11回
2022/06 訪問
相変わらず予約の取れない名店、アンファス。美味しい料理をお腹いっぱい、リーズナブルなお値段で楽しめる、人形町のビストロだ。油断していると本当に量が多いので、注意が必要。この日、3人でいってオーダーしたのがこんな感じなので参考にしてほしい。
前菜
・切りたて生ハム(1,200円)
・豚肉のリエット(1,500円)
・ホワイトアスパラとミモレットチーズのサラダ(3,600円)
メイン
・骨付き仔羊すね肉のクスクス(4,900円)
デザート
・苺のグラタン(1,500円)
途中にパンもでてくるけど、これでお腹が一杯になる。この日は飲むのが2人で、ワイン2本(泡と白)、食後にジンを1杯ぐらいかな。ワインも比較的リーズナブルなものが揃っているので、ボトルでのオーダーがお得だと思う。
ワンオペだから、ゆっくりでてくるけどカウンターに座っていると他のグループの料理ができあがっていく工程も見れて楽しい。カウンター型のビストロのいいところがギュッと詰まったお店、それがアンファス。チャンスが有ればぜひ!
2022/10/13 更新
2021/12 訪問
実はデザートもレベルが高い、アンファス
ちょっと前の話になってしまうが、クリスマスイブを過ごしたのは人形町のアンファスだ。相変わらず楽しくて美味しい、そしてお腹いっぱいになるビストロ。この日は最初の乾杯に加えて、ワインを2人で3本開けてしまったが楽しくて美味しかったという記憶だけはきっちり残っていた。
アンファスは一つ一つのポーションが大きいので、注意して頼む必要がある。鉄板で最初に頼みたいのが「切りたて生ハム」だ。その場で切ってくれるし、季節の美味しいフルーツが添えられているのもポイント。この日は柿だった。
この日は、バイ貝が入っていたので「冷静白バイ貝の白ワイン煮とサフランマヨネーズ」を。くるくるっと巻いたバイ貝からフォークをうまく使って身をひねり出そう。これにサフランソースをちょいと付けて食べると絶品だ。
食べている間に、やっぱりリエットが食べたくなって、「豚肉のリエット」を追加でオーダー。肉前菜を頼むとキャロットラペもついてくるぞ。食べていると、隣のグループの「オニオングラタンスープ」が仕上げられていく。こういうのを見ながら「あれも食べてみたい」と思わせるのが、カウンタービストロの醍醐味だね。
ここはグッと我慢して、「タラ白子のムニエル」が出来上がるのを待つのみだ。ソースも白子も濃厚という、ダブル濃厚が嬉しい。そして、メインは「仔牛イチボのロティ」。なんとパスタを下に敷くというスタイルで。赤ワインがはかどりすぎて困る。
デザートはモンブラン。このモンブランも油断してはいけない。豪快にマロンソースがかけられたモンブランは軽く2人前はありそうだった。最後に焼きたてフィナンシェを食べてごちそうさま。この日も満足すぎた。
2022/02/26 更新
2021/07 訪問
夏のアンファス
夏のアンファス。閉店時間が決まっているので、どうしてもスタートが早くなってしまう。この日は17時半から。
最初はいつもどおり、「切りたて生ハム」を。いつも付け合せのフルーツが気になるのだが、この日は「近くの八百屋さんで買った桃」だったw 続いて、豚肉のリエット、鶏レバーのムースを。ここにたっぷりのキャロットラペがついてくる。シャルキュトリーが美味しいってホント大事だよね。もっと予約が取れるなら、この前菜(シャルキュトリー)だけで泡を1本開けるという使い方をしたい。
この日は、前菜から「ハマグリとキャベツのクリーム煮(2,800円)」を。たっぷりのハマグリをストウブ鍋に入れて、キャベツと牛乳と煮込む。本当にシンプルな料理だけど、だからこそ素材の味が生かされる。めちゃ美味いですよ、これ。
メインは「仔牛イチボのロティ(3,900円)」を。別のグループが「牛カイノミのステーキ」をオーダーしていたので肉が2つ並ぶことに。これが圧巻。また2つの肉を同時に調理していく工程が見れるというのもカウンタースタイルビストロの醍醐味。最後はきのこを使ったソースがたっぷり掛かって登場。美味いに決まってるじゃないか、という仔牛のイチボだった。
最後のデザートは桃のコンポート(1,000円)。こちらも下処理をした桃を切るところから始まる。アンファスの料理って豪快だけど実はすごい丁寧。カウンターだから、どういう工程で調理されるのかが見れるってのは安心感がある。
次は冬かな。
2021/08/03 更新
2021/04 訪問
4月のアンファス
2021年4月のアンファス。まだ緊急事態宣言前だったのでなんとかワインを頂くことができた。最初のスパークリングはシュナン・ブラン100%のレテールブランシュ。そして前菜からいつもの「きりたて生ハム」。きりたて生ハムはフルーツが毎回異なるが、この日はメロン。メロンと言ってもすごく小さいレノンメロンという品種。生ハムに負けないしっかりした果肉と甘みが特徴。
どうしても頼みたかった「豚肉のリエット」を楽しみつつ、続いて出てくるのが「ホワイトアスパラとミモレットのサラダ」。でかい鍋で大量に仕上げられていくホワイトアスパラを見て戦々恐々としていたのだが、この日は数名がホワイトアスパラをオーダーしていただけだった。さすがにこれだけの量のホワイトアスパラは食べ切れない。葉野菜の上に大きく太いホワイトアスパラが乗り、その上に玉子、チーズと十分ボリュームのある一品だった。
前菜はこれぐらいにして、メインの前の魚料理でホタテを。「天然殻付き大ホタテのポワレ」。ホタテの天然というのは季節も限定されるし、なかなか手に入らないらしい。そんなホタテを目の前で調理していってくれるわけだが、この工程を見れるのもアンファスのいいところ。どでかいホタテに火が入り、たっぷりのパスタ(リゾーニかな)とともに提供される。肉厚のホタテはもちろん、濃厚なソースの相性がめちゃくちゃ良くて、これだけ食べるためにアンファスに来るのもあり、と思わせる一品だ。
最後のメインは「牛カイノミのステーキ」を。こちらも目の前でどんどん出来上がっていくのが嬉しい。まぁ、控えめに言って火入れが最高。表面の香ばしさと中の肉の旨味が共存していて、食べ終わるのがもったいないタイプのカイノミだ。アンファスのメインはどれも美味しいけど、このカイノミはぜひ食べてほしい一品かな。
デザートは焼きたてフィナンシェ。なんと目の前で型にタネを入れて焼いてくれる。まさに焼き立てを食べられるのだ。ビストロならではの演出。焼きたてのフワッフワを食べるも良し、少し冷めてからサクッと食べるも良し。この日も大満足だった。
2021/05/12 更新
2021/02 訪問
2021年もアンファスは楽しい
2021年のアンファスはじめ。年初からの緊急事態宣言が続いており、閉店時間が早くなってしまうため、少し営業時間を変更している。基本は16時〜19時、来店は16時〜17時にお願いしますという感じ。この日はお休みだったので、体調を万全に整え16時に訪店。まだまだ明るい!まず最初はスパークリングで乾杯。この日はロワール地方のスパークリング(ブリュット・アンセストラル・ブラン)。シュナン・ブラン100%でちょっとした甘味と酸味のバランスが良い。
落ち着きながらメニューと対峙。「前菜」「メイン」「デザート」とシンプルな構成ながら、バラエティに富んでいるので、悩んでしまう。結局定番の「切りたて生ハム(980円)」「ずわい蟹と青りんごのマリネ 根セロリのムースと甲殻類のジュレ(2,600円)」「白子のムニエル(2,600円)」を。メインは「皮付き豚バラ肉のコンフィ(3,300円)」。
最初の生ハムはその日によって付け合せのフルーツが異なる。前回は紅まどんなだったが、今回はせとか。紅まどんなと双璧をなす「超うまい」みかんの一つだ。これが生ハムとめっちゃ合うのである。旨味と酸味が強いものとのバランスの良さ。さすがだ。
そんなな生ハムを食べていたらパンが登場して、なんか付け合せがほしい、、となり、気になっていた「サーモンのリエット(950円)」を追加オーダー。その間にやってきたずわい蟹のジュレ。甲殻類から滲み出る旨味。これにまさるものって無いよね。そして珍しいサーモンのリエット。これ美味いっすよ。ちょっとこってりしているけど、それがパンとよく合う。アンファスに行って、「サーモンのリエット」があったら、ぜひ頼んでみてほしい。
プチメイン的な立ち位置の「白子のムニエル」。なぜかいつも頼んでしまう。下ごしらえをした白子が目の前のキッチンで仕上げられていく。上からケッパーたっぷりのソースがもりもりかけられていって完成。ほんとうまいんだよね、この白子。コツは惜しみなく使うところだと思う。
最後は「皮付豚バラ肉のコンフィ」。カリッカリに仕上げあれた外側の食感から、口の中に入れると広がる豚の旨味。付け合せのベースはたっぷりのレンズ豆。このレンズ豆、ほんといいっすよ。これに合わせたのはTRIOという名前のオレンジワイン。エチケットが可愛くて選んだけど、豚との相性、すごい良い。
デザートはババ。ババオーラム(1,000円)。アンファスはデザートも手を抜かない。ババの上にみかん(品種を失念!)とたっぷりの生クリーム、そしてライムの皮を削って。完成形の絵は可愛くないが、味とボリュームは完璧だ。
今日も美味かった、アンファス。この期間は16時に来てたっぷり食べて飲むのが正解です。
2021/03/06 更新
2020/12 訪問
安定のアンファス
2020年のミシュランガイド東京でビブグルマンに入ったアンファス。なかなか予約が取れなくなってしまったが、年内最後のアンファスを、と滑り込むことができた。いつもは奥の方に座ることが多いが、この日は入口近く。3人以上できた場合はこの席が話やすい作りになっている。
何回きても、オーダーする量のコントロールが難しいお店ではあるが、この日お願いしたのは、、前菜から定番の「切りたて生ハム(980円)」、「パテ・ド・グランメール(980円)」「フォアグラのコンフィ(2,000円)」、「白子のムニエル(2,600円)」の4品。メインは「蝦夷鹿のロティ(3,900円)」、という構成。
季節や仕入れによって変化する生ハムの付け合せ。この日は紅まどんな。全く知らなかったが、この季節に出てくる柑橘類で、皮が薄く甘味と酸味が強い爽やかな風味が特徴。これが生ハムと合わないわけがない。
パテ・ド・グランメールはパテ・ド・カンパーニュのようなもの。定番の味付けが美味しい。そしてフォアグラのコンフィは瓶に入って。フォアグラも立派だがゴロゴロとしたアンズがいい味を出している。ここまではまだ予想の範疇だった。
続いてやってきた白子のムニエルが圧巻。前回はボラの白子だったが、今回は鱈の白子ということで、普通な感じを予想していた。御存知の通りアンファスはオープンキッチンなので調理工程が見える。今回は少し離れた場所だったので、油断をして目を話してしまっていたが、何やらでかい塊をシェフが更に盛り付けているのが目に入り、どこかの肉かな?と思っていたら、まさかの白子の塊。この肉のような物体は白子の集合体なのだ。食べてみると、表面は香ばしく、中は白子らしくねっとりとして、食べごたえ十分。これはやられた!
そして、最後のエゾジカ。ここでも少し驚いたことが。この日はわれわれを含めてお客様が9名だったのだが、そのうち7名がエゾジカ。シェフがお皿を並べ始めたときにおかしいなと思ったが、こんなにエゾジカが人気とは!そんな前置きはさておき、この日のエゾジカは最高。火入れのバランスがいい。そしてエゾジカの下に隠れたたっぷりのポテト。一緒に食べることで口の中がまろやかに。この組み合わせは鉄板だね。
メインを終えて、われわれが対峙するのはデザート。迷ったけど、結局は「クネルショコラ(800円)」と「タルトタタンとフロマージュブラン(1,000円)」。どっちも美味しいけど、タルトタタンの完成度は高い。デザートに迷ったらこちらをぜひ!
まだ食べてないメニュー多いけど、3人でいってこのぐらいのボリュームが適切な感じ。今年(2021年)も通わねば!
2021/01/25 更新
2020/11 訪問
ミシュランガイド東京2021おめでとうございます
先日発表されたミシュランガイド東京2021で見事にビブグルマンを獲得!
その前からも、なかなか予約が取れない名店になってしまった人形町アンファス。自粛期間中はテイクアウトメニューなどもあったので、キャットラペやパテドカンパーニュなどをお持ち帰りさせていただいていたが、イートインをするのは半年ぶりぐらい。18時の予約だったが、17時58分ぐらいから店先をウロウロして開けてもらった 笑
感染症対策を考え、各グループに一つずつアルコール除菌液を設置、また席の数も減らし、お客さん同士の距離を少し開けている。とはいえ、この日も3組のお客さんで店内は満席だった。メニューはいつもどおりシンプルで「前菜」「メイン」「デザート」が黒板に書かれている。
食べたいメニューはたくさんあるが、アンファスは量が半端なく多いので、うまく選択をしないと終盤が苦しくなる。悩んだ末に、、外せない定番の「切りたて生ハム(980円)」、自分がどうしても食べたかった「豚肉のリエット(950円)」、「白子のムニエル(2,600円)」を前菜から。メインに「仔牛舌のポトフ(3,900円)」という感じにしてみた。
ちょうどのどが渇いていたので、最初の乾杯はビール(COEDO Ruri)にしてみたが、横のお客さんが飲んでたクレマン・ダルザスがうまそうだったので、並行してそちらも。
アンファスは基本的に亀山シェフが一人で切り盛りしている。いわゆるワンオペだ。カウンターなので、料理工程が見れるのも面白いし、他のお客さんの料理が目の前で作られていくのも、見ていてワクワクする。最初の生ハムはマシーンを使って丁寧に切っていく。この日の付け合せは柿。甘い柿と生ハムがよく合う。
続いて豚のリエット。なんかこの日はリエットが食べたかったのだ。これにキャットラペとピクルス、マスタードが付いてくる。実はこの組み合わせが最高なのだ。付け合せのパンを程よい大きさにちぎって、リエットとラペ、マスタードを挟んで食べると最高の味わい。ちょっとキャロットラペの塩味が強いので、単体で食べるよりも組み合わせで食べるというスタイルが面白い。
なお、横のお客さんが頼んでいたシャルキュトリーの盛り合わせ。二人分とは思えないぐらいの量。ゆっくり食べたら、これだけでワイン1本いけそう。
ということで、我々の白子のムニエル。なんと「ボラの白子」だった。通常白子と言うとタラが多いが、この季節限定でボラの白子が手に入りやすいらしい。茄子の上に細長い白子を乗せ、たっぷりとソースを掛けていく。白子はほんのりクリーミーであっさりしている。鱈の白子とはまた違った味わいがいい。
ということでメインのポトフ。シェフいわく「おでんみたいなものですよ」とのことだったが、「今日はこのタンを使います」と出してくれたのは、まさかの仔牛のタンまるまる一つ。ストウブの丸鍋を出してきて、その上に1匹分のタン。大きくきられた野菜(大根、白菜、人参、玉ねぎ、トマト、ほうれん草などなど)をざざっと入れて、火にかけていく。これ、2日分ぐらいの料理ですよ。15分ほど煮込んで目の前で蓋が開けてくれる。タンは柔らかくしっかり味が染み込んでいる。スープがあっさりしているがコクがあり、この季節に体を温めるにはぴったりだ。
最後にデザート(クリームブリュレ)と食後酒(マール)を頂いてごちそうさま。最後だったので、シェフと色々お話をしていたら11時近くになってしまった。結局5時間ぐらいの滞在。人柄もあるけどお客さんとの一体感を作ったり、アットホームな雰囲気があったりとすごくいいお店。これからも変わらぬ味を。
2020/12/08 更新
2020/01 訪問
今年(2020年)2月の料理王国の表紙を飾ったアンファス。まだオープンして半年だがすっかり人気店に。この日もちょっと前に予約をしていったのだが、19時頃には満席になっていた。
最初はCOEDOのRuriで乾杯。メニューはその日のおすすめが書かれている黒板から選んでいく。この半年で何度か訪れているが、値段もポーションも少しずつ試行錯誤を重ね、だんだんと落ち着いてきた感じがある。
最初にオーダーするのは切りたて生ハム(980円)がおすすめ。目の前で薄くスライスされていく生ハムは見ているだけで美味しそうだし、食べてみたらフワッフワで感動する。下に隠れた梨と一緒に食べると美味しさがますので是非試してみてほしい。
この日はそれ以外に前菜から「ブラータチーズとトマトのサラダ(1,800円)」、「鱈白子のムニエル(1,900円)」を。本当はシャルキュトリーの盛り合わせをオーダーしたいのだが、食べたいものが多すぎて、泣く泣く諦める羽目に。
出てきたブッラータとトマトのサラダはボリュームたっぷり!これでもかという量のトマトの上にブッラータチーズがドカンと乗り、たっぷりのパセリ、そしてオリーブオイルとバルサミコソースがかけられている。シンプルだけど、美味しい。ビストロ料理の基本。
鱈白子のムニエル。丁寧だけどちょっと強い目に表面を火入れした白子はポーションがでかい!中がフワフワトロトロで食べごたえも十分。少しスモーキーなバターの香りが絶妙にマッチしている。
最後のメインは「骨付仔羊のロースト(3,900円)」を。骨付きで火入れをして、その骨を切り分けて出してくれるという心遣い。この柔らかい仔羊は口の中で旨味が爆発する感じ。食べ終わったら落ち着いて骨周りの肉をしゃぶろう。最後まで仔羊の旨さを堪能できるはずだ。
シェフがワンオペということもあり、満席時はゆっくり待つことになるが、一つ一つの料理のポーションが大きいので、じっくり食べるのが吉。最後にカルバドスを頂いてごちそうさま。お客さんとシェフが一体感を感じられるいいお店です。
2020/02/16 更新
2019/10 訪問
人形町のフレンチビストロ、アンファス
人形町の裏通りに今年(2019年)8月オープンしたフレンチビストロ。甘酒横丁の一本南の通りだが、わかりやすいのは人形町通りから三崎港/三崎丸の間の道を浜町方面に100メートルほど行った左側。ガラス張りのドアと、ロゴが載ったフライパンが目印。あと、ピンクのブタかな。この日はたまたま通りがかりに吸い込まれるように入ってしまった。
お店はカウンターのみで10席弱ぐらい。雰囲気はシックだが、照明は程よく明るいため、開放的。たまたまお店の前を通りかかる人も入りやすい。
メニューは前菜・メイン・デザートの構成。面白いのは瓶入りの惣菜(前菜)があって、こちらはテイクアウトもできるらしい。ラインナップは、「パテ・ド・カンパーニュ」「鶏レバームース」「豚肉のリエット」「フォアグラのコンフィ」「ブータンノワール」などなど。前菜はキャロットラペやピクルス、シーザーサラダ、ブッラータチーズとトマトのサラダ、切りたて生ハムなどなど。前菜だけでも魅力的!
メインは本日のお魚、蝦夷鹿のロースト、牛ハラミのステーキ、マグレ鴨のロティ、カスレ、豚肩ロースのロティ、などなど様々な肉を使った幅広い料理が提供されていて、好みが分かれても対応できる感じが良い。この日はちょっと1杯、、、という感じだったので、前菜から「シャルキュトリーの盛り合わせ(1,800円)」と「切りたて生ハム(950円)」をオーダー。
ワインはボトルもグラスも幅広い。ボトルはセラーにたくさん入っているものから好みを選んで飲む感じ。グラスもシェフに好みを言えばいい感じのものを出してくれる。この日はそんな流れでいい感じのピノ・ノワールを。
ということで生ハム。カウンターに置かれた大きな機械、実は手動で生ハムを切るマシーンだった。シェフいわく、自動で切る生ハムと手動できる生ハムはぜんぜん違うらしい。丁寧に生ハムをスライスしてもらい、小さく切った梨と一緒にサーブ。これがめちゃくちゃうまい!この生ハムだったら永遠にワインが飲めてしまうのでは?と思うぐらいの旨さ。
シャルキュトリーの盛り合わせは前菜から「パテ・ド・カンパーニュ」「鶏レバームース」「豚肉のリエット」「ブータンノワール」と「キャロットラペ」の5種類。まさに肉の盛り合わせだ。どの前菜も比較的あっさり目で食べやすいのが特徴。ブータンノワールを出しているところはなかなか珍しいので、好きな方はぜひ!
ちょっと表通りから外れているので分かりづらいかもしれないが、隠れ家チックな側面もあるので、人気店になりそうな予感。
2019/10/09 更新
半年ぶりのアンファスはクリスマスイブ。人気は衰えることがなく、相変わらず予約はなかなか取れない。この日は我々を含めて2組のお客さんだったが、どちらも数度来ているので注文に大きなミスはない、、はずだった。
オーダーしたのはいつもどおり前菜から「切りたて生ハム(1,200円)」「鶏レバーのムース(1,500円)」「たら白子のムニエル(3,900円)」。メインは「牛ザブトンのロティ(4,900円)」。これぐらいがベストだったはずが、どうしても気になって「オニオングラタンスープ(2,800円)」を追加してしまったのだ。
まずは乾杯代わりにイタリアのフリザン・ビアンコ。微発泡の白ワインだ。これに合わせるのが生ハム。この日のフルーツはラ・フランス。続いて鶏レバーのムース。たっぷりのキャロットラペがついてくる。これをパンに付けながら食べると最高なんだ。最高なんだけどお腹は一杯になるんだ。
オニオングラタンスープの前に白ワインに。アルコリットル(レ・サボ・デレーヌ)はエチケットの赤っ鼻が特徴。このワイン、なんと1リットルなのだ。ゆっくり長く飲むのには最適なワイン。そしてオニオングラタンスープ。作らていく工程を目の前で見られるのはカウンタービストロの醍醐味だね。もう食べたくて仕方なくなってしまう。
白子のムニエルは、白子単体の大きさがすごい。これを火入れ前から見せてくれるのが嬉しい。これが一人1つ乗っかるんだ。これがヤバいんだ。
最後は牛ザブトンのロティ。こちらも焼き前から見せてくれる。もともと1キロぐらいだったが、どれぐらい食べますか?という質問に、、、3人で半分ぐらいかな、という形にして、1人150グラムずつほど。出てきたロティは火入れの具合が完璧だ。この量でも食べ切れないぐらいお腹いっぱい。
相変わらず満足度の高いビストロだ。ありがとう、アンファス。