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1回
夜の点数:3.4
昼の点数:3.4
2012/04 訪問
夜の点数:3.4
昼の点数:3.4
仁義なき戦い 代理戦争
2012/05/31 更新
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平成17年、炎上によって某サイトから流れ込んだ大物批評家ら一団のおっさんおばはんたちは評論の世界に身を投じカカクコムに一家を創立した。批評家らの自腹で食べた戦いによって一家は一大王国を築いていったが、権力の拡大につれて内部の分裂が始まり、上層部の画策に乗ぜられた有名所は次々に倒れ、実力派はサイトに盃を返して袂を別った。
時は流れて平成24年、一部業者たちのやらせ評価などで騒然たる世論に叩かれ続けたが、批評家内でも亦新しい抗争の炎が燃え上がっていた。
此れ等の大きな争いの陰に隠れ、忘却の彼方にいたぴぃが狭い世間を相手に書き綴っていたのだが、ぴぃオタの間ではこの局地戦争を代理戦争と呼び始めた。そして、批評後の混乱を増大させる批評界のヤクザぴぃがサイトの隅で突拍子も無い妄想に更け始めていたのである。
<効果音>
仁義なき戦い 代理戦争
(見出しを中心とした新聞のカット割)
キバとぎ直す暴露癖
まともな店に批評迷妄
再燃する流血の抗争
サイトで妄想男が暴言乱発
取り寄せも店も…傍若無人な
無謀評論の披露を強行
流れ弾で読者巻き添え
サイトへ不敵な挑戦
*
平成24年3月 広島市
(コマ落しから、其々のアップ 中央下に白抜き文字)
総領娘
大阪で生まれた女や、いうことや。広島もんは口にあわんゎ
愚息
ねェちゃん、博多もんでも大阪のんも神戸のんも好きやし、決め付けはあかん
家長・ぴぃ
東京の広島のんもどないかなっとるんで、ヘマしたゎ…くそったれェ
平成24年3月、広島市で古参となる広島焼きが不発に終わったぴぃ一家は口惜しさを包み隠さず口にした。子供たちとの別れの時が近づいていることを悟ったぴぃは東京に戻り古参店の広島焼きでこの仇を討たんと固く心に誓ったのである。
このときのぴぃの浅はかな独断専行が後の広島焼き評論を大いに紛糾させ、やがてはお好み焼き評論最大の抗争の根ともなっていったのである。
このときぴぃには世間に忘れられた存在になっており、大物読者だけが唯一味方と云える存在だったのである。
*
仝年4月 東京神田
こがな小さな街に旨い云う広島焼きなんかあるゆうのんかいな 世間狭めてうだつが上がらんようなことしちょるより読者と仲良ゥやって盃を直しやいな、のう?
…
わしが口を利いておるんじゃけ、なぁンも迷うことなかろうが 堅気になるならべっちゃやけどな
そげなこたぁありゃせんですけんど、お好みでも食べて考えてみよォ思てますけん
よォ入っとんのゥ、カープ云うの
(上着は席後ろのハンガーに掛け入り口近くに着席。風が抜け寒い。壜麦酒ととんぺい焼きを頼むと、正面席が空く)
そっちへ移ってよかですかいのゥ
(店の了解を受け、ハンガーに服をぶら下げ移ろうとすると、ハンガーは動かさず、服を移せと強い口調の指図。其れを見て、合い方がひと言)
あの外道めが、おどりゃ、黙って見てる気か
わしの口からはなんともいえんですがぁ、わしゃそんでええつもりで思っとります
ぴぃよ、われはこうなりゃ、いったいどっち側で戦争するない? 広島のやつぁ、われをいったいどない考えとんのや
あの人ぁ、お好み焼き屋云うても東京では人気店の主ですけん、筋のわからんことがあってわしの顔に免じて堪えてつかぁさい
なにゆうとるのォ、おどりゃ
店なんやからお好み喰らうて決めんのが当たり前やろォ、おォ? 広島のん喰らうんやったら生でも烏賊天でもどっちでもええけ烏賊を撰んでつかぁさいな
烏賊でもヘマこいたらお前責任とれよ、責任を
なしてわしが烏賊ぐらいのことで責任取らなあかんのですか 具材のこと云うんならそばのこたぁきちんとのっけて喰らうんがコナモン喰いの具材でしょうがッ
(店のおばちゃんの呆れ顔アップ。何でもええから註文してェなの表情ありあり)
お前みたいな百姓の意見なぞ聞きとゥないわ わしが喰いたい云うもんに口を出すなッ
出せ云うても出しゃせんですよッ 麦酒、おばちゃん、そいでそば入りに烏賊天、葱乗せたってェな
だいたいぴぃがだらしのうて、敵味方のスジがガタガタじゃけん こっちも生烏賊のせて安全保障しとかにゃなるまいが おばちゃん、レディスにしてもゥて生烏賊や
とんぺい焼き、そば入り烏賊天葱乗せ、レディス生烏賊が手際よく焼かれ、目の前に現れる合間を縫うように3本目にぴぃたち一行は酔い痴れるのであった。
わしゃ、コナモンでおさまってりゃ、ええんじゃ
そんな極楽は美食道の世界じゃないんで、人より喰わなきゃ、オノレが喰われるんや
戦いが始まるとき、先ず失われるものはまともな批評である。そして、其のまともな批評が遂に報われた例がない。こうした読むに耐えない駄文を積み重ねつつ、食評論の抗争は、更に激しく拡大の一途を辿って行ったのである。
終
【参考:仁義なき戦い 代理戦争】
☆