2回
2015/08 訪問
【700】おすもじっ!【更新】
世の中に安い寿司屋はいくらでもある。旨い寿司屋も探せばある。しかし…「旨さ」と「安さ」の相反する2つを同時に、これほどのハイレベルで体現する店は、ここ以外には寡聞にして知らない。他府県、いや高岡以外では有り得ない低価格で、日本最上級の握りを提供する、まさに究極の寿司屋。富山高岡に「鮨金」あり。
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節目の700レビューは、僕が食べログを始めるキッカケの店!
富山県高岡市の、高岡駅から徒歩数分にある、地元の名店の評価を受ける鮨屋。失礼ながら、高岡では、あまりお客さんが盛況、というお店は少ない。ただ、その中でも当店は、いつも満員で予約推奨のお店。僕自身久々の…というか、700レビュー中わずか2店目の★5.0店である。なぜこの評価としたか、長くなるがお付き合いいただきたい。
■僕は、一時期高岡に住んでいたことがある。富山と言えば魚の旨い県であり、また米どころでもある。ということは、「魚+米」である鮨も、当たり前に旨い。
高岡の寿司屋も寿し富、日乃出寿し、和香奈寿司等々何軒か食べ歩き、いずれも素晴らしい店だと感激。さぁ今日はどのお店を開拓しようかな?と駅前を歩いていたところ、1軒ものすごいオーラを放つ寿司屋を見つけた。それがここ、鮨金だった。
店は、扉がすりガラス(というかフロストガラス?)になっているため、中は見えない。銀座、あるいは新地でこんな構えだと、怖くてとても入店できないが、当時富山の魚介の信奉者になっていた僕。このときはちょうど給料日後で、財布にもかなり余裕があったので、迷わず入店。店の中も、想像以上に高級感のある作り。これは、さぞお高いだろうな…と思っていたところ、ずいぶん若い、40代前後と思われる若大将?が、申し訳なさそうな顔で「すみません、本日はもうネタが終わってしまったんです」と。
まだ20時過ぎだったと記憶しているが、ずいぶんと早い店じまい。それほど人気があるのか?と思ったが、ないものは仕方ない。「では、後日また来ます」と告げて店の外に出る。驚いたことに、このときわざわざご夫婦(とお子さん(笑))で、お店の外まで見送って頭を下げてくれた。
「予想以上の名店かもしれない…でも、予想以上に高いかもしれないなぁ~。ひょっとしたら、今日の手持ちだと足りなかったかも?」などと思いながら、その日は別の店で食事をして帰った。
後日、というか仕事が忙しくて1ヶ月くらい開いてしまったが、ようやく再訪。土曜夜だったが、今回も早めに行かねばまた同じ目にあうと急ぎ支度。しかも、店の雰囲気から、場違いにならないよう、休日なのにスーツにネクタイで訪問する僕(笑)。店が想像以上に高級感あったので、先に郵便局に寄り、先日以上に財布を膨らませ、早めに入店。18時ころだったと思うが、店はほぼ満員!なお、当店は逆L字カウンターになっているが、その「_」の部分に1席だけ空きがあった。通常、この「_」の位置は、常連やご意見番の方の指定席、などと聞くこともある。僕なんかが座っていいものだろうかとも思いつつ、着席。
店内をサっと見渡したが、細かく書かれたメニューはなさそう。大将はニコニコ笑顔でこちらを待ってくれていたので、「対話型」の店だろうと思ったので、まずは、ツマミに何か切ってもらうことに。「じゃぁ、良さそうな魚を、盛り合わせにしますね」と、刺身の準備に取り掛かられた。
僕の刺身を切りながら「いや~、この前はスミマセンでした」と言われた。この前?ここは初訪問なのだが…まさか?と思っていたら、「せっかく来ていただいたのに、あの日はお客さんが多くて、いつもより早めに店を閉めちゃったんですよ」と。いや~驚いた。1ヶ月前に、食事もせずに帰った僕なんかのことを覚えていたとは!いわゆる、「お主やりおる」状況である。
しかし、接客評価と味評価はまた別と、あくまでもドライを装う。刺身が上品に盛りつけられ、登場。最後にワサビを乗せるのだが、このワサビも、本ワサビをサメ皮ですりおろしてくれた。
■刺身。これは毎回変わるのだが、初回はマグロ、平目、イカだったはず。値段は分からないが、味単体の評価としては★4.0くらいか。魚の旨い高岡でも上位。これはなかなかアタリだな。板さんと少し話しながら食べていたが、そろそろ寿司にシフト。「お任せ」でお願いした。「はい!」と言って、手ぬぐいで「パンッ!」と手のひらを叩く板さん。毎回この動作をするのだが、これが実に様になっている。これから寿司を握るぞ!という、いわゆるルーティンなのだろうが、この音を聞くと、こちらも毎回気合が入る。
さて、鮨は刺身と同等の満足度が得られるかな?
■鮨のお任せは、10ケを握ってくれるのだが、申し訳ないが、写真はありません。ただ、読者登録させていただいているkuritchi様が、素晴らしい写真を掲載されているので、ぜひそちらをご覧ください。
お任せの場合、毎回必ず1ケ目に握ってくれるのが、富山名物の白エビ。この白エビが…もう絶品!はっきり言って、過去に食べた寿司の仲でも最上級!ほのかな甘みとエビの旨み、もちろん臭みは一切ない。
まさに、出るはずのない先頭打者満塁ホームランである。★5.0!
驚くのが、白エビって4~11月しか獲ってはいけないらしく、この時期のものは冷凍なんだって。昨今の冷凍技術の進歩は目覚しいものはあるが、それにしても生のものより味は落ちるはずで、冷凍でこれなら、旬の時期のものは一体…と思ってしまう。
また、シャリも素晴らしい。大阪の寿司屋のように砂糖を感じることもない(使っていると思うが)。もちろん、白身を多食する大阪とは好みも違うのだろうが、キリっと締まった味は、これまで食べた高岡の寿司屋の中で、一番旨かった!
あとは、これも季節ごとに違うし、同じ季節でも日によって異なるが、イカ、マグロ、エビ、カニ、ウニ、イクラ、フクラギ(いわゆる、出世魚たるブリの幼魚で大阪でいうツバス~ハマチくらい)またはガンド(同じくブリで、ハマチや、メジロと呼ばれる大きさ)のどちらか、平目の昆布締めなど。唯一、カニ(生でなく茹で)だけは「普通の一流店」並みかな、と思うが、他はやはり最高。なお、寒ブリの時期でもまずブリにはお目にかかれない(理由は後述)。フクラギ、ガンドすら、ないことも多いくらい。
最初から味付けを終えているウニも、そのまま食べて完璧な味で、★6.0くらい(笑)。イクラも旨い。主に平目が多いが、たいてい昆布締めも1ケ入るが、この昆布締めは富山風にかなりキツ目に締めてある。昆布のねっとりとした旨みが、シャキっとしたシャリによく合う。これが富山スタイルなのだが、東京や大阪で食べる昆布締めは、軽めに締めたものが多いので、これだけは「思ってたんと違う!」となる可能性は、ある。
しかし、なんといっても特筆大書すべきはバイ貝!(いわゆるツブ貝)。はっきり言って、僕はバイ貝は大して好きじゃない(笑)。まぁ、酒のつまみに時々食べるけど、それは安いから。
だが、ここのバイ貝は…旨い!旨すぎる!どういう細工をしているのか、毎回美しいルックスで登場。これをさらに包丁で食べやすく小細工し、塩とレモン(かな?)でいただくのだが…いま現在、僕が過去に食べた寿司の中で、いちばん好きなのがこれである。もちろん、何とか産のマグロやら、マグロの中でも希少部位なんかは好きだし、某有名人のツテでいただいた、明石の鯛も旨かった(ただ、これは寿司より刺身のほうが感動的だったが)。
が、寿司という一つの作品として、手を掛けすぎず、しかし多少の飾りのあるこれは、本当に素晴らしかった。「ここまでさんざん素晴らしい寿司をいただいて、間にツブ貝?」という、ゼロよりも少ない印象から入ったのもよかったかもしれないが。これはもう、★10.0!
ツブ貝での加点が大きすぎるので、鮨の総合点数は、★4.9くらいになる。最終の「料理・味」評価は-0.2の★4.7としたが、これは刺身単体だと、最高級店と比べやや見劣りするネタが混じることと、鮨のワサビが、刺身のものほどピンとこなかった2点から。これは何故だろうか?刺身の場合はその場ですってくれるが、鮨用は事前に大量に作っているからかもしれないが。
とにかく、「刺身が旨かったので、鮨も同レベルの感動を期待したら、もっと旨いものが出てきた!」であった。
■酒は、残念ながら全国の銘酒がズラり、ということはない。この点は少し残念。ただし生産量が少なく希少な高岡の銘酒、勝駒は置いてある。これだけで、価値は高い。旨い地酒と旨すぎる鮨に舌鼓を打つ、こんな幸せがあるだろうか。
また、そんな中でも「お客さんの好みもあるから」と、焼酎も各種置いているところも憎い(芋は安価な「さつま白波」だったが、元々寿司に芋は合わせないから、あるだけで十分。なお、ぬる燗、熱燗だと、これまた富山の銘酒(ただし生産量が多く大衆的な)立山になる。グレードは分からないが、吟醸酒ではなかったはず。あ、前述の勝駒、量は限られているので早めに来た人は、あまり飲み過ぎないで、後のお客さんにも残しておいてね。なお、勝駒がなくなると、冷でも立山になる。
■さて、初回の食事の続き。あまりに旨すぎるので、つまみも追加、鮨も相当数追加、もちろん酒はガンガン追加した。新地の寿司屋で、以前にそれなりに飲み食いし、3万円取られた経験があった僕。その3倍は飲み食いしたので、単純計算で9万円か!?。我ながらよく飲み食いしたもんだ(笑)…まぁ、高岡だからそこまで行かないだろうとは思っていたが、もし仮にそこまで行ったとしても大丈夫な予算が今日はある。
と、お会計をお願いした。すると、おかみさんが申し訳なさそうな顔をして、「すみません、凄い金額になってしまったんですけど、大丈夫ですか!?」と聞いてきた。大丈夫ですよと、値段の書かれた伝票を受け取ったが…なんと、たったの9,000円強!。俺、ふだんの3倍近く飲み食いしたよね!?ってことは、普通に1人前だったら、3,000円台か!?
後日分かったのだが、当店、あの最高のお任せが3,000円とのこと。これにもし酒を3本注文しても、なるほど4,000円台だ!しかもランチは1,500~2,000円!もちろん、「高岡の鮨屋は全店安い」という、特殊な地域事情が前提になるのだが…。
僕も、日本全国の名店を食べ歩いたわけではないが、その中でもここと同じくらい旨い、あるいはここよりも(少しだけだが)旨い店は、いくつかあった。だけど、その中に、当店に匹敵する安さの店は、なかった。
「世の中に、安い寿司屋はゴマンとある」「これほど旨い寿司屋も、探せばある」、しかし、その2つを、これほどのハイレベルで両方兼ね備えた店は、ここ以外には寡聞にして知らない。
ただ、先に「ブリには滅多にお目に掛かれない」と書いたが、その理由もここにある。富山の寒ブリは、東京や大阪などの大都市が金に糸目を付けず買い付けるため、低価格で勝負するこの店では、とても手が届かないそう。1人あたり1万円獲るような寿司屋なら確保するだろうが、ここのように「お任せ3,000円」という、文字通り「ケタが違う」店では、残念ながらガンドが精いっぱい(それでも、ガンドがあるだけ凄いと思うよ)。
同じく日曜休みなのも、仕入れ先が市場だから。高岡は大半の店が、この理由で日曜休み。あるいは日乃出寿し、寿し富のように、留め物(前日の残り)を使うか。店の規模も小さいし、契約漁師から仕入れる、なんてことは望むべくもない。
蛇足ながら一つ情報を。当店でメインに握ってくれる板さんは、実は若大将で、大将はまた別におられる。ただ、2009年当時でも、めったにヅケ場に立つことはなかった。ある日の昼だったかな?一度だけ大将に握ってもらったことがあった。常連さんなんかは、「大将に握ってもらえるのはラッキーだよ」と言っておられたが…実のところ、若大将の握りとほとんど変わらなかった。
「大将が握った」という先入観があったかもしれないが、確かに「ピン」という切れ味では、ほんのわずか大将のほうが勝っていたかもしれないが…2人ともハイレベル過ぎる。両者とも「究極」としか、言いようがない。
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さて、冒頭にも書いたが、節目の700レビュー。
高岡に移ったころ、旨い店を探すべくネットでいろいろ検索したが、まぁ見事に何も出てこない(笑)。「食べログ」なるサイトも、検索の一番上に出てくるが、口コミはことごとくゼロ件。「使えないサイトやな~」なんて思っていた。唯一、食べ歩きブログが1件見つかったが、根本的に、行動範囲が少し違うようで、失礼ながら、あまり参考にはならなかった。
しょうがないので自分であちこち食べ歩き、感想を日記にしたためていたのだが、当店の鮨にあまりに感動したので、再度ネットで検索。すると前述のブログにも掲載がなく…そして…やはり「食べログ」なるサイトに、登録はあるがレビューがない!
「なんだこのサイトは!東京や大阪の都心だと役に立つが、僕の地元はレビューも少ないし、高岡に至っては大半がゼロ件、まったく使い物にならないじゃないか!えぇ~い、高岡には食べログレビュアーはおらんのか!誰もいないなら自分が書く!」
これが実は、僕の食べログデビューのキッカケであったのだ。
そして、食べログレビュアーの中には、「悪い店は書かない」という方と「行った店は原則すべて書く」という、二つのポリシーの方がおられると思う。どちらが良い、悪いということはないが、僕は後者。その理由も、高岡で散々、店選びに苦労した経験から、「仮に★3.0、あるいは★2.8くらいであっても、レビューがゼロ件の店よりは良い!」という実体験に基づいてのものなのだ(笑)。
最終訪問からすでに4年が経過したが、この店の鮨の旨さは色褪せない。来年あたり、高岡を訪問する予定があるのだが、そのときは間違いなく、このお店は再訪することになるだろう。
(2012.03.09)
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2014年8月、久々に再訪の機会が持てた。今回も「つまみ(刺身)」からいただいたが、この日のマグロは絶品だった。普段は「今日のは旨い」とは言わない僕(いつも旨いよ!と言われそうだから(笑))も、つい「今日のマグロ、美味しいですね!」と言ってしまった。すると若大将から「今日は大間のマグロだよ」との返答。大間といえば、戸井と並んで日本一マグロが旨いと言われる土地。今日"は"ということは、普段…といか僕が以前食べたものはそうでない確率が高いかも。なお、部位を選ばせてくれたりはしなかった(笑)。
余談だが、魚が何でも旨い北陸だがマグロ(とウニ)はそうは行かない。どうも北陸のマグロは上手く育たないことが多いらしい。もちろん稀には素晴らしいマグロも揚がるのだが…揚がっても築地に行くことも多いそう。なので寿司どころ富山や金沢で食べて旨い!と思ったマグロは、かなりの確率で他の地方のものと考えて良い。青森か、あるいはカナダ産なんてのも質が良い。
この店ではないが、別の高岡の寿司屋で「地のものだけをお任せで」と注文された方がいた。一見粋なようだが、勿体ないよ。北陸で寿司屋に行けば、放っておいても9割は地のものなんだから。野球だって、純国産打線よりもバースやクロマティ、最近だとタフィ・ローズやアレックス・ラミレスがラインナップにいたほうが魅力的でしょ?
酒はもちろん高岡の銘酒「勝駒」。日本酒をあまり好まない同行者も「これは美味しい!」と絶賛。日本酒をかなり飲む僕ももちろん絶賛!ただ、以前に「勝駒」を飲んだ際、おかわりしたら、一瞬考えた末で「あるよ」と出してくれたことがあった。いかに地元高岡と言えど、そこまで多量には抱えていないんだろうなと判断。この日も1杯目は「勝駒」にしたが、2杯目からは「立山」にした。
さてこの日は大将と若大将の2人体制。以前はほぼ互角、大将のほうが旨いかな?という感想だったが、5年の時を経て、もはや若大将が握ったほうが旨いと感じた。もちろん「両方旨い」し大将の指導なくして若大将は存在し得なかったのだが。ちなみに、盆休みの中でもちょうどピークの日だったため、店内は慌ただしかった。いつでも旨い当店だが、やはり空いているときのほうが旨い。もしこの日1度だけの来店だったら、★4.5もなかったかもしれないが、実はこの日は「予約が入りすぎたため席数を増やして」の営業だったよう。
盆や正月、ゴールデンウィークはとにかく混むから仕方ないとの地元レビュアーasdfksさんの談。「会社が休みで高岡に帰省した人が、家族で『さぁ鮨金に行こう』ってなるからね」とのこと。なるほど納得。僕も「夏休みでさぁ高岡に遊びに行くぞ、そして『鮨金』に行くぞ」って来ているわけだからね(笑)。
通算25回目くらいの訪問だが、冒頭で書いたように数年ぶり。次回はいつになるだろうか。2年以内には、また再訪したいな。そのときは盆や正月、ゴールデンウィークは、避けていこう。
(2015.10.06)
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2018/12/10 更新
世の中に安い寿司屋はいくらでもある。旨い寿司屋も探せばある。しかし…「旨さ」と「安さ」の相反する2つを同時に、これほどのハイレベルで体現する店は、ここ以外には寡聞にして知らない。他府県、いや高岡以外では有り得ない低価格で、日本最上級の握りを提供する、まさに究極の寿司屋。富山高岡に「鮨金」あり。
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そんな僕の思い入れタップリの富山の寿司屋に、2年ぶりに再訪。今回は、なんと関西レビュアーのルー・フランクさん(富山に転勤)をお誘いしての会合。この店、大阪の北新地などであれば3万円はいるだろうというクオリティが、6~8,000円程度でいただけてしまう奇跡の店。以前はよく「大阪からサンダーバードで往復16,000円使ってもお釣りがくる」なんて言っていたものだ(サンダーバードは直通がなくなり不便になったが)。
今は僕は福岡にいるので、さすがに往復3万6,000円かけては足が出るが、今回のように「ちょっと富山旅行」のついでにであれば、かなり前から予約してでも訪問したい店。で、内容だが…相変わらずの素晴らしい寿司で、過去の更新でさんざん褒めちぎってきたためもう書き足すことはない。
ただ、1点気になるのが、かつてはふうわりとした握りだったのが、気持ち固めになってきたかなということ。富山のマイレビュアーさんも同じことを言っておられたが、どうも富山の寿司は握りが固めで、そこが僕の好みとは少し外れるところで、その点当店はまさに見事に僕の好みの握りだったのだが、ちょっと富山スタンダードに近づいてきたような。
しかし相変わらずの人気。以前(10年前)より客席が少し増えたと記憶しているが、それでも全席予約。空席ナシの大盛況。隣席のルーさんは未だ口コミを投稿してくれてはいないが、リアクションを見る限りでは気に入ってくれたようでよかった。
今回もツマミ(刺身)から始め、握りはもちろん白エビから。昆布〆め、ウニ、イクラ、そして僕の生涯のメニューに入るバイ貝などなど寿司を堪能。これに合わせる酒はもちろん地元高岡の銘酒、勝駒。近年は2年に1度ペースで訪問できているが、次の訪問も2年後、つまり来年になるのかな。今から待ち遠しい。