3回
2018/03 訪問
カーブ、カーブ、カーブ。最後は直球。
先月にランチで楽しませてもらいましたので、今回はディナーです。
身も心も勇んでおり、仕事が終わってすぐさま駆けつけたので、なんと一番客でした。
今回は1階に案内されます。
まずはシャンパンで乾杯し開宴です。
まずはいつもの大きな朴葉の上にフキノトウのフリットと茶葉。
メニューの名前は”春待ついぶき”。いいですね。
続いて、お餅を目の前で七輪で焼いてフォアグラに乗せてくれます。それを海苔で巻いていただきます。
フォアグラの食感と餅の食感がこれほども合うとは驚きです。
3品目は三宝柑をくり抜いて中にイイダコが詰められてあります。イイダコは丸ごとではなく切られています。タコの甘さ、三宝柑の酸味、一緒に詰められた野菜の苦みが混ざり合います。
4品目はアワビと花菜のカルタファタ。カルタファタという耐熱性のラップに包まれた蒸しものです。
野菜に包まれて中にアワビが。ラップを開けた時にいい香りがしますし、ラップの中のお汁が美味しかった。
魚料理は、千枚漬けのけんけん鰹。例のかき氷製造機で聖護院かぶらを雪のように削ってくれます。
鰹もさることながら、千枚漬けが美味しい。添えられたカラスミも美味しいです。
パスタの1皿目は炭をつけて真っ黒になった白魚とホワイトアスパラのスパゲティです。
白魚をわざわざ黒魚にするなんて…
スパゲティは実に美味しいです。もっと食べたい。
パスタ2皿目はラグー豚とごぼうのカヴァテッリ。あまりなじみのないパスタです。ごぼうと同じくらいの太さの短いパスタです。これを七味でいただきます。
これは掟破りですね。
七味はなんでも美味しいものに変えてしまう調味料。
美味しいに決まってます。
メインは七谷鴨の炭火焼き。
食べてびっくりしました。
今まで食べてきた鴨とは一線を画します。
高級地鶏のようなお味です。
普通の、いわゆる泥臭い鴨を期待していた私にはやや肩すかしな味ですが、まさしく鴨の味だけを前面に出した初めての直球です。
フロアーの男性によれば、京都の亀岡で生産されている鴨と。
笹島シェフの地産地消の精神です。
ランチも素晴らしいですが、ディナーもめちゃくちゃ楽しみました。
そして、今回もお楽しみはワインです。
シャンパン、白、白、赤といただきました。
私にとって、以前梅田にあったキハチの感じで、大好きになりました。
2018/03/31 更新
2018/02 訪問
景色も料理も京都です
京阪の祇園四条駅の地下道から、建仁寺、東大路、ねねの道とたどり、一路、八坂の塔を目指します。
塔のあたりは外国人の観光客も含め込み合って、皆さん塔をバックに写真撮影に夢中です。
その人ごみの中をかき分け塔の左に突き進みます。
こんな場所にイタリアンの至宝があるなんて、驚きです。
大人6名、子供2名での食事会なので、個室をお願いしていました。
個室は2階に1室だけの、想像よりもこじんまりしたお店です。
窓から見える八坂の塔の迫力にもビックリです。
京都の、どストライクな場所です。
まずはシャンパンで乾杯し、開宴です。
最初の料理はわかさぎの炭焼き。
琵琶湖で獲れたわかさぎの食用の炭の粉をまぶし、真っ黒になるまで焼くのだそうです。
それをわかさぎの内臓でできたバーニャカウダーでいただきます。
見た目とは違って、複雑な味がして美味しいです。
さすがです。
続いては、うなぎの飯蒸し。
スモークを閉じ込めた球形のふたをあけると、海苔の上にご飯とうなぎとフォアグラが積まれています。海苔で包んで手でいただきます。
もう香りも味も最高です。
続いて、かき氷の機械が運ばれてきました。何かかき氷を振りかけてくれるのでしょうか。
料理は赤や緑の大根などの色鮮やかな野菜とこしびです。
こしびはまぐろの幼魚で、本場大間産と。
そこにかき氷器で大根を削ってかけてもらいます。
アイデアですね。
それにしても赤や緑の大根。こんなものが、よくありますなぁ。
パスタはイカ墨で真っ黒なタリオリーニ。イカや菜の花が混ざっています。
もっとたくさん食べたい。
リゾットはきのことイノシシです。好きな人は黒トリュフを刻んでかけてもらっています。
メインは子羊か和牛の炭火焼です。
当然、妻と半分ずついただきました。
ドリンクはコーヒーの他に抹茶も。
まあ、凝りに凝った料理ですが、お味はどれも超満足ものでした。
ワインも白2本、赤1本をいただきました。
さすが、京都、いや、日本を代表するイタリアン。
感服しました。
景色も地産地消もハイレベルな京都です。
2018/03/01 更新
またまた行っちゃいました。
今回は難関の試験に合格した女性のお祝いと称して、美女3名を連れての食事会。
当然女性陣は大はしゃぎです。
メニューをそのまま写します。
アブラメの新子の炭 ホタルイカのバーニャカウダ
餅 自家製唐墨 海苔
オマール海老とフルーツトマトのカプレーゼ
鯛と鯛白子 筍とワカメのカルタファタ
ケンケン鰹のカルパッチョ 柑橘とウイキョウのインサラータ ブラッドオレンジのかき氷
鱒と花菜のスパゲティ
地鶏のコンフィとクレソンのガルガネッリ
仔羊の炭火焼き 季節のお野菜
七谷鴨の炭火焼き
本日のドルチェ
いや、カーブ、カーブ、直球と、相変わらず楽しませてくれます。
女性の一人が笹島オーナーを発見し、さらに大はしゃぎ。
ジーンズの半パン姿で、普通にサーブに回っています。
気さくに会話してください、全員での記念写真まで。
最後には戸外までお見送りいただく。
何から何までお世話になります。