。甘さとしょっぱさのバランスが絶妙です。からしを付けて頂くのも好み。

“焼き海苔”・・・さすがに薫り高いですね。ちょこんと添えられた本山葵だけで呑めます(笑)

“冷やし豆腐”・・・青大豆を使って作られた豆腐。大豆の甘み・風味がきちんと感じられてGood!
茗荷や葱などのお薬味もシャキッとしています。

“天ぷら”・・・衣は薄過ぎず、ボテッとしすぎず、良い頃合い。プリッとした食感の海老は甘みがあり
大きさも十分。食べごたえがありました。

“うに”・・・瓶詰めの雲丹なんですが、これがバカにしたものじゃない。雲丹独特のクセのある味わいも
活かされているし、丁度良い塩梅で、日本酒が進む進む(笑)ちなみに、山葵をちょっとつけて焼き海苔に
挟んでいただくのも美味しかったです。

さて、そろそろお蕎麦を。
当初は、二人とも“もりそば”を頂くつもりだったのですが、花番さんから「ぜひ、ごまそばも食べてみてくださいね~」
というお薦めがあったので、“大ごまそば”と“もりそばのつゆ”を、お願いすることにしました。
お蕎麦は、角がピンとしていて瑞々しい。細めにきれいに切り揃えられていて、水切りもきちんとしています。
季節がら、香りは薄いものの、喉越しも良くコシも感じられます。つゆは、鰹出汁の効いた優しい味わい。
お蕎麦には、気持ちたっぷりめに付けた方がバランスがいいように思いました。
また、お薦め頂いた「ごまそば」が良かった。
さすがに、胡麻汁につけるとお蕎麦そのものの風味は弱くなってしまいますが、胡麻のコクが前面に出た汁と
お蕎麦の相性は悪くないと思いましたし、面白かった。お蕎麦通の方からすれば、邪道なのかもしれないけれど、
私は気に入りましたよ。最後には、サラッとした蕎麦湯を頂いて、お腹も温まり、満足満足~。
ボリュームも丁度良かったです。


③スタッフの接客について
ホールスタッフ、つまりは花番さんは、全員女性で6~7名いらっしゃいました。どの方も、明るく元気な
接客・サービスで、気分良くお酒や食事を楽しむことができました。
相席のお願いも丁寧だったし、ドリンクの提供もスピーディー。皆さんキビキビと立ち振る舞われていましたが、
乱雑な感じはなく、さすが老舗の花番さんだなぁと思いました。


④CPについて
老舗の風格漂う店内で、気の利いた蕎麦前や日本酒、そして〆には美味しいお蕎麦を頂くことができました。
花番さんの接客・サービスも素敵だったし、お店を出た時の満足度は高かったです。


⑤その他、気付いたことなど
次回は、ぜひ温かいお蕎麦や丼物も頂いてみたいなぁ。女性お1人様の姿もお見かけしたので、お仕事の合間に
お邪魔して、ササッとお蕎麦を手繰るのも良いかもしれません。

  • 老舗のお蕎麦です
  • “ごまそば”のつゆ
  • お通し(蕎麦味噌)

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3位

8 1/2 (緑が丘、奥沢、自由が丘 / 洋食、オムライス、ソフトクリーム)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/04訪問 2014/05/28

バランスの取れたオムライスが美味!実直で丁寧なお仕事が光る街の洋食屋さん♪

今春より、東急線沿線の各駅への出没頻度が増えた私。この日もお連れ様と自由ヶ丘近辺をうろうろ。
ランチは、何を食べようかね~?という話になり、あれこれ考えを巡らすうちに、
思い出したのがこちら。マイレビュアー様も、何名か来訪されていて、かなりの高評価ですし
洋食好きのお連れ様にも喜んでもらえそう。
ということで、緑が丘駅に初めて降り立ち、期待を胸にいそいそと向かいました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
東急大井町線 緑が丘駅から徒歩5分くらい。駅から少し離れていて、こんな所に洋食屋さんが
あるのかしら・・・?と不安になってきた頃、小さなお店の看板が見えます。
店先には、季節のお花が咲いていて、何ともほのぼのした雰囲気です。
店内は、厨房を取り囲むカウンター席のみの作り。目の前で、ご主人が軽快に鍋やフライパンを
操る姿を見ることができて、楽しいです。
インテリアや家具など、所々に年季を感じさせますが、長年使い込まれているものだけが持つ
独特の落ち着きがあって、不思議と魅力的です。


②お料理について
どれもこれも美味しそうで、本当に悩みましたが、初来訪ということもあり、皆様のレビューを
参考にさせて頂き、“メンチカツ”と“オムライス(ドミグラスソース)”をお願いすることにしました。
オムライスの注文が入ると、ご主人がフライパンを力強く振り、丁寧にご飯を炒めています。
さて、そうこうしているうちに、出来立て熱々の“オムライス”と“ハンバーグ”が供されます。
ムラなく薄く焼かれた玉子に包まれたオムライスは、ラグビーボール状に成形され、とても美しい。
スプーンを入れるのが勿体無いくらいです。中のチキンライスは、程良く炒められていて、
お米粒の存在感がきちんと感じられるもの。具材の玉ねぎ、ピーマン、鶏肉も、それぞれ良い
アクセントになっています。
そして、何よりこのチキンライスと、ほんのり甘い玉子と、ちょっぴり酸味のあるドミグラスソースとの
バランスが絶妙。スプーン一匙に、それぞれの美味しさが凝縮、そして調和していて本当に美味。
続いて、メンチカツ。タネは、柔らかすぎず、肉の食感を少し残した仕上がりで、ほんのりとナツメグが香る
「正統派」の味わい。サクッと揚げられた衣に、たっぷりのドミグラスソースが絡んで・・・いやはや美味。
“オムライス”・“メンチカツ”とも、本当に丁寧に作られていて、かつ重苦しくなく、毎日食べても
飽きが来ないであろう美味しさでした。


③スタッフの接客について
接客は、奥様と思しき女性がお1人で切り盛りされていました。挨拶、席への誘導、お料理説明等
基本的な部分は、全く問題なかったですし、ニコニコ笑顔で、とても感じの良い接客・サービスでした。
途中、かなり混雑してきましたが、お冷の継ぎ足し等、細かい気配りが随所に感じられましたよ。
寡黙で実直そうなご主人は、丁寧に淀みなく調理をされていましたが、帰り際には、きちんと
「ありがとうごさいました」という声が聞こえてきました。


④CPについて
最初、お値段を見た時は「うーむ、ちょっと高い気がする・・・」と思っていましたが、
お料理のレベルの高さを鑑みれば、妥当なお値段だなぁと感じました。
奥様の温かみのある感じの良い接客・サービスも素敵ですし、総じて満足度は高いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
リピート決定!ということで、次回は“グラタン”“カニクリームコロッケ”等、ベシャメルソースを
使ったお料理を頂いてみたいです。

  • オムライス(ドミグラスソース)
  • メンチカツ
  •  こじんまりした街の洋食屋さん
  •  店名が書いてあるよ

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4位

うなぎ 平八 (田園調布、多摩川、奥沢 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2014/05訪問 2014/06/17

鰻の風味を引き立てる軽やかなタレが私好み!な、鰻屋さん♪

この週末も、東急沿線エリアへお出かけ。何だかすっかりオシャレな街に馴染んできた
(気がする)私ですが、この日は、まだ足を踏み入れていない有名エリア「田園調布」へ
レッツラゴー!
せっかくの初・田園調布なので、何か美味しいものをランチで頂こうとあれこれ検索。
マイレビュアー様も高評価のこちらへお邪魔してみることにしました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
田園調布駅から、徒歩1分程度。ほぼ駅前です。店先には、朱色の小さな暖簾がかかっていますが
入り口が小さいので、少し分かり難いです。
店内はテーブル席がメインですが、カウンター席もあります。そして奥にはお座敷席。
人気店なんですね~、私達は2名でしたが、こちらのお座敷席で相席(結構ぎゅうぎゅう詰め)となりました。
お店自体は、年季が入っていますが、清掃が行き届いていて清潔感がありますし、静かで落ち着いた雰囲気。
家族連れ、カップルなど、主に地元のお客様がいらっしゃっていました。


②お料理について
鰻重は「松竹梅」とありました。違いは鰻の太さのようです。悩みましたが、初来訪ということもあり
真ん中の“竹”をお願いしました。
注文を受けてから捌き始めるとあって、提供までに時間はかかります。ここはビールでも呑んで
のんびり待つのが良いですね。
さて、お待ちかねの鰻重が登場~!お重の蓋を開けると、ほわっとした湯気と共に芳ばしい香りが
立ち上って、食欲をそそります。鰻は、想像以上に立派なもの。肉厚で、大きさも十分あり、
下のご飯は見えません。
皮目は、ほんの少しサクッとしていて、中の身はしっとり柔らか。絶妙な焼き加減です。
甘さ控えめなさらりとしたタレは、鰻本来の旨味や風味を損なうことなく、上品で繊細な味わい。
フワッ、トロッとした食感の鰻身とのバランスが非常に良いです。
足りなければかけてください・・・と追加のタレも頂きましたが、私は必要ありませんでした。
ご飯も程良い焚き加減で、ボリュームも丁度いいですね。
お新香はキャベツの浅漬けで、ほんのり紫蘇風味。
お吸い物は、上品ですっきりとした出汁にアオサとお麩、柚子の香り。どちらも丁寧なお仕事です。
ということで、飽きることなく、あっという間に完食してしまいましたが、胃にずっしりくることもなく、
食後感は軽やか。いくらでも食べられそうな鰻重でした。


③スタッフの接客について
ホールは、女性2名で切り盛りされていました。挨拶、席への誘導等、基本的な部分は
全く問題なかったですし、丁寧でにこやかな接客・サービスでした。
満席でお忙しそうな中、お茶の入れ替えもこまめにして下さり、感じが良かったです。


④CPについて
3,200円で、上質な鰻重を頂くことができました。焼き加減、タレのお味など、私の好みに
合っていたので、お店を出た時の満足度は高かったです。CPは良いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
お邪魔する2時間くらい前に、電話で予約を入れさせて頂きました。このタイミングで
何とか2名入れる感じだったので、予約なしだと入店するのは、なかなか困難そうです。
(日曜日のお昼だったから、余計に混雑していたのかもしれませんね)

  • 鰻重(竹)
  • お重蓋には店名あり
  • ふっくらとした身に甘さ控えめのタレが◎

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5位

麺処 びぎ屋 (学芸大学、祐天寺 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/04訪問 2014/05/12

コクがあり優しい味わいの醤油スープとツルツル細麺のバランスが◎! なラーメン屋さん♪

この春から、週末になると東急沿線のあちこちの駅へ出没する機会が増えた私。
今まで、全くと言っていいほど縁がなかったエリアなので、どこへ行くにも興味津々です。
この日も、お連れ様と学芸大学駅へ。生まれて初めて降り立つ駅ですが、ここには、
前々から行ってみたかったラーメン屋さんがあるのです!
ということで、丁度お昼時に用事が終わるよう設定して、お邪魔してみることにしました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
学芸大駅から、駅前の商店街をてくてく歩いていって、7分程度。
思いの外、間口が奥に引っ込んでいますが、大きな店名看板を目印に行けば、迷うことはないかと思います。
引き戸をガラガラと開けると、すぐ右手に券売機があり、こちらで食券を購入するスタイルです。
厨房を取り囲むカウンター席がメインですが、4人掛けのテーブルも1席ありますので、グループ客や
ファミリーなども、気兼ねなく入店できそうです。
照明はやや落としてありますが、清掃が行き届いていて清潔感があり、暗い感じはありません。


②お料理について
柚子好きなもので、“柚子香る白醤油らーめん”というメニューに強く惹かれましたが、
初来訪ということもあり、ここはやはり定番看板メニューである“醤油らーめん”を煮玉子付き(800円)で
お願いすることにしました。
暫くすると、丼が登場~!イメージよりも、茶色のスープで少々びっくり。THE 醤油!って感じですね。
ともあれ、スープを一口・・・。と、あらっ。しょっぱくない。醤油の角はすっかり取れ、丸~くて
コクがあって、優しい味わい。
鶏ガラの旨味と魚介の風味が絶妙に合わさったベーススープは、味に奥行きがあり、飽きが来ない美味しさです。
麺は、細いストレートタイプ。ツルツルッとした舌触りですが、スープとの絡みも良くて私好み。
噛みしめてみると、小麦の風味もきちんとします。
具材の叉焼は、肩ロースとバラの2つの部位の叉焼が、1枚ずつ入っていて、それぞれ食感や味わいが違います。
肩ロースは、歯ごたえがあり豚肉の旨味がギュッと凝縮されたもの。バラは、私には少し脂が強かったです。
でも、トロリとした脂身が好きな方には堪らないかも~。
あと、煮玉子の出来も良かったな。半熟黄身に、甘辛い味がしっかりと滲みていて、あともう1個食べたくなりました。
スープも全て飲み干してみれば、ボリュームも程良い感じでしたよ。


③スタッフの接客について
調理は、ご主人(と思しき方)が、お1人で奮闘されていました。その他、調理補助、接客担当の男性が
お1人いらっしゃいました。挨拶、席への誘導、お冷の案内など、基本的な部分は、全く問題なかったですし、
お2人ともキビキビと立ち振る舞われていて、見ていて気持ちが良かったです。


④CPについて
期待していた通り、スープ・麺ともにバランスの良い、高レベルな醤油ラーメンを頂くことができました。
接客・サービスも気持ちの良いものでしたし、総じて満足度は高くじました。CPは良いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
ちなみに、最近ガッツリしたラーメンが苦手になってきたお連れ様は「こういう醤油ラーメンって、
飽きがこなくて美味しいよなぁ」とニコニコ顔。私よりも気に入っていたようでした。
次回は“柚子香る白醤油らーめん”を頂きたいです。

  • “醤油らーめん”半熟煮玉子付き
  • 叉焼は2種類入っています
  • ツルツルとした舌触りが好み♪
  • 最寄駅は学芸大学駅です

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6位

濤﨑 (新橋、内幸町、銀座 / 寿司、日本料理、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2014/09訪問 2014/11/18

凛とした空間で頂く2,000円の握り寿司ランチは、満足度が高いです♪


ここ最近、お寿司を頂いていないなぁ・・・。できれば、お酒片手につまみを頂いて
握りで〆たいところだけど、ゆっくり夜に時間が取れそうにもないし。
ということで、とにかくお寿司食べたい欲望を満たすため、どこかランチで握りを
頂くことにしようっと!と、銀座近辺をうろうろしていて目に留まったのがこちらの看板。
ふーん・・・「寿司割烹」か。少々、微妙な感じだけれど、お値段は明瞭でお手頃のよう。
思い切って、入店してみました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
最寄駅は新橋駅、徒歩5分程度でしょうか。夜の蝶が舞うクラブがひしめく一帯の雑居ビル。
しかも2階という、正直、入り難い立地条件です。
エレベーターを降りると、店名が書かれた小さな暖簾がお出迎え。中の様子が全く分からないため
ちょっと腰が引けますが、思い切って入店。
白木の大きなカウンター、様々なネタが美しく並べられたネタケース。清潔感があるのは勿論、
スッと背筋が伸びる凛とした雰囲気も心地よく感じられます。
全体的に明るく、上品な作りなので、女性お1人様でも、気兼ねなく入店できます。

②お料理について
ランチメニューは、海鮮丼(1,000円)などリーズナブルなものもありますが、この日は握り気分!
8貫頂けるお決まりセットをお願いしました。
まずは、セットのサラダが供されます。シャキッとした歯ごたえのレタスやカブ、素揚げされた
じゃが芋など、ひと手間を感じさせます。さり気なく合せられたブルーベリーも、気が利いています。
さて、いよいよ握って頂きます!
1貫目は“あいなめ”
白身ですが、さっぱりとした中にコクがあり、奥深い旨味があります。
「昆布で軽く〆てあります」とのお言葉通り、昆布の香りと風味がほんのりと
感じられるのも良いです。

その他、印象的だったのは
“しめ鯖”・・・お酢の風味はきちんと感じられますが、鯖の脂を消しすぎない
絶妙な〆具合が私好みでした。

“中トロ”・・・上手に熟成されているようで、さらっとした上品な脂と鮪特有の
酸味のバランスが非常に良かったです。また、2,000円のお決まりランチセットで
中トロが出てきたことにも少々びっくりしました。

“秋刀魚”・・・「旬のものを」というお言葉と共に供されました。
青魚特有の臭みは勿論一切ありませんし、皮には軽く入れられた香ばしい炙りが
良いアクセントになっていました。

“穴子”・・・ふんわり、トロッと仕上げられており、口に入れるとあっという間に
無くなってしまいました。甘さ控えめのツメも好みのもの。

その他“するめいか”“いくら”“鰹”“かんぴょう巻き”など、どれもきちんとした
丁寧な手仕事がされていて、好感が持てました。

赤酢が使われているシャリはやや小さめですが、私には丁度良い大きさでしたし、
酸味と甘みのバランスも◎!口の中で、ホロリとほどけていく食感も良かったな。
最後には、アオサのお味噌汁とちょっと甘めの玉子焼きを頂いて、お腹一杯。
ボリュームも十分ありました。


③スタッフの接客について
ご主人は、礼儀正しく爽やかな好青年。きちんと目を見て、丁寧にネタの説明をして下さり、好感が持てます。
ホールを切り盛りしているのは、和服姿の女性。キビキビとした接客サービスですが、物腰は柔らかく
上品な印象を受けます。ご主人が若いですから、ホールを預かる方(女将さん)は、落ち着いた
大人の女性がしっくりきます。ご主人との連携も息の合ったものでしたし、こちらはゆったりした気分で
楽しくお寿司を頂けました。


④CPについて
雑居ビルの2階という立地ではありますが、銀座博品館裏ですしね。2,000円ランチで、これだけのネタを
使った握り寿司を頂けるのは、努力をされているなぁと感じました。
接客サービスも、感じが良かったですし、お店を出た後の満足度は高かったです。CPは良いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
ちょっとしたお昼の接待にもピッタリのお店だと思いました。ご主人にお聞きしましたら、奥に個室もあるし、
予算に応じて、お料理やお寿司を組み合わせて提供いたしますよ!と、おっしゃっていました。

  • あいなめ
  • 鰹
  • しめ鯖

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7位

三稜 (尾山台、等々力、九品仏 / そば)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/03訪問 2014/04/03

風情は街のお蕎麦屋さんですが、供されるお蕎麦は上質です♪

副都心線が、みなとみらい線や東横線と直結して、新宿方面から横浜方面へ
とても行きやすくなりました。
今まで、代官山や中目黒、自由ヶ丘などのオシャレタウンとは縁遠かった私ですが
これはチャーンス!丁度、この春先にかけて「尾山台近辺」にヤボ用があることも
背中を後押しして、東急線沿線を探索してみよう!と決意。
お連れ様と一緒に、あちこち出向いてみることにしました。ということで、まずはこちら。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
尾山台駅から徒歩5分程度。駅から南側の商店街方面に歩いていくと「亀屋万年堂」が
見えてきますので、その角を左折・・・少し歩くと左側に看板が見えてきます。
外観は、所謂「街のお蕎麦屋さん」といった風情で、とても入りやすいです。
店内は、テーブル席のみ。4人掛けテーブルがメインですが、混雑してきても
無理な相席にはならないので、お1人様でもカップルでも安心です。
煌びやかな装飾品などはありませんが、清掃が行き届いていて、気持ちの良い空気感。
BGMもなく、ふっと落ち着けます。


②お料理について
季節限定のお蕎麦や私の大好きな“鴨せいろ”もあったのですが、初来訪ですし、
天ぷらの出来も知りたいなと思い“天丼付きせいろ”を頂くことにしました。
まずは、昼ビールをちょっとだけ。寒い時期でも、乾燥しているとビールが旨いなぁ!
暫くすると、まずは天丼が登場~。かすかに胡麻油の香りがふわっと漂い、食欲をそそります。
タネは、プリッとした大ぶりの海老、茄子、ししとうなど。サクッとした歯ごたえの衣が、
それぞれの素材の旨味を逃さず、上手く閉じ込めていますね。
そしてまた、丼つゆがいい。甘みを程良く抑えてあり、ベタッとした口当たりがありません。
ほんの気持ち固めに炊かれた白飯も美味しいし、この天丼、バランスが非常に良いですね。
続いてお蕎麦。細く切り揃えられていて、角がピンとしていて端正なお蕎麦ですね。
ホシはほとんど見えませんが、水切りはきっちりされています。
まずは、つゆを付けずに一口。ツルツルッとした喉越し、程良いコシ。そしてお蕎麦本来の
香りも仄かに感じられ、とても上品で繊細な味わいです。
続いて、つゆにつけて頂いてみます。つゆは、鰹出汁がピシッと感じられるもので、
風味は力強いけれど、塩気はマイルド。ですので、上品なお蕎麦との相性もぴったりです。
最後は、さらりとした蕎麦湯を頂いてほっと一息。お腹も一杯になりました。


③スタッフの接客について
ホールは、女性2名で切り盛りされていました。挨拶や席への誘導など、基本的な部分は
全く問題なかったですし、ニコニコ物腰柔かい接客・サービスで、とても感じが良かったです。
お陰さまで、心地よい休日のお昼を過ごせました。


④CPについて
オーダーした時は、この立地で1,400円か・・・と思っていたのですが、想像以上に上質なお蕎麦、
そして私好みの天丼を頂くことができました。
感じの良い接客・サービスでしたし、お店を出た後の満足度は高く、CPは良いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
寒い時期には、ぜひ“鴨せいろ”を頂こうと思います!できれば、魅力的な蕎麦前と日本酒も頂きたいな。

  • 上品なお蕎麦
  • 天丼
  • 喉越し、コシともに◎!

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8位

かつ久 (田園調布、奥沢、多摩川 / とんかつ)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2014/07訪問 2014/09/09

清潔感溢れる店内でサクッとした味付き衣が魅力的“とんかつ定食”が頂けます♪

さて、この週末もお連れ様と共に、東急沿線付近をうろうろ。所用を済ませて時計を見れば・・・
あらっ、もうお昼ご飯の時間じゃないの!
「とんかつ~、とんかつ~」とお連れ様がつぶやくので(男性は、ホントとんかつが好きなんですよね・・・笑)
あれこれ検索すると、なかなか良さそうなとんかつ屋さんを発見。
先日、鰻を頂きに降り立ったセレブタウン田園調布に、またまた上陸してみることにいたしました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
田園調布駅から徒歩5分程度。先日お邪魔した鰻屋さんを通り過ぎ、坂をてくてく下りて行くと目の前にあります。
店名が書かれた暖簾は、真っ白でピシッと糊がきいていて、端正な雰囲気を漂わせています。
店内は、入って左側にカウンター席、右側にはテーブル席がずらりと並んでいて、間口から想像するよりも
席数は多いですね。
清掃は行き届いていて、油が跳ねているようなところもなく清潔感があります。油臭さもありません。
どなたかのご趣味なのでしょうか、美しい風景写真がパネルに入れて飾られていて、心が和みます。


②お料理について
初訪問ということもあり、まずは一番肉質等が分かりそうな“特ヒレかつ定食(私)”と“特ロース定食(お連れ様)”を
オーダーしました。提供までに時間がかかる・・・ということは皆様のレビューを拝見して分かっていたのですが、
案の定、耐え切れず(笑)瓶ビールを呑みながら待つことに。
さて、30分くらい待ったでしょうか。いよいよ、とんかつの登場です!
ひれかつは、大きめのものが3つも供され嬉しい誤算。じっくり熟成された高級パンを使ったという自家製パン粉は
確かに色が濃く揚がっていますね。まずは、何もつけずに一口・・・。わっ、美味しい。何だろう、この衣。
さくさくラスクのような口当たりで、ほんのり甘みがあって・・・さすがにこだわっているだけありますね。
ひれ肉そのものも、非常に柔らかく、肉汁たっぷり。豚肉独特の風味と旨味もあって、ソースなしでも十分いけます。
1切れ貰ったお連れ様のロースは、肉そのものは勿論、サラッとした脂身がいいですね。べた付く感じもなく
上品な脂の風味が抜群に◎です。
また、びっくりしたのは、こちらの味噌汁(赤出汁)の旨さ。しっかりと取られた鰹出汁に、ちょうどいい塩梅で
八丁味噌が加えられています。具材とのバランスもいい。つるんとしたなめこ、薫り高い三つ葉が浮かべられ、
とんかつ屋さんが提供する赤出汁のレベルは超えているかと。あえて、豚汁ではないところにも店主のこだわりを感じます。
そして、キャベツ、ご飯、お漬物にも一切の手抜きはなく、どれも完成度が高かったです。
ボリュームも十分あり、全て頂けばお腹一杯になりました。とんかつ好きのお連れ様も納得!の表情を浮かべてましたよ(笑)


③スタッフの接客について
挨拶、席への誘導、お茶の提供など、基本的な部分は、全く問題なかったです。ただ、混雑していることもあってか
フロアスタッフに笑顔はあまりなく、ちょっぴりそっけない印象を受けてしまったのは残念でした。


④CPについて
清潔感のある店内で、個性的な衣のとんかつを頂くことができましたし、お味噌汁やご飯などもきちんと
丁寧な仕事が施されていて、好印象でした。スタッフの接客・サービスで気になる点も少しあったものの
全体的なCPは良く感じました。


⑤その他、気付いたことなど
皆様のレビューを拝見すると、海老フライをお薦めしている方もいらっしゃいますね。
次回は、豚肉と海老の両方を楽しめる「盛り合わせ定食」をオーダーしようと思っております。

  • 特ヒレかつ
  • サクッとした衣が個性的
  • 特ロースかつ

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9位

箱根強羅温泉 月の泉 (強羅、彫刻の森 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2014/08訪問 2014/10/15

工夫を凝らした数々のお料理を頂いて、お部屋付露天風呂でのんびりできます♪

今回の母との旅は、休暇直前になって行くことが決まったので、箱根の有名な旅館はほとんど満室でした。
そんな状況下「お部屋に露天風呂が付いていて」「食事が美味しそうな」旅館を、ネットで探しまくって
辿り着いたのがこちら。
オープンして間もないこともあり、口コミも少ないし、基本情報も不足していたのですが、
ここは野生の勘で決定(笑)!内心、失敗したら嫌だなぁ・・・と思いながら、お邪魔してみました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
箱根登山線「中強羅駅」から、徒歩7分程度。ちなみに、この中強羅駅は、左右降りるホームを間違えると、
向こう側に渡れません。次の電車が到着するのを待ち、電車の中を突き抜けるしか方法がないという
非常に不便な駅です。ちなみに、私達はまんまと間違えて、次の電車の中を待つ羽目になりました。
(できれば、このことは予約時に伝えてほしかったです・・・)
白い大きな暖簾をくぐり、フロントへ。正直なところ、フロント周りはあまり風情がなく、至ってシンプル。
清潔感はありますが、もう少し工夫が出来そう。
とはいえ、お部屋そのものは、とても素敵。明るく上品な色遣いでまとめられているし、家具の配置等も
ゆったりとしています。
露天風呂からは、風にざわめく木立がすぐそこに感じられ、非常にリラックスできました。
食事は、朝晩とも食事処にて。少し冷房が効き過ぎかなとは思いましたが、プライベートがきちんと守られた
個室の作りですし、落ち着いてゆっくりと食事ができます。


②お料理について
夕ご飯、朝ご飯共に、品数が多く、ボリュームも十分。提供スピードも丁度良くストレスなかったですし、
使われている素材も新鮮。所々に工夫が見られるお料理ばかりで、良い意味でびっくり。期待以上でした。
特に印象に残ったのは、次のもの。
<夕ご飯>
“甘香菜豆腐、夏魚、清汁仕立”
とうもろこしの豆腐です。甘みの強いとうもろこしが、丁寧に裏ごしされて豆腐となっています。
甘みちょこんと梅肉が添えられた鱧との相性もピッタリですね。
スッキリとしていながらも、上品な旨味を感じさせる清汁はさすがの一言。

“大地の恵炊き合わせ”
これまた出汁が良いですねぇ。御椀と違って、鰹がきっちりと感じられる存在感のある出汁です。
茄子や海老も色鮮やかに仕上がっており、それぞれの具材の旨味や香り、食感を楽しめる出来でした。

“箱根西麓旬菜巻 マスカットジュレ”
胡瓜と白瓜の千切りを鯛の薄作りでくるっと巻いた可愛らしいお口直し。新鮮な雲丹の甘みと
マスカットジュレの爽やかな酸味が好相性。

最後の〆である御飯は“新潟産こしひかり”で、ピカピカつややかな炊き上がり。一粒一粒がきちんと
立っていて、ほろりと口の中でほどける食感が良かった。お代りもしちゃいました。


<朝ご飯>
“軽く蒸した鮑をとろろ(自然薯)と合せたもの”
すり鉢の中には、鮑の肝が入っていて、この肝を擦り下ろして、とろろと混ぜ合わせて頂くのですが・・・
これ、本当に美味しかった~!!
鮑の身だけでも十分美味しいし贅沢なのに、臭みの無い鮑の肝は、身以上にコクと旨味が豊潤。
それと鰹出汁の効いた自然薯とろろが合わさるのですから・・・ふっくらと炊けたご飯の上に載せて、
夢中で食べてしまいました。これ、看板料理にしたらいいんじゃないかと思うなぁ。

“自家製がんもの煮物”
大豆の良い香りがする自家製がんもは、ふんわりと揚げられていて、風味豊か。よく鰹出汁を吸っています。
甘すぎない味付けなのも好みでした。

干物は、前日の夜に3種類のうち何が良いか聞かれます(この時は、鯵、えぼ鯛、かますから選べました)
母と一緒に「どうしようか?何にする?」と悩むのも楽しかったです。


③スタッフの接客について
気は配ってくれているものの、付かず離れずの接客・サービスで、こういう隠れ家旅館らしい
スマートな対応だなぁと思いました。
唯一、ちょっと惜しいなぁと思ったのは、私たちのお部屋の担当をして下さっていた仲居さんのこと。
まだお仕事に慣れていないのか、とってもとっても緊張していて、お料理の説明もしどろもどろ。
一所懸命お話してくれているのは伝わってきたので、不愉快には感じませんでしたが、こちらにまで
緊張が伝染してきそうでした。


④CPについて
お酒も頂いたので、1人あたりおよそ5万円でした。広々としていて、明るく清潔で、素敵なお部屋でしたし、
部屋付き露天風呂もとても快適で、満喫できました。
また、お料理も、思った以上に満足度が高かったです。全てを総合して鑑みると、妥当なお値段かと思います。


⑤その他、気付いたことなど
お部屋にはネスプレッソがあり、自由に飲むことができました。食後のコーヒーをお部屋で
ゆっくり頂けるのは気が利いていますね。
お部屋着は浴衣もありましたが、ズボンタイプのものもあって嬉しかったです(浴衣で寝るのが苦手なので)
地下に共同浴場もあるようでしたが、お部屋のお風呂が素晴らしかっので、結局行かず仕舞いでした。

今回の☆評価について→
「雰囲気」はお食事処だけでなく、宿泊したお部屋の感想も含みます。
「CP」は、食事に対してだけでなく、旅館としての全ての要素(お風呂等)を含めて評価しました。

  • 先付:旬菜徳利
  • 食前酒:白琵琶酒
  • 酒菜:立秋の菜

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10位

銀座 古郁 (銀座、日比谷、内幸町 / すき焼き、しゃぶしゃぶ、日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/03訪問 2014/05/03

白味噌仕立ての粕汁が私好み!ランチでも丁寧に作られた上質なお料理を頂けます♪

久しぶりに、銀座で美味しい和定食(できれば、お魚)ランチを頂きたいなぁと思い
あれこれ考えを巡らしていて、思い出したのが『福和』。
前回訪問時、お隣の方が召し上がっていた“穴子天丼”がとても美味しそうだったんだった。
ということで、お昼ピーク時を少し外して、てくてく出かけると、あらっ?同じビルに
新しいお店が出来ている・・・しかも和食だわ。何となく、ピンと来るものを感じて、
飛び込みでお邪魔してみました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
場所は、外堀通りから1本コリドー街寄りの路地にあるビルの5Fです。同じビルには、
福和』や『サラマンジェ・ド・イザシ・ワキサカ』などが入っていますね。
店内は、厨房を望めるカウンター(靴を脱いで少し上がるタイプ)が8席程度。
奥には個室があり、こちらは座敷席のようです。カウンター席の足元には、床暖房が施してあり
寒い季節でも、ポカポカですね。新しいお店らしく、塵1つなく清潔感があり、明るくて
気持ちの良い空間が広がっています。気軽なお昼の接待などにも良さそうですね。


②お料理について
ランチメニューは、1,000円~1,200円で“豚ロース生姜焼き”“豚しゃぶ”“鶏炭火焼き”
“干物炭火焼”“鯛茶漬け”など、豊富なラインナップです。
かなり迷いましたが、厨房の奥に立派な炭火焼き台が設置されているのが見えたので、
“鶏炭火焼き(1,000円)”をオーダーしました。注文が入ると、鶏肉に串を打ち、炭火台へ。
鶏の脂が炭火に落ちるジュッという音が、食欲をそそります。
暫くすると、大きな角盆に「鶏炭火焼」「小鉢」「香の物」「ご飯」「味噌汁」が全て乗せられて
供されます。まずは、鶏炭火焼から立ち上ってくる良い香りにノックアウト。
続いて、パリッと焼かれた皮目を噛みしめると、炭の良い風味と鶏油の甘みがじんわり広がって
これは美味しいですね。
小鉢も手抜きはありません。季節(春)を感じさせる蛍烏賊が2杯、ちょこんと乗った分葱と三つ葉のお浸し。
鰹出汁の風味と、シャキッとした分葱の食感。そして、濃厚な旨味のある蛍烏賊のバランスがいい。
もう1つは、白身魚の南蛮漬け。丁寧に揚げられた白身魚に、程よい酸味の合わせ酢が滲み込み
これまた美味。両方とも「小さな鉢」ですが、存在感があります。
土鍋で炊かれたご飯は、お米一粒一粒が立っていて、つややか。お代りができるのも嬉しいポイントです。
そして、何より気に入ったのが「味噌汁」!正確に言うと「白味噌仕立ての粕汁」なのですが、
具沢山なのは勿論のこと、粕の風味がこの上なくいいんです。今まで、粕汁ってあまり馴染みが
無かったですし、たまに頂いてもあまり美味しく感じたことがなかったのですが・・・いやはやびっくり。
この汁物を頂くためだけに、お邪魔しても良いくらい気に入りましたよ。
美しく盛られた香の物も、全て頂けば、お腹一杯。ボリュームも十分ありました。


③スタッフの接客について
ホールは、和服姿の女性2名で切り盛りされていました。
挨拶や席への誘導、お茶・お料理の配膳など、基本的な部分は全く問題なかったですし、にこやかで
丁寧な接客・サービスで好感が持てました。
また、調理場には、女性の料理人さんの姿もあり、帰り際には、爽やかな声で「ありがとうございました」と
声を掛けてくれて、気持ちが良かったです。


④CPについて
お料理の質、量、お店の雰囲気、丁寧な接客・サービス、総合的に鑑みて、大変満足度が高かったです。
特にお料理に関しては、私の好みと合う部分が多々ありましたので、ぜひ再訪したいと思います。


⑤その他、気付いたことなど
カウンター席から調理場を拝見していましたら“豚ロース生姜焼き”も、炭火焼台で調理している様子。
炭火で炙られる豚肉も美味しいでしょうね~。
次回は、干物をオーダーしようと思っていたんだけど・・・楽しい悩みが増えてしまいました。

  • 鶏炭火焼き
  • 炭の香りがいいですねぇ
  • 蛍烏賊が乗っています

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