大哉心乎さんのマイ★ベストレストラン 2012

★☆★ 大哉心乎の食い道楽 覚書 ★☆★

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2012年のマイ★ベストレストランはジャンルをラーメンに限定して10店選出しました。
このうち6店が今年初めて知ったお店です。
この一年の食べ歩きがいかに充実していたことを示す結果でもあります。


トップの大輝さんは私にとって群を抜いて美味しいラーメン。
大晦日にテイクアウトのラーメンセットを買い求めて、新年にもいただきます。

華祥さんは「現代の名工」と評される大衆的な中華料理店ですが、
ここの塩バターラーメンには心底ハマってしまいました。このうっすらとしたバターの加減が最高。

煌力さんは強力なIHヒーター完備で私につけ麺の世界の扉を開けてくれたお店。
汁なし坦々麺と〆ご飯の組み合わせは、満足度100%超。

日本一ぱこぱこさんの極上塩ラーメンも透明度の高い清湯系で、その名の通り「極上」です。
今年も何度となくお世話になりました。

ゆうさんは大輝さんから暖簾分けされたお店ということで初めて行ったお店でしたが、
大輝さんの味を忠実に継承されていて、満足度の高いラーメンをいただきました。

麺屋○竹さんは今年、肉屋兼洋食屋兼ラーメン専門店としてリニューアルオープン。
塩ラーメン系でありながら、しっかりしたコクを感じるスープが大好きです。

鶴武者さんは年末にめぐり逢ったラーメン屋さん。イタリアンっぽい異色の味わいです。
ひとつ一つの仕事っぷりにラーメン職人のこだわりを見ました。

寒山さんの海鮮拉麺はその具だくさんとそれらから生み出された奥深いスープに驚嘆。
CPではNo.1といってもいいでしょう。

嵐さんの嵐ラーメンはこれまで食べてきた塩とんこつ系の中でもっとも美味しいと感じたラーメン。
しば漬けのアクセントも新発見。いつも必ずスープを飲み干してしまいます。


以上、ランキングには入れることができませんでしたが、
八坂神社前のらーめん京さんや、寺町蛸薬師の龍旗信さん、今年京都に出店された金久右衛門さん、
宝屋さんの西小路五条店さんなども、今年何度となく足を運んだお店で、
私のラーメン欲求を満たしてくれました。

どのお店も美味しいラーメンをありがとうございました。
2013年も美味しい一年でありますように。


マイ★ベストレストラン

1位

ラーメン専門店 大輝 (松尾大社 / ラーメン)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2017/11訪問 2017/11/12

食べ終わった瞬間から、また食べたくなる

今年の食べ納めになるであろう大輝さんに行ってきました。
単身赴任になってからなかなか行ける機会がなくなってしまいましたが、
それでも定期的に食べずにはいられないのが大輝さんのラーメンです。

この日もチャーシューメン950円(税込)をいただきました。
やはりこのチャーシューは絶品です。
やわらかさ、やや強めの塩味、脂の乗り。
そのバランスが完璧です。
これが醤油ベースのスープと合わさって、これ以上ない美味さに昇華します。
チャーシューの味がスープの味にもいい影響を与えているのがわかります。

娘曰く、
「食べ終わった瞬間から、また食べたくなるわ。ヤバい食べ物やわ・・・」

我が家はみんな大輝ファンです。

【2014年10月25日 再訪】

家内と息子とで土曜日の昼時に行ってきました。
今回は初めてチャーシュー丼350円をいただきました。

白ご飯にもやしを敷いてその上にチャーシューとネギ。
スープの豚骨の油と醤油ダネを上からかけて仕上げます。
簡単に言えば、ラーメンの麺を白ご飯に変えただけで具材と味付けは同じ。
それだけなのに、これがまた美味い!
スープの油が丼のコクを引き出しているんでしょうか。
油と白ご飯の熱でチャーシューもほどよくやわらかくなっています。
そもそもこのチャーシューが絶品ゆえに、こんなにも美味いチャー丼ができるんでしょうね。

一緒にラーメン並をいただきましたが、やはり最高に美味いラーメンです。
この評価はいつも家族全員が一致します。
いろんなラーメンを食べ歩いていますが、
結局、大輝のラーメンの美味さを再認識させられる過程になっているかのようです。

息子曰く「原点にして頂点」
強く同感です(笑)。

ごちそうさまでした。


       *       *       *


【2014年7月31日 再訪】

今日は私にとって初めてとなる味噌ラーメン狙いで行ってきました。
あまりに美味しい醤油ラーメンの誘惑にいつも負けてしまい、
気になりつつも味噌ラーメンをいただく機会がなかったのですが、
今回だけは、不退転の決意で味噌チャーシューメン950円を注文です(笑)。

その味噌はまろやかなお味。
なんというか、スープが重くないんですよね。
塩分だけでなく、甘さもほんのり感じられるのも特長でしょうか。
机上に置いてある唐辛子味噌がよく合って、ピリッと引き締まった味に変化します。
想像通り、このスープは味噌味でもとても美味しい仕上がりになっていました。

でも、私の好みはやっぱり醤油味のほうですね。
そう思えるのは、あの絶品チャーシューとスープの相性。
私には味噌スープよりも醤油味のスープのほうがしっくりくるんです。
これまで醤油味に慣れすぎているため、そう感じてしまうだけかもしれませんが…。
また、味噌ラーメンには入っている野菜のバリエーションがもっと豊富なほうが、
その旨味が加わってより美味しくなるように思えます。

そんなことをツラツラと思い浮かべつつも、あっさりと完食。
大輝のラーメンの美味さを違った角度から再確認できました。

ごちそうさまでした。


       *       *       *


【2014年4月19日 再訪】

今月もたまらず再訪。
大輝さんも消費税増税の波には抗えず、
50円の値上げに踏み切られたようです。
しょうゆラーメン並が750円、チャーシューメン並が950円。
それでもこの美味いラーメンが食べれるんだから
私は納得できます。

今回もチャーシューメン並をいただきましたが、
気のせいかチャーシューがさらに美味くなったような。
肉の厚みが増して、それでいて柔らかさと味わいも増している。
自家製チャーシューなので今日のはより仕上がりがよかったのかもしれませんが、
本当にラーメンに適した美味いチャーシューです。
もうひとつよかったことは、今日、久しぶりに親父さんが
厨房に立っておられるのにめぐり逢えたこと。
変わらずいい味を出しておられました。
絵になるんですよね。


       *       *       *


【2014年3月16日 再訪】

レビューには頻繁にアップしていませんが、
私はこの大輝さんのヘビーリピーターのひとりです。
私が食べログを初めて以来、京都ラーメン探訪の記録を残してきましたが、
やっぱりこの大輝さんのラーメンに勝る満足度のラーメン屋さんにはなかなか巡りあえません。
逆に考えれば、この大輝さんのラーメンの完成度の高さ、お客さんを惹きつける味は
私にとっては格別のものだということなのです。

この日は、1ヶ月ぶりの再訪になりましたが、チャーシューメン900円をいただきました。
もちろん大満足のお味。
ちょっと気がついたのは、チャーシューの厚みがやや分厚くなったような…。
もともと肉量が多いのですが、チャーシューメンともなるとその量はかなりのもの。
それでいて、しつこい味付けはなく、さっぱりといただけるので、
大輝さんのチャーシューメンだけは最後まで美味しく食べきれるんですよね。

日曜日の昼過ぎということもあってお客さんは満席状態でしたが、
ここでは多少の待ち時間も苦になりません。
言っちゃなんですが、こんな京都市の西のはずれに
これほど美味いラーメン屋があるなんて奇跡的でしょうね。
まっ、街中の繁華街に店を構えていたら、
このようにちゃんとしたラーメン屋として経営を貫けるものなのか…そんなことも思ったりします。

今日もごちそうさまでした。
美味しかったです。


       *       *       *


【2012年11月某日】

しばらく京都を離れていた頃、
たまに戻ってきたとき無性に食べたくなるのが京都ラーメンでした。
今年もまずは「大輝」の食べねば始まらないとばかりに、本日行ってまいりました。

京都ラーメンと言えば、やはり第一旭のようなタイプのラーメンをイメージしますが、
そのジャンルの中でこの「大輝」の醤油ラーメンは最高の完成度だと思っています。

それは、スープ、麺、チャーシュー、ネギの相性というかバランスというのがすこぶる良いからでしょうか。
スープは比較的あっさりした醤油味ですが、いい旨みが出ています。
麺は細いストレート。これも京都ラーメン独特で、スープの絡みも大変いいですね。
そして、最大の特長は、チャーシューのボリューム。
味の濃さを押さえて薄切りにしてあるため、
飽きずに麺にからめながら食べられるのもよく計算されているようです。
これで700円なら十分納得&満足できますよ。

チャーシューメンは相当な肉好き向けのメニューで、私は並みで十分でした。
他に味噌ラーメンもありますが、お客さんのほとんどが醤油ラーメンを注文しています。
地方発送もしているようで、今度、単身赴任することがあったら、送ってもらうことにしよっと。

私にすればこれほど美味しいラーメンを出しているのに、
熱狂的な行列ができないのが不思議です。
場所が悪いのか。宣伝することに興味薄なのか。
そう言えば、グルメ雑誌なんかで見たことがほとんどないですね(最近一冊見つけましたが)。

いかにも頑固っぽい親爺さんと若店主の組み合わせもいい感じ。
駐車場は少し西に行ったところにコインパーキングが契約されているので、
レシートをもっていくと無料コインがもらえます。

ということで、私にとっては特別なラーメン屋さん。
これからも定期的に通い続けることでしょう。

  • チャーシューメン950円(税込)
  • チャーシューメン並
  • みそチャーシューメン並950円

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2位

華祥 (元田中、茶山、出町柳 / 中華料理、ラーメン)

2回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2017/11訪問 2017/12/02

比類なき塩バターラーメン

東京暮らしが続いて、京都の美味いお店を再び行脚することがなかなかできなくなりましたが、
今回の京都入りで約5年ぶりに中華の名店、華祥さんでランチをいただくことにしました。
この塩バターラーメンの美味さはずっと頭に刻み込まれていて、想い焦がれていただけに、
今回の再訪実現には感慨深いものがあります。
金曜日の12時半頃、お店は遠くから見ると営業されているのかどうか不安になりますが、
3人ほどの待ち客が外で並んでおられるのを確認して、安心して車をコインパーキングに停めに行きました。

待ち時間もさほどなく店内へ。
懐かしい1階のカウンター席に着座します。
この日注文したのは、もちろん塩バターラーメン750円。
それに炒飯セット300円をいただきました。
いずれも税込です。

塩バターラーメンは、その純度の高いスープは変わりなく、どこまでも深い出汁の旨味を感じます。
味付けは記憶よりもやや濃いめになったように感じました。
焦がしネギが少量加えていることで、ふんわりと香ばしい風味が加わっています。
それらと交錯するバターの風味も格別で、決して主張しすぎることなく、
スープを啜ってみて、ほんのりとバターが溶かれていることに気づかされます。
この塩バターラーメンは初めてではないのに、この完成度の高さにはまたしても唸らされます。

麺も変わらず多加水の中細麺を使用されていました。
シコシコ、ツルツルとした食感の縮れた麺にスープがよく絡みます。
このラーメンにして、この麺でなければならない唯一無二の組合せなんだろうなと勝手に納得してしまいました。

具は、チャーシュー2枚、蒸し鶏のネギ和え、チンゲン菜、メンマ。
以前の自分のレビューと写真を見ると、チャーシューの味付けは少し醤油が強くなっておるように思います。
そのチャーシューはトロトロの食感で、今回も極上の旨味が口の中を支配します。
蒸し鶏のネギ和えもこのスープにぴったりの具で、めちゃくちゃ美味いです。

これまで京都、大阪、東京を中心にいろんなラーメンを食べ歩いてきましたが、
やはり華祥さんの塩バターラーメンは比類なき美味さだと確信しました。

一緒に注文した炒飯はふわふわの仕上がりで、出来立ての香ばしさに思わず頬が弛みます。
軽い塩味とほどよい油っぽさもラーメンと一緒にいただく味付けとしては、ちょうどいい塩梅なんだろうと思います。
ネギがたっぷり入っているのも、さっぱりとした後味を感じさせる工夫なのかもしれません。
5年前の自身のレビューでは、この炒飯についてゴチャゴチャ書き残していますが、
単品の炒飯ではなく、ラーメンのセットとしての炒飯ならば、これくらいがちょうどいいんだと、今なら思います。
そういった意味で、これも一級品の炒飯だと思います。

今なお店内に掲示されている表彰状をしみじみと見て、
京都府の「現代の名工」の腕は今なお錆びていないことを実感しました。
また、その名工のご主人(寡黙ですが)をはじめとして、
お店全体に心地よい活気とお客さんへの心配りがあるのもいいんですよね。
「現代の名工」の名に相応しい接客姿勢だと感心させられます。

今日もその名工の腕を堪能させていただきました。
ごちそうさまでした。

【2012年6月17日 再訪】

これは美味い!って思い込むと一気にハマってしまう私ですが、
この華祥さんもハマっているお店のひとつになりました。

そんなこともあって、今回は父の日ということで、
わが親父殿を華祥さんに連れて行きました。

親父殿にはイチ押しの塩バターラーメンを薦めておいて、
私は坦々麺をいただくことに。

この坦々麺も洗練された逸品です。
スープはサラッとしたタイプながら、胡麻の風味はしっかり感じられます。
麺は塩バターラーメンと同じく、プリプリの多加水麺。
肉味噌もたっぷり入っていて、これと白ご飯だけで3杯はお替りできそう。
大変美味しかったです。

また、麻婆豆腐の単品も注文しました。
以前は麻婆丼でいただきましたが、
この麻婆は、単品でいただくほうがその良さを存分に感じることができると思います。
豆腐の食感とご飯の食感がシックリいかないのが気になることがありますが、
こちらの麻婆丼もややそんな印象がありました。
でも、この単品麻婆ならそんな心配もありません。
本来の辛さもトウチの甘みも、しっかりハッキリ感じられますね。

親父殿もこちらの塩バターラーメンを絶賛していました。

うん、父の日のランチに選んで正解でした。


           *     *     *


【2012年6月1日 再訪】

前回気になったままお店を後にしたランチメニュー、麻婆丼セット800円。
今回は他のものには目もくれず、この麻婆丼一点狙いで行ってまいりました。

セットの構成は、単品の麻婆丼750円にからあげが2個がついたものです。
50円プラスでからあげ2個いただけるんなら、そりゃセットにするでしょうね。

さて、お楽しみの麻婆丼。
赤唐辛子系の辛さがしっかり効いていますね。
山椒のピリピリする辛さは感じられないタイプの麻婆です。
それでいて深い旨味を感じられるのは、きっとベースのスープとトウチの効果でしょう。
(親愛なるマイレビュアー本生さんに教えてもらって、今回はスープを意識して食べてみました)

前回いただいた塩バターラーメンの磨かれたスープづくりは、
この麻婆にも活かされているんだろうなとイメージできます。
そう、「辛さの向こう側にやさしさが垣間見える」って感じでしょうか。
トウチはかなりたっぷり入っていて、まろやかな甘みを感じられます。
(写真でご覧のとおり)

辛いとか肉たっぷりとかという印象より、「上質の麻婆丼」といった感じがしました。
大変美味しかったです。

からあげはカリッカリに揚がっていましたが、
いわゆるジューシーさにはやや欠けていると思いました。
でも、これをつけて800円でランチセットを出しておられることを考えれば、
私は文句ありません。

お勘定の時、小耳に挟んでいた「現代の名工」の賞状、見つけました(レジ前に飾ってあります)。
なるほど今回もその腕前を感じさせる食事でした。
他の料理も、まだまだ奥が深いんでしょうね。

次の機会は、なににしようかな。


           *     *     *


【2012年5月25日】

食べログで圧倒的な支持を得ている中華料理店と知り、
昼に車を飛ばして行ってきました。

外から店内を覗けないスライドドアをスルスルと開けると、
オープンキッチンにカウンター席がズラリ。
昼前ながらすでに満席状態ですが、回転は早いです。
団体さんは2階のテーブル席を案内されます。

このお店、とりわけラーメンの部門で高順位だったので、
今回は塩バターラーメンと炒飯のセットを注文。

その塩バターラーメンは、出てきた瞬間釘付けになったのは、スープの透明感。
今までこれほど澄んだラーメンのスープを見たことがありません。
「さすがに、薄すぎるんじゃないの?」と思いつつ、
レンゲで一口すする…いやいや、しっかりとコクのあるスープです。
相当丁寧に鶏ガラスープを取り出していて、バターはほんのり効かす程度に抑えています。
このスープなら何を入れても美味しくいただけるのでは…って思うほど洗練された仕上がりでした。

このスープの透明感をさらに引き立てるのは、これまた透明感のある多加水麺。
中細のちぢれ麺ながらモチモチ感もしっかりあり、“美味しい麺”でした。

トッピングは、チャーシュー、鶏肉、チンゲン菜、メンマ、白髪ネギ、青ネギ。
これもスープの味を壊さないように、よ~く計算されたトッピングだと思います。
とくにチャーシューは小振りながらトロトロで箸でつかめないほど。
それでも食感はしっかり肉として感じられるのが、仕込みの腕なんでしょうね。

ということで、私の塩ラーメンランキングの中でも、かなり上位にくる満足度でした。
素晴らしい逸品です。

セットの炒飯はよく水分をとばしてパラパラに仕上がっています。
目の前で鍋を振っているダイナミックな動きを見れば、そのパラパラ感も納得。
それでいて、なんとなくモチモチとしたコメの感触も残っていて、美味しくいただけました。
ただ具材の存在感がちょっと希薄、というか単調で、
たとえば、チャーシューを少しだけ大きめにカットするとか、玉子をもう少し多めにするとかで、
食感に変化を持たせることができるんじゃないかなと、素人ながらに思いました。

今回はこれらのメニューを狙っていったのですが、
ランチの麻婆丼も美味そうでした。
ひと通り定番のメニューをいただいてみたい…。
そんな実力派の中華料理店と見ました。

マスターは口数こそ少ないですが、笑顔を絶やさずお客さんを迎えておられました。
感じいいですね。

ごちそうさまでした。
またお世話になります。

  • 塩バターラーメン
  • セットの炒飯
  • セットのザーサイ

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3位

煌力 (烏丸御池、二条城前、烏丸 / 担々麺、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2012/03訪問 2013/09/08

夜の部の汁なし坦々麺のあとのシメの石焼チャーハンはなくなった?!

【2013年9月6日 再訪】

久しぶりに汁なし坦々麺を食べたくて、夜の部に行ってきました。
もう21時を回っていましたが、店内にはお客さんがまずまず入っておられます。
今なお人気のお店なんでしょうね。

汁なし坦々麺は変わらず美味しかったですが、少し具が少なくなったような…。
終わってからのシメご飯を作る際に具を残しておかなければならないのにと思っていたら、
あれっ、最初から白ご飯が出てきたではありませんか。
たしか、食べ終わってから石鍋と一緒に白ご飯と卵が出てくるという演出ではなかったかなと思い、
店員さんに聞いてみると、まったくトンチンカンな回答が。
ようはそんな石焼チャーハンみたいなのをシメご飯につくるメニューは
今はもうないということのようです。

これはなんとも残念。
汁なし坦々麺を食べる幸せが半減したといっても過言ではないでしょう。
そう、汁なし坦々麺に罪はないんですよ。
でも、煌力さんで汁なし坦々麺を食べる必然性はこれでなくなってしまったんですよね。
なんとかメニューに復活してくれないもんでしょうか。
あれ、ホントに美味しかったんですよね。

それに、接客のホスピタリティもなんだか普通になってしまいましたね。
以前はもっと気持ちよく食事ができるような目配り気配りをされていたように記憶していましたが…。
瓶ビールを1本注文しましたが、これまた600円とお高い。
割烹料理屋さんかと思ってしまいました。

食べたいものが食べれなかった。
居心地もあまりよくなかった。
そんな失意の中、帰路を急ぐ私でした。

せっかくですから、ちょっと☆の数は下方修正しておきます。


         *     *     *


【2012年3月9日 再訪】

念願の夜の部に行ってまいりました。
すでに食べログで紹介されているとおり、
昼の部とはまったく異なる坦々麺専門店に変貌していました。

以前、昼の部の店員さんにすすめられた汁なし坦々麺を素直に注文。
出てきた料理は、まさしく「汁はどこ?」「麺はどこ?」って感じのものです。
どうやら、丼鉢のそこに坦々麺の濃厚な汁が敷き詰められており、
その上に麺が乗っかり、さらにその麺を覆い隠すかのように
肉味噌、チャーシュー、刻みネギ、白髪ネギ、針唐辛子、ナッツがトッピングされています。
こんな麺類、ホントに大丈夫??
という戸惑いを抱きながら食べ始めましたが、
いやぁ、これはイケます!

濃厚な汁と肉味噌がいいバランスで麺に絡みついてきて、
一口一口が充実しています。
坦々麺でいつも残念に思っていたのは、
せっかくの美味しい肉味噌がスープに混じってしまうと
どこに行ってしまったのかわからなくなってしまい、
肉味噌そのものの味付けも希薄になってしまうことでした。
(肉味噌の存在感を残すためには、肉味噌の量を増やすか、味付けをより濃くするしかない)
この汁なし坦々麺は、これまでの私のフラストレーションを見事に払拭してくれました。
まだまだ知らないことがたくさんあるんですね。
こんな食べ方ができる坦々麺があったとは。

さて、店員さんに麺を食べきったら具を残しておくように言われたので、
食べきったところで、店員さんを呼びますと、
先に食券を買っておいたご飯を石鍋に入れて、ネギと卵黄と一緒に持ってきてくれました。

さぁ、ここからこのお店の“IHヒーター”ショーのはじまりです!
石鍋をIHヒーターにおいてスイッチオン。
丼鉢に残しておいた汁なし坦々麺の具と、卵黄、ネギを投入。
あっという間に石鍋がアツアツに。
そのスピードに負けないようスプーンでかき混ぜ、またかき混ぜ…。
ほどよくおこげができるくらいにまで炒めたら、
IHヒーターから石鍋を下ろして、出来上がり。

これがじつに見事な石焼チャーハンなんです!
まさにハイパワーのIHヒーターならではの創作料理です。
一緒に出される“食べるラー油”(これがまた美味い!)で味の変化をつけながら一気に掻き込みました。
アツアツでハフハフしながら食べるこのチャーハン、
底にできたおこげまで刮げとって完食してしまいました。

よくこんな手の込んだメニューを用意しているものだとホントに感心しました。
お値段も150円追加だけで、この石焼チャーハンが食べれるのでCPも抜群でしょう。

いやぁ、参りました。
御馳走様でした。


         *     *     *


【2012年3月2日】

烏丸蛸薬師にある煌庵の紅坦々麺が好きで、
ちょいちょいいただきに行きますが、
この煌庵の経営者がラーメン専門店も出していると店員さんから教えてもらったのが
この「煌力」です。

夜と昼とで出しているメニューが違っていて、
夜のメニューが煌庵の坦々麺とほとんど同じとのこと。
それなら、まずはお昼のメニューからと行ってみましたが、
なかなかの満足度だったので、2日続けて行ってしまいました。


★濃厚葱玉つけ麺880円

このお店のつけ麺は安心して食べれます。
というのは、私のいつものこだわりである“冷めないつけ麺”の工夫がちゃんとあるからです。
出されたつけ汁は石鍋に入ってアツアツの状態で出てきますが、
食べているうちに冷めてきたら、目の前のIHヒーターを使って自分で温めなおすことができます。
なかなかハイパワーのIHヒーターのようで、あっという間にアツアツ状態が復活します。
これなら、私のつけ麺苦手癖もなんなくクリアできました。

さて、そのつけ汁はとにかく濃厚。かつつけ汁の量もたっぷり。
このつけ汁は、玉ねぎ、トマトなど多くの野菜が煮込まれているスープのようで、
濃厚でありながら、油っぽさはあまり感じませんでした。
具材にはヒジキが入っていると思いきや“焦がしネギ”だそうで、この食感は初めての経験です。
海苔の風味とトロっとした感じもいいですね。

麺は大きな丼鉢いっぱいに入っていて、その上に大量の刻みネギと卵黄が乗っかっていました。
極太の縮れ麺で全粒粉が入っていると思われますが、ちょっとボソボソした感じがありますね。
茹でて冷水でしめて出すまでに10分ほどかかると最初に説明がありました。

最後はスープ割りをいただくことができますが、
魚介、鶏ガラ、Wスープの3種類から選びます。
このつけ汁がどのスープ割りとベストマッチなのか見当もつかないので、
お店の人に「オススメのでお願いします」とおまかせしてみたところ、
鶏ガラスープで割ったものが出てきました。
しかし、一口飲んでみて「これ、ホントに割ったの?」と思えるくらい
つけ汁が薄まることなく、違った味として楽しむことができました。
まさに、ここで白ご飯がほしい衝動にかられますが、
後述のとおり、私は押し寿司を注文していたので、渋々断念せざるを得ませんでした。
それくらい、ドーンとくるつけ汁+スープ割りでした。


★ランチ限定セット200円

唐揚げ2個と炙りサーモンの押し寿司。
唐揚げは大振りでしっかり旨味を閉じ込めてあり、ジューシーで美味い。
サイドメニューではなく単品でも十分いけるんじゃないでしょうか。
炙りサーモンの押し寿司は結構手の込んだ変わり寿司です。
サーモンは炙った分、生っぽさはなくなり、香ばしさがちゃんと感じられます。
しゃりはただの酢飯ではなく、小さな具材がいろいろと混ぜ込まれているんですが、
つけ麺の汁で舌が馬鹿になってしまっているので、胡麻以外よくわからず、
もったいないことをしてしまいました。
これも単品でいただいてみたいんですが、ラーメン注文に限定のメニューなんですよね。


★旨焦がし味噌ラーメン

2日目にいただいたこの味噌ラーメンもガッツリ濃厚なブレンド味噌を使った少々甘めスープ。
角切りチャーシュー、茹でたキャベツ、肉厚のメンマ、コーンとトッピングもたっぷり。
麺は細いストレートでしたが、濃厚なスープとトッピングに負けて
ちょっとズルズルとリズムよく食べるわけにはいかなかったですね。
食べ進めるうちに感じるバターの風味とゆずの香りも
このお店が繊細なラーメンづくりをされているのを感じ取れます。
ちょっと疑問に思えたのは、ラーメンの鉢の中で温度が熱い領域とちょっと冷めた領域があるようで
少々不思議に感じました。
例えばチャーシューのまわりとか表面とかはなんとなく冷めているんですが、
スープの中の麺はしっかり暑かったり…。
きっとスープが濃厚すぎて対流が起こらないため
異なった温度の領域ができてしまっているんじゃないかと思われますが、
具材とスープの温度の関係も考え直したほうが、より美味しくいただけるかもしれません。


★コーヒー豆花(試食をいただきました)

プリン、コーヒーゼリー、クラッシュウォールナッツを飴炊きしたものが和えてあり、
それぞれの異なった食感が楽しめるデザートです。
コーヒーゼリーとウォールナッツの苦味がいいアクセントになっていました。


以上、いろいろと感じるままに書き記していみましたが、
私的にはとっても気に入っています。
つけ麺、ラーメンのクオリティも高く、濃厚なわりには油ギトギトではないところもGOOD。
お店の雰囲気もいいし、店員さんの応対もいい。

帰り際に店員さんから
「夜も来てみてくださいね。汁なし坦々麺がオススメですよ。シメご飯もとても美味しいんです!」
とのお言葉。

必ず、また来ますよ。期待して。


  • 汁なし坦々麺650円
  • 汁なし坦々麺の残った具を石鍋に投入!
  • IHヒーターで石焼チャーハンの出来上がり!

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4位

新宿めんや風花 (四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営) / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2014/09訪問 2014/09/20

完成度の高い天然塩ラーメン。そして、まぶし飯の美味い食べ方とは。

【2014年9月14日】

大阪勤務になってからちょっと足が遠のいていましたが、
風花さんの天然塩ラーメンに募る想いは尽きることがありません(笑)。
この日は家内と京都のヨドバシカメラで買い物でしたが、
安易にヨドバシビル内で昼食を済ませることなく、この風花さんまでやってまいりました。

到着したのは13時過ぎでしたが、外に4人待ち。
今なおの人気のお店のようですが、
これくらいの行列で風花さんのラーメンをいただけるのなら、どってことないですね。

10分ほどで店内に通されました。
天然塩ラーメンを狙ってきましたが、ちょっと冒険心が沸き起こり、
急遽、野菜塩ラーメン850円を注文することに。
家内は予定通り、天然塩ラーメンを注文。
いつものようにそれぞれまぶし飯200円をセットにしました。

初めていただく野菜塩ラーメンは、一言で言えば「肉なしタンメン」です。
野菜はキャベツ、玉ねぎ、ニンジン、もやし、きくらげ。
結構オイリーにシャキっと炒められていて、繊細なスープに野菜の旨みが加わります。
天然塩ラーメンのスープの顔がチラチラの見えながらも、
独特の異種スープになるんですね。
自家製のチャーシューも入っていないので、
肉的には物足りない感じがあるかもしれませんが、
食べ終わってみれば満足感に揺らぎはなく、
さすが風花さんの美味しいラーメンでした。

肉っ気はまぶし飯で補います(笑)。
今日もたっぷりのチャーシューの耳の細切れがまぶされていて、
見た目にも食欲がそそります。
これまでやってみたことがなかったのですが、
家内の天然塩ラーメンのスープを少しもらって、
このまぶし飯にかけていただきました(お店も推奨されています)。
これはですね、まさにチャーシュー版の“ひつまぶし”です!
この食べ方をこれまで試してこなかった自分を恨んでしまいます。
みなさん、これはぜひお試しください!
美味いですよ!!

今回はこれまで遠慮してきた写真撮影を申し出てみました。
お店の奥様は気持ちよく「どうぞ、どうぞ!」と許可してくださいます。
「携帯使用禁止」が知れ渡っていて、
お客さんがおっかなびっくりになってしまっていると思われますが、
先達のレビュアー様のレビューに記載のとおり、
まったく抵抗なく写真を撮らせてくださいますよ。

ごちそうさまでした。


       *       *       *


【2014年2月1日 再々訪】

あっさりしたラーメンが食べたいという父親の要望に応えるべく、こちらのお店をチョイス。
私自身も久しぶりになる風花さんの天然塩ラーメンです。

これまでのレビューで書き綴った通り、ホントによくできたラーメンだと思います。
今回、気がついたのですが、風花さんの天然塩ラーメンのスープはニンニクを使っていません。
塩ラーメンに焦がしニンニクや刻みニンニクを少量加えて食欲増進を図っているスープは
私にとってまた飲みたくなる「中毒性」のものなのですが、
風花さんの場合、ニンニクなしでこれだけ後を引く味になっているというのは
いったいどんな魔法の味付けがなされているのでしょうか。

父親の感想。
「立派なチャーシューやなぁ~」

そのとおりです(笑)。


            *       *       *


【2013年6月14日 再訪】

しばらく食べていなかった風花の天然塩ラーメン。
久しぶりに禁断症状が現れ、お店にGO!

昼の12時半頃。
今日も次から次へとお客さんがやってこられます。
行列ができるまでにはならないのが、またいいバランスなんですね(笑)。
今日もまぶし飯セット850円を迷わず注文です。

天然塩ラーメンは澄みきった清湯スープ。
以前より塩分はさらに控えめになったかな。
より繊細なスープの味わいの深さが際立ちます。

チャーシューはこれまた以前より味が濃くなっているような。
見た目にも漬け込んだタレの色がくっきりしているので、
スープにタレが広がって繊細さを損なってしまうのを恐れ、
一番最初にチャーシューを食べきってしまいました。
いやぁ~、美味いチャーシューです。
ホントはこのチャーシュー、別皿にして欲しいんですけどね。
またそんなこと寡黙な大将にお願いしたら「文句あんのか」とか言われそうで
とりあえず“先食い作戦”でスープの品質保持に努めています(笑)。

まぶし飯、これまた見た目と裏腹に味が薄めになったような気がします。
このまぶし飯に天然塩ラーメンのスープをかけたら、
名古屋のひつまぶしのお茶漬けみたいにならないかなとフッと思いました。
次回試してみようかな~。

店内は携帯使用禁止なので、写真も撮れず。
いただいたお店の名刺をアップさせていただきました。

ごちそうさまでした。
今日もとても美味しかったです!


            *       *       *


【2011年11月某日】

強かに飲んだ後、久しぶりに風花に行ってきました。
22時閉店の間際に入店しましたが、カウンター席はいっぱい。
相変わらずの人気のようです。

ここの天然塩ラーメン700円は、完成度がじつに高いですね。
京都で塩ラーメンを食べるなら、塩元帥か、龍旗信か、この風花ですね、私の場合。

天然塩ラーメンの透き通ったスープは絶品。
やさしい塩味が豊かな甘みにも感じられ、
出汁も主張しすぎていないのがよいです。
意外と油分も感じられ、ただのサッパリスープではないですね。

モチモチした中太ちぢれ麺もスープによくあっていて
なによりも麺そのものが美味い!
スープの味が適度にしみ込んだ麺の弾力は口の中でとても心地よい。

チャーシューは一枚のっているが、8mmくらいもある分厚さで
十分なボリュームが感じられ、しかも濃厚な味わい。
少し味が濃すぎるので、早めに食べないとスープの味が変わってしまうのが唯一の難点か。

セットのまぶし飯はチャーシューコマギレの混ぜご飯だが、
少量のワサビもきいていて、さっぱりと食べれます。
もうちょっとワサビが入っていてもいいかもしれませんが、
万人向けには現状が正解かもしれませんね。

あさり塩ラーメンも食べたことがありますが、
あさりの濃厚味とやさしい塩味がぶつかって、
もう一工夫欲しいように感じました。
ちょっとスープに雑味が加わってしまっている感じがしたのは気のせいか…。

それでも、この風花のラーメンはヤミツキになります。
定期的に食べていないと、禁断症状が…。


  • 天然塩ラーメン650円(税込)
  • 野菜塩ラーメン850円(税込)
  • まぶし飯200円(税込)

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5位

らー麺創房 ぱこ (西京極 / ラーメン、つけ麺、餃子)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2012/07訪問 2012/07/09

「極上塩ラーメン」は名前負けしていませんでした!

五条西小路を下がった右側にあるラーメン屋さん。
五条通りからもよく見えるので、すっと気になっていたお店です。
ちなみに駐車場は道路を挟んだ向かい側にありました。
表には「らー麺創房日本一」と銘打たれており、
「エラい自信やなぁ~」と期待と若干の不安を感じながら入店しました。

店内は奥行きが結構ありますが、メインはカウンターです。
日曜日の15時前(昼の営業の終わりギリギリでした)に行きましたが、
先客は2人組のみで、ガランとしたなかで親父さんがひとりで頑張っていました。
広くて清潔感のある厨房はカウンター席からよく見えて、
それだけでグっと好感が持てました。

さて、「入魂醤油ラーメン」やら「超煮干中華そば」やら自らハードルをあげたメニューが並ぶなかから、
私が注文したのは
「ぱこぱこおすすめ!」とメニュー表のセンターに掲げられている「極上塩ラーメン」700円です。
最近の私がもっとも好きなジャンルである塩ラーメンに“極上”の冠が乗っているんですからね、
もはや避けて通ることはできません(笑)。

出てきたラーメンは、ビジュアル的にとても美味しそう。
油のテカリ具合からして、食欲をそそります。
食べる前から“これはアタリだな!”って感じました。

一口、スープをいただいて…。

予感的中です!
じつに美味いです!
私の好きなタイプです!

極めてスッキリときれいにとった鶏ガラ系のスープで、
香りのよい油もスープにコクを加えています。
ただ単にサッパリ味にしただけの塩ラーメンとは、まったく別物ですね。
こんな例えをすると誤解があるかもしれませんが、
明星食品のインスタントラーメン「中華三昧」シリーズの
「北京風塩拉麺」のスープをいただい時の記憶がよみがえり、
そのスープをより磨いた“病みつき系”の味のような印象を受けました。
(くれぐれも誤解がないように申し上げておきますが、これは“いい意味”での例えですからね)

麺は透き通った多加水の細麺で、程よいコシもあり、味わい深かったです。
やや茹で過ぎ感もありましたが、コシはちゃんと最後まで感じられましたので、
よく練って熟成された麺なのでしょう。

トッピングは脂身ないやわらかい薄切りチャーシュー2枚にメンマ、水菜、青ネギ、胡麻少々。
チャーシューは麺とよく絡み、美味しくいただけました。
スープの塩味がしっかりしている分、チャーシューの味付けは控えめにされているのも
私は正解だと思っています。
水菜も茎のシャキシャキした部分を中心に使っておられ、
サッパリした後味を引き出すのに成功しているように感じました。

「極上」なんてハードルを上げてくるものですから、一瞬、また期待ハズレを覚悟しましたが、
なかなかどうして、完成度の高い塩ラーメンだと思いました。
気がついたらスープも完飲。
いけないパターンです(笑)。
こってりドロッとしたラーメンがお好きな方には物足りないかもしれませんが、
私はとても美味しい、そして後をひくラーメンでした。

それにしてもこの界隈、交通の便が悪いのに宝屋さんやほそかわさんなど、
著名なラーメン屋が多いですね~。

ごちそうさまでした。
今度は「入魂醤油ラーメン」と「超煮干中華そば」にチャレンジしますね。


  • 極上塩らーめん700円
  • (説明なし)
  • 五条西小路下ル

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6位

ラーメン ゆう (梅小路京都西、丹波口 / ラーメン、餃子)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2015/06訪問 2015/06/20

「大輝」の感動が七条大宮でも!

【2015年6月20日 再訪】

ゆうさんに久しぶりに行ってきました。
大輝さんシフトの私としてはロケーション的にもちょっと行きにくいゆうさんでしたが、
この日はこの近くで用事があって、その序に夕飯としていただきました。

今回はチャーシューメン950円(税込)をいただきましたが、やっぱり美味いですね。
大輝さんよりもやや酸味を感じるスープですが、
そういえば昔の大輝のスープも酸味を感じた記憶があります。
(最近の大輝ではその酸味は感じられなくなりましたが…)
また、大輝との比較ではややオイリーでもあるように思えます。

それでも、それはそれで美味しくまとまっており、
私にとって最上位クラスのラーメン屋さんであることには変わりありませんでした。
また、この近くに来るときには、食事時に合わせて立ち寄りたいと思います。

ごちそうさまでした。


       *       *       *


【2012年4月某日】

食べログのレビューを拝読して、この「ラーメンゆう」さんが我が心のラーメン「大輝」と同系と知り、
今回初めて行ってまいりました。

七条大宮というちょっとアクセスしにくい場所にありますが、
近くのコインパーキングを利用して夕刻入店。
店内は12のカウンター席に2つのテーブル席。
大輝さんよりかなりゆったりしたスペースです。
時間帯もあって店内のお客さんはゼロ。

そんなことはまったく気にせず、当初の予定通り、しょうゆラーメン700円を注文しました。
出てきたラーメンは、なんとビジュアル的には大輝のラーメンそのもの。
スープを一口いただく…、まさに大輝だ!
スープも麺もトッピングのチャーシューの味・量にいたるまで、
大輝で食べ親しんできた味とじつに酷似しています(もちろんいい意味でです!)。

ラーメンを作る過程で大輝さんとちょっと違うなと思ったのは、
スープを鉢にはった後、麺を入れる前にチャーシューを先に入れておられます。
えっ?と思いましたが、
きっとこれはチャーシューの脂身の部分に熱を十分に伝えることにより、
肉をやわらかくするのが狙いなのでしょう。
実際にいただいてみて、そう感じました。

トッピングには100円追加するとメンマ、ワカメ、コーンをそれぞれ加えることができるのも
このお店のオリジナリティでしょう。

いやぁ、それにしてもやっぱり美味いです。
大輝さんのレビューでも書き記したとおり、
このお店のラーメンも第一旭系のラーメンの最高峰のひとつですね。


  • しょうゆラーメンチャーシュー追加950円(税込)2015年6月現在
  • しょうゆラーメン700円(税込)2012年4月現在
  • 七条大宮西入る

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7位

麺屋○竹 (丸太町(京都市営)、烏丸御池、京都市役所前 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/07/14

「よく研究された上品なラーメン」はまさに私にとってのストライクゾーンど真ん中!

2012年7月12日。
久しぶりに麺屋○竹さんに行ってみましたら、ずいぶん雰囲気が変わっていました。
店先はなんとお肉屋さんになっているではありませんか!
その名も「ミートショップ&デリカ工房MARUTAKE」。
麺屋○竹さんは閉店したのかなと思いきや、このお肉屋さんの奥で営業されていました。
ちなみに、このお肉屋さんも麺屋○竹のオーナー若林さんが経営されていて、
つい昨日、お肉屋さんと合わせてリニューアルオープンしたばかりとのこと。
なんともラッキーでした。
(レビューを書き込もうとしたら、長期休業に伴い『掲載保留』扱いになっていました)

さて、その店内はカウンター11席だけのこじんまりしたスペースになっていました。
以前は広々としたオープンキッチンスタイルでしたが、
そのスペースがお肉屋さんのスペースになってしまっているので
必然的にラーメン屋のスペースは狭くなってしまいますね。
私は券売機で「名物中華そば」730円の食券を購入し、着座。

出てきた中華そばは、見た目にも美味しそう。
スープは看板通りの濃厚な魚介系。
しかし節系の粉っぽさはほとんど感じられず、
サラっとしながらもまろやかさのあるスープに仕上がっています。
味は醤油と塩の中間くらいでしょうか。
その透明感が食欲をそそります。
少量の焦がしネギも、スープの風味を増す効果が十分出ていましたね。

麺は“熟成絹腰自家製麺”とのこと。
その弾力性はちょっと他ではない食感でとても美味しいです。
“熟成”の謳い文句に偽りはなさそうです。

トッピングは、大きな炙りチャーシューをメインに、九条葱、もやし、あおさ、メンマ、
そして、このラーメンのビジュアル的な特徴である店名が書かれた海苔。
バラエティに富んでいて食べていて楽しいです。
私の好みでは、炙りチャーシューにもう少し香ばしさが欲しいところですが、
旨みの感じられる脂身と赤身のバランスのよいバラ肉を使用されていて、
それでいて味付けも控え目。
スープにしっかり塩味が効いているのでちょうどよいのかもしれません。
あおさが入っているのもいいですね。
磯の香りがするというか、なんとなく海の家でいただいているラーメンのような気分になりました。

スープを飲み干した最後に、ほんのり梅の香りがしたような気がしましたが、
気のせいでしょうか…。

というわけで、この「よく研究された上品なラーメン」はまさに私にとってのストライクゾーンど真ん中。
あらゆるラーメン誌に掲載されている京都でも指折りの有名店は、
リニューアルされても健在でした。

ごちそうさまでした。


  • 名物中華そば730円
  • リニューアル!

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8位

らーめん 鶴武者 (西院(阪急)、西院(京福)、西大路三条 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2015/03訪問 2015/03/17

【再訪】ひとつひとつの素材や仕事にちゃんとしたこだわりがあるラーメン屋さん。

【2015年3月14日 再訪】

久しぶりの鶴武者さんです。
13時過ぎにお店に到着しましたが、3人の待ち客だけで比較的すんなり座れました。

この日は基本形の「らーめん」750円(税込)をいただきました。
あらためて確信しましたが、こちらの麺は絶品ですね。
このモチモチっとした弾力感と味わいの濃さは、
初めて食べた時と変わらず私を惹きつけます。
もちろんスープもチャーシューも、そして肉厚のメンマも美味しいのですが、
他に類を見ないとまで言えるのは、この自家製麺でしょう。

消費税増税の影響でお値段は750円に上がっていますが、
これなら私は文句のつけようがありません。
大阪勤務になってなかなか来れなくなりましたが、
私の大好きなラーメンのひとつです。

ごちそうさまでした。


       *       *       *


【2013年5月3日 再訪】

今日はラーメン道に足を踏み入れつつある息子を鶴武者さんに連れて行ってきました。
私も昨年末以来の鶴武者らーめんとなります。
前回食べた塩白湯の「らーめん」は抜群に美味かったので息子に食べさせ、
私は「和風らーめん」をいただくことにしました。

和風らーめんは鶏白湯スープと魚介系スープを合わせたダブルスープ。
お品書きに記されたスープの構成素材は、

  三種類の昆布、貝柱、スルメ、干し椎茸、
  鰹節、サバ節、メジカ節、ウルメイワシ節から引き出した出汁。
  あさり、かきを使った醤油ダレ。
  エビを使った香味油。

それはそれは研究されたことでしょう。
いただいたスープはどの素材がどれなのかわらないくらい複雑な味になっています。
ただ、素人的には魚介系の味わいがやや強めに感じました。
トロリとした感じは鶏白湯系のスープの効果でしょうね。

机上にフライドガーリックが置いてあり、これを加えるとまたさらにコクが増します。
これもきっと自家製なんでしょうね。
あまりニンニク風味は強くなく、スルメも一緒に和えてフライされているので、
きっと白ご飯と食べても美味しいでしょう。

麺やトッピングは前回食べた「らーめん」と同じ構成なので前レビューをご参照いただきたいですが、
今回も満足度は高かったです。
いやぁ、それにしても美味しいラーメンです。

息子も納得。
2人ともスープ完飲で、ごちそうさまでした。


          *       *       *


【2012年12月某日】

四条通りと春日通りの交差点を南下すると
東側に「自家製麺」と書かれた立て看板と
赤地に白抜き文字で「麺」と書かれた袖看板が目に入ってきます。
ちょうどローソンを通り過ぎた斜め向かいあたり。
友人が「美味しいよ~」って私に耳打ちしてくれたお店がこちらの鶴武者さんです。

お店の入口には自家製麺の機械が設置されていて、期待が膨らみます。
店内はカウンターのみの小ぎれいな造りになっています。
まだ出きて間もないこともありますが、つねに清潔に保つよう心掛けておられるのがわかります。
今時のラーメン屋は、昭和の頃のラーメン屋のイメージとずいぶんと変わりましたね。
これだったら女性ひとりでも抵抗なく入れると思います。

さて、メニューを拝見。
基本的には、塩ベースの「らーめん」、醤油ベースの「和風ラーメン」、そして「つけ麺」の
3種類から構成されていて、ラーメン系にはそれぞれチャーシューメンが用意されているという
とてもシンプルな内容です。
「らーめん」と「和風らーめん」はどちらも700円ということで、
今回は塩ベースの「らーめん」をいただくことに。
また平日の昼限定メニュー「炙りちゃーしゅー丼(小)」150円も
そのお得感に惹かれて注文しました。

ラーメン到着までのあいだ、若い店主の仕事っぷりをカウンター越しに覗いていましたが、
とても丁寧な仕事をされているようにお見受けしました。
麺を湯掻く前に軽くほぐす手間。
麺の湯切りをやたら振り回さずに、自然に湯が切れるのを待つ様子。
トッピングの添え方もバランスを考えながらの作業。
その昔、山科の夜鳴きやの仕事っぷりを思い出すと、
同じジャンルの食べ物に思えないような印象が過ぎります。

さて、ほどなく「らーめん」が着丼。
見た目にも美しいラーメンですね。
ますはスープから。
あぁ、アサリがよく効いています。
ガーリックもほんのり香ってきて食欲をそそります。
鶏ガラ、豚骨、野菜を使ってスープを作っているとのことですが、
風味を強く感じたのは、アサリとガーリックですね。
塩もきっといいのを使っているんだろうなって机上の説明書きを見てみると、
赤穂の粗塩、伯方の塩、モンゴル岩塩を使用しているとのこと。
なるほどね~。
スープに浮かんでいるのは、バジルでしょうか。
そう、これはイタリアン麺のジャンルに近いんじゃないでしょうか。
鷹の爪の入っていないペペロンチーノ風味のスープパスタのような味わいです。
よくあるラーメンの塩っ辛さは感じられず、飲めば飲むほどに甘さを感じます。
ホントによくできたスープだと思います。

お店のウリの自家製麺は、もっちりとした中太縮れ面。
これも美味いです。
麺の弾力が心地よく感じられます。
「麺が美味しい」としみじみ思えたのは、新宿めんや風花以来かも。

トッピングはチャーシュー2枚に、煮玉子半個、メンマ2個、白髪ネギ、青ネギ、
そして針唐辛子を飾ってあります。
チャーシューはまるでスモークハムのような味わいです。
それでもこのスープにはしっくりきて、麺に巻きつけて食べると口の中がとても幸せな感じに…。
またメンマの味、食感がいいですね。
このしゃくしゃくした食感は、単品でも食べてみたいです。
味を濃くしていないだけに、素材の良さを感じられました。

そう、この鶴武者のラーメンは、
ひとつひとつの素材や仕事にちゃんとしたこだわりがあるんでしょうね。
それが奇を衒ったものではないことは、ラーメンを食べてみればわかります。
こういうラーメン屋さんは大事にしていかないとと思いました。
これだけのラーメンをこの価格で出すのは、さぞや努力されていることでしょうね。

もうひとつ、炙りチャーシュー丼のほうも、
バーナーでチャーシューを炙るというひと手間がいいですね。
その香ばしさはちゃんとプラスに感じられました。
そのチャーシュー自体も「らーめん」に使用されているチャーシューとは異なり、
ブロック状のもので部位も味付けも別物です。
ここにもこだわりがあるのでしょう。
ただ、私にはもう少し脂身の混じったチャーシューであってもよいのではと感じました。
バーナーで炙っているだけに、脂身が柔らかくなってご飯とより合うと思うのですが。
タレの味もトゲトゲしさのない塩ダレのようなタイプで、
マヨネーズの味付けともよく合っていました。
うん、これで150円はお値打ちですね。

というわけで、いいラーメン屋さんを見つけました。
鶴武者のこだわりの数々は写真でアップしましたので、そちらの参照ください。

醤油ラーメンや、塩ラーメン、味噌ラーメンなどにちょっと飽きたときは
この鶴武者を思い出して足を運ぶことにしようっと。
阪急西院駅からのちかいし、立ち寄りやすいかも。
でも、夜は21時ラストオーダーって書いてあったので、ちょっと早めですね。
気をつけねば。
次回は「和風らーめん」に挑戦してみることにします。

いやぁ~、大変美味しかったです。
ごちそうさまでした。


  • らーめん
  • 和風らーめん
  • 炙りちゃーしゅー丼(小)

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9位

寒山 (西京極 / 中華料理、担々麺)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2015/02訪問 2015/02/10

見事な海鮮拉麺。具材の迫力と繊細なスープがたまりません。

【2015年2月8日 再訪】

約1年半ぶりの再訪となりました。
今回は夜の部の海鮮拉麺をいただきました。

今回の具材は以下の通り。

海鮮類 … えび、いか、ほたて、あさり、鱧、牡蠣、かに
野菜類 … はくさい、玉ねぎ、きくらげ、しめじ、ブロッコリー、ほうれん草、にんじん

前回のレビューと見比べてみると、海鮮類の具材がパワーアップしているようです。
スープはその海鮮類の組み合わせによって多少変化しているのでしょうが、
透き通って深みのある塩味は、今回も好印象でした。

夜の部は初めての利用でしたが(20時頃)、この日は私たち以外のお客さんはなし。
こんなに美味しいのに、あまり知られていないんでしょうね。
この目立たない場所も原因なんだろうと思います。

今回も美味しかったです。
ごちそうさまでした。


       *       *       *


【2013年6月13日 再訪】

猛烈に暑い!
まだ6月なのに真夏日のピークのような日です。
そんな日に熱いラーメンなんて食べなくてもって思うのですが、
ラーメン好きの性は収まらないんですよね~。
今日は昼時に五条通りを走っていたものですから、
この寒山さんの海鮮拉麺を食べることにしました。

この海鮮拉麺は多種多彩&具だくさんが特長のひとつ。
今日の具材を確認したのが以下のものです。

海鮮類 … えび、いか、ほたて、あさり、あなご、鱧
野菜類 … はくさい、玉ねぎ、きくらげ、しめじ、ブロッコリー、ほうれん草、にんじん

なんと13種類も入っています。
あまりに具が多すぎて、なかなか麺までたどり着けません(笑)。
ラーメンでこれだけの種類の食材を食べれるのは私の知る限りこのラーメンだけですね。

この海鮮拉麺は清湯系の塩味スープがベースですが、
この豊富な具材から引き出されたエキスが奥行の深いスープを作り出しています。
まさに素材の旨味なんでしょうね。
今日も何の抵抗もなく完飲してしまいました。

この猛暑の中のアツアツのラーメンでしたが、
店内はガンガンにエアコンが効いていて、
この中でこれほど充実したラーメンを食べれるのは、この上ない贅沢でしょうね。
夏はラーメンを避けるべきって言う人もいますが、
それはそれで美味しくいただけるものです。
今日も私を裏切らない絶品の海鮮拉麺でした。

しかし、食べ終わって一歩外に出たら灼熱の世界。
胃の中にはアツアツのラーメンがドーン。
このあと吹き出る汗で私のワイシャツをズブ濡れになってしまいました(笑)。
そう言えば、価格はちょっと値上がりしていましたね。
1,000円以内で食べれなくなったのは少し残念です。

ごちそうさまでした。


           *       *       *


【2012年11月10日】

食べログを初めて1年9ヶ月。
やっと400本目のレビューアップにたどり着きました。
まだまだ通過点ではありますが、一応メモリアルレビューなので、
最近見つけたお気に入りのお店をアップすることにします。

五条通を西に走って阪急京都線の高架下手前にある中華料理屋さんです。
走り慣れた五条通りですが、こんなお店があったとは全く気がついていませんでした。
もっと言えば、見た感じでは知っていてもちょっとハズレっぽいので
きっと入ることはなかったでしょう。
今回、知人に教えてもらって、
ぜひ試してみなさいと言われたこちらの海鮮拉麺980円をいただいてきました。

出てきたラーメンを見てまず驚かされたのは、その具の多さ。
海鮮具材だけでも、海老、帆立、イカ、あさり、鱧といった種類の多さです。
しかもそのひとつひとつがブリンブリンの大きさ。
種類だけそろえたなんてもんじゃなく、どれもが主役の座を狙っているかのようです。

野菜系では、白菜、たまねぎ、きくらげ、長芋、ブロッコリー、ぎんなん等、
これまたたくさんの具材が渾然一体となってたっぷりと器に盛られています。
長芋のシャコシャコした食感もラーメンに入れてみておもしろかったですし、
ぎんなんなんて想像もしたことがありませんでしたが、美味しかったです。

そんなハンパじゃない具だくさんなものですから、
麺が顔を出すまで一苦労(笑)。
その麺も中細の多加水麺で、ツルツルとした歯ごたえが感じられます。

これらの大量の具材と麺をまとめているのが、
なんとも透き通ったスープです。
しっかりした塩味ですが、海鮮具材と野菜から抽出される旨味で、
コクの深いスープに仕上がっています。
スープの表面に浮かんでいる油の玉がこれまた美味しさを引き立てているようです。
夢中になって飲み干してしまいました。
この手のスープで思い出されるのはタンメンですね。
しかも海鮮タンメンといった感じでしょうか。

迫力満点のボリューム感もさることながら、
繊細なスープが見事なラーメンでした。
こんなタイプのラーメンは、いわゆるラーメン専門店で
まずいただくことができないでしょうね。

そうそう、デザートにマンゴーソースのかかった杏仁豆腐も付いてきました。
美味しかったものの、これはなくてもいいようなアンマッチ感が…。

他のメニューも是非食べてみたいですね。
たいへんおいしゅうございました。

ごちそうさまでした。

  • 海鮮拉麺1,100円(税込)2015年2月バージョン
  • 海鮮拉麺1,100円(税込)2013年6月バージョン
  • (説明なし)

もっと見る

10位

らーめん 嵐 (車折神社、有栖川、鹿王院 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2012/05訪問 2012/12/15

計算されつくした“嵐らーめん”という名の塩とんこつラーメン。見事です!

【2012年12月15日 再訪】

家内の帰りが遅くなるということで、息子と2人で外食することに。
私のオススメのラーメン屋がいいということになり、
この店選びは父親の沽券に関わると自らにプレッシャーをかけて答えを出したのが
この「らーめん嵐」さんでした。
今や、このお店は私が安心して人に薦められる最高のカードのひとつでもあります。

今回、息子には嵐らーめんをすすめ、私は初めて鬼嵐らーめんを食べることに。
どちらもミニ嵐丼を追加しました。

鬼嵐らーめんは3段階ある辛さの中から真ん中の「コク辛の赤」をチョイス。
辛さそのものはネーミングから想像させられるほど強く感じませんでしたが、
これくらいの辛さが美味しいと感じで食べれるレベルとしてちょうどいい塩梅ではないでしょうか。
味そのものは塩とんこつの嵐らーめんとは趣が異なり、
なんとなく味噌ラーメンを食べているような感覚になりました。
嵐らーめんには入っていたしば漬けも鬼嵐らーめんには入っていませんが、
きっとそうなんでしょうね。

息子の嵐らーめんを食べた感想は、やっぱり水菜が効いているので、
とんこつスープが意外にもあっさり感じられるとのこと。
トッピングにしば漬けが入っているところも他では見られない工夫だと指摘してきました。

「おいおい、高校生にしてはそれっぽいこと言うなぁ」と思いつつ、
次に切る“外食カード”でも中途半端な店を選ぼうものなら、
父親の絶対的信用にヒビが入りかねないなぁ、
なんて考えならが家路についたのでした。


           *       *       *


【2012年6月2日】

親愛なるマイレビュアー、ガスコーニュ青年隊が私のご近所で美味しいラーメン屋さんを発掘され、
これは地元民として見過ごせない(?)と思い、さっそく行ってまいりました(笑)。

丸太町通の西の方にあり、ちょっと目印になるのが難しいですが、
「和食レストランさと」の少し東側の並びに赤い幟が立っています。
駐車場も3台分確保されており、車で訪れても大丈夫です。

表から見たお店はなんとなく昔ながらのラーメン屋さんっぽい感じもするのですが、
店内はきれいに内装を手入れされており、清潔感もあります。

いただいのは、お昼のお得セットメニューの「嵐セット」850円。
嵐ラーメンとミニ嵐丼のセットです。

嵐ラーメンは、あまりお目にかからない“塩とんこつラーメン”とのこと。
お店の口上によりますと、
ヒマラヤ岩塩に魚出汁をプラスした塩ダレに、
10時間かけて煮込んだとんこつスープを合わせて仕上げているそうです。
こだわりが感じられますが、こういった口上を掲げれば掲げるほど、
自らハードルを上げてしまうジレンマもあるんですよね。
そこんところは、どうなんでしょうか。
ラーメンの完成を待つ時間が楽しいです。

さて、空いているせいか、5分足らずでお待ちかねの嵐ラーメンが登場。
見た目にも美味しそうなトッピングが並んでいます。

まずは、スープを一口。
なるほど、とんこつスープですが、塩ダレともよく調和しています。
塩とんこつってたまにいただきますが、どうしても無理やり塩ベースにしたような印象を持つことが多く、
本来、塩ダレととんこつスープの相性はよくないものと思い込んでいましたが、
このお店は違うようです。
とんこつと言えば醤油とんこつが一番だとずっと思っていましたが、
新たな可能性を知ることができました。

塩ダレというあっさりしたイメージをとんこつスープで打ち消していますが、
中に入っているしば漬けが、さっぱりした味わいを甦らせています。
これは店主のしたたかな計算なんでしょうね。
これと同様の手法で有名なのが山頭火の塩ラーメンで、こちらは小梅をトッピングしていますが、
山頭火の場合は、この小梅のクオリティが低く、逆効果だった印象があります。
それにひきかえ、こちらの嵐ラーメンの仕掛けは成功していると思いました。

麺は注文時にかたさを聞かれますが、私はかためをオーダー。
やっぱりとんこつラーメンとの相性はこの手の低加水の細麺がいいですね。
福岡県から直送で取り寄せておられる極細麺とのことで、
こちらにも店主のこだわりが感じられます。

トッピングは、前述のしば漬けのほか、チャーシュー、水菜、ワカメ、ネギ。
チャーシューはかなり薄切りで、麺を包み込むようにいただくのがよろしいようで。
でも、肉好きの方には物足りないボリューム感かもしれません。

水菜はとんこつのこってり感を打ち消す仕掛けとしてトッピングに採用されたのでしょうが、
よく見てみると、水菜の茎の真ん中あたりの部位のみを使用されています。
へにゃへにゃになってしまう葉っぱの部位や、食感が硬すぎる根元の部分は、
あえて使用していないのでしょう。
ここにも店主のねらいが見え隠れします。
そしてそのねらいは見事に達成されていると感じました。

“店主自慢のラーメン”と銘打たれた嵐らーめん。
自らハードルをあげつつ、ちゃんとそれを超えておられるところがお見事です。

セットでいただいたミニ嵐丼もよく考えられたご飯ものでした。
丼にもられたご飯の上に、チャーシューをフレーク状にしてバーナーで香ばしさを加え、
細かく刻んだしば漬けとネギ、刻み海苔、錦糸卵を散らして出てきます。
お店の示す食べ方は、これをすべて混ぜていただくとのこと。
そのとおりにして一口食べてみると、
なるほどその具材に込められたそれぞれの意味がよくわかります。
フレーク状のチャーシューだけでは食感がたよりなくなってしまいがちですが、
しば漬けがしっかりと食感のアクセントになっており、
混ぜ込んだのに、それぞれの味わいがちゃんと感じられます。
少なくとも、最近アップした藤一番のまぶしチャーシュー丼とは雲泥の差です。
この嵐丼にも、店主の考え抜かれた計算が見て取れました。
ラーメンのサイドメニューに相応しい、とても美味しい丼でした。

「この店主、なかなかやるなぁ~」と感心しながらお勘定を済ませていると、
忙しい最中、わざわざ厨房から暖簾をハネ上げて、
「ありがとうございましたぁっ!」
っと店主が登場。
またまたその気持ちのよさに感心させられました。
なんとも素朴で暖かみのあるお見送りですね。
とても幸せな気持ちでお店を後にしました。

またお世話になります。
ごちそうさまでした。

  • 嵐らーめん
  • 鬼嵐らーめんの赤
  • セットのミニ嵐丼

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