驢馬人さんが投稿したあら輝(東京/東銀座)の口コミ詳細

驢馬人的地図帳

メッセージを送る

この口コミは、驢馬人さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

閉店あら輝東銀座、築地市場、銀座/寿司

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 3.4
1回目

2009/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク3.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

舞台と客席が一体となる極上の寿司店

 夜は2ステージ…そう言いたくなるような極上の寿司屋。
 そのつまみも握りもホロリと心から汚れが落ちるような美味しさ。
 高級寿司屋らしからぬ大将とお客の掛け合いは常連のみならず一見まで楽しくしてくれます。
 一長一短ありますが「小松弥助」と並ぶほどの素晴らしさで、次の予約も自然と入れてしまったのですから。
 
 立地は上野毛の駅からだと歩いて15分はかかります。ためしに駅まで歩いてみたら汗だくになりました。
 店の場所はちょっと探しました。なにしろ、店の前に明かりが点いてなかったからです。辛子色と思われる和の壁に白い暖簾をかけた木の格子の扉。
 中に入ると驚くほど明るく、L字型のカウンターに席は12席。白木のカウンターに寿司をのせるつややかに光るカウンター、そして同じ白木でもまな板なのだろうと思われる握り場のためのカウンターが段差あまりなくひろがる美しい空間。
 
09年8月10日夜の来訪。
 20時半の予約。車でうちからは40分くらいか。コインパーキングが近くに多いので苦労はしません。
 noodlesさんと現地集合にて二人で伺いました。
 カウンターの上にはナプキン代わりの手ぬぐい。飲み物はお酒が飲めないので温かいお茶を。いったい何杯飲んだか憶えていないほどまめにかえてくださいます。
 
 おまかせで全員一緒に食べることになります。遅れる人もいますので、つまみで時間を適当に調節されているようです。大将がその中心でステージのように包丁を振るい握られている。常連の方との賑やかなおしゃべりは初めてのぼくらでも楽しいし、こちらにもきちんと目を配られていてくださっています。
 
 最初は明石の鯛。岩屋とおっしゃられていました。
 厚みが好ましく、皮は表面に切込みを入れられている。その皮際の歯ごたえも素晴らしいし、身の旨味もうれしい。最初にこの刺身が出ることでこのお店の仕入れの確かさ、大将の腕の確かさが十分に感じられます。
 添えられているのは山葵と少量の大葉を混ぜ込んである刻んだキャベツです。
 
 次に蒸し鮑。柔らかく蒸され、弾力もうれしい。切り身は場所をかえて一番下には肝のような味わいのする部位が。醤油をつけず、そのままの味わいも美味しい鮑です。
 この後に肝も。苦味がしっかりした肝。 
 鰹です。表面は炙ってあるのかな?
 上には刻みネギとたっぷりの海苔。白胡麻を振り、さっぱりした出汁醤油がかけられていますのでそのままいただけます。
 赤身のしっかりした鰹は美味しい。先日の高知のそれを食べたばかりなので感動がやや薄くなってしまっていますが、調理した料理という感じです。
 
 礼文島の雲丹と北海道のいくら。いくらはしょうゆ漬けだと思いますが、これは凄いと思うほどに美味しい。雲丹もその新鮮さと甘さを堪能できます。
 
 塗りの椀にちょんと添えられているのはうるかという鮎の内臓の塩辛。とろりとしていて、鮎の内臓と塩だけでどうしてこんな美味しくなるのか不思議。内臓らしい旨味です。酒飲みではないのでうるかや塩辛はよく知らないのですが、苦うるかに分類されるのかな?苦味も凄い。
 
 ガリはもちろん自家製。しゃっきりと口の中が洗われます。
 
 玉子焼きです。やや固めですが、口に入れてからの口当たりはとてもよい。とくに香ばしい海老の香りは最高! 「渥美」の玉子焼もおいしかったけど、殻まで焼いていれているのではないかと思うほど素晴らしい香りと味です。
 
 ここから握りが始まります。目の前で切り分ける前のマグロがドンと2塊。
 一方は和牛のヒレ肉ではないかと思うほどの赤身。もう一方は和牛のサーロインではないかと思うようなさしが美しいトロです。近海ものの生のマグロしか使わないといいますが、これだけ素晴らしいマグロを入れられるのは凄いな〜。
 
 最初に赤身の切れ端をいただきました。赤身と中トロの間らしいです。ちょこっと味見で常連の方が欲しがったのが始まりで別の常連の女性も希望したら全員に出すことになっていました(笑)。ラッキーです。
 
 最初は赤身の握り。酢飯の量は極少なく、赤身で包み込むように握られています。艶やかで美しい握り。煮きりを塗られていますし、山葵もつけているのですが、その分量は控えめでありつつ、ネタの美味しさを実感できるものになっていました。
 
 次ももちろんマグロ。2貫づけできました。これが先ほどのものとはまったく違う。赤脂という部位だそうですが、エッジがしっかりきいたネタで口の中に美味しい脂の素晴らしい旨味が広がります。
 そして、こちらで感じたのはその酢飯の旨さと優しく握られた握りの確実さです。子供のようと大将が言われたとおり、愛情ある握り。赤酢のブレンドらしく、酢飯にほんのり色がついています。先ほど奥で大将自ら酢飯を混ぜていらっしゃいました。そして人数分の握る分量分のおひつに入れられているようです。
  
 次はトロ。これも2貫づけで。たっぷりさしがはいるこのネタの方が先の赤脂と比べるとむしろさっぱりと感じます。筋は柔らかく、3つのパーツに口の中で分かれてそれぞれの弾けるような旨さが楽しめます。
 そういえば、夏場のマグロは産卵が終わって、これからもっと旨くなるのだとおっしゃれていました。
 
 しんこです。2枚で握られています。〆具合は絶妙としか言いようがない。こぶの上に乗せられていましたので、昆布締めにもなっているのですね。
 
 手渡しで渡されたのは細かな鹿の子に包丁が入り炙られて香ばしい鯵。これが味かと思うほどにやさしい味わいです。
 
 白イカ。表面に細かく入った包丁がイカの持つ旨味を引き出してくれています。イカに関しては「小松弥助」に匹敵する先日の「古今 青柳」のそれが頭から離れず比較してしまう自分がどうにも許せませんが、食べている他のお客さん誰もが驚嘆の声を漏らしていました。
 
 目の前で殻を剥き、仕上げた大きな煮車海老の握り。茹でた海老の持つ旨味と甘みが好ましい。
 女性には半分に切って出されていました。
 
 ここでヅケです。先ほど切っているときにつけられはじめ、握る前には昆布に乗せられていました。
 つけられている味わいのベースにはいくらのしょうゆ漬けと同じような香りと旨味を感じます。実に美味しい。
 これも手渡し。煮たアサリ2枚が乗っています。水管まで美しいアサリは美しさにたがわぬ良さ。
 
 旬の穴子は金網に挟んで炙ったものを握り、ツメを塗って木の芽を添えています。木の芽の香りと甘すぎないつめにあぶった穴子の旨さが好ましい。
 
 ここまでで一通りだったそうですが最後の締めに巻物をいただく。トロを中に巻いた巻物で、上には刻んだ赤身のヅケ。こぼれないようにさらに1枚重ねて出してくださいます。
 
 大将はよくしゃべる方で高級な寿司屋の敷居の高さは感じず楽しい時間を過ごせます。
 寿司はあまり食べる方ではないのですが、このお店は時期をかえてまた伺いたいお店です。次の予約もして帰るのは「サローネ」以来です。
 おなかいっぱいで満足♪
 
 ところで、写真ですが記録用に写真は撮らせていただけたものの、ブログ掲載は意向により見送らせていただきます。次回OKが出るとお見せできるのですが…。

2009/08/31 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ