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昼の点数：5.0
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.5
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|酒・ドリンク -
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| 酒・ドリンク- ］
麻布十番食べ歩き２ 武蔵五日市：初後亭（うどん）
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ひきずり出しうどん
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地卵プリン
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2010/06/13 更新
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とあるイベントで武蔵五日市駅へ。
ミッションは地元の美味しい店をみつける事。
地元の美味しい店と言えば、まずタクシーの運転手でしょう。
運転手さんに「地元ならではの食べ物はありますか？」聞いてみた。
「そんなに無いんだよな〜」といいつつ、近くの蕎麦屋は中々美味いよ。
と教えて頂いた。
蕎麦か・・・と思いつつ、駅の並びに観光センターがあったので、
そこの職員さんにも聞いたみた。
すると、タクシーの運ちゃんと同じ場所を勧めて頂いた。
その店は蕎麦の他、うどんもやっていて、自家栽培の粉を使っているとの事。
これはここに行けという神の思し召しだなと納得し、パートナーと店に向かう。
お店は何とも趣のある佇まい。
確かに美味しそうな予感。
中は座敷で、靴を脱いで上がります。
蕎麦は９月からという事で、メニューはうどんのみ。
そのなかで「引きずり出しうどん」というのが気になった。
「引きずりだし」って？？？
面白そうなので、そちらをオーダー。¥８００
昔、この辺りでは、農作業を大勢でした時、
奥さんは皆より早く家に帰り夕飯の準備をします。
その時、大きな鍋にうどんと野菜を入れてゆでておくと、
皆はこの鍋のうどんを自分のお椀に引きずり出して食べる
大勢で食事をする時に準備がラクチンになるという知恵だそうです。
なるほど。うどんは文化なんだなと納得。
お盆に乗せられて出てきたうどん。
土鍋に入ったうどんとたっぷりの野菜。
かつお節の入った小鉢
ネギと生姜。
それに醤油さし。
メニューに食べ方の説明があります。
１．お椀にかつお節を１つまみ。醤油をその上に少々かける。
２．鍋からうどんを箸でとりお椀に入れる。
３．鍋の茹で汁をお椀に入れる
４．薬味や野菜を入れる
を手順通り行い、頂きまーす。
粉から作ったという「うどん」は形こそ悪いけどモチモチしていて美味い。
地元産の野菜から出ている出汁も絶妙。
量は倍くらいあってもぺろりと行けそうです。
大盛りうどんは１５０円増しですが、そちらがよいかも。
とってもヘルシーです。
デザートに、これも自家製という地卵プリン３００円を頂きました。
こちらは苦みのある大人の味のプリンです。
これも美味しいです。
主人は５年前からこのお店を始めたそうですが、
基礎と骨格以外はご主人の手作り。
材料はあきる野市にある自分の山の木を使っているそうです。
さらに主人も奥さんも地元あきる野市出身という事で、
なにから何まであきる野産と笑っておられました。
食事の後、奥にもう一つ部屋があるということで、見せて頂きました。
部屋の入り口が妙な形をしています。
「なぜこんな形？」と伺うと、茶室のイメージだそうです。
元々お茶の心得があった訳ではなく、
この部屋を作る為に、お茶を習い始めたという事でした。
トイレは少し離れた所に別棟となっています。
小さいお店の中にトイレがあると、用足しの音が聞こえてしまうのが恥ずかしい。
お客さんは「ちょっと外の景色を見てくるわ」と言ってトイレに入れる。
主人は、お店とトイレの間を「嘘をつける距離」とおっしゃっていました。
細かい心遣いにとても感心しました。
武蔵五日市にお越しの際は是非。
オススメです。