3回
2017/05 訪問
煮干中華ソバ イチカワ【七】 ~つくばの煮干の聖地でいただく「煮干ソバ(塩)」~
2017.08.08煮干中華ソバイチカワ【七】 ~つくばの煮干の聖地でいただく「煮干ソバ(塩)」~ラーメン|グルメ|茨城県訪問日:2016年5月29日(月)
本日は富山県から来たゲストとともにつくば遠征!
そうして、まず、そのゲストのメルセデスに乗車させてもらって、1軒目に向かったのは、茨城県のつくばにある煮干の聖地『煮干中華ソバイチカワ』!
なお、ゲストとは、富山県の氷見にある『貪瞋痴(とんじんち)』の紅出店主と友人の方で!
こちらの店は、ワインバーなのに、ランチタイムに出しているラーメンが美味しいと評判の店で!
その評判を聞いたミシュランの調査員が訪れて…
ワインバーとしてではなくラーメン店として、「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」のビブグルマンに掲載された店でもある!
そうして、もうすぐ11時になる時間に店の前までやって来ると…
何と、いつも塞がっているはずの、店の入る建物の入口部分にある共同の駐車スペースが1台分空いていた♪
それに、行列も11人と少なめ…
いろいろあって、本来は、もう1時間前に来るはずだったのに…
遅れて、開店30分前になってしまったので、大行列ができていると予想していたのに…
今日は、めちゃめちゃ、ついてるかも♪
行列の最後尾に接続して待っていると…
11時26分にシャッターが開いて、開店時間を4分前倒して開店!
しかし、シャッターは半分閉じたまま…
これでは、屋号が書かれた看板も見えないままなんですけど(汗)
それに、この後、入店すると、店内も暗いし…
しかし、外の光が射し込まないので、物理的に暗いだけではなく、店の雰囲気も、めっちゃ暗くて…
厨房に2人の市川店主と奥さまと、お客さんの間でも…
お客さん同士でも、まったく会話がなく…
聞こえてきたのは、奥さまがお客さんに注文を聞いて…
お客さんがオーダーするときのやりとりだけ!
それと、ラーメンが出されるときに…
「お待ちどおさまでした。」
お客さんが「ご馳走さまでした。」と言って帰るときに…
「ありがとうございました。」と言う奥さまの声だけ…
なので、何となく話しづらくて…
ゲストの2人ともども、無言のまま待たざるを得なかったし…
お客さんが、スマホで写真を撮っていると…
「うちは、店内の写真撮影禁止です。」と言われて、怒られていたし…
何か、ピリピリした感じで…
居心地悪かったし…
以前は、市川店主の方から…
「お口に合いましたか?」などと聞いてきた店だったのに…
どうして、こうなっちゃったんだろう?
それに、いつから、こうなっちゃったのだろう?
席がバラバラに空いて、紅出店主と友人の方に先に席へとついてもらって!
その後、紅出店主の友人の方の隣の席が空いたので、その席へとついて…
注文を取りにきた奥さまに「煮干ソバ(塩)」を注文すると…
「750円です。」と言われて、前金で現金支払いを済ませる。
なお、メニューは「煮干ソバ」の「醤油」と「塩」の二択になっているけど…
他に、トッピングの具のない「かけソバ」が裏メニューであるのかな!?
でも、メニューには記載がなかったし…
それに、以前にいただいた「煮干しソバS」という塩味の「煮干しソバ」が超絶美味しかったので、最初から「煮干ソバ(塩)」を食べると決めていた♪
すると、すぐに運ばれてきたのが、紅出店主の友人の方がオーダーした「煮干ソバ(醤油)」の「出汁打ち込み式味玉」トッピング!
ずいぶん、醤油の色が濃そうなスープだな…
ただ、「煮干ソバ(醤油)」も、以前にあった「煮干しソバ黒」も、こちらの店の純煮干しの清湯スープのラーメンは食べたことがないので、以前からそうなのか、どうかは、わからないけど…
そんなことを思って、見ていたら、紅出店主の友人の方から…
「どうぞ、スープ飲んでください!」と言われて…
「いいんですか!」と言って、図々しくも、味見させてもらったんだけど(汗)
ファーストインプレッションは…
しょっぱい(>_それも、カエシの量を間違えたんじゃないかというくらいしょっぱくて…
煮干しはガツンと効いたスープだったけど、ちょっと、このしょっぱい味わいが気になった。
そうして、少し待っていると、市川店主によって作られた「煮干ソバ(塩)」が、奥さまによって運ばれてきた。
茶濁したスープに中庸な太さの麺が入れられて、真空低温調理された豚肩ロース肉のレアチャーシューとスライスした玉ねぎがトッピングされただけのシンプルな装いのラーメン!
こちらも、塩味のスープとは思えないほど、色が濃くて…
濁りもあって…
スープの見た目は、以前に食べた「煮干しソバS」の黄金色したスープとは、まったくの別物!
でも、これは、大量の煮干しを使って出汁をとっている証拠!
というわけで、まずは、スープをいただくと…
こちらも、スープはしょっぱめ…
でも、「醤油煮干ソバ」に比べれば、しょっぱくはないし!
これくらいは、ニボラーとしては、ぜんぜん許容範囲ではあるけど…
ただ、以前は、こんなにしょっぱい味わいではなかったのに…
それに、煮干しの印象も以前とは違う…
以前のスープは、淡麗な清湯煮干のスープに見えたのに…
煮干しがビシッと効かされた、煮干しの濃い、濃厚煮干清湯スープだった!
そして、白口煮干しと背黒の煮干しのうま味がよく感じられて!
煮干しのえぐ味や苦味は極力抑えられていて!
清湯スープの煮干しスープでは、『中華ソバ伊吹』の「淡麗中華ソバ」と並んで、最高・最上のスープだと思っていたのに…
今日のスープからは、背黒に白口煮干しのうま味も感じられるけど、えぐ味も苦味もかなり出ていて!
ニボラーとしては、それはそれで、いいとは思うけど!
でも、以前の味わいが好きだったから…
この味わいへの変更は、個人的には、ちょっと、残念だったかな…
濃厚鶏白湯煮干しスープの『特濃煮干そば』をやめて、スープを煮干しオンリーの純煮干しスープに一本化したので!
それが影響して、煮干しを、もっと濃くしようとしたのか?
わからないけど…
麺は、以前と変わらず、菅野製麺の細くも太くもない中庸な太さの、切刃20番に見える麺が合わせられていて!
ザクバツのカタめで歯切れのいい加水率低めの煮干しスープには定番の食感の麺で、スープとの相性もバツグン♪
豚肩ロース肉のレアチャーシューは、しっとりとした食感に仕上げられていて!
肉汁のうま味が閉じ込められた美味しいレアチャーシューでよかった♪
ただ、肩ロースを使うので、仕方ないことかもしれないけど…
太い血管が残っていて、血が表面に出ていたのが、ちょっと気になる…
大丈夫だとは思うけど、豚肉だし、血が出ていたら、やっぱり、心配になるので…
カットして焼入れしてもらえるといいと思うんだけど…
それと、スライス玉ねぎは、食感がもう一つなので!
ここは、微塵切りにしてもらいたいところ…
しかし、スープも店の雰囲気もスゴく変わってしまって!
今日は本当に驚かされたな…
メニュー:煮干ソバ(醤油/塩)…750円
和え玉…200円
出汁打ち込み式味玉…100円/生卵…50円
2017/08/08 更新
2012/12 訪問
煮干中華ソバ イチカワ【弐】 ~つくば移転オープン後初訪問~
2012.12.30煮干中華ソバイチカワ【弐】~つくば移転オープン後初訪問~ラーメン|グルメ|茨城県訪問日:2012年12月26日(水)
龍ヶ崎からつくばに移転して、11月15日にオープンした『煮干中華ソバイチカワ』!
従来は、『麺風天』の屋号で洋風のベジポタつけ麺をメインに提供していた店!
初訪の際には、この「つけそば(野菜の濃厚ブロード)」に煮干し風味の「かけそば(煮干醤油)」もいただいた。
これが、どちらも、なかなか美味しいつけ麺にラーメンでよかった!
その後、2回目の訪問で煮干し風味の「細つけソバ」をいただいて!
これもなかなかよかったけど!
こちらの店が激変したのは、その後、店主が青森を訪れて、煮干しラーメンを食べ歩いて!
煮干しラーメンに開眼した店主が二毛作営業の『煮干中華ソバイチカワ』の営業を始めてから!
3回目の訪問で、「純煮干ソバ」と「特濃煮干ソバ」の2タイプの煮干しラーメンを食べて!
なかなか美味しいラーメンが、めちゃめちゃ美味しいラーメンに変わった♪
だから、ニボラーとしては、何度も通いたい店ではあるんだけど…
ネックなのは、店のある場所とアクセスの悪さ!
茨城県の龍ヶ崎市にあって、車でアクセスしない限りは、関東鉄道竜ヶ崎線という、30分に1本しか走っていない超ローカルな電車に乗って行かなくてはならないところにきて…
最寄りの竜ヶ崎駅から、また、徒歩で17分程歩かなければならないので(汗)
だから、つくばに移転すると聞いて!
つくば自体も遠いことは遠いけど、まだ駅から近ければと期待したんだけど…
移転先は、つくばエキスプレスのつくば駅から徒歩22分…
移転しても、アクセスの悪さは変わらず(汗)
そんなわけで、移転オープンしてからもなかなか重い腰を上げられずにいたところ…
某ラーメン店の店主から…
「イチカワに行きませんか?」と誘われて!
先週の17日に、店の定休日である月曜日に行く計画をして、つくばまでやって来たのに…
この日は臨休…
ついてないなと思っていたところ、今日、また、つくばに行く用事ができて!
ようやく訪問することができた。
車で、店のある場所までやって来たのは11時15分過ぎ!
店のシャッターは閉まっていて、お客さんが店の前で1人ポツンと開店するのを待っていた。
そして、もう1人!
店の入るビルの入口付近のスペースに駐車して、車の中で開店待ちしているお客さんがいた。
私も、そのスペースに、車を停めたいところだったけど…
なぜか、そのお客さん以外にも無人の車がいっぱい停まっていて駐車できない…
それで、近くのコインパーキングを探したんだけど…
店の近くをぐるぐる回っても見つけられずに…
店から少し離れた場所にようやく見つけて!
そこから、店の前までやって来たのは11時33分!
すでに店は開店していて!
席は満席!
さらに、中待ち合いの椅子には7人のお客さん!
駐車場を探して大幅に時間をロスしている間に、これだけのお客さんが入店していた(涙)
券売機で、買い求めたのは「特濃煮干ソバ」の食券!
これを1枚買うか、2枚買うか?
ここに来るまでに悩んで!
結局、1枚だけ買うことにしたんだけど…
というのも、こちらの店では、従来は1種類しかなかった「特濃煮干ソバ」が、3種類に増えていて!
返しに濃口醤油を使った「黒」に加えて、白醤油を使った「白」、塩を使った「S」の2種類が加わっていたので!
それで、最初は、「S」と「白」を両方、食べようかと思ったんだけど!
「特濃煮干ソバ」は30食限定なので、1人で2杯食べるのは躊躇われたのと(汗)
「和え玉」というメニューがあって!
これは、単なる替え玉とは違って、麺に返しと煮干油を回し掛けて、煮干粉と長ネギ、玉ネギをトッピングしたもので!
最初は、「和え麺」のようにして食べて!
途中で、残りのスープを投入して「ラーメン」にして食べるんだそうで!
これは、絶対に食べてみたいと思っていたし!
それでも、まだ、行けそうなら、サイドメニューの「ニボ飯」を食べればいい!
少し待って、席が空いて、席を立ったお客さんと入れ替わりに着席。
市川店主の奥さまに食券を渡しながら…
「白で!」と注文!
さらに…
「和え玉は現金払いなのですか?」と聞いてみたところ…
そうだと言うので、すぐにカウンターの上に150円を置いた。
そうして、まず、供されたのが「特濃煮干ソバ白」は!
『中華ソバ伊吹』の「中華ソバ」にも似た色合いの黄土色したスープのラーメン!
しかし、普通、白醤油を使ったら、スープには色が付かないはずなのに!
相当な量の煮干しを使っている証拠!
煮干しのフレーバーが香るスープをいただくと…
ガツンとくる強い煮干しの風味!
鶏白湯煮干しのスープということだったけど、主役は煮干し!
モミジも感じられたけど…
あくまで脇役で!
スープにトロミを付けるのと、煮干しのうま味をより高めるために使われていた。
しかし、このスープは、『中華ソバ伊吹』の限定並みの煮干し度で!
煮干し度は超ヘビー!
でも、煮干しの苦味もえぐみもなくて…
感じるのは、煮干しのうま味だけ!
そして、これだけ濃いのに、塩分を抑えているのも『中華ソバ伊吹』と同じで!
現時点では、『中華ソバ伊吹』と双璧を成す、絶品の美味しい煮干し中華そばだと思う♪
菅野製麺の中細ストレートの麺もとてもよくて!
パツンパツンのカタめの食感で歯切れのいい麺は、この超ニボニボのスープにはベストマッチ♪
豚バラ肉の炙りチャーシューは香ばしくてよかったし♪
『永福町大勝軒』風の細いメンマも、コリコリとしたカタめの食感が最高で!
これは、ニボラー必食のラーメン!
めっちゃ美味しかった♪
そして、ラーメンが出された直後に、市川店主にお願いした「和え玉」は!
ちょうど、私がラーメンを食べ終わる絶妙のタイミングで奥さまから出された。
まずは、麺とトッピングされた具のチャーシュー、長ネギ、玉ネギ、煮干し粉を返し、煮干し油とよく和えて!
そのまま、「和え麺」のようにしていただくと!
これも、なかなか美味しい♪
ただ、残しておいたスープにつけて「あつもり」を食べる要領てでいただくとと、この方がもっと美味しくいただけた♪
しかし、最初は「ラーメン」で!
そして、「和え玉」して、「和え麺」として!
さらに「つけ麺」として!
3種類の味を楽しめるというアイデアはとてもよかった♪
それに、この「和え玉」を150円で提供してくれるのがスゴい♪
麺1玉で、チャーシュー等もトッピングされているというのに!
美味しかった♪
ご馳走さまでした。
メニュー:煮干ソバ(煮干+鶏+鯖のバランススープ)…730円
特濃煮干ソバ(鶏白湯+煮干スープ)…760円 限定30食
※黒(濃口醤油)、白(白醤油)、S(塩)3種のタレから注文
【裏メニュー】純煮干ソバ(魚介100のスープ)…730円
和え玉(150g)/ニボ茶めし…各150円(現金にて注文)
出汁打込み式味玉(数量限定)…100円
2012/12/30 更新
訪問日:2019年6月21日(金)
福井の『無化調らぁ麺専門店牟岐縄屋』吉田店主と回る東京ラーメンツアー3日目!
本日のランチに向かったのは、茨城県のつくばにある、もう一つのニボラーの聖地「煮干中華ソバイチカワ」!
前回、訪問したのが、調べると、2017年5月29日ということだったので、もう2年以上来ていないことになる。
遠いので、そうしょっちゅう来れる店ではないけど…
ちょっと、前回の印象がよくなかったので、あまり、積極的には行きたいとは思っていなかったんだよね
前回は、富山県の氷見からきたゲストがいて、ぜひ、行ってみたいというので、こちらの店へとお連れした。
そして、そのゲストとは、富山県の氷見にある『貪瞋痴(とんじんち)』の紅出店主!
こちらの店は、ワインバーなのに、ランチタイムに出しているラーメンが美味しいと評判の店で!
その評判を聞いたミシュランの調査員が訪れて…
ワインバーとしてではなくラーメン店として、「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」のビブグルマンに掲載された店でもある!
しかし、そのときにいただいた「煮干ソバ(塩)」は、以前の淡麗なのに煮干しが濃厚で、煮干しのうま味いっぱいの「煮干ソバ(S)」とは、まったく別物のスープのラーメンになっていた…
まず、何しろ、しょっぱい!
そして、これが、煮干しから出た塩分ならば、まだしも…
タレの味付けが濃くて、しょっぱくて
それに、煮干しのうま味も弱くなっていて…
苦みやエグミが強く感じられて…
これって、「特濃煮干ソバ」をやめて、一本化したので、それで、あえて、「煮干ソバ」の塩分濃度を高めて、エグニガな方向に振ったのか!?
あの、美味しかった「煮干ソバ(S)」が、こんな風に変わってしまったのは残念(>_
それと、スープの味だけではなく…
息が詰まりそうなくらい暗~くて、重~い雰囲気の店になってしまっていたのが…
ラーメンの味以上に残念だった…
それで、以降は再訪することもなく、時は過ぎていったんだけど…
今回、福井県坂井市三国町にある「浜地海水浴場」のオン・ザ・ビーチに建つ「海運座」にあった店を昨年の7月8日に福井市内に移転オープンさせた『無化超調らぁ麺専門店牟岐縄屋』という店の吉田店主が煮干しラーメンの勉強にやってきて!
『イチカワ』に行きたいと言うので…
前回のことがあったので、躊躇したけど…
ただ、もしかすると、あのときのスープのコンデションがもう一つだったので、カエシの量を増やしたり、油の量を増やしたりしたのかもしれない…
実際にそういうことは、他店でも行われているので…
そこで、久しぶりに、つくばにある店へと向かうことにした。
つくばエキスプレスの始発駅である秋葉原駅から区間快速電車に乗って、終着駅のつくば駅まで45分。
つくば駅から店までは2.4㎞もあるので、歩くのがしんどいなと思っていたけど…
ググってみると、バス便が何路線か使えることがわかった。
その中から、筑波大学循環[左回り]というバスがあって、これで天久保2丁目というバス停まで行けば…
乗車時間6分。
バス停から店までは徒歩3分ということだったので!
このルートを使って、10時40分に店の入る「リッチモンド弐番館」という建物までやって来ると…
すでに4人のお客さんが店頭で行列を作って待っていた。
そこで、その後に付くと…
吉田店主からは…
「これで、15食限定の「弐式」は食べられますね♪」
「せっかく、ここまで来たので、「中華ソバ」と「弐式」の両方、食べます♪」
なんていうので…
「ここって、連食できましたっけ!?」と聞くと…
「2杯食べてツイートしている人いましたから…」なんて言うんだけど…
店の公式Twitterには、本日提供のメニューが書かれていて…
【メインメニュー】
・中華ソバ ¥750
一般のお客様専用に塩分、エグミ等、極力排除して炊きました
・弐式 ¥700(裏かけのみ)
常連様専用に、中華ソバとは対極のスープです。限定15食前後
「中華ソバ」は、前回の「煮干ソバ」さらには、その前の「煮干ソバ」との比較という意味で食べるつもりだけど…
もし、2杯食べられるなら、「中華ソバとは対極のスープ」という、おそらく、「中華ソバ」が「淡麗」だとすれば、こちらが「濃厚」だと思われる一杯も食べてみたい。
そこで…
「じゃあ、最初に2杯連食で食べられるのか聞いて、ダメなら、一杯ずつ注文してシェアしましょう。」
「そうすれば、こちらの店が発祥の「和え玉」も食べられますし…」
そんな話しをしながら、過去の『イチカワ』の話しや、つくばに移転する前に茨城県の龍ケ崎市にあった『麺風天』の話しなどをして過ごすうちに、どんどんとお客さんが来店!
開店時間の11時30分を迎えて、市川店主の奥さまが店の中から現れて、シャッターを半分だけ空けて開店したときには27人の行列ができていた。
一時期は、もっとスゴかったと思うけど…
それでも、これだけのお客さんを集客できるというのはスゴいし!
相変わらず人気ある♪
先頭から順番に入店していくと…
市川店主が私たちの前の3番目に並んでいたお客さんに…
「煮玉子ありですか?無しですか?」と聞いて…
お客さんが答えると…
次の4番目のお客さんと会話して…
「玉子があるか、無しかだけです。」と答えていたので…
吉田店主と顔を見合わせて…
「弐式」はTwitterに書いてあった通り、本当に「常連様専用」のようで、注文できないことを察知。
私たちの番になって、私は煮玉子なしで!
吉田店主はありで注文!
現金で支払いを済ませたけど…
せっかく、15番以内に入ったのに限定が食べられないなんて、本当に残念(/。\)
この後も、7番目のお客さんに注文を聞いて…
「今日は煮卵の有りか無しかでしか注文できませんから」と憤慨したような声で言っていて(-""-;)
さらに、観察を続けていると…
ロット変わりして、L字型カウンターの右端から3番目と4番目の席についたお客さんが「弐式」を注文すると…
ラーメン作りに入っていた市川店主に代わって、奥さまから…
「弐式は常連さんにしか出してませんから。」と返答があった。
これを聞いた3番目のお客さんは、どうやら、過去に何度か店に来ているようで…
「俺、常連じゃなかったんだ」とポツリと言っていたけど(--;)
さらに、その後、2番目の席についたお客さんが「弐式」を注文すると…
「お客さん何度か来てますか?」
奥さまからそう聞かれて…
「初めて来ました。」と言うと…
「初めての人にはお出しできません」とキッパリ言われて…
周囲の目を気にして苦笑(笑)
そして、1番目の席が空いて、座ったお客さんが「弐式」を注文すると、すんなりオーダーが通った。
やっぱり、本当に常連さんにしか出さないんだ
何度も来てくださる常連のお客さんを大切にする。
それはわかる。
しかし、あからさまに常連のお客さんとそれ以外のお客さんを差別するというのは…
どうなんだろう!?
実は、私は、店に来るまでは、「常連」と言っているのは、文字通りの「常連」ではなく、煮干しスープに対して耐性を持っているかどうか?
これは、以前にこちらの店で「特濃ソバ」という、煮干しのうま味も強い代わりにえぐ味や苦味も強いし、塩分濃度も高いメニューを出していたことがあって!
それで、マニア向けのメニューであることを券売機に貼って、注意喚起しているにも関わらず、興味本意で「特濃ソバ」を注文して…
煮干しがキツすぎて、せっかく、丹精込めて作ったスープを飲めずに撃沈するお客さんを見てきているので…
それで、あえて「常連様限専用」という表現をしたんだろうと思っていたのに…
そうではなかったんだね(´△`)
『イチカワ』で食べるのを楽しみに、わざわざ、福井から来たゲストに、いろんな意味でガッカリさせてしまって…
申し訳なかったし…
どうも、納得がいかなくて、Twitterでツイートしたところ…
たくさんのご批判をいただいた…
それで、どうしようか迷いましたが…
どうしても、釈然としないので、あえて、ブログにも書かさせていただくことにしました。
そうして、少し待つうちに奥さまから供された「中華ソバ」は…
豚ロースのローストチャーシューにスライスされた玉ねぎだけが載るシンプルな装いの煮干し醤油ラーメン!
まずは、粉砕された煮干しが浮く、焦げ茶色したスープをいただくと…
これは、2年前に訪問したときに『貪瞋痴』の紅出店主とともに富山県の氷見から来られていた友人の方の厚意で味見されてもらった「煮干しそば(醤油)」と同じ味わい…
「一般のお客様専用に塩分、エグミ等、極力排除して炊きました」と店主がTwitterでツイートしていたスープからは、背黒メインに、いりこと平子の煮干しのうま味も感じられるけど♪
えぐ味も苦味もかなり出ていた。
でも、これは、ニボラーとしては、それはそれで、ありだと思うので、個人的にはいいとは思うけど!
2年前同様、カエシがの味わいが濃くて、しょっぱかったのが(-_-;)
これは、今日、店主がレードルでカエシを丼に注いでいたのを見ていてわかったことで…
おそらく20cc入れたんじゃないかと思われるけど…
でも、このスープの量からしたら、10ccでいいんじゃないかと思うので…
カエシの量が多いのが、スープがしょっぱく感じる原因だと思われる。
そして、スープの表面に浮いていた煮干しを粉砕したものは平子で!
これは白絞油に平子の粉砕したものを入れて揚げて香り付けしたものと思われるけど…
なぜ、煮干しを濾さないのかは別にして、この煮干し油(平子油)が使われているのはいいと思う!
でも、この他に鶏油とラードまで使用していたのが…
動物系でインパクトをつけようとしたのか!?
わからないけど…
麺は、初めていただく自家製麺!
店内に置かれていた赤い品川麺機の製麺機で製麺された麺は、20番の切刃でカットしたと思われる中庸な太さのストレート麺で!
キレイに麺線が整えられた麺をいただくと…
つるパツな食感の麺で!
これは、元々は、加水率29%以下の低加水麺を1分40秒と、少し長目に茹でることによって、こんな食感に仕上げてきたんじゃないかと思うけど…
つるっとした、啜り心地がよくて、のど越しのいい麺で!
パツッとした、歯切れのよさもあって!
この濃いめの味付けの煮干しスープとの相性はバツグン!
スープを飲むと、しょっぱーなのに
でも、麺を啜ると、いい感じで、とても、美味しくいただける
そこで、100円玉と50円玉を2枚カウンターの上に置いて、奥さまに「和え玉」をお願いする。
なお、50円玉を2枚置いたのは、お釣りの50円が不足しているということだったので♪
トッピングされた豚ロース肉のローストチャーシューは、肉のうま味を感じる美味しいチャーシューでよかった♪
以前の豚肩ロース肉のレアチャーシューもよかったけど、こっちのチャーシューの方が好み
そうして、早めに「和え玉」を注文したので…
先客の分といっしょに3個作りされた「和え玉」が、麺と具を食べ終えてから、そう待たずに着丼。
カットチャーシュー、スライス玉ねぎがトッピングされて、煮干し粉が掛けられた「和え玉」!
まずは、麺と具を丼の底に沈んだカエシと香油味と、混ぜ合わせて、「和え麺」のようにしていただくと…
これも、しょっぱい
ただ、こちらは、醤油の他に味醂を強めにきかせた味わいのカエシが使われていて…
卓上にあった酢を入れた方がいいような…
ただ、その前にスープにつけて食べてみる。
この方がいい♪
それで、しばらく、こうして食べ進めて!
最後に残った具とともに麺をスープにダイブさせていただいたんだけど…
これは失敗♂️
元々、めっちゃ、しょぱーなスープに、さらに「和え玉」のしょっぱーなカエシと鶏油が加わることで、しょっぱさを増長させてしまった(-"-;A...アセアセ
何とか麺は食べたけど、スープは全残し…
う~ん(-""-;)
味も店の方針も、まったく、私には合わない店になってしまったな…
メニュー:中華ソバ…750円
弐式(常連様専用)…700円
※店主が認めた常連のお客様しか食べられませんので、ご注意願います。
和え玉…200円