食文化の評論家でもあり、飲食業界のプロデュースやコンサルティングに広く携わる子安さんの「『お通し』はなぜ必ず出るのか」の続編。
帯に書かれている「一読爽快。脳と舌を刺激するおもしろ美味しいビジネス書」の通り、食べ物好きなら一気に引き込まれる内容でした。
食のブームを引き起こす舞台裏やそのビジネスチャンス、そして時代背景を学べたのみならず、
「飲食店が飲み放題を取り入れるわけ」など、飲食店の裏側事情がうかがえて興味深い内容です。
昔から幹事を務める機会も多く、最近も「飲み放題」プランで飲み会幹事を数回やっていただけに、本書を読んでなるほどなーと納得させられました。
他にも、「激安居酒屋の功罪」、「スナックには未来がある」、「茶髪のイケメンシェフは本物なのか?」と言った身近なテーマがおもしろい!!
最終章の「思考停止しないために」がこの本の最も本論なのかも。
与えられる情報を、自分で考えて自分で判断する。
当然のことができなくなっている時代なのかもしれません。
なお、「カフェはこだわりを捨てなさい」の中でこの「食べログ」の話題もちょこっとだけ登場します。